ホーム お知らせ 草野 久也(くさのひさや 1904-1984) 草野 久也(くさのひさや 1904-1984) 2009年2月6日更新 このページを印刷する シェア ツイート ■黒部市民病院の建設に向けて 昭和20年(1945)8月、太平洋戦争の終わり、富山市は空襲で焼け野原になり、数少ない病院も失われてしまいました。 そのころ、桜井町(現在の黒部市)の町長であった森丘正唯さん(もりおかまさただ)は、地域医療の大切さを感じ、町議会などを説得し、病院の建設を決定しました。十分な資金もないなかでの大きな決断です。同じように病院建設を望んでいた下新川郡(しもにいかわぐん)の町や村に声をかけ、下新川郡厚生施設協会を作り、共同で病院建設にあたることにしました。 人々の健康や生命は一刻を争います。開院までの時間も無駄にしないため、さっそく三日市の芦崎信治さんの自宅を改造して、富山県農業会第二病院(現在の厚生連滑川病院)付属診療所として最初の診察を始めました。 病院建設に向けての準備は進みますが、問題になったのは、院長です。初めての大きな病院を束ねて、そして、この土地に合った、人々が求めている医療を提供するには、病院としての考え方を実行できるリーダーが必要です。お医者さんが不足している時代です。そんな方を探し出すのは簡単ではありません。どこのだれにお願いすればいいのでしょうか。そのように考えているとき、草野先生のことがわかってきました。 ― 朝日町泊出身のお医者さんで、高松の赤十字病院の院長に内定している立派な先生だ。地域の医療に熱心だそうだ。しかし、これから病院を作ろうとしているところなどにいらっしゃるだろうか。 ― 心配をよそに、草野先生は、高松の病院ではなく、これから作られる病院を選ばれました。先生の心の中に描かれたふるさとの風景が後押ししてくれたのかもしれません。昭和22年に、桜井診療所長として先生の仕事が始まります。 ※ 草野久也さんは勉強家 草野先生の研究熱心さはよく知られており、「病気のわからんが勉強して探すのが一番楽しい。」と話されていたそうです。そんな先生の姿をあとの世代に伝えるため、「黒部市民病院草野医書文庫」が設置され、新しい医学研究のための本が用意されています。 (続きを読む・・・) 最新のお知らせ 黒部市歴史民俗資料館 メタバースに「愛本刎橋」が登場! 能登半島地震に関連する市からの情報 黒部市立地適正化計画改訂版の公表について 石田漁港の釣桟橋は、4月10日(水)から利用できます! 令和6年度 当初予算の概要 令和6年度市民農園新規利用者 随時募集中!! 令和5年度 詩の道句集事業 選定結果のお知らせ 新型コロナウイルスワクチン接種のお知らせ及び予約について お知らせ一覧へ