ホーム お知らせ 【ダイジェスト版】語りつぎたい黒部人 vol.1 吉沢 庄作(よしざわ しょうさく) 【ダイジェスト版】語りつぎたい黒部人 vol.1 吉沢 庄作(よしざわ しょうさく) 2011年2月16日更新 このページを印刷する シェア ツイート 吉沢 庄作(1872-1956) マルチな才能を発揮した 博物学者・教育者・岳人・俳人 吉沢 庄作 明治5年、庄作は魚津市大沢に生まれ、10歳の時、黒部市植木の吉沢家の養子となり、美しくそびえたつ大蓮華山(白馬岳)や僧ヶ岳を眺めながら育ちました。 富山県尋常師範学校卒業後、泊・入善・魚津の小学校教師を経て、魚津中学校で博物学教育に精励しました。年中無休で野山を駈けまわって数多くの植物を採集するなど、長年にわたって博物学研究に没頭しました。 中でも、34年かけて集められた植物標本は約1700点にもおよび、県内最古のコレクションとして大変貴重なものです。 登山家としては、祖母谷から大蓮華山への登山ルートを開拓したのをはじめとして、子黒部谷から仙人池・剱岳など数々の記録的登山を成し遂げ、多くの紀行文を残しました。また、黒部保勝会・黒部案内人組合等を設立し、登山環境整備を行うとともに、黒部の自然保護運動を展開し、中部山岳国立公園の指定を得るためにも大きく貢献しました。 晩年は村会議員を務めるなど地域社会の発展に尽くすとともに、優れた俳人として門徒の指導に当たり、大正・昭和期の新川郡の俳壇では忘れることのできない存在です。 自然を知りたいと願い、自然の懐に飛び込み、自然に抱かれるようにして生きた庄作は、昭和31年、惜しまれながら83歳の生涯を閉じました。 2年後、遺骨は生涯愛してやまなかった僧ヶ岳に分骨されました。 西 暦 年 齢 項 目 1872 大沢村(現在の魚津市大沢)に生まれる 1882 10 吉沢家の養子となる 1894 22 小学校の教師となる 1901 29 魚津中学校に勤務し、博物学教育にあたる 1907 35 祖母谷~大蓮華山(白馬岳)登山コースを開拓する 1909 37 県内最古植物コレクションとなる標本を収集開始 1916 44 日本山岳会会誌に「越中方面大連華山登攀録」発表 1926 54 魚津中学校を退職する 1950 78 富山県文化賞を受ける 1956 83 逝去 最新のお知らせ 春の農業用水路転落事故防止強化期間について 黒部市立あおーよ図書館ボードゲームイベントについて 令和6年6月定例会の日程をお知らせします 黒部市地域公共交通計画の策定について 【5月~6月実施】スマホ教室参加者募集中! 福祉に関する計画 第4次黒部市地域福祉計画(令和6年度~令和10年度)を策定しました。 林道の通行状況について お知らせ一覧へ お問い合わせ 教育委員会 生涯学習文化課 〒938-8555 黒部市三日市1301番地 電話番号:0765-54-2764 FAX番号:0765-54-2702 このページの担当へ問い合わせを送る