黒部市総合振興計画審議会 第回 第6部会(行財政)会議録

平成19年10月31日(水)

 

 

事務局

 おはようございます。定刻となりましたので、ただいまから、黒部市総合振興計画審議会第5回第6部会を開会させていただきます。

 なお、本日の会議に◎◎委員が所用のため欠席というふうにご連絡を受けておりますので報告します。なお、▼◇委員は後ほどおくれて到着される予定であります。

 それでは、初めに部会長よりごあいさつをお願い申し上げます。

 

部会長

 おはようございます。

 大変久しぶりにお集まりをいただいておりますが、当第6部会の第5回になります。開催に当たりまして、一言ごあいさつをさせていただきます。

 委員の皆様には、何かとご多忙の中お集まりをいただきまして、まことにありがとうございます。

 さて、総合振興計画の策定に関しましては、委員各位のご承知のとおり、さきの市議会の9月定例会におきまして基本構想が議案と提出され、我々審議会が答申したとおりの内容で可決、決定をいたしております。

 この基本構想につきましては、昨年9月以来、約1年にわたって議論を重ねてきたところですが、向こう10年間にわたり黒部市が目指すまちづくりの骨格が正式に決定したということで、まことに感慨深いものがございます。また、基本計画を受けて、前期基本計画につきましても、4月以降、その基礎資料の精査等に努めてきたところでありますが、いよいよ最終的な計画策定に向け、大詰めを迎えている状況でございます。

 本日は、協議事項といたしまして、前期基本計画の案のうち、当第6部会所管の第6章の部分について審議をいただく予定にしております。この前期基本計画の案につきましては、去る8月末の審議会全体会で一たん提示を受けておりますが、その後、市当局で見直し、修正を加えられ、改めて提示を受けております。今回の各部会においては、所管の部分全般にわたりまして、記述内容が適切かどうか確認することとなっております。

 なお、部会としては、今回が最後の審議の場となります。当部会におきましては、与えられた役割をしっかりと果たしていきたいと考えておりますので、委員各位には、忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たってのごあいさつとさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。

 

事務局

 どうもありがとうございました。

 それでは、早速議事に入りたいというふうに思います。

 審議会条例の定めによりまして、部会長が会議の運営に当たるというふうになっておりますので、この後の進行を◎○部会長にお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。

 

部会長

 それでは、規定に従いまして座長役を務めさせていただきます。早速、次第の順序に従い議事を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、次第の3、報告事項、前回審議会以降の経過について、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

:::::::::::::経過報告::::::::::::::

 報告事項は以上です。

 

部会長

 ただいまの件につきまして、何かご質問はございませんか。

 それでは、経過につきましてはご質問がないようですので、次に移らせていただきます。

 次第の4、協議事項に入りたいと思います。本日、協議事項は前期基本計画(案)の精査ということで、当第6部会所管の第6章の部分についてこれから審議をしていきたいと思います。

 それでは、まず事務局から、精査のポイント等についてご説明をよろしくお願いいたします。

 

事務局

:::::::::::::説明:::::::::::::::

 

部会長

 ありがとうございました。

 ただいま説明を受けましたが、この前期基本計画では、できるだけ黒部の特徴的なものを盛り込んでいきたいということでありますので、そういう点での追記載ですとか、全般を通じて修正すべき点、何か委員の皆さんのご意見をお聞かせいただきたいと思います。第6章のどの部分でも結構ですので、ご意見、ご質問等をよろしくお願いいたします。

 

委員

 101ページです。これの男女共同参画推進事業施策の内容のほうですね。その中で、介護、子育て支援及び相談窓口の充実というのがありますが、このことについては、現況と課題、あるいは市民の声、課題の整理、施策の展開方針等には盛られていないんですね。何か私は異質な感じがするわけです。

 むしろ、このことについては第4章にも書いてあるわけでして、そのあたりをどのように考えればいいのか。できたらこれはカットしたほうがいいのかなというような思いでおりますが、残したいとすれば、共同参画への環境づくりといったような項目で整理したほうがいいんじゃないかな。そこらあたりはどういうお考えでここへ示されたのか、ちょっと補足説明をお願いいたします。

 

部会長

 それでは、事務局、よろしくお願いいたします。

 

事務局

 ◇◇先生のご指摘のとおりでございまして、先ほどから私が説明したこと、そのとおりになっていないわけであります。ご指摘のとおりでございます。

 ですが、庁内で再精査いたしたときに、この事業メニューの2つ目でありますけれども、介護、子育て支援及び相談窓口の充実、この部分を削除すべきであろうということも考えておりました。ただ、男女共同参画社会を推進する中で、介護ですとか、子育て支援という、あるいは相談窓口の充実というものが、切り離せないんだということが1点ございまして、ご指摘のとおり第4章の部分と重複しておるわけですけれども、多少ダブリということになりますが、ここに残したということでございます。

 ◇◇先生ご指摘のとおり、このままでは、やはり十分整合がとれていないわけでありまして、いわゆる現況と課題の部分でこれに対応することを盛り込むのか、あるいは事業メニューのほうで削除するのか、もう一度事務局で検討させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。

 

部会長

 まず、ちょっとお待ちください。

 

委員

 今のご説明で一応了解しますが、ただ、やっぱりこれは女の人ばかりじゃなくて男もなんですわね。男の人も出にくい、女の人も出にくい。しかし、それらを組織的には推進体制をまず確立していきましょうと。その次に、それらの条件整備をしましょうと。それから、3つ目がその意識、普及活動の推進ということになるわけで、真ん中のこの部分は、条件整備をしましょうということで考えた場合に、やはり大きな障害になるのは介護とか子育てとかそういったようなものが出てくるということであって、ここではやはり事業メニューでは、私は、条件整理とか環境づくりとかいうような表現にして、そして、最後の協働体制の細かい項目がありますね。社会福祉協議会とかせせらぎハウスとか、そこらあたりで処理していけばいいのではないかなという気はするわけですよ。これは参考までです。

 

部会長

 今、◇◇先生がおっしゃいましたように、環境を整えるという意味では非常にわかりやすくなるのではないかなと思いますので、単なる削除か残すかではなくて、事業メニューの文言の修正も含めて検討されて、ぜひ環境を整えるというようなところでいえば、市民の皆様もわかりやすいのではないかなと思います。

 どうぞ、▼◇さん。

 

委員

 子育てと介護の、◇◇先生が言われたところなんですけれども、先生の言われたとおりなんですけれども、男女共同参画社会に向けて、共稼ぎ夫婦が70%、80%今日いる中で、自分の両親の介護、自分の子供の介護、そういうことになると、やはり男女で進めていかなかったら、なかなかこれがみんなの幸せのためにならないと思うので、ここに載せていただいたらいいなと私は思いますし、協働体制のところでは、社会福祉協議会も大切なんですが、自治会の会長さんたちもこれに協力していただいて、ここに載ってからもっと浸透していくのではないかと思います。

 

部会長

 ありがとうございました。

 関連のことでも結構ですが、そのあたりでよろしいですか、今の件に対しては。よろしいですね。

 それでは、ほかに何かご意見、ご質問等はございませんでしょうか。

 

委員

 19ページです。19ページの産地ブランド化の推進のところなんですが……。

 

部会長

 19ページ、▼◇さん、済みません。今、先ほど申し上げたように、第6章についてのみの話をしておりますので。

 

委員

 はい、済みません。

 

部会長

 ○◇委員、どうぞ。

 

委員

 前回も質問したんですが、今回、実質公債費比率は低減と、市債残高と、こういうふうになったかもしれませんけれども、24年に今の現状よりも250億と16億ほど増えておるのですが、これはこの時期までに、市役所とか、そういうところの建設費がかかるということで増になっておるのですか。

 

部会長

 ○◇委員のご質問、市債残高の表記について、平成24年の250というのがどう……。

 はい、どうぞ。

 

事務局

 市債につきましては、前期計画、後期計画と出てくるわけですが、その中で、今後予想されるような事業を洗い出しまして、それの事業費の中身は当然市債といいますか借り入れが入ってきますので、そういうものをシミュミレーションした結果、こういうふうになるだろうというような、ある程度予測の部分でつくってあります。

 具体的な、どういう事業にどういう起債が入るかということはなかなか申し上げられないし、具体的な事業がどういう年度に入るかというのもなかなか今言えるわけではありませんが、ある程度のシミュレーションの結果、いっときは増えてくるだろうということで見込んでおります。

 

部会長

 ○◇委員、よろしいですか。

 

委員

 合併のときも、最終的な着地の10年先は、じり貧になって2割以上になると、こういうときは計画だけ非常にすばらしいことになって、そういう点でシトはどうですかと聞いたので、平成29年に220を超すと、こういうことには私はならないんじゃないかなと。これからこの後、25年から29年にまた今のようなシミュレーションをすると、決して220億にならんのじゃないかなと。これはいろいろこれから財政行革と、こういうことをどんどん進めながら、やはり我々と一体になって、220億に、目標値に向かっていくということが一番必要なので、あまり数字のこれはどうだということは言いませんけれども、非常に厳しい財政の中で、これに向かって全員でやっていくと、こういうことで、これ以上質問はいたしませんけれども。

 

部会長

 ありがとうございます。

 そのほかに、第6章について何か。

 

委員

 94ページ、95ページのところ、団塊の世代の活動支援というのを課題の整理でうたわれておりまして、その後、地域間交流推進事業、施策の内容でも団塊世代等の活動の場の創造・支援ということで、協働体制、公共職業安定所、商工会議所、商工会ということでうたってありますけれども、最後のほうのメッセージのところには、退職後の話になっているんですよ。これは再就職の話をしているのか、退職後に地域に戻って何かやれというのか、どっちかちょっとわからないですけれども、どういうふうになっているのか教えていただきたいと思います。

 

部会長

 それでは、事務局、よろしくお願いいたします。

 

事務局

 課題の整理でC団塊の世代等の活動支援というのがありますし、事業メニューの中でも一番下に、団塊世代等の活動の場の創造・支援というふうに記載しております。団塊の世代の方々がいわゆる60歳定年になった以降のことをここでは指しております。したがいまして、メッセージの部分では、そういう考え方のもと、こういうメッセージとして整理をしたということでございます。

 今日は、県の○○課長さんもおいででございますけれども、今まさに富山県のほうでは、この交流人口、定住・半定住人口の拡大ということに非常に力を入れておられるわけでして、現在、各市町村でもそれなりの取り組みがなされておりますが、正直、黒部市においては、ややその取り組みがおくれているのかなという気がいたしておりまして、20年度以降この計画がスタートするわけですけれども、具体的にどういう方向で進めていくかということは今後十分検討していただきたい、いかなければならない課題でありますし、事業メニューに盛り込んでおるわけですから、そういう考え方で今後進めていきたいというふうにも考えております。

 

部会長

 今の質問の趣旨には答え切れていないような気がしますが、例えば事業メニューで協働体制というところは、公共職業安定所、商工会議所、商工会となっておるわけですよね。これはまさに、どちらかというと再就職の支援みたいなことが入っていて、それでメッセージが生涯学習活動と入っているのは、やはりちょっとそういう意味での整合性がわかりにくいのではないかなというふうにおっしゃっておられるような気がしますが。

 

事務局

 今ほどの質問で、実はさきにこの事業メニューの中に、個別事業を皆さんにお渡ししたかと思います。そこでは、まず団塊の世代の皆さんの起業、新たに事業を起こされるもの、あるいは再就職というふうなところでの相談、あるいは助言等をその中でやりますと。

 それから、退職された後何にもされない方、それらの方々については、やはり地域で今までの能力を生かした、いろんな例えば公民館活動でやったり、地域の事業活動に積極的に参加してもらおうというふうな特別事業メニューになっておったかと思います。

 ここでは、このようなことで、特にメッセージのところでは、地域、退職された方々へのメッセージというふうな意味合いでとっていただければというふうに思います。

 

部会長

 ◇◇委員さん、どうぞ。

 

委員

 そうすれば、この団塊の世代のところに、自治振興会とか観光ボランティアとかというのは入っておらな入っておらんですっきりするような気がするんですけど、どうなんでしょう。

 

部会長

 支援協働体制の中にという意味でしょう。そこにつけ加えていただくと、わかりやすくなるということですか。

 

委員

 参考までに。

 

部会長

 どうぞ、関連で、じゃ、ご意見を。

 

委員

 県のほうで、こういう施策を推進しようということで、私どものほうでやっているんですけれども、少し背景というか、中身のことをお話ししたいと思います。

 今、黒部市さんのほうで、団塊の世代の方の活用という言い方は変かもしれませんけれども、能力をどうやって活用していただくかというようなことを重点に置いて整理をしているのかなというふうに思っています。

 県のほうでも、例えばリタイア後の人をたくさん富山県に来て遊んでもらおうみたいな、のんきな政策でやっているつもりではありません。もちろん、そういうリタイアした方でも第2の人生があるので、まだまだ健康で能力を発揮できる機会が多いと思いますので、そういう機会をたくさんつくっていくということは、すごく大事なことだと思っています。そういう意味で、今市のほうで書いておられる視点というのは、ほんとうに大きなねらいの1つです。

 あわせて我々のほうは、リタイア後の人だけでなくて、若い世代の方の地元との交流、あるいはその富山のI・Uターン、こういったようなものも進めていこうということで、トータルの交流の拡大、定住みたいなものを促進していこうと、そんなような考え方でいます。したがって、もしそこら辺の明確にするのであれば、頭の現況と課題のほうに、そういう有為な人材の能力を活用する意味でもみたいなことを書いていただければ、後ろのほうと結びつきがよくなるのかなというふうなちょっと気がしています。

 あとは、協働体制のほうではもちろんそれ以外の、グリーンツーとかスローライフ、そういう視点ももちろんあるので、そういう団体も入れてもらってもいいかなとは思っております。

 あと、それ以外のことを少しこの部分で話したいと思います。この議会の冒頭、一番最初のときに、この交流とか定住という話を持ち出したときに私は言ったんですが、黒部市の特異性があります。新幹線の駅が出てきます。第何章かのほうでもちろんその新幹線駅、周辺の整備とか、そういうものを生かしたまちづくりのことは書いてあります。富山県内では3つしか駅ができません。したがって、そういった優位性といいますか、そういうような今後7年後の、そういうのをにらんで、そういう拠点性ができるので、そういうものを生かした観光にしろ、あるいは、富山に移り住んで来る方でも結構です。そういう優位性を生かした、言ってみたら施策として交流を拡大し、黒部を活性化していこう、そういうような視点が黒部の計画としてはPRすべきポイントなんじゃないかなというふうに思っております。

 したがって、この現況と課題のほうに例えば、そういった新幹線の開業を見据えてとか、あるいはそういうものをにらんで、そういうタイミングを生かしていくためにこういうことが求められていますみたいなことを入れてもらうと、より明確になるんじゃないかなというふうに思っております。

 以上です。

 

部会長

 ありがとうございます。

 事務局のほう、今の意見につきまして、何かコメントはございますでしょうか。

 

事務局

 ○○委員さんからは、ちょっとやはり、現況と課題のほうでもう少し黒部らしさを表に出ないのかというお話だったと思うので、ちょっと検討いたしたいというふうに存じます。

 

部会長

 ▼◇委員、どうぞ。

 

委員

 退職後とか生涯学習とか経験を生かすと書いてありますので、私も、これはとてもここのところがいいことだなと思っています。

 例えば、きのうは私、魚津の     新川学びの森へ行って学んできました。そうしたら、この黒部市役所におられたノトさんがちゃんとグリーンツーリズムで、おにぎりをつくって、それからそばをつくって、先生になってしておられました。そういうことを言うのではないかと。今まで一生懸命市役所で働いたその経験をまた地域に還元していくということで生涯学習が進んでいければ地域が発展していくので、そういう意味だととっておりますけれども、どうでしょうかね。

 

事務局

 まさに、そのとおりでありまして、団塊の世代の皆さんは、やはり仕事を通した非常に経験豊富な知識もあるでしょうし、あるいは、個人の趣味、能力のオイタものの活用というものを、ここで今後事業として取り組んでいくというふうな意味合いでございます。まさにそのとおりでございます。

 

部会長

 ありがとうございます。

 

委員

 関連して。

 

部会長

 はい、どうぞ、◇◇委員。

 

委員

 問題は、ここで突然、これをまた、生涯学習等の活動に参加しましょうというこの表現がやはり話題を呼ぶんじゃないかと思うんですね。そうしますと、交流の場づくりに積極的に参加しようと、交流の場をつくっていくという表現のほうがいいのかなと。もう一つは、何か退職後というのが、その言葉が少し気にかかるのですが、それはさておいて、やはり交流の場づくりに協力するということでいいんじゃないかなと思います。

 

委員

 先生も退職後、ボランティアで一生懸命してくださっている。先生も退職後、こういうボランティアで審議会で出てみんなに教えてくださっている、こういうことじゃない?

 

委員

 ありがとうございます。

 

部会長

 団塊の世代という言葉が出てきているのは、どうしてもかなり大量の人たちが、一気に退職をされるということで、それに対する支援なり相談なりということが全くできていないと、結構何もしていない人たちがたくさん一気に出てきてしまうというのはまちにとっては大変大きい問題であって、そういうものをいかに支援していくかというのは確かに重要な問題でありますので、なるべくわかりやすく表現をしていただいたほうがいいのではないかなと思います。結構気がついていない部分もありまして、団塊の世代が一遍にどーっと退職されるということ自体が、言われてみてはっとするようなところがありますので、そういうところも示唆しながらやっていきたいと思います。

 よろしいでしょうか。ほかにご意見はございませんでしょうか。

 

部会長

 どうぞ、○○委員。

 

委員

 6―3の98ページ、市民活動支援への取組みの中の一番頭が、市民との協働による市政の推進という項目になっていまして、施策の展開方針では、「市民と行政のパートナーシップを重視し、協働によるまちづくりを推進します。」と、一応こういう立て方になっております。それで、94ページの先ほどの連携・交流のほうの現況と課題と真ん中が企業・団体等との連携・交流。ここの中では、災害時の相互応援協定というものが例示に出されていて、企業等と連携してやっていきましょう、いく必要がありますと。右側の施策の展開方針のところの真ん中では、「市民や地域の連携による安全で安心なまちづくりを強化します。」と。もう一度98ページに戻って、市民との協働による市政の推進、例えばこの6―3が哲学として、市民、企業、いろいろいらっしゃるんですけど、あらゆる団体と協働してまちづくりをしていきましょうと。94ページの方法は、その中の例えば安全・安心だけのところを強調して出していっているのか、少しこの関係の整理というのをもう一度おさらいしようかな、教えていただければなというふうに思います。同じものを違う側面から切り取っているのか、ちょっと違う考えがあるのかだけ少し。

 

部会長

 事務局、よろしくお願いいたします。

 

事務局

 実は、この6章の部分というのは非常に難しい分野でありまして、どこからどこまでがどう整理するのかというのは、私どもも非常に悩んだ部分でありまして、6―1.市内外との連携・交流という部分でのところから、特に現在行っているものをピックアップした、それによって今後、特に企業を中心にしたような形での連携・交流というものを推進していくんだというふれ書きにしまして、あと、協働体制については、これはいろんな分野での、市政全般にわたる協働体制という位置づけをいたしておりまして、同じようなことの繰り返し部分でもあるんですが、言葉をちょっと変えての表現にした部分も多分にあろうかというふうに思います。

 実は、まず最初に言いましたように、ちょっと私どもも非常に悩んでおる、ただ、大事なことでありますので、何らかの形にというふうなところで、答えになったかどうかわかりませんが。

 

部会長

 よろしいですか。

 

委員

 はい。

 

部会長

 私も、市民との協働による市政の推進というところで、どこの部分というわけではないんですが、ちょっと気になっていることが1つあるんですけれども。ちょうど現況と課題の真ん中から下あたりに、「市民と行政それぞれの役割を認識し」とあるんですが、この辺すごい大事なことで、ともすると市民との協働という協働がほんとうになされていくのか、言い方を変えますと、相変わらず要求型で、ああいうことをしてほしい、こういうことをしてほしいと言いっ放しで終わってしまう。いわゆる市民の側も責任を持たないと協働にならないというところが大変気になっておりまして、やはり私もまちづくり協議会をやっている立場で、市に対して、行政側に対して要求だけになってしまって、自分たちが責任を持たないで、これは行政がやることだみたいなことで押しつけてしまう。高い要求ばかりしていくということでは成り立たない部分があって、やっぱり認識して責任を持つというような部分が市民側にも必要で、それがあってこそ協働になるというところが何か入っていないと、相変わらず市民の側から出てくるのは要求ばかりで、自分は全く責任を負おうとしないということであると、あまりいいことにはならない。まちづくり協議会の中でもいろいろやってみて感じているのは、非常にそういうところが大きくて、ともすると、あれもしたらいい、これもしたらいいというような、それはやったらいいのに間違いはないんですが、多大な負担を行政側に負担させてやらせてしまって、それが結果どうなるのかと。

 やっぱり自分たちも協働するということは、認識して責任を持って一緒にやりますよというところがもうちょっと表現されていないと、理解しにくいのではないかなと。室長さんも、盛んに協働ということの認識にずれみたいなことを、先日もちょっと言っておられましたけれども、この辺が、私としては少し気になっているところで、もう少しはっきり市民の側にも責任を持ってやってもらわないと教育にならないんですよというふうな表現が、あまり不適切な表現では困るとは思いますが、何かそういう、単に認識すればいいということではないというところは気になっておりますが、いかがでしょうか。

 

事務局

 部会長ご指摘のことは十分理解できます。

 そういう意味でも、今回の前期基本計画に、今までこういう項目はなかったわけですけれども、市民等へのメッセージという欄を新たに設けておるわけでありますけれども、この現況と課題の部分のご指摘の点については、少し事務局で整理をさせていただきたいと思います。

 

部会長

 ほかに何かございますでしょうか。

 私、もう一つあるんですが、6―5の市民と一体となった計画的行政運営の推進の中で、103ページの事業メニューの重点事業が行政評価制度の導入とあるんですが、このセンテンスの中で行政評価制度の導入と出てくるのは、ここにだけ突然事業メニューとして文言が出てきまして、我々はさんざん説明を受けているからわかるんですけれども、何のために行政評価制度を導入するのかというところが、ほんとうにこれでご理解いただけるのかなと。どこにも出てきていない文言が重点メニューでぽんと出てきているというだけでは、ほんとうに意味がわかっていただけるのかなという心配が少しあるんですが、いかがでしょうか。

 

事務局

 今、部会長さんがご指摘のとおり、我々はこの計画を進めるに当たって、この行政評価制度を導入していくというのは非常に重要なポイントではないかと。といいますのは、今までは予算を執行するというか、そういったことで、要は行政側がどのような行政活動をやってきたかというところに力点が置かれておって、視点が行政側から見た事業執行というふうな視点だったわけですけれども、これからは市民から見て、それがどう市民のニーズに成果があったのか、反映されているのかという、そういう視点が必要だなというふうに思っています。そういう意味で、これを重点事業というふうなことだったんですが、今ご指摘のとおり、この中に少し記載がないと弱いということでありますので、もう少し検討させていただきたいなと、もう少し市民から見た必要性というか、そういうところがわかるように。

 

部会長

 それがわかれば非常に大事なことですし、いいことだと、おっしゃるとおりだと思いますので、ぜひ盛り込んで少し表現をしていただければと思います。

 ほかに何かございますでしょうか。

 全般的に大変わかりやすく修正をしていただいて、大変な作業だったのではないかなというふうに、私も格段の進歩があったような気がしております。

 いろんなところに配慮もされていますし、かなりうまくまとめて表現していただいているのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。そろそろご意見が出尽くしましたかね。

 

委員

 105ページのものは6―6の健全財政の推進というところなんですけれども、市民のメッセージの最後に、「税は便利な口座振替で納めましょう。」と、これが事業者等のほうに両方とも入ってきています。市民へのメッセージというのを全体的に今見させていただいたんですけど、この部分だけちょっと何か具体的過ぎるといいますか、何か当たり前のことを書いてきていると言ったらいいのか、ちょっと表現がうまく言えないですけれども、ここだけちょっと異質に感じられる部分もあります。せっかくちゃんと説明されている、ほんとうにこの部分に、この文章だけ適切なのか、そこも検討いただければと思います。

 

部会長

 よろしくお願いします。

 

事務局

 今ほどの質問でございますが、事業所のほうにも新しい事業所が出てきます。年間に若干ではございますが、新しい事業所が出てくるものですから、やはり税は口座振替ということで、これも提案したいという考えでここに記載しております。

 以上です。

 

部会長

 ▼○委員、よろしいですか。

 

委員

 99ページ、市民活動支援への取組みということになるんですけれども、99ページの一番最後のところにメッセージとして、事業者等へということで、「公共サービスのあり方をともに考えましょう。」ということだけ書いてあるんですけれども、ここはコミュニティー活動とか地域コミュニティーとかいろんなことが書いてあるので、こういうのも文言に入れたらどうかなというふうに思いました。

 例えば、95ページなんかでいくと、市内外との連携とか交流等の、事業者が「市民、企業、各種団体と行政が積極的に連携を図り地域活動を推進しましょう。」ということも書いてあるので、そういうのを見ると、ここにも何かあればいいのかなというふうに思いました。いろんな街づくりに関しては、やっぱり事業者の方の協力というのが必要だというふうに思いますし、例えば今、峡谷鉄道ですけれども、おわらのほうにも貸し企業として参加をしています。魚津市のほうにいく、せり込み蝶六とか、あれは企業の協力がないと、やっぱりパレードとかできないというふうに思いますので、そういったものもやはり事業者にもお願いしなければいけないのかなというふうに思いますので、何か1つ入れたらどうかなというふうな意見です。

 

部会長

 いかがでしょう。

 

事務局

 ご指摘のとおりだというふうに考えます。追記する方向で整理させていただきます。

 

部会長

 ありがとうございます。

 よろしいでしょうか。

 それでは、意見も出尽くしたようでありますので、修正すべき点等につきましては、今後、事務局のほうで整理をしていただきたいと思います。

 以上で協議事項は終了といたします。

 次に、その他に移ります。事務局から説明をよろしくお願いいたします。

 

事務局

 委員の皆様には大変いろいろとご意見をいただきましてまことにありがとうございました。その他ということで、3点お願いを申し上げます。

 1点目は、次回の審議会の開催予定でございます。次回は全体会ということで、11月29日木曜日になりますけれども、午後1時半からコラーレマルチホールで予定をいたしております。審議会として最終回ということになりますので、ご出席のほどよろしくお願いしたいと思います。協議内容は、前期基本計画(案)の最終取りまとめを予定いたしております。

 それから、2点目でございます。毎回同様、意見提言書を同封させていただいております。ぜひまたお気づきの点がございましたら、意見提言書を事務局へお寄せいただきたいというふうに思います。所属部会以外、第6章以外の部分でも結構ですので、ご意見があればお寄せいただきたいというふうに思います。

 3点目、タウンミーティングの件で実はご連絡がございまして、今ちょっと資料をお配りしますが、バトンタッチをして説明させていただきます。

 

事務局

 それでは、3点目ということで、ただいま配付しておりますチラシを見て少し説明させていただきたいと思います。3点目は、タウンミーティング開催ということであります。今年も、昨年同様、市民と行政とが協働という本計画の議題でもございますが、そういったことを踏まえて、地域課題の解決に取り組むというふうなことで、市民の皆さんと一緒に考える、こういったタウンミーティングを開催したいというふうに考えております。

 概要は今ほどのチラシのとおりでございますが、今回の政策テーマにつきましては、委員の皆様に議論を重ねていただいた総合振興計画基本構想の重点プロジェクト、50余りあったわけですけれども、それに位置づけた中から、市民の関心が高いと思われる、1、新幹線新駅周辺の整備推進について、新市庁舎の建設について、子育て・教育環境の充実について、消防防災対策の充実についてと、以上の4つの政策テーマで実施したいというふうに考えております。開催日、時間、場所等については例年のとおり、4中学校校下において開催する予定にしております。

 ご案内ということなんですけれども、市長みずから市民の皆さんに説明し、市民がどのように受けとめておられるのかということを知るいい機会でもあると思います。委員の皆さんにつきましては、こういう4つのテーマにつきましては十分ご承知のテーマではございますが、市民の生の声をじかに感じ取っていただきたいというようなことで考えておりますので、ひとつ参加のほうもよろしくお願いしたいなというふうに思っております。

 以上でございます。

 

部会長

 ありがとうございます。

 ただいまの件について、ご質問等はございませんか。

 ○◇委員、どうぞ。

 

委員

 黒部と宇奈月が合併して何年かたつんですけど、このタウンミーティング、宇奈月の方面でも開催してあげたらどうかなと思うんですけど、この宇奈月の方々は、参加するのは市民会館とかそういうところで、どうですか。

 

事務局

 今ほど言いましたように、4中学校校下ということで、宇奈月中学校下のほうは29日の中央公民館、これは浦山のほうにある中央公民館であります。

 

委員

 わかりました。

 

部会長

 浦山と書かれたらいいかもしれませんね。黒部にも中央公民館がありますけどね。

 

事務局

 いえ。

 

部会長

 ないんですか、今。

 

事務局

 はい。今、あとは三日市公民館だけで。

 

部会長

 名前が変わってことも知りませんでした。

 なるべくわかりやすく書かれたほうがいいかもしれませんね。

 

部会長

 巻いてありますね。わかりました。

 よろしいですか。

 以上で、本日の議事はすべて終了いたしました。全般を通じまして何か特にございましたらということで、▼◇さん、お待ち遠さまでございました。

 

委員

 遅くなって済みません。

 さっき▼○さんが言われました、104ページの健全財政の推進のところと関係あるかないかわかりませんが、今は学校給食とか保育所のそういうのが払っていないという、みずからの意思と責任に基づいて、こういうとこら辺で黒部市はどういう状況なんでしょうかねと思って。ここに関係ないかもしれません。もし、わかっていらっしゃる範囲で、どういう。たくさん払っていない人はいらっしゃるんでしょうか。それとも、黒部市は満点なんでしょうかね。

 

部会長

 給食費のことですか。

 

委員

 学校給食費。

 

部会長

 学校給食費ですね。

 

委員

 払っていない。

 

部会長

 おわかりになる方はいらっしゃいますか。

 

事務局

 学校給食につきましては、ご存じのとおり、今の、旧黒部のほうでは給食センターのほうで給食を行っております。それから、旧宇奈月につきましては、宇奈月小学校、宇奈月中学校、それぞれ単独で給食をつくっているところであります。

 今お話がありました点につきましては、黒部のほうにおきましては、いろんな課題も持っておるのですけれども、いわゆる滞納という形でのものは現在出ていないということであります。

 ただ、いろいろ先生方の苦労やら地域の苦労やらかいろいろあるわけですけれども、そういった現状であります。

 

部会長

 ありがとうございました。

 よろしいですか。ほかに特に何かございますでしょうか。

 ○◇委員、どうぞ。

 

委員

 先ほどもちょっとほかの方が質問されたのですが、口座振替について、現状、何%ぐらいで、市民に特にこれを推進するためには、普通のあれだと口座とかすぐチェックして、ただ、持っていかれると領収書を書かなきゃならんじゃなんかというような事務の作業が非常に多いということから、そして、また安全の面からでも、ぜひこの比率を上げていただきたいというような、現状の問題点も少し触れておかれたほうが、下がるんじゃないかなと、こういうふうに思うんですが。

 

事務局

 今ほどの質問でございますが、市全体の口座振替の加入率は69.3%ぐらいでありまして、当税務課としましても、ちょっと関連でありますが、本年度から特に税源移譲等の関係で住民税が高くなりまして、なかなか納税意識が薄れてきております。非常に収納率も少し低下ぎみでありますので、この口座振替制度につきましては、税務課としましても、何とか80%前後ぐらいには伸ばしていきたいと非常に考えております。そういった意味で、やはりこの件につきましても、旧宇奈月町につきましては、何とか自分で税金を現金で納めていきたい、そういった方も非常に意識的に強いところがありますので、なかなか加入率が増加しないということでありますので、今後一層、口座振込で納税の義務として収納率の向上に目指していきたいと考えております。

 以上です。

 

委員

 それで、宇奈月町は非常に収納率が高くて問題ないんですけど、今度、その受け手側として、市役所が口座振替だと、例えば領収書いたり何やらすると何やらする、それから皆さん方がわざわざ持って来られる安全の問題と、そういう問題も少し書いて、ただ、現状の問題点を少し浮き彫りにしないと、ちょっと向上率が上がらないんじゃないかなと、こういうふうに思いますので、そこら辺はちょっと徹底していただきたいなと、こういうふうに思います。

 

事務局

 わかりました。そんなふうに頑張っていきたいと思います。

 

部会長

 ほかに何かございますでしょうか。

 何か所定の時間より多分早くなっている気がします。

 

委員

 それと、もう一つ税金のあれで、私どもずっと前にちょっと質問したら、これはもう一つの懇話会の話で、ここで話をするなと、こういう話だったんです。それで、その回答をしたのは、税務課の職員だったんですが、今、固定資産税について、全期前納か、1回に納めると大体0.5%ぐらいの奨励金か何かあるでしょう。これは、私は金利以外にその都度、金融機関に手数料まで取ると、手数料がいっていますね。それから、こちらの事務作業だって、例えば国民健康保険だと5回チェックしなきゃならんとかいって、国民健康保険税についても、全期前納の場合は奨励金を少し払って、市役所の事務作業を減らすようにしたらどうですかと。

 先ほど、220億について、やっぱり我々もどうすればそういうふうになっていくか決めた以上は、それに向かって我々もいろいろ協力していきますので、全期前納の場合は固定資産税のように0.5%、あるいはもう少し上げて、1回でチェックして、5回チェックしなくてもいいような方式を、そんなやつもちょっと取り入れていただいて、市役所の中の事務作業を減らしていくと、こういうことも必要じゃないかなと。ただただ減らせということじゃなくて、いろいろ一つ一つ、こういうふうにすればいい、こういうふうにすれば作業が減るということももっともっと取り入れていかなければならないと、こういうことでやっていますので、どんどん全期前納あるいは口座振替ということをやっていったほうがいいのじゃないかな。黒部市では年金の市役所職員によるあれはなかったということでありますけれども、そういうふうな口座振替だといろいろ記録も残りますし、問題点もないですから、そういうことも含めて全期前納、あるいは口座振替の比率の向上と、こういうことをこのあれでいろいろ増やしていただきたいと、こういうふうに要望いたします。

 

部会長

 ご要望ということで、よろしくお願いをいたします。

 それでは、ほかにございますか。

 特にないようであります。

 冒頭にも申し上げたとおり、これが最後の部会ということでありまして、委員の皆さんには、これまで部会の進行に大変ご協力をいただきました。最後に、重ねてお礼を申し上げます。これにて、座長の役目を終了させていただきたいと思います。ありがとうございました。

 

事務局

 どうも長時間にわたりご審議ありがとうございました。

 これをもちまして、総合振興計画審議会第5回第6部会を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。

 

―― 了 ――