ホーム お知らせ 【ダイジェスト版】語りつぎたい黒部人 vol.2 佐々木 助七(ささき すけしち) 【ダイジェスト版】語りつぎたい黒部人 vol.2 佐々木 助七(ささき すけしち) 2011年2月16日更新 このページを印刷する シェア ツイート 佐々木 助七(1865-1945) 山を知り、山に暮らし、山とともに生きる 佐々木助七 ■山の仕事を学ぶ 佐々木助七は、江戸時代末の1865年、音沢村に生まれました。助七は、先輩の猟師のもとで山の仕事を学びます。山の仕事には猟師の仕事や、イワナを釣り乾かして燻製のように仕上げる漁師の仕事、山菜を採る仕事などがあります。 入り込むことさえ難しい奥深い自然のなかにある山の恵みを自分で手に入れるためには、知恵と経験が必要です。助七は、自らの勘と体力を鍛え、山の知識を身につけていきました。 ■山の開発や登山の始まり 明治時代になると、山の開発や登山などで人々が谷の奥に入るようになり、温泉や宿舎の食料や生活用品を担ぎ上げる負荷(ぼっか)や、登山者のガイドをする山案内の仕事が出てきました。 助七は誰にも負けぬ知恵と経験を生かし、弟の仁次郎とともに山案内をし、黒部の魅力を伝えました。 ■黒部探検団を案内する 新聞社の記者である井上江花が、黒部奥山の景観に興味をもち、黒部探検記を出版するために黒部探検団を結成しました。その際に案内をしたのが助七でした。助七は江花をロープ一本で支えたり、万年雪の上を歩きやすくするなど、山の知恵と強い体を探検に活かしました。 助七には「黒部の怪傑」「黒部の山の神」「黒部の生きた地図」「黒部の山の名物」「黒部の生き字引」などと呼び名は数多くあります。 助七は、山の暮らしを受けつぐとともに、黒部峡谷の険しさと美しさを伝えるために貢献しました。 西 暦 年 齢 項 目 1865 音沢村に生まれる 1881 16 このころはすでに猟に出ていた 1909 44 井上江花の黒部探検を案内 1910 45 井上江花『越中の秘密境、黒部山探検』出版 黒部奥山の様子が写真付きで紹介される 1913 48 吉沢庄作を剱岳へ案内 1919 54 木暮理太郎を下ノ廊下へ案内/塚本繁松らを案内し黒部の山々を歩く 1945 80 逝去 最新のお知らせ ゴールデンウィークはくろべ牧場でゆっくり過ごそう!「ファームフェア2024」 アルペンライナー(宇奈月-室堂線)の運行について ゴールデンウイーク期間中(4月27日~5月6日)の市内路線バスの運行について 令和6年能登半島地震による法人市民税等の申告・納付等の期限の延長について 令和6年度「農業経営のてびき」を作成しました 申請はお済ですか?「非課税世帯等価格高騰支援給付金(追加)」の申請は30日までです 春の農業用水路転落事故防止強化期間について 「第3次黒部市子ども読書活動推進計画」を策定しました お知らせ一覧へ お問い合わせ 教育委員会 生涯学習文化課 〒938-8555 黒部市三日市1301番地 電話番号:0765-54-2764 FAX番号:0765-54-2702 このページの担当へ問い合わせを送る