ホーム お知らせ 【ダイジェスト版】語りつぎたい黒部人 vol.8 野島 好二 (1905-1992) 【ダイジェスト版】語りつぎたい黒部人 vol.8 野島 好二 (1905-1992) 2011年2月16日更新 このページを印刷する シェア ツイート 野島 好二(1905-1992) 郷土を愛し、郷土に生きた文人 野島 好二(のじま こうじ) ■野島家に生まれて 野島好二は、明治38年(1905)入善町舟見に生まれました。父が早くに亡くなり、母のみつは家計を助けるべく小学校の先生となり、教育に情熱を注ぎながら、3人の子どもを育てました。 そんな母の姿に影響を受けた好二は、富山県立師範学校(現在の富山大学)を卒業後、小学校教師になりました。好二は三日市町に住所を移し、日々の授業を行う中で、「子どもたちに女性の歴史を教えたい」と思うようになり、最初の著書『日本女性史物語』を出版しました。 ■知ることの喜びと市町史編さん 好二は「文化財を守るには、これからの将来を背負う子どもたちに、文化財の大切さを教えていかねばならない。」と考え、教師として働く傍ら、寝る間も惜しんで次々と文化や歴史の本を出版していきました。 そして、黒部市・宇奈月町がそれぞれ誕生10周年を記念し『黒部市誌』、『宇奈月町史』を刊行する際、好二はその編さんに携わりました。記録や資料がほぼ残っておらず、現地調査や聞き取り、古文書の解読など、地道な調査を要する困難な仕事でしたが、少しずつ調査と執筆を進め、編さん委員とともに長い年月を費やして、昭和39年には『黒部市誌』を、昭和44年に『宇奈月町史』を書き上げました。 ■郷土への愛はますます深く 定年後、好二はますます郷土史研究に打ち込むようになりました。昼は野山を駆け回り、夜は読書と文献調査に明け暮れる日々を過ごした。そして好二はそれまで世話になった方々に感謝し、これからの人たちのために何かを残していきたいという思いで、最後の力を振り絞って地名研究を完成させました。 好二が生涯に書き残した本は約100冊にものぼります。「われらの歴史と文化を未来へ伝えていかなくては」そんな熱い思いが文章の中から伝わってくるようです。 西 暦 年 齢 項 目 1905 入善町舟見に生まれる 1925 20 県立師範学校を卒業、小学校の先生となる 1950 45 富山県郷土史会理事となる 1954 49 越中史壇同人となる 1956 51 黒部市文化財調査員となる 1961 56 教師を退職する 1964 59 黒部市誌編さん主任となる 1969 64 宇奈月町史編さん主任となる 1992 87 逝去 最新のお知らせ 【2/28(金)~3/2(日)】インターネット相談窓口等の受付停止のお知らせ KOKOくろべで「健活」&「クラフト体験」 大雪に関する情報はこちらから(令和7年2月17日更新) 防災まちづくり講演会を開催します! 令和6年度黒部市高齢・障がい福祉施設等物価高騰対策支援金について 宇奈月温泉スキー場からの大雪に関するお知らせ 第7回マイプロジェクト発表会を開催します! 【2/21(金)】 JRにおける精神障害者割引制度の導入について お知らせ一覧へ お問い合わせ 教育委員会 生涯学習文化課 〒938-8555 黒部市三日市1301番地 電話番号:0765-54-2764 FAX番号:0765-54-2702 このページの担当へ問い合わせを送る