黒部市総合振興計画審議会 第回 全体会会議録

平成19年11月29日(木)

 

 

事務局

 どうもご苦労さまでございます。定刻となりましたので、ただいまから黒部市総合振興計画審議会第5回全体会を開催させていただきます。

 本日の会議には、▽▽委員、●●委員、◎◎委員、■■専門委員、□□専門委員、○○専門委員、◇◇専門委員、浦滝専門委員は所用のため欠席というご連絡を受けております。

 それでは、開会に当たりまして、◇●会長よりごあいさつをお願い申し上げます。

 

会長

 一言ごあいさつ申し上げます。

 本日は、何かとご多用のところ、多数の委員の方々にお集まりくださいましてありがとうございます。

 この審議会は昨年の9月に設置されまして、1年2カ月ほどかけて本日を迎えたわけでございますが、その間、各部会長さんをはじめとして、各委員の方々には鋭意ご審議を、あるいはご提案をいただきましてありがとうございました。また、事務当局におかれましても、庁内の会議を重ねながら、非常に情熱的によい提案をしてくださいましたこと、これはまさに車の両輪のようなものでございまして、そのような形で本日ここに最終の会議を持つことができました。

 今年の9月、市の議会定例会におきまして、基本構想が満場一致で可決されたということを伺っておるわけですが、これも、そのような経緯の中で、議員の皆様方の熱心な討議の結果であったというように思うわけでございます。

 また、その基本構想を受けまして、今日は前期の基本計画を取りまとめるということでございます。この会議が終了した後、堀内市長に答申をさせていただきたいというように考えておるわけでして、その点もご配慮の上、審議がスムーズに進行するようにご協力のほどをお願いいたします。

 振り返ってみますと、旧黒部市、旧宇奈月町が合併いたしまして新市が誕生いたしました。その新市の1つの方向、それから具体的な基本計画というものを、私たちがそれに携わったということは、歴史的に見ても非常に意義深いものがあると思うわけです。今日は、その意義を考えながら、スムーズに取りまとめができますように、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 どうもありがとうございました。

 

事務局

 どうもありがとうございました。

 それでは、これより議事に入りたいというふうに思います。

 審議会条例によりまして、会長が会議の運営に当たるというふうになっておりますので、これからの進行を◇●会長にお願いしたいというふうに思います。どうかよろしくお願いします。

 

会長

 それでは、これより議事に入りたいというように思うわけでありますが、規定の定めに従いまして、私が議長役を務めさせていただきたいと思います。円滑な議事の進行に委員各位のご協力のほど、お願い申し上げます。

 それでは、早速、次第に従いまして、まず、次第の3、報告事項の(1)、計画策定にかかわる経過について、事務局からご説明をお願い申します。

 

事務局

:::::::::::::::::経過報告::::::::::::::::::

 

会長

 どうもありがとうございました。

 今のご説明につきまして、何か質問はございますでしょうか。

 ございませんですか。

 それでは、ないようでございますので、次に、報告事項の(2)、各部会の審議過程について、それぞれの部会長さんからご報告をお願いいたします。

 まず、第1部会の◇□部会長さん、お願いいたします。

 

部会長

 それでは、部会が担当しました第1章の協議について、ご報告いたします。

 まず、1ページをごらんください。

 この部会は、「自然と共生し、水と緑の文化を創造するまちづくり」というテーマで、5つの項目、まず自然全体、2番目が川と海、3番目が森、4番目が水、5番目が自然のエネルギーと、こういう構成になっております。

 細かく言って報告する時間がないものですから、主なところだけ紹介したいと思いますが、まず、4ページ、1―2です。この現況と課題というものがありますが、ここでかなり手が加わっています。

 それから、修正の有無にかかわらず幾つか議論を紹介しておきたいと思いますが、例えば12ページの自然エネルギーの利活用を、そこに現況と課題という枠があるわけですが、今は、処理に埋蔵エネルギーを使っている食品廃棄物、あるいは汚泥、農畜産廃棄物、こういうものを積極的に資源として活用しようという方向づけがされております。あるいは、農業用水で小型水力発電というものもあります。このようなものは、黒部市の誇りになるよう、どんどん推進してほしいという激励の意見がたくさんあったと思います。

 それから、この基本計画の中に、新たなに指標と数値目標が導入されたわけですが、これらについてもおおむね高く評価されました。ただ、具体的な指標を設定しやすいものと、なかなか数値化しにくいというか、そういうものがあるのも確かであります。そういうわけで、すべてが的確なものというぐあいにはまだいかないように思うのですが、この指標を設定するという方向性に異論はなかったというぐあいに理解しています。

 3ページをごらんください。この真ん中のほうに、指標として、国立公園内黒部峡谷のごみ回収量というものが採用されております。自然を大切にするという行動の第一歩として、ごみを捨てないということというふうに理解しています。

 この指標を選ぶという作業で浮き彫りになってきたといいますか、そういう気がするんですけれども、黒部市らしい、今この第1章で相手にしている自然というものが一体何なのか、これを具体的に示すのはなかなか難しいということであります。もちろん、人によってこの自然というものをとらえるとらえ方は異なっているのが当然であります。ただし、ここで黒部市が自然と共生というものを挙げる場合に、何かどの自然ということを絞らないと、行くべき方向性がなかなか決めようがないような気がいたします。

 その辺、議論しようと思ったのですが、やはりこの短期間にできるわけではなく、今回も手をつけることができませんでした。この基本計画あるいは基本構想ですか、10年後にもまだ何か利用されるとすれば、それまでには、黒部市が共生する相手の自然、そういうものを、どんな指標で示すことができるのかというあたりがわかっているというか、せめてこの10年間の間に、それを議論する場がどこかで設定されればいいのではないかというぐあいになっております。

 最後になりますが、部会の委員の皆様、どなたも非常に活発にご意見をいただきました。それから事務局のほうにもなかなか難問を投げかけたというように思っておりますが、柔軟に対応していただきました。感謝するとともに、ここに皆さんにご報告いたしたいと思います。

 以上です。

 

会長

 ありがとうございました。

 それでは、引き続きまして、第2部会の◎□部会長さん、お願いいたします。

 

部会長

 それでは、第2部会の報告をさせていただきたいと思います。

 第2部会は、第2章の「地域特性を活かした産業育成のまちづくり」というテーマに向け、各産業あるいは観光について議論してきたわけですが、まず、前期基本計画の全般的な中で、文章のつながりがおかしいところであったり、あるいは語句等にちょっと誤りがあるとか、そういった表現の仕方、これは、その表現によっては若干のニュアンスが違ってくるということで、そういった部分は訂正してもらっております。

 例えば、、16ページの農林水産業の振興という中で、現況と課題、農業の振興という中では、最近、食の安全・安心ということが非常に言われておりまして、また、強く求められているわけです。そういう中で、有機農業とか安全な農作物の生産を推進していくといったようなことをはっきり表現すべきだというような強いご意見もありまして、そういったものを織り込んだり、あるいは、観光振興ということで、27ページになりますけど、主な指標ということでいろいろな指標について、現にいろいろ意見があったわけですが、特にここでは外国人の観光客入り込みの数を、そんな低い数字でいいのかというご意見もありまして、皆さんで議論した数字にしております。

 あるいは、観光という中では、それぞれの事業者の協力といいますか、特に観光ボランティアの養成が必要ではないかということから、それぞれ事業者にもそういう協力を求め、養成するというようなことを盛り込んでおります。

 全体的な議論といたしましては、冒頭に申し上げましたように「地域特性を活かした産業育成のまちづくり」ということですので、産業の活性化ということで議論させていただいたわけです。

 中央といいますか、世の中全体の流れにも沿わなきゃいけないですし、いろんな法律もその時代によって整備されてきます。そういう中で、最近は農林水産物のブランド力というようなものが非常に言われているわけですが、黒部においても、農林水産業なんかにおいては、そういうのは非常に重要かと思います。特に、今年8月に黒部米が米としては全国初の地域団体商標の登録を受けたということは大変うれしいことですし、これからは、地産地消はもとより、地元産の農林水産物が全国に通用するブランドとして確立できるような取り組みが重要になってくるかと思います。

 また、工業とか商業の振興におきましては、特に中心市街地の活用だという点が大きな課題のように思います。北陸新幹線の開業と新駅をにらんだ上で、今後どういうふうに、にぎわいのあるまちづくりといいますか、そういう都市を形成していくかということを、やはり行政と、商工会議所や商工会、あるいは商店など、関係機関が一緒になって取り組んでいくことが必要になってくるかと思います。

 また、観光振興ということに関しましても、やはり今は新しい黒部市の大きな目玉の施策の1つかと思います。そこで、文化遺産の登録を目指したときには、やはり黒部全体をいろいろな形で発信してネームバリューを高める、そして国際観光都市として認知されるような活動、施策を、市の総力を挙げて推進していかなければならないというのが部会の皆さんの意見でありました。

 そういった課題を含めて、第2章全般にわたりまして、部会での委員の皆さんの議論、あるいはほかの委員の皆さんからの意見もちょうだいいたしましたし、あるいは、市民の提言、そういったものも十分酌み取っていただいて、この前期基本計画をまとめていただいたものかと思っております。

 市当局におかれましても、第2章に掲げられる、いわゆる地域特性を生かした活力ある産業の育成ということと、黒部のブランド力を高める、いろんな施策を展開されるように期待したいと思います。

 最後になりますが、皆さんからのご意見、大変ありがとうございました。

 どうも、失礼します。

 

会長

 どうもありがとうございました。

 それでは、次に、第3部会、◎□部会長さんから報告をお願いします。

 

部会長

 それでは、第3部会、都市基盤の分野に関しまして、これまでの審議内容などにつきましてご報告申し上げます。

 まず、前期基本計画の第3章全般の記述に関しましては、文章のつながりや正確な表現などにつきまして幾つかご指摘があり、それぞれ事務局において整理、修正をしていただいたところでございます。

 それらの中で特に幾つか申し上げますと、3―1の北陸新幹線の整備の、31ページになりますが、主要事業2、公共交通網整備事業の主な指標として、従前、電鉄黒部駅の年間利用者数としておりましたが、公共交通網全体をとらえた指標としては不適切ではないかというご指摘がございました。事務局で見直し、修正をしていただいたところでございます。

 また、38ページの3―4、水道施設の整備の施策の展開方針では、いつでもどこでも安全・安心な水を供給できるまちとなっておりましたが、この「どこでも」の部分について、必要かどうか、つまり、市民生活に必要なインフラ整備を推進する中で、今後の人口減少社会や高齢化社会を考えるときに、集積ということを推進すべきではないかということで、大いに議論をさせていただいたところでございます。

 さらに、第3章全般にわたって、いわゆる役所の専門用語や片仮名のわかりにくいものがあるというご指摘や、道路や町並み整備に関しましても名水を生かすという考え方が必要ではないかなどのご指摘があったところでございます。

 次に、これまでの部会全般の議論の総括として申し上げますと、第3部会では、北陸新幹線の開業と新駅設置を見据えた上で、将来に向けての都市基盤をどう整備していくかということが大きな柱でございました。その中で、これからの新しいまちづくりを進めるに当たっては、美しい町並みなど、景観にこだわった施策の展開や、都市機能の集積など、歩いて暮らせるコンパクトなまちづくりが今後極めて重要ではないかなどの点について、再三にわたり議論をしてきたところでございます。

 やがて訪れる新幹線時代に対応した道路網や公共交通ネットワークをいかに充実させていくか、あるいは市街地や住環境をどう整備していくかなども大きな課題でございます。

 また、黒部に訪れる方々が美しいと感じる町並みを形成するには、ぜひ景観条例の制定に向けた取り組みを進めるべきということも、部会として提言してまいりました。

 さらに、今後策定される地域都市計画マスタープランでは、商業地、工業地、住宅地などの土地利用の更新、道路、公共交通、下水道や河川などの土地、施設の整備方針、市街地の開発や景観を含めた自然環境に関する整備方針など、この総合振興計画に基づいた、より具体的な指針が示されることになりますが、ぜひ、その内容が明確でわかりやすく、農業用地も含めた市域全域に及ぶ新市都市計画マスタープランであるよう、しっかりとしてわかりやすいものになるよう、重ねてお願いしておきたいというふうに思います。

 第3章全般にわたりまして、部会での議論や提言を十分酌み取っていただき、今回、前期基本計画をまとめていただいたと思っております。

 市当局におかれましては、今後、第3章に掲げられているまちづくり方針に基づき将来を見据えた上で、今、どういう社会資本整備を推進することが大切なのかということを重視し、快適性、利便性を追求した、住んでよし、訪れてよしの都市基盤の充実に向け、各施策を展開されるよう期待するものであります。

 各3回の部会での皆様方には大変な議論をしていただきましたこと、そしてそれをよく市の職員の皆さん方もとらえていただきましたことに感謝を申し上げ、第3部会の審議経過に関する報告とさせていただきます。ありがとうございます。

 

会長

 どうもありがとうございました。

 それでは、次に、第4部会の◎▽部会長さん、お願いいたします。

 

部会長

 第4部会の◎▽でございます。

 時間の関係がありますので、簡単に読み上げて報告にかえさせていただきたいと思います。ご理解をお願いいたします。

 第4部会では、市民生活の分野に関し、これまでの審議内容について報告いたします。 まず、前期基本計画の全般の記述に関しては、文章のつながりや正確な表現について、幾つかのミスがあり、それぞれの事務局におきまして、整理、修正いたしていただきました。

 それらの中には、特に幾つか申し上げますと、「老後」という言葉と「高齢者」という言葉をどう整理していくのかという指摘ですが、48ページの4―1、保健・医療の充実のところで、昨今問題化しているメタボリックシンドロームに関する記述をすべきでないかという意見、さらに、70ページのごみの減量化のところでは、3Rがわかりにくいのではないかなどとのご指摘があったところであります。

 また、市民の声のほうにつきましては、記述内容が適切かどうかという件について、幾つかご指摘があり、議論したところであります。

 次に、これまでの部会全般の議論の総括を申し上げますと、第4部会では市民全体が「健やかに安全で安心して暮らせるまちづくり」が大きな柱でありました。特に、第4章に位置づけられております各施策は、日常の市民生活に直結するものであるばかりか、また、施策の数も11と、大変多くの、非常に幅広い内容になっております。そういう中で、長寿社会に対応した保健、医療、介護の連携強化と、各種福祉施策の推進、少子化に対応した子育て支援の充実、市民みずからが防災意識を高め取り組み進めなければならない共同防災体制の強化、さらには、交通安全の推進など、たくさんの課題があります。これらの課題に対して、第4章全般にわたりまして、部会の議論や提言を十分酌み取っていただき、今回、この前期基本計画をまとめていただいたものと思っております。

 市当局におかれましては、今後、第4章に掲げているまちづくりの方針に基づき、安全で安心して暮らせるまちづくりを基本とされ、また、市民ニーズに対しましても最大限の配慮をされつつ、各施策を展開されるよう、期待するものであります。

 以上、第4部会の審議経過に関する報告をいたします。どうもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

会長

 どうもありがとうございました。

 それでは、引き続きまして第5部会の▽△部会長さんの報告をお願いいたします。

 

部会長

 それでは、第5部会、教育文化の分野に関し、これまでの審議内容についてご報告させていただきます。

 まずは、前期基本計画の第5章全般の記述に関しましては、文章のつながりや正確な表現、あるいは、同じ文言が、漢字であったり、また、平仮名であったりしているということについて幾つか指摘がありましたので、それぞれ事務局において整理、修正していただきました。

 それら検討の中で特に幾つか申し上げますと、82ページになりますが、生涯学習の推進のところで、現状と課題や施策の展開方針の部分ですが、「旧宇奈月町4小学校の活用」という文言が出てきますが、あえてそういう表現が必要かというご指摘がありました。そこで議論をいたしまして、この件に関しましては、これまで整理していただいた事業メニューでもそういう表現で明記しており、また、これまでの経過や市民にとってわかりやすい表現のほうがよいという判断から、部会といたしましては原案どおりということで議論づけさせていただきました。

 また、市民の声全般につきましては、ここは市民の要望という形で整理し、それぞれ語尾を「何々してほしい」という表現に統一すべきではないかというご意見等もありました。

 次に、これまでの部会全般の議論の総括として申し上げますと、第5部会では、個性と創造性を伸ばし、豊かな心をはぐくむ、ひいては人づくりという点が大きな柱でありました。そのために、学校教育や生涯学習の推進、青少年の健全育成、あるいは文化やスポーツになれ親しむ環境をいかに整備していくかなどの課題があります。

 また、一方では、学校施設の耐震化や給食センターの改築など、早急に進めるべきハード面での課題、あるいは、小中学校の統合、通学区域の見直しなども今後の大きな課題と言えますが、これにつきましては、現在策定中の学校基本計画の中で、より具体的な方針が示されるということであり、この総合振興計画に基づく点はもとより、ぜひ十分な議論の上、市民の理解が得られる内容にしていただきたいと思っています。

 第5章全般にわたりまして、部会での議論や提言を十分酌み取っていただき、今回の前期基本計画をまとめていただいたと思っております。市当局におかれましては、今後、第5章に掲げられているまちづくり方針に基づき、次世代を担う人材育成という点を重視されまして、学校教育、生涯学習、文化スポーツ活動、国際化等の推進に向け、各施策を展開されますよう、期待するものであります。

 最後になりますが、委員の皆様、それから関係各位の皆様には大変ご尽力いただきまして、まことにありがとうございました。

 以上で第5部会の審議経過報告に関する報告とさせていただきます。

 

会長

 どうもありがとうございました。

 それでは、最後になりますが、第6部会の△□部会長さんのほうから報告をお願いします。

 

部会長

 ご指名いただきました△□でございます。よろしくお願い申し上げます。

 初めに、第6部会の委員の皆様と事務局の皆様、大変ご協力をいただきまして感謝申し上げます。ありがとうございました。

 それでは、行財政を担当いたしました第6部会からご報告を申し上げます。

 まず、前期基本計画の第6章全般の記述に関しましては、文章のつながりや正確な表現などについて幾つか指摘があり、それぞれ事務局において整理、修正をいただきました。

 その中で特に幾つかを申し上げますと、まず、94ページをごらんください。94ページの6―1に、市内外との連携・交流の促進、この中の現況と課題というのがございますが、3つ目の項目、交流人口等の拡大の中で、北陸新幹線の開業が大きな転機となるということを明記すべきという点がございました。また、団塊の世代の方々に具体的に何を求めていくのか、もう少しわかりやすく記述をすべきだというご指摘もいただいております。

 さらに、101ページをごらんください。6―4、男女共同参画社会の推進、この中の事業メニューの2つ目が、従前、介護、子育て支援及び相談窓口の充実となっておったわけでございます。この部分は第4章にも重複して記述されており、ここでは表現を変えて、環境づくりということで整備すべきではないかという考えに至っております。

 次に、102ページ、6―5、市民と一体となった計画的行政運営の推進のところでは、事業メニューの中に行政評価制度の導入がありますが、しかも、これが重点事業として位置づけられております。しかしながら、現況と課題の中でその点に関する記述がなかったことが取り上げられました。これは、課題としてもごらんのように明記をし、必要性をしっかり位置づけしております。

 次に、これまでの部会全般の議論の総括として申し上げますと、第6部会では「市民と行政が一体となったまちづくり」が大きな柱でありました。その中でも、市民の関心が非常に高い新庁舎の建設は第6章に位置づけておりまして、既に庁内における研究組織を立ち上げられたとお聞きしております。私のほうにも個人的に、いろんなところから、この新庁舎の建設はどうなっているということで、さまざまなご意見や質問をいただきました。今後、建設場所や規模、費用等の決定につきましては、十分な議論と審議と合意形成を図られつつ推進されるものと期待をいたしております。

 また、これからの取り組みとして、市内外との連携、交流の推進、とりわけ交流人口等の拡大が大きな課題と感じております。開かれた行政の取り組み、NPOをはじめとする市民活動の支援、男女共同参画社会の推進などはいずれも、行政と市民が一体となってまちづくりを進める上で実現が急がれているものであります。

 一方、厳しさを増す財政状況の中、健全な財政運営をいかに堅持していくかという点も大変大きな課題であり、当部会においてもいろいろ意見、提言があったところであります。限りある収入をいかに有効に用いるか、また、その優先順位はいかがか、市民の最大の関心はその辺にあると考えます。それらの課題に対し、第6章全般に当たりまして、部会で議論や提言を十分に酌み取っていただき、今回、この前期基本計画をまとめていただいたと思っております。

 また、この計画にかかわりまして強く感じたことは、我々市民は、提言するだけではなく、責任を持って行政とともに計画を実行する側であると、こういう認識もしっかり持つ必要があると感じました。それこそが真の市民参加であり協働であると信じて疑いません。市当局におかれましては、今後、第6章に掲げられているまちづくり方針に基づき、市民の参加と協働を基本に、行政と市民が一体となったまちづくりに向け、各施策を展開されますように期待するものであります。

 以上、第6部会の審議経過に関する報告といたします。ありがとうございました。

 

会長

 ありがとうございました。

 ただいま、各部会長さんから非常に具体的にページ等を示されまして、ページなども用いながらわかりやすくご説明をいただきまして、ありがとうございました。

 それでは、次の部会報告の内容は一部重なる面もあるというふうに思うわけですけれども、とりあえず協議事項に入りたいと思います。

 それでは、事務局のほうからご説明をお願いいたします。

 

事務局

:::::::::::::::::説明:::::::::::::::::

 

会長

 ありがとうございました。

 ただいま事務局からご説明があったわけですが、事務局のほうでは、全体の整合性というものを図っていきたいということで、4つ整理され、そして、具体的な項目につきましては説明していただいたわけです。

 今日のこの会議というのは、前期基本計画を取りまとめるという最終段階でございます。先ほどの部会長さんのご説明では、協議は非常に熱心で、そして十分議論を尽くしたと、多くの部会長さんは、よくまとまったというような感想にあわせて、これを踏まえて市当局においては行政を展開してもらいたいというようなご要望もあったわけです。しかしながら、今、全体をお聞きになられまして、確認の意味のご発言、あるいはまた注文があればご意見をちょうだいしたいと思います。どなたからでもご発言をお願いいたします。

 ○●委員さん。

 

委員

 私、第6部会に入っておりまして、財政のほうを担当してまいりました。その中で、基本計画102ページの市庁舎の建設と105ページの一般会計の市債残高、それにつきまして、ちょっと提言いたしたいと思います。

 平成24年に250億、29年に220億となっております。非常に厳しいのではないかなということでありますが、やはりこれに向けて、全員が、全市民がこれに向かってやっていかなければならないんじゃないかなと思います。1人当たり50万円以上の借金を一人一人が持つということであります。やはり低コスト、それから低負担、高サービスの市政を目指していただきたいと、こういうところで少し提言をさせていただきたいと思います。

 まず、低コストでありますが、合併効果による人員削減をきちっとお願いしたいなと思うわけであります。と申しますのは、今年の5月20日、北日本新聞に、黒部市は11年が981名で22年が972名と、9名しか削減していないような記事が載っています。。

 それで、北日本新聞社さんにお願いしたいのは、もう一度入れていただきまして、市町村の行政改革がどういうふうな実態になっておるのかと、それと、今、都市、地方の格差が出ておりますけども、やはり地方行政として自助努力すべき点があるんじゃないかと、そういうことを、ぜひ新聞の中で県民に知らせていただきたいなと思います。それも、5年に1回ではなくて1年に1回ぐらい、1年間にどうなりましたというようなことをしていかないと実態が見えないということでありますので、ぜひ北日本新聞社さんについて、一般行政職の動きがどうなっておるか、それと人口はどれぐらいおるかということを認識していただければ、各市町村の行政改革の状況がわかるんじゃないかと、このように思います。

 それで、滑川市が10月1日に市政報告を発表するわけでありますけれども、滑川市が150名です、一般行政職が。黒部市が297名であります。倍ほどおられるわけであります。これは、合併して間もないということもあると思いますけれども、やはりここら辺にメスを入れていかないとまずいんじゃないかなと、このように思います。

 それで、滑川市が150名というのは、人口1,000名について4.4人の職員がおります。黒部市は6.1人おりまして、南砺市に次いでおられるわけであります。南砺市の場合は8町村の合併でありまして、やはりそこら辺もぜひお願いしたいなと思います。

 それから、前回ちょっと入っておりましたけれども、黒部の場合は、施設別職員数の状況を書いておりますけれども、やはり富山市のように、一般行政部門、特別行政部門、あるいは広域部門というふうに分けていただいたほうがわかりやすいのではないかなと、ぜひ検討していただきたいと。

 それから、次に消防職員でありますが、前回もお話ししましたけれども、滑川市は34名、黒部市は60名ということで、滑川市は人口1万人に対して10名だったと。黒部市は14.1名と。4.1名多いわけでございます。これは、これも、分割、2カ所に配置されるということと、消防範囲が広いからということもありますけれども、同じように10人であれば43名、17名減になります。

 さらに、市会議員の数でありますけれども、富山市へ行きますと、いや、富山市は今度46名にするんだよと、黒部市は22名ですかと、半分ほどおられますねと、こういう質問が我々にはね返ってくるわけでありまして、富山市が46名になれば、それだと9,000人に1人と。黒部市は4万3,000人で22名、わずか2,000人に1人ということで、やはりここらあたりも、もっと3,000名ぐらいにしていかねばならないんじゃないかと。財政的にそれぞれ比較してまいりますから、そういうことも検討していただきたいと。

 それで、ここに3,000名にしますと、4万3,000人から3,000人で割りますと、14名と8名減になります。さらに、申しわけないけど副市長を1名ということで、ここまで足しますと134名の減になると。それ以外に、特別職で、教育関係、それから広域関係とで150名ぐらいに思うわけであります。

 滑川市では、さらに去年も4名か5名減らしていますから、その数字はもっと開くということであります。

 それで、150名を人件費に直しますと、市の職員というのは六百十数万円ではないかと思います。それに、法定福利費、厚生費、年功序列型賃金の最終賃金の約60回分の退職金と、これを年割りにしていきますと、やはり800万円を下らないんじゃないかなと思います。それから1,000万近くになるかなと思います。

 それで、150に800万あるいは1,000万を掛けますと、12億から15億円ぐらいの歳出減が図れると。前回、私は固定資産税率を入善町と一緒のように1.5に変えたらどうだと、こういうことをお話しいたしました。それも、ある党のように無責任に言っておるわけではなくて、固定資産税が49億円ほどありまして、それを1.6%で割りますと3,060億円になるわけであります。それの0.1%でありますから、約3億円の歳入減になりますけれどもやはりそういうことも検討していかなければならないではないということであります。

 その分を、今度、高サービスということで、例えば中学3年生までの医療費を無料化ということもございますし、長野県の下條村というところがあって、中学3年生までの無料化ということで、これについては、KNBあるいはNHKの夜9時のニュースの中でも取り上げていました。そのためには、やはり行政が3分の1人間を減らして、行政とともに一緒にやったと。それで、先ほど、合計特殊出生率が2.12で非常にすばらしいと、こういうことも言っていましたので、黒部市もそうなるように、私たちも提言だけではなくて一緒になってやっていきたいと、そのように思います。

 行政のほうも非常に厳しいと思いますが、私も300人の職場で、やはりそういうときには200人にするのに8年ほどかかりました。なかなか大変だと思いますが、やはり滑川市でやっていることを黒部市でできないと、これは人口に比例するとは一概に思いませんけれども。これからもぜひお願いしたいと、こういうふうに思います。

 夕張市の例でありますが、夕張市は類似市町村の倍の職員がいたということであります。今、黒部市と滑川市というのは、誕生したのは昭和29年の3月と4月じゃないかなと、同じぐらいの時期であります。人口も、滑川市は3万4,000人、黒部は3万7,000人に、宇奈月と。さらには、先般の商工会議所の話では、工業出荷額も、昔は黒部市の4分の1だったと。昔というのは昭和30年代と思うんですが、今は黒部市を追い越したと、こういう記事でありました。

 したがいまして、黒部市と滑川市というのは類似市町村と我々は思っていますし、やはり滑川市を追い越すということも必要でないかなと。先ほど話がありましたように、私たちも、今、お手伝いできるところはどんどんやりますし、お手伝いをしながら、すばらしい黒部市をつくっていきたいと思いますので、よろしく検討のほど、ご提案いたしたいと思います。

 

会長

 ありがとうございました。

 今、○●委員さんのほうから、他の市町と比較し、あるいはまた自分の職場経験等も生かしながら、具体的な数字を挙げてお話があったわけです。

 先ほどの部会長さんの報告の中にも、数値目標の設定ということは非常に難しいんだというようなお話も多数ありまして、○●さんのほうもこういう数値目標の達成にはぜひ頑張ってもらいたいというようなお話がありました。その中で、今の話というのは、市当局、この後行政を展開していく中で十分検討していかなければならないことではないかなというように思います。ただ、数値だけ並べますと随分差が出てくるわけですが、その背景にあるものは一体何なのか、そこらあたりも整理しながら、しっかりした対応をお願いしたいと、そのように思います。

 どうもありがとうございました。ほかに何か感想なりご意見はないでしょうか。

 ないようでございましたら、ここで前期基本計画の取りまとめといいますか、この後市長さんに答申をするという段階に入るわけでございます。ここで、事前に事務局のほうで答申案をつくってありますので、それを委員の皆さん方に配付していただいて、これでよろしいかどうか、ご確認をお願いしたいと思います。

 では、事務局、配付してください。

 それでは、事務局のほうから確認の意味で朗読をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、ただいまお手元に配付いたしました資料を読み上げます。

 この資料につきましては、本日付で黒部市総合振興計画審議会から黒部市長へ答申する内容のものでございます。それでは、座って読み上げさせていただきます。

 第1次黒部市総合振興計画前期基本計画(案)の策定について(答申)。

 平成18年9月25日付け黒企第67号で貴職より当審議会に諮問のありました第1次黒部市総合振興計画のうち前期基本計画について、慎重審議の結果、別添のとおり答申します。

 なお、貴職におかれましては、本計画の推進にあたり、特に下記事項に配慮されますよう申し添えます。

 記。本市の目指すべき将来像『大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒部』の実現のために、広く総合的な視野に立ち、行政の縦割りにとらわれることなく横断的な連携を図り、また、本基本計画を基本としつつも、常に社会情勢の変化や市民ニーズを的確にとらえ、臨機に柔軟な対応を図られたい。

 以上でございます。

 

会長

 ありがとうございます。

 ただいま朗読していただきましたが、よろしいでしょうか。

 ありがとうございました。それでは、この見出しの「(案)」を削除して、市長のほうへ、この後答申をさせていただきたいと思います。

 以上で、本日の協議事項は終了いたしました。事務局のほうから、その他についてご説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、その他といたしまして、3点ほどご連絡とお願いを申し上げたいと思います。

 まず、1点目、今後の予定についてであります。

 12月6日から、市議会、12月定例会が開会の予定でございます。本日の答申をもとに、市議会に対しまして、この前期基本計画の報告を予定いたしております。

 また、今回、前期基本計画に基づいた、平成20年度から3年間を対象にした実施計画を今後策定する必要がございます。これまで、委員の皆様に、STEP2あるいはSTEP3でお示ししてきた個別事業のレベルのものを対象にいたしまして、来年3月までに市当局において策定する予定にいたしております。

 2点目、計画書の作成に関してでございます。

 まず、全体の計画書につきましては、さきの基本構想と本日の前期基本計画を合わせたもので、また、さらに策定体制ですとか策定経過などの資料編も含めまして、来年の2月いっぱいには印刷を完了したいというふうに考えております。審議会委員の皆様はじめ、広く関係機関のほうへお配りをする予定にしております。

 なお、その際、見やすさ読みやすさに十分配意していきたいというふうに思っておりますけれども、先ほどの写真ですとか図表の部分を含め、校正の段階で委員の皆さんに一度チェックをしていただく場合もあり得るというふうに考えておりますので、その際はよろしくお願いしたいというふうに思います。

 また、本計画は広く市民の皆様に知っていただく必要があることから、おおむね16ページ程度の概要版を作成したいというふうに考えております。現段階の予定としましては、2月1日発行の市報くろべと一緒に、市内全戸に配布したいというふうに考えております。中身については、これから一生懸命作成したいというふうに思っております。

 それから、3点目でございます。委員の皆様への報酬の件でございます。さきの第5回部会と本日の分を合わせまして、12月中に振り込みをさせていただきたいというふうに思っております。別途また改めて通知をさせていただきますので、その際ご確認をいただきたいというふうに思います。

 その他、以上でございます。

 

会長

 ありがとうございました。

 ただいまのご説明につきまして何か質問がありましたら、ご発言をお願いします。

 ないようでございましたら、これですべて終了とさせていただきたいと思います。

 一言、最後のごあいさつを申し上げたいと思います。昨年の9月から1年2カ月にわたりまして、委員の皆様方の非常に熱意のある審議をしていただきまして、全体にバランスのとれた基本計画がまとまったものと、大変ありがたく思っておるわけです。先ほどの部会長さん方のお話にもありましたように、この後も市の発展ということを願いながら、この会を閉じたいと思います。どうもありがとうございました。

 

事務局

 どうもありがとうございました。

 それでは、ここで一たん休憩をとらせていただきたいというふうに思います。3時から再開いたしたいというふうに思います。どうかよろしくお願いします。

 

( 休  憩 )

 

事務局

 ◇●会長より堀内市長へ、前期基本計画の答申をお願いしたいというふうに思います。

 恐れ入りますが、前のほうへお願いいたします。

 

会長

 1年2カ月にわたりまして、当審議会では慎重に審議をいたしました。その結果、答申がまとまりましたので、朗読してお渡ししたいというふうに思います。

 平成19年11月29日、黒部市長堀内康男様、黒部市総合振興計画審議会会長、◇●眞隆。

 第1次黒部市総合振興計画前期基本計画(案)の策定について(答申)。

 平成18年9月25日付け黒企第67号で貴職より当審議会に諮問のありました第1次黒部市総合振興計画のうち前期基本計画について、慎重審議の結果、別添のとおり答申します。

 なお、貴職におかれましては、本計画の推進にあたり、特に下記事項に配意されますよう申し添えます。

 記。本市の目指すべき将来像『大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒部』の実現のために、広く総合的な視野に立ち、行政の縦割りにとらわれることなく横断的な連携を図り、また、本基本計画を基本としつつも、常に社会情勢の変化や市民ニーズを的確にとらえ、臨機に柔軟な対応を図られたい。

 以上です。

 

事務局

 それでは、最後になりますが、堀内市長よりごあいさつを申し上げます。

 

市長

 ただいま◇●審議会会長から前期基本計画案の答申をいただきましたことを受けて、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。

 ◇●会長をはじめ、各部会の部会長さん、そして審議会委員の皆さん、そして専門委員の皆さん方には、昨年9月の審議会の設置以来、長期間にわたって大変熱心に議論を重ねていただきました。これまで、9月からの審議の回数を見ましても、これまでのこういう計画の策定の回数の倍ぐらい回を重ねていただきました。その都度担当のほうからその議論の内容を伺っておりましたが、皆さん方はこの計画の重要性を十二分にご理解いただいて、熱心に、そして真摯にご議論をいただきました。ほんとうにうれしく思っております。

 そして、今日は、予定どおりといいますか、スケジュールどおり、前期の基本計画の案を答申いただいたことは、大変喜ばしく、うれしく、ほんとうに感謝を申し上げたいというふうに思います。これまでの皆さん方のご尽力に対しまして、心から敬意を表し、感謝を申し上げたいと思います。

 今、黒部市は2つの大きな転換期を迎えました。1つは合併という転換期、そして、もう一つは、北陸新幹線の時代を迎え、そして、富山県に3つできる駅の1つ、県東部の駅として黒部に新しい駅ができるという、そういう大きな転換期を迎えております。そして、我々は、この2つの転換期をチャンスとして生かさなければならないというふうに考えております。そのためには、新しい黒部市としてのこれからのまちづくりを、総合的に、かつ計画的に、しっかりとした計画をつくり、その実現をするということが大変重要であります。そういう意味では、今回総合振興計画の前期の基本計画を答申いただきました。これからは、市民の皆さんと我々行政とが、しっかりと目標を共有して、そして、これからは具体的な実現のための戦略を立てて、その実現に向けて努力をするということが大変重要であるというふうには考えております。

 昨年の9月のこの審議会への答申のときに、私は計画に当たっての3つのお願いを申し上げました。1つは、我々行政の職員、市民の皆さんとで、手づくり型の計画を策定していただくお願いをしました。そして、もう一つは、予算の裏づけのある実行性を重視した計画にしていただきたいということ。そして、もう一つは、計画、実行、そしてそれに対して評価をして、そしてそれを次の計画に当たり見直しをする、いわゆるプラン・ドゥー・チェック・アクション、マネジメントサイクルをこれからの政策の実現の中に取り入れていきたい。この3つをお願いしたわけであります。

 そして、1つ目につきましては、今、審議会の皆さん方が熱心に議論をしていただきましたし、また、それらの議論の内容を、今晩もありますが、タウンミーティング、あるいはパブリックコメントなどで市民の皆さんの意見の聴取に努めてまいりました。そのことについては、おおむね考えているような進め方ができたものと思っております。

 2つ目であります実行性を重視する、そしてもう一つのマネジメントサイクルの構築を図るということにつきましては、これまで市役所も庁内的にはその浸透に努めてまいっておりますが、これからそれらをどう実現していくかということは、やはりこれから職員も努力をしていかなければならないというふうに思っておりますので、そのことにつきましては、新しい考え方でもありますし、これからの財政的な、いろんな改善も図りながら、実行性のある、そしてまた、PDCAサイクルにおいて、より効率的で、そしてまた効果的な施策を展開するということは、大変重要であるというふうに考えております。

 また、今回、答申の中で附帯意見がございました。審議会の皆さん方の総意として重く受けとめております。その中で、「大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒部」の実現につきましては、やはり市民の皆さんと同じ目標を共有し、そしてまた市民の皆さん方にもこの将来都市像は合い言葉のように言っていただき、そしてまた、その実現のためにお互いに努力をしていかなければならないというふうに考えておりまして、このことについては徹底してこだわってまいりたいというふうに思っております。

 いよいよ来年4月からこの総合振興計画の計画年度に入ります。平成20年度から平成29年までの新しい黒部市の総合振興計画、まちづくりの計画につきましては、新しい黒部市のまちづくりの挑戦であるというふうに考えております。ぜひ、計画いただいたこの内容の実現のために、これからも市民の皆さんと行政が協働で、そしてまた新しいまちづくりの基本方針であります市民参画と協働により、まちづくりを徹底して進め、将来都市像の実現に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。

 審議会の委員の皆さん方、そしてまた専門委員の皆さん方には、各分野において引き続きご理解とご支援を賜りますよう心からお願いを申し上げ、そして、重ねてこれまでの長期間にわたる審議に対しまして感謝を申し上げて、御礼のごあいさつにかえさせていただきたいと思います。

 大変長い間ありがとうございました。そしてまた、引き続きご支援いただきますよう、お願いを申し上げます。

 

事務局

 ありがとうございました。

 これをもちまして、黒部市総合振興計画審議会第5回全体会を閉会させていただきます。委員の皆さんにはほんとうに長時間にわたりありがとうございました。

 

―― 了 ――