ホーム イベント 春の企画展「新川の文化財」前期の展示品紹介 No.1 春の企画展「新川の文化財」前期の展示品紹介 No.1 2015年4月14日更新 このページを印刷する シェア ツイート 黒部本「曽根崎心中」(1703年) 黒部本「曽根崎心中」(1703年) 黒部本「曽根崎心中」は近松門左衛門(1653〜1724)作の世話浄瑠璃で最初の作品です。二十五丁(50ページ)本の完本で、この本の発見によって、はじめて『曽根崎心中』を初版(未改訂本)で読み通すことが可能になりました。この黒部本「曽根崎心中」は川端家文書の中にあり、黒部市指定古文書となっています。 世話浄瑠璃は元禄16年(1703)大坂竹本座上演の「曽根崎心中」に始まり、近松門左衛門が浄瑠璃作者として転機となった作品です。浄瑠璃の歴史、日本の演劇の歴史においても画期をなす作品です。この作品以後、浄瑠璃の世界には世話物というジャンルが確立されます。 近松はこの浄瑠璃を実際に起きた心中事件をもとに書きました。その事件とは元禄16年に起きた大坂北の新地天満屋の遊女お初と、内本町の醤油問屋平野屋の手代徳兵衛とがこの世で添い遂げることのできない悲しみに感極まって心中することによって、あの世で結ばれることを願ったというものでした。 黒部本「曽根崎心中」の特徴 裏方であるはずの近松自身の署名が冒頭にあるのは当時として異例のことで、相当の思い入れが深い作品と推測されます。初版本が流通した当時の上方文化の影響が北前船を通じて北陸まで及んでいたことを物語る資料です。 ☆歴史民俗資料館の展示のご案内はこちらです ⇒ 歴史民俗資料館 展示のご案内☆うなづき友学館のページはこちらからです ⇒ https://www.city.kurobe.toyama.jp/contents/yuugakukan/ イベント情報詳細 開催期間:2015年4月1日(水曜日)から7月26日(日曜日)まで休館日:月曜日(祝日の場合火曜日)、祝日の翌日 開催時間:9:00~18:00開催場所:うなづき友学館費用:大人300円(団体20名以上240円)中学生以下無料 「伝統・文化・芸術・教養・科学」のイベント おしごと いろいろ なんになる?」 \\つどう・まなぶ・むすぶ//令和5年度「公民館まつり」について 第18回黒部市芸術祭 黒部市美術展の開催及び作品募集について 黒部市美術館「キュンチョメ 魂の色は青」 黒部シアター2023 秋『トロイアの女』 黒部市歴史民俗資料館 特別展講演会「プロジェクトXにみる挑戦者たちの思い」のご案内 【10/1(日)】最後の秘境からやって来た若き音楽家たちVol.4 黒部市歴史民俗資料館 第19回特別展「宇奈月温泉とともに歩んだ人々」のご案内 イベントカレンダーへ お問い合わせ うなづき友学館 〒938-0292 黒部市宇奈月町内山3353番地 電話番号:0765-54-2111 FAX番号:0765-65-0899