「黒部-海物語」〜幻の越之湖、生地の秘密にせまる〜

[更新日:2008年09月09日]
※ この情報の掲載有効期間は終了しています

開催日: 平成20年8月2日〜平成20年11月9日
開催時間: 午前9時〜午後6時
開催場所: うなづき友学館
費 用: 大人300円 小中学生無料

ポスター
ポスター

 

今、生地が熱い!


 うなづき友学館は、これまで黒部奥山から黒部川扇状地までを対象エリアとして特別展を企画してきました。今回は、海にスポットを当てた初めての特別展です。生地の歴史や漁具を紹介する歴史民俗的要素と、生地で獲れるおいしい魚そのものを紹介する自然科学的要素を合わせてみました。子どもから大人まで多くの皆様に楽しんでいただける特別展です。

 「黒部海物語」の見どころ!

 1.消えた湖の謎 

 生地がかつて新治村と呼ばれていた頃、越之湖という大きな湖があったと伝えられています。その事実を裏付けるのが新治神社で発見された2枚の絵図。それらにはっきりと越之湖の姿が描かれています。
 大きな帆船も出入りしたという天然の漁港だった越之湖。幅800メートル、周囲10キロ、深さ6メートルもの大きな湖がなぜ消えてしまったのでしょうか。
 1327年、黒部川・片貝川の大洪水によって越之湖が泥土に埋まりました。その後も繰り返される洪水と、人口増加に伴って越之湖は開拓されたこともあり、かつて湖だった大部分は地下に埋もれてしまいました。
 現在は黒部市美術館横のヨシ原や新治神社の池に昔の面影を見ることができるのみです。

 2.生地 

 新治神社で発見された絵図の1枚目には津波で1185年に新治村が沈んでしまった様子が、2枚目には津波から約80年後に海岸線が復旧した様子が描かれています。
 新治村が「生地村」となったのは津波のあと。「人々が生まれた土地に帰る」とともに、「新しい土地が生まれた」という意味を込めて改称されました。 旧村名「新治」は神社の名前としました。

3.生地に関する本

『もしおぐさ(続々)わが町 生地今昔』 (川端つか遺稿集)1988年
『ふるさと生地の歴史点描』 生地公民館 1989年
『生地再発見-ふるさとの 伝説めぐり』 生地公民館 1999年

4.富山湾の漁業

 富山湾では寒流系と暖流系の魚介類が獲れ、定置網のような特有の漁法が発達しました。また、沿岸では地曳網、手繰網、延縄漁などが盛んに行われていました。
 それらに関する漁具を展示しています。懐かしのガラス玉、イカ釣り用ランプ、気圧計等。手こぎで沖へ出て漁をしていた時代に思いをはせてみましょう。

5.地曳網

 「地曳網」とは、陸上を拠点として網を引き寄せ、岸に引っ張って行う漁業のことです。四季を通して行われていましたが、寒期の漁獲量がその年の豊凶を占うと言われていました。
 観光で行われるのはさほど珍しくありませんが、生地のように生業として行われていたのは非常に珍しいそうです。残念ながら生地の地曳網は平成19年で幕を閉じました。

6.黒部と北方領土

 明治以降、黒部市から多くの方々が北方領土へと渡り、働き者の「越中衆」として漁業に従事していました。その歴史をパネルでご紹介しています。
 平成16年度に色丹島・択捉島に訪問された沢田みどり氏の写真と併せて展示。

7.『富山湾魚類図鑑』  岡田徳右衛門順一氏

 富山湾では大変多くの種類の魚が獲れます。それは寒流と暖流がぶつかり合う場所であることと、山からの恵みを運んでくる川水が大量に流れ込んでいるということが関係しています。
 それらの魚を紹介する『富山湾魚類図鑑』から、生地で獲れる魚をピックアップしてご紹介しています。撮影は岡田徳右衛門順一氏です。今にも写真から飛び出てきそうなキトキトの魚たちをご覧下さい。

8.関連イベント 

この特別展の開催に合わせて、イベントを企画しています。みなさまお誘い合わせの上どうぞご参加下さい!

◆講演@(聴講自由)
8月23日(土)13:30-14:30
演題:「文政元年生地村絵図に見る人々の暮らし」
講師:永井宗聖氏

 ◆講演A(聴講自由)
8月23日(土)14:30-15:30
演題:「わが故郷 北方領土」講師:吉田義久氏

◆現地研修会(要申込)
9月27日(土)13:00〜
研修先:板倉旗染店⇒生地蒲鉾⇒北洋の館⇒魚の駅生地

見どころ
見どころ

お問い合わせ

うなづき友学館
住所:〒938-0861 黒部市宇奈月町下立682   TEL:0765-65-1010   FAX:0765-65-1055