ホーム 教育・文化・スポーツ 文化 芸術・文化 国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 2023年3月24日更新 このページを印刷する シェア ツイート 明日の稚児舞 国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 昭和四七年八月五日選択黒部市宇奈月町明日八三六(法福寺) 宇奈月町明日の高野山真言宗法福寺に伝わる郷土舞楽である。かつて毎年四月一八日の観音会に境内に仮設した四方吹き抜けの舞台で稚児舞を奉じている。(現在は四月第三日曜日に行う)舞人は明日地区の男児で、大稚児(一三歳前後)二人、小稚児(九歳前後)二人の四名である。 稚児は四月初めから法福寺に集まり稽古をするが、稽古の間は魚や肉を食べないとか土を踏まないよう下駄を履くなど厳しい定めがある。当日、稚児は当番役の肩車に乗り、観音堂から舞台に渡り、舞が終われば肩車で戻り稚児を神の依代として土を踏ませぬ定めを守っている。舞は笛と太鼓で奏楽され、矛の舞・太平楽・臨河の舞・万歳楽・千秋楽)の五曲が、素朴で古式ゆかしく演じられる。 稚児舞の起源については不明であるが、文禄年間(一五九二~一五九六)に法福寺の再興記念事業として始まったものと伝えられている。享保一六年(一七三一)「稚児舞五番続舞次第書上状」などがあり、享保以前に定着していたことを示している。 ●富山地方鉄道「愛本駅」下車、徒歩四〇分 ●開催日は、四月第三日曜日 越中の田の神行事(おおべっさま迎(むか)え) 国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 昭和五八年一二月一六日選択黒部市宇奈月町下立地区 出稼ぎの神である恵比寿様を家に迎え入れる信仰行事である。下立では、一一月二〇日の夕方に一家の主人がオーベッさま、またはエベスさんと呼ばれている恵比寿神をもてなす。かつて麻の裃をつけた主人が提灯を持って村境(むらざかい)まで迎えに出た。大正一一年(一九二二)、富山―宇奈月間に電車が開通してから「下立駅まで電車に乗っておいでになる」といって、下立駅まで出迎える家もある。 現在は玄関の戸を開いて恵比寿様を家に迎え入れ、いろりの上座で火にあたってもらう。主婦は「お湯が沸きましたからお入りください」と風呂へ案内する。入浴の間にご膳を整え、神棚下の座布団の前に供える。ころ合いを見てこの席へ迎える。ご膳のものは煮物で、その他二股大根と生鯛がある。主人は「今年はたくさんの米と畑のものがとれました。ゆっくり召し上がってください」とあいさつして酒をつぐ。正月二〇日まで家に滞在されるという。 ●富山地方鉄道「下立駅」下車 または県道黒部宇奈月線下立地区●開催日は、一一月二〇日と正月二〇日 中陣のニブ流し 国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 平成三〇年三月八日選択黒部市中陣地区 毎年七月最終日曜日の夕方、中陣地区ではニブ流しが行われる。五〇余戸のうち、子どものいる家では夏休みに入ると、大人が手伝って、竹ひごと麦わらで舟をつくり始める。 まず、竹ひごで長さ一㍍余りの舟底の枠組みをつくる。次に舟の舳と艫の部分に三〇㌢くらいの立ち上りをつくる。この上に舟べりの骨を組み合わせると、舟形ができあがる。これらの竹ひごを麦わらで包んで仕上げる。最後に一㍍ほどの帆柱を立てて色紙で飾る。 夕方になると、四〇人余りの子供たちが舟に頭を挿し入れ両肩にのせて公民館に集まってくる。舟を掲げた子供たちは列を組んで、地区内を練り歩く。最後に前川の上流の淀んだ場所から川に入り、ろうそくをともした二〇余隻の舟を浮かべる。壮年会の笛・太鼓のはやしにのせて、下流へと押し流す。この行事をニブ流しとよんでいる。 ニブは青森のネブタと同系統のもので、滑川のネブタとともに県内では貴重な民俗資料である。 ●富山地方鉄道「電鉄黒部駅」下車、池尻行バスで「中陣」下車 または、国道八号田家交差点から車で一〇分 ●開催日は、七月最終日曜日 尾山の七夕流し 国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 平成三〇年三月八日選択黒部市尾山地区 八月七日は尾山地区の七夕である。地区を流れる幅一㍍余りの泉川の両岸に杭を打って、七夕をたて並べると、華やかな七夕のトンネルができる。 七夕舟をつくるのは地区の小・中学生である。男子は主にあんどん・杉葉舟などを作る。大きさは高さ二〇㌢、幅三〇㌢、長さ五〇㌢の木舟で、その回りに杉の葉をさし、中央に帆柱を立て、色紙を使って万艦飾にする。女子は和紙で姉さま人形と稲の花・キリコ等好きなものを一つ作る。人形は高さ三〇~五〇㌢で、着せる紙衣裳の折りかたには古くからのしきたりが受け継がれている。各自の作ったものを幅三〇㌢、長さ四〇㌢の薄板にのせ、キリコにはろうそくをともす。大正初期まで四〇~五〇㌢の麦わらの馬を青年たちが三〇頭も作り、七夕竹につるしたり、田植えの枠に和紙をはった大きなあんどんを飾ったりしたという。 夜の九時になると七夕流しの太鼓が響く。念入りに作った姉さま人形、七夕等を宿に持ちよる。これらを七夕竹の立ち並んだ川の上流から笛や太鼓のはやしにあわせて流して行く。 ●富山地方鉄道「電鉄黒部駅」下車、池尻行バスで「尾山」下車 または、国道八号田家交差点から車で約一〇分 ●開催日は、八月七日 芸術・文化 黒部市の文化財 黒部市年表 市準指定文化財 旧黒部市年表 旧宇奈月町年表 語りつぎたい黒部人 ~黒部に足あとを残した人々~ 教育委員会の後援を受けたいのですが。 黒部市史、宇奈月町史を購入したいのですが。 黒部にはどんな文化財がありますか。 国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 国指定文化財[天然記念物] 県指定文化財[天然記念物] 県指定文化財[史跡] 県指定文化財[民俗文化財] 市指定文化財[古文書] 市指定文化財[建造物] 市指定文化財[名勝] 市指定文化財[歴史資料] 市指定文化財[史跡] 市指定文化財[彫刻] 市指定文化財[絵画] 市指定文化財[民俗文化財] 市指定文化財[天然記念物] 黒部市コンベンション開催支援補助金 国指定重要無形民俗文化財