ホーム お知らせ 市制施行15周年記念 第17回特別展「黒部奇譚-伝説の地を紐解く―」展示品紹介No.3 市制施行15周年記念 第17回特別展「黒部奇譚-伝説の地を紐解く―」展示品紹介No.3 2021年10月19日更新 このページを印刷する シェア ツイート 市制施行15周年記念 第17回特別展「黒部奇譚-伝説の地を紐解く―」展示品紹介No.3 展示の見どころ 3 展示品から 『二十四輩巡拝図絵』 文政7年(1824) 加賀藩の絵図には江戸時代中期から愛本の刎橋が描かれているとともに、この図絵には橋詰に茶店が描かれており、名物の愛本の粽は当時から世間に知れ渡っていたようである。 『元禄二年銘鶏之図』 元禄2年(1689) 八心大市比古神社に伝わるもの。 嘉例沢の地にあった神社からある日鶏が鳴き御幣が三日市方面に飛んでいった。これは神のお告げに違いないということで萱堂(旧社地)に遷宮された。この言い伝えにより氏子の人々は鶏の肉を食べない習慣になったといわれる。 『三本柿の種子』 令和2年(2020) 三日市地区の辻徳法寺に伝わる三本柿の種子。平成2年採取の種子。 親鸞上人聖人が越後へ下向の途中に三日市へ立ち寄り、その際に経田屋太兵衛の老婆が串柿で持てなしたところ、大変喜ばれた。聖人は食した種を囲炉裏に入れ、半焼けになった種子を「我が法が栄えるならば、根芽を生ずるだろう」と予言した。その種子は3本の柿の木となって成長したので「三本柿」と呼ぶようになった。以来、斑模様を持つ種子が代々伝わるというもの。聖人の錫杖地には聖人に帰依して寺を開基した話が伝説として残されている。 『肯構先達録 巻四十』 文化12年(1815) 富山藩士であった野崎伝助が著わした『喚起先達録』を80年後に孫の雅明が『肯構先達録』としてまとめ直したもので、黒部奥山の伝説にも詳しく、その後成立した伝説にはこれに倣ったものが多い。初めての越中通史として評価されている。 『五千僧』 明治12年(1879) かつて愛本橋の上流は「桃源郷」と呼ばれ桃林が続くところであったと伝えられている。天保12年の古絵図には「桃原」と記されている。また、平家の落人が隠し里を宇奈月谷や僧ヶ岳に作ったともいわれている。 地名「五千僧」の由来は、五千人の僧が居住したとも、戦国時代上杉の兵火により五千人の僧が討ち死にした場所ともいわれている。ある年の大雪で集落が大雪崩でつぶされてから誰も住まなくなったという。明治12年の地籍図には「五千僧」と記されている。 このほかにも本特別展では、市内の伝説・昔話から37話を取り上げ、関連資料などを展示紹介しています。 ★展示品紹介No.1についてはこちらから★展示品紹介No.2についてはこちらから★現在開催中の展示についてはこちら ⇒「黒部奇譚-伝説の地を紐解くー」★過去の展示についてはこちらから 最新のお知らせ 文化勲章受章記念&「黒部心象 鉄塔」披露特別展 田渕俊夫ー大地のうたー のお知らせ 大雪に関する情報はこちらから(令和7年1月14日更新) 令和7年度 会計年度任用職員の募集 黒部市美術館開館30周年 コレクション展vol.1「木々の語らい-木版画と彫刻と」のご案内 黒部市立あおーよ図書館ボードゲームイベントについて 祝・20歳を迎えられた皆さんへ 【1/11~】宇奈月温泉冬物語 雪上花火大会が開催されます! 「電話リレーサービス」「文字表示電話サービス(ヨメテル)」について お知らせ一覧へ お問い合わせ 教育委員会 生涯学習文化課 〒938-8555 黒部市三日市1301番地 電話番号:0765-54-2764 FAX番号:0765-54-2702 このページの担当へ問い合わせを送る