黒部市総合振興計画審議会 第5回 第2部会(産業経済)会議録

平成19年11月1日(木)

 

 

事務局

 どうもご苦労さまでございます。定刻となりましたので、ただいまから、黒部市総合振興計画審議会第5回第2部会を開会させていただきます。

 本日は、●◎●◎委員が所用のため欠席という連絡を受けておりますので、ご報告申し上げます。

 それでは、初めに、△△部会長よりごあいさつをお願いいたします。

 

部会長

 それでは、5回目の第2部会の開催に当たりまして、一言あいさつを申し上げます。

 皆さん、足元のお悪い中、また大変お忙しい中、お集まりいただきましてまことにありがとうございます。

 さて、総合振興計画の策定におきましては、さきの9月定例会におきまして基本構想が議案として提出されまして、この審議会から答申したとおりの内容で可決決定しております。つまり、基本構想につきましては、昨年の9月から議論してきたところですが、黒部市の向こう10年間、いわゆるまちづくりの骨格とでも申しましょうか、正式に決定したということだと思います。また、この基本構想を受けて、前期基本計画につきましても、春からその基礎資料関係につきまして精査を進めてきていただいているところですが、いよいよ最終的な計画策定ということで大詰めを迎えていると。

 今日、その協議事項といたしまして、前期基本計画のうちでもこの第2部会の分担する部分について審議していただければと思います。この基本計画(案)につきましても、8月の全体会で一たん提示を受けておるわけですが、その後、市の当局のほうで精査されて修正等を若干加えられて、改めて皆さんのお手元に届いているかと思いますが、改めてその提案を受けております。そういう意味で、今日は、その記述が正しいというか、表現が適切なのかとか、そういうことにおいて議論していただければ幸いかと思います。

 開会に当たって一言ごあいさつを申し上げます。よろしくお願いします。

 

事務局

 どうもありがとうございます。

 それでは、早速議事に入りたいと思います。

 審議会条例の定めによりまして、部会長がこの後の会議運営に当たるとなっておりますので、△△部会長さん、よろしくお願いします。

 

部会長

 それでは、早速ですが、規定に従いまして座長役を務めさせていただきます。

 皆さん、お手元に次第書きが届いていると思うんですが、次第書きに沿って進めさせていただきたいと思います。

 まず、報告事項といたしまして、前回審議会以降の経過について、事務局お願いします。

 

事務局

:::::::経過説明::::::::

 

部会長

 ただいまの件につきまして、何かご質問はございませんでしょうか。

 ないようでしたら次に進めさせていただきますが、よろしいでしょうか。

 それでは、協議事項、前期基本計画(案)の精査について、まず事務局から説明していただきます。

 事務局、説明をお願いします。

 

事務局

::::::::::::::説明::::::::::::

 協議事項に関する説明は以上でございます。

 

部会長

 ありがとうございました。

 それでは、広範囲にわたりましてあれなんですが、随分すっきりとまとめられているような気もしますが、委員の皆さん、場所を問わず、思いついたところからでもご意見をいただければよろしいかと思うんですが。前回の案のものと比較しますと、随分まとめられているような気はしますが、いかがでしょうか。

 

委員

 確かに、前回のやつを見ていたら、何かよくピントが合わないとか、よそと全く同じことを書いてあったりして、これってどこがやっているのかなと。全く同じものをどこかにくっつけて張ってあるんですよね。だから、このまま出ちゃ、相当これはいたぶらんならんのかなと思っておったら、部会長さんがおっしゃるとおり、大変きちんとなってきたという感じがいたします。

 ただ、最初にちょっとぱっと読んでいって、事務的なことかなと思われるものだけちょっと先に言いますけど、25ページの、「海・川・山の恵みを活かし」となっているんですよね。これなんかは、構想の段階では山、川、海なんですよ。ひっくり返っているんですよね。こういうところは直す必要があるのかなと思ったり。どうなんですか。

 

部会長

 事務局、今の委員の方はそうなんですが、前回のやつは左から海、山、川となって、その間に川があるんじゃないかというような感じで海、川、山になったのかなという気がするんですが、どうなんですかね、こっちは。

 

事務局

 ◎△委員さんのご指摘のとおりであります。十分にその辺は精査したつもりなんですけれども、精査漏れでございまして、合わせていきたいと思います。

 

委員

 それと、もう一つは、これは簡単な言葉遣いなので、どうのこうのということだけど、20ページで2行目に、「行なっています」の「な」の字は要らないですね。「助成等を行なっています」の「な」字は要らないし、その下の、「支援を行なっています」の「な」の字は要らない。ほかはみんな取ってあるし、ここは取ってないんです。そういったことは後でもう一回見てもらって直してもらえればいいんですけど、いいです? 要らないですよね、ここの部分。

 

事務局

 そこは整理させていただきます。削除させていただきます。

 

委員

 それで、基本構想というところがあって、こういうところに、基本構想は28ページにありますね。農林水産業の振興というところで、関係団体と協力して消費者が求める守る無・低農薬農産物への取り組みなどということで、こういう言葉が入っているんですよね。この現況と課題のところに、これで読み取れるのかどうか。この言葉が、基本構想の中に盛り込まれたこういったことが、この現況と課題の中に盛り込まれて、施策の展開方針の中に入っていけるかどうかということがちょっと僕はよくわからなくて、その辺ちょっとひっかかりがあったというところです。

 それで、先日、新聞を見ていましたら、今、▼▼さんにもちょっと教えてもらったところですけど、富山県ではエコ農家を増やすということですね。これはどちらかといったら、低・無農薬を増やすということと、▼▼さんに資料をもらっているんですけれども、新鮮で安全な食の提供ということなんですよね。こういうことについてはどこで触れているかといったら、この17ページの事業メニューの土づくりなど品質向上対策の推進の中に含まれると私は思っておった。

 そういったことについて、この現況と課題の中で何か触れていただいて、展開のほうにも入れていただいたらいいかなと思ったりはしたんですが、それはどうなんですかね。▼▼さん、ちょっと教えてください。そういうことはどうですかね。

 

委員

 今の意見の表現をここに入れるとしたら、例えば、売れる米づくりの前に何とか何とかなどという話を入れられれば、今の◎△委員のところは少しは解決するのかなと思うんですね。

 例えば、安全・安心の米づくりとか、今言われた表現、「などの売れる米づくり」と表現されればと聞こえたんですけど。

 ついでにいいですか。事前に読ませていただいてちょっと意見というか、聞いてほしいんですけれども、まず最初の農業の振興の1行目の「米の生産調整や価格低迷」とあるんですけど、実は先般、29日付で農水省のほうから発表された米緊急対策の中で、大幅に下落する異常事態となっているという表現が使われておりまして、そういうことからいくと、今、直近の状況を現況と課題の中に入れるとすれば、ひょっとしたらここは価格低迷というのを価格下落と表現したほうが適切かなというのが1点。

 それと、この節の一番後ろのほうに、米以外の農産物の中に名水ポークを入れて、次の行に農畜産物と入れてあるので、ここは統一されて農畜産物とすると、黒部名水ポークも農産物の中に入ってこないからいいのかなと。ちょっとここはミスだと思うんですけど、このままでいくと名水ポークが農産物の中に入ってしまって、農畜産物と表現されたほうが適切かなと思っております。

 それと、これは△△部会長さんのほうが専門なのであれですけど、一般的に漁業の振興といった場合に、水産業の振興とどう使い分けるのかなというのがちょっと疑問になっておりまして、仮に水産加工の振興も含めるという気持ちとかを含むのだったら、漁業というよりは水産業という表現をとられたほうがいいのかなと思ったりもしましたので、ついでにちょっと気になったところを言わせていただいたわけです。

 

部会長

 今の▼▼専門委員さんの記載について、事務局、検討していただきたいと思いますが、まさに価格下落ということもそうなんですが、後のほうの2行の畜産物と農産物が一体になっているというこの言葉の表現は何か訂正していただいたほうがいいかと思うんですが、よろしくお願いします。その記載の書き方についてはお任せいたしますので、ほかの委員の皆さんもよろしいですね。

 あと、漁業の関係で、加工業者を漁業者と言うかという言葉の範囲。水産業という言葉が加工業も含むということで、その辺はどうしますかね。確かに、水産業という包括した……。

 

委員

 例えばかまぼこが黒部の特産だとしたときに、かまぼこをつくっている皆さんを漁業者と言うか言わんかということなんですね。

 

部会長

 そこはやっぱり水産加工ですよね、トータルでは。

 

委員

 そうすると、広くとって水産業と言ったほうが無難かなという気がちょっとしたものだから。

 

部会長

 それは間違いなく言えると思うんですよね。現に系統の中ではやっぱり水産業ということで、例えばかまぼこの加工、あるいは市内に塩乾物だったりしている業者さんが水産庁のメニューの中で制度資金があったり補助を受けられるものもあるので、いわば後から出てくるような加工流通というところで包括的に取り入れたほうがいいのかなという気もするんですが、後継者不足とかという部分の中では加工業者はあまり困っておられんみたいですが。

 

委員

 ですので、ここはちょっと素人の考えやであまり言いません。

 

部会長

 私もちょっとだけひっかかるところ、今の漁業経営安定化、近代化対策事業という中で、重点事業になっております一番上の多機能型漁港整備の推進ということでは、20年度単年度での、これは既に決定しているメニューがあまりにもイメージがついてここだけに特化してあるような気がするんですが、後期のほうには丸がついているんですが、20年で一区切りかなみたいな一面がどうもこのニュアンスとして、実際には多分フィッシャリーナの塗装の事業等について決められていると思うんですが、それだけに何かこだわっておられて、それ以後の多面的利用といいますか、多機能の施策をやっていくんだよという感じになかなか受け取れないんですが、いかがでしょうか。

 

事務局

 今の多機能型漁港整備の推進ということでございますけれども、ここで20年といいますのは、部会長ご承知のように、まず黒部漁港の制度の問題を挙げております。それから、後期につきましては、1つの漁港の冷蔵保管室等のものを想定しておるわけでございます。

 今のところつかんでいるのはということでございまして、かといって21年から24年まで全くないのかということを言われますと、まだそのほかにはないということでございまして、1つの事業を集中化させたという記述になっておるわけでございまして、予測できない事項があるということであれば、引き続き24年までこれらをとらえた見方ということもあると思います。

 

部会長

 今の僕が発言したのはそういう意味合いじゃなくて、説明が悪かったと思うんですが、観光も含めて多機能型漁港整備という意味合いでは、交流人口が増えるような漁港に持っていこうという発想の施策をメニューとしてやっていってほしいなという思いで言ったので、できれば小刻みに、一遍に予算がとれない小刻みなものもぜひ継続してやっていただきたいなということなんですが、いかがでしょうか。矢印が短か過ぎるような気がしてならんのですが、ぜひ検討を願います。

 あと、委員さん、ございませんでしょうか。

 

事務局

 先ほどの◎△委員さんのご指摘の件ですけれども、先ほど冒頭に説明申し上げましたとおり、例えば前期基本計画の中の現況と課題の部分ですとか、それから課題の整理ですとか施策の展開方針といったものは、当然、基本構想で整備した部分、各施策ごとに方針を整備したところと方向性は一致しておるというのが原則と考えております。

 ただ、基本構想で書いた同じようなことをここでも全く同じく表現するというのもややおかしいのかなと思っておりまして、そこで、ご指摘のご趣旨は理解できるつもりでおりますけれども、これまで庁内におきまして、それぞれ担当課長あるいは各担当部長にも十分目を通していただきながら、我々職員、一生懸命知恵を絞りながらここまで整理をしてきたところでありますけれども、まだまだしっかり整合がとれていない部分があろうかと思います。

 各部会で、今4つ目の部会になりますけれども、それぞれお願いしておりますのは、じゃ、現況と課題の部分とかで、ここを具体的にこう直したらどうかという形でご提案をいただきたいと。そうしていただかないと、じゃ、どうすればいいかという話でなかなか前へ進まないわけでありまして、そんなようなことをそれぞれの委員さんにお願いしておりますので、具体的にここをこうしたらどうかということをぜひご提案いただいて、それをもとにさらに検討させていただきたいということで考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

委員

 僕も土日に出かけていて、ちょっと時間がなくて申しわけないんですが、書いてこようかなと思っておった。だけれども、時間がなくて申しわけないですけど。

 それにもう一つ、「米に特化した生産構造を変えていく必要があります。」と書いてもらっているわけね。この前はこの課題の整理のところで、じゃ、どういうのに該当するのかなという点もあるじゃないですか。今おっしゃるとおり、単に基盤整備の推進の中に入っていくわけでもないと思うし、これは無農薬とか低農薬の開発、要するに土づくりからきているものだと思っていたわけ、構想の段階でもそういうのが入っていたものだから。それで、この表現の中でこれで整理できるんだったら私もそれでいいかなと思ったんだけど、どうかなという、それを今日聞きたかったということ。

 

事務局

 米に特化したということでございますけれども、まず最初に、本市の農業構造が8割占めているという状況であります。全国的には今、富山県が特に高うございまして、71%で全国で一番だということであります。その生産構造を変えていくということは、これらの農畜産物の生産を拡大しながら、今、米の比重が8割占めていると、そういう特化した構造というものを変えていくと、生産拡大をしながら変えていくと、そういう意味でございます。

 

委員

 ▼▼先生、それでいいですか。今のような考え方ですか。

 米に特化した生産構造を変えていくというのは、米以外のものについてたくさんの農産物をつくっていくということにとれるでしょう。だから、そうすると、それはこの課題の中でどういう形かで触れなくてもいいのかどうかということですよね。

 

委員

 その整理からいくと、一番下、生産・流通・販売対策の強化、その中に入る。

 

委員

 そこに入るわけですね。既に触れておるということですね。

 

委員

 そういうふうに、そこで読んでいくんだと思います。

 

委員

 そうすると、施策の展開方針の中で、例えば基本構想に書いてあったような無農薬、低農薬何とかの取り組みについて拡大していくとか、そういうことを展開していきますとかという書き方は出てこないんですかね。

 

委員

 それは、米に特化した生産構造等は今の議論は必ずしも一致はしない。

 

委員

 ですから、米以外のものに、米でも何でもそうですが、ここにエコ農家で無農薬でやるということで県の指針で設けてきているわけだから、ただ、県のようなところがこれを見たときに、せっかく数値目標まで設けて取り組もうという農業について、ここではあまり明確にはよくわからんのやなと、触れているんだろうけどわからないということにならないですか。

 

委員

 今の話は、米が80%で、ほかのもので少しウエートを高めていこうという話で、今のエコとかいう話は、全部がそうなんだ、全部これから生産される農畜産物については、これからは全部そういったものが求められる時代ですよと。そういうことだから、8対2が7対3になったり6対4になるということと低農薬何とかとは別の議論。低農薬何とか、すべての農畜産物についてそういったものがこれから必要、求められる時代になってきますよ、そう理解していただけると。

 

委員

 そういった部分について、僕の言いたいのは、無農薬、低農薬についての取り組みをやっていくんだという触れ方をしてほしいと私は思っている。これは土づくりとはそういうことですよね。

 

部会長

 ◎△委員さん、今の意見は、米以外のやつを支援するような話があまり盛り込んでいないじゃないかという意味合いですか。その土づくりが、米以外を育てるという取っかかりというか、そういう表現にと言われるが、今の▼▼委員さんが説明されたように、比率が変わるという話と……。

 

委員

 今言われるのはエコの部分。エコの部分に対する取り組みの姿勢が見えてこないということを◎△さんは言うておられる。

 

事務局

 先ほど◎△委員さんのほうから指摘がありましたように、過去の案で、売れる米づくりの前に安全・安心なという表現も加えるべきだという意見もあったわけでありまして、現実的には黒部は、先ほどのエコファーマー米、特別栽培米というのは現在58ヘクタールほどございまして、徐々には増えてきてはいるわけでございますけれども、その辺の売れる米づくりの前に、1つの何か表現というものを事務局と相談しながら加えていきたいと思います。

 

部会長

 ◎△委員さん、よろしいですかね。ほかの次の分野へ進んでいいのかな。

 

委員

 時間があればだーっと書いてきたんですけれども、済みません、余計なことを言ったようですけど。名水の里ですから、エコについてもう少し触れながら、何か農業をよりよいほうに展開してほしいなと。していきますという方針のほうを何かもう少しわかりよくしてほしかったなというところです。もし何だったら考えてもらえないかと。私も考えますけれども。

 

事務局

 こういう形で最終的な計画書になっていくわけでありまして、先ほど言いましたように、職員も一生懸命知恵を絞っておりますけれども、審議会委員の皆さんの知恵もおかりしながら、より内容のいいものにしていきたいと思っておりますので、具体的にここをこうしてほしいというようなご提案をぜひお寄せいただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

委員

 例えば、「消費者ニーズに応える」とあるでしょう。消費者ニーズにこたえるというのは、まさに◎△委員が言われている部分の一部なんです。

 

委員

 それぞれ、これでわかるかということなんです。

 

委員

 それはそれとして、まさに消費者ニーズとそこにうたっていますから、そういう意味も含めて消費者ニーズを書いてあるんだと理解しておるんです。

 今、偽装だとか何とか、こういう話が出れば出るほど、そういったところに対するニーズというのは強まってくる一方だから、今、逆にチャンスといえばチャンス。

 

委員

 と思いますけどね。だから、県のほうでもこのようにして数値目標を設けてやろうということではないかと思っているんですけれども。

 

委員

 管内もどんどん増えています。今、隣ですけど、加積のリンゴの皆さんは全部エコファーマーに例えば登録しようとか、そういう動きになってきています。

 

部会長

 19ページで、大変細かい話で申しわけないですが、5番の生産、流通、販売対策促進事業の一番最後の事業メニュー、農林水産加工、販売施設の整備及び有効活用の促進という欄の中で、協働体制、農協さんと宇奈月ビールさんが書いてあるんですが、事業としては農林水産加工が入っているので、これは例えば加工業組合であるとか漁協であるとかという協働体制は必要ないのかなというのが1つ。細かい話ですが、書くなら書いておいたほうがいいのかなと。

 それと、観光の振興の2―4、24ページ、現況と課題の中で、一番冒頭の滞在型観光への移行というのはちょっと何かおかしい。現況としては旅行者がそういうふうに移行しているという意味であって、施策をそういうふうに移行するという意味合いじゃなくて、そういう移行に対応していくというような発想であるべきかなと。そういう意味で、課題の整理のところでも観光への移行と書いてあるので、観光への移行というのは、あくまで旅行者がそう移行しているだけであって、それに対応するということをここに書かないとだめじゃないかなと思うんですが。対応が求められておるのではないかなと思うけど。

 

事務局

 部会長がおっしゃるとおりであるという感じがしますので、移行への対応か、もしくは、例えば一番下ですけど、滞在型周遊観光への移行への対応と書くか、もしくは周遊観光への対応が求められているとか、どちらかということで、また事務局と整理して最終的に部会長さんの了解をいただきたいと思っております。

 

部会長

 今の一番上の項目の中の一番最後のところの「移行が求められています。」というところが、対応にすればやっぱりすっきりしたりするのかなという気はしますが。

 ほかの委員さんはございませんでしょうか。

 

委員

 関連してなんですけれども、部会長さんがおっしゃられた「移行が求められています。」のその前なんですけれども、通過型観光から滞在型観光の周遊観光への移行というのはどういうことなんですか。ここがよくわからないんですけれども。周遊観光への。

 

部会長

 僕の理解でいくと、1コースをばーっとめぐるんじゃなくて、一定のところに滞在して、その滞在したところからいろんなところへ出ていって見てくるという。あるいは、1つの拠点に滞在しながら、体験漁業だったり、体験農業であったり、体験教室みたいなものをやったり、いろいろセットしてあれするという意味合いにとっているんですが、済みません、もしこっちの理解が違っておったら、担当事務局、教えていただければありがたいです。

 

委員

 そんなのやったら、滞在型・周遊型観光への移行といった方がわかりいいです。

 

委員

 滞在型で周遊観光と言われると。

 

委員

 滞在型・周遊型観光といったほうがわかりいい。

 

部会長

 そうですね。周遊型というのはまた周遊型なんでしょうからね。

 

委員

 だから、滞在してそこで周遊するということでしょう、部会長が言われていたのは。もしそうだとしたら、そういうふうに。滞在型の周遊といったら、やっぱりちょっと意味がずれておる。

 

部会長

 そうですね。事務局、何か。

 

委員

 やっぱり地場にお金が落ちるということからいうと、通過型の観光は地場にお金が落ちないということで、それで滞在型にするということで、滞在型を目指すのは作戦としても目指す方向なので、そっちのほうからの視点で書かれたものかなと思っておったんですが、滞在型で夏の休みに長く休むようになるとか、そういうことで滞在型も当然増えてはいるんですが、市としてはこの滞在型をキャッチして、しっかりここに泊まってもらおうという作戦なのかなと思っておった。そうでもないんですか。

 

委員

 言葉から判断すればね。

 

事務局

 考え方はそういうことです。

 

委員

 そんなのやったら、滞在型観光にしてしまう。

 

部会長

 多分、ここに後から事業メニューで出てくる広域観光も一緒に盛り込んだために言葉がおかしくなったと理解しているんですが。担当事務局、そうじゃないんでしょうか。違っておったらごめんなさい。だから、今、言葉のものとしては、周遊を取って滞在型観光でもおかしくないので、通過型観光と滞在型観光を変えるんだという。

 

事務局

 周遊を取って滞在型観光への移行への対応か、もしくは滞在型観光への対応というか、そういうことでもこの話は通じると思います。また、課題の整理も同じような言葉を使っておりますので、滞在型観光へのという言葉で読み取れると思います。

 

部会長

 実際に事業メニューもそういうものがあると思うので、いいと思うんですが。

 

委員

 でも、こっちが主体になるのやったら、必要がありますという言い方のほうがいいんじゃないの。求められているのは別に求められているわけじゃないので、こっちは滞在型観光に持っていく必要があるというのだから、求められていますという終わり方はそうしたら変になるから、滞在型観光へ移行していく必要があります、そういう終わり方にしないと主体性が出てこないと思います。

 

部会長

 言葉の整合性として、ここでは現況だけじゃなくて、現況と課題を一緒に、この項目は現況だけではないんですよね。現況と課題ということで、次の項目以降も現況だけを書いておったり、3項目めでは必要とかという、ここら辺でちょっと、4番目も何か求められていますだけの話だね。当市としての課題というのは課題の整理、そこら辺が何かちょっと混在しておるのかなと。ちょっとここら辺、何か整理できるといいと思うんですが。事務局、どうですか。3番目は設置が必要ですということになっていますし、ほかの3項目については、求められていますということになっているんですが。

 

事務局

 これも先ほど冒頭にご説明申し上げましたが、最終的には課題を整理した形で文章の締めくくりを行うということで、多くはそういうことを求められているということを課題としてとらえておると、こんな整理をしたわけです。必要がありますとか必要ですということも出てくるわけですけれども、その辺は文章の内容によって使い分けをしておるわけでありまして、どちらか一方、すべてその必要がありますということでもどうかなと思いますし、すべて求められていますでもどうかなと思いますし、その文章の流れ、内容によって整理をしてきたつもりでおりますけれども、今ご指摘がありましたので、もう一度さらに全体を通してその辺を整理させていただきたいと思います。

 

部会長

 非常に難しいところですが、ぜひよろしくお願いします。

 

事務局

 今の場合は、ご指摘のとおり、一番上の場合は、市の計画の中で市が主体になって観光型を目指していくということでありますから、求められているという表現は不適切で、必要があるとかということにしたほうがいいというご指摘は全くそのとおりでありまして、そういうことで、一つ一つ文章の中身等を吟味しながら、もう一度整理をさせていただきたいと思います。

 

部会長

 ほかの委員さん、ぜひご意見があれば。

 ▼▼専門委員さん、お願いします。

 

委員

 この今の前期計画のところに、市民とかNPOとかのメッセージ、役割を書くのが非常にわかりやすいのかな、それから、プランのほうから市民の方へいろいろ働きかけがあっていいのかなということで、これを中心に読ませてもらっていたんですけれども、2章のほうは要望が結構強く書いてあるんですが、私のところの農林のほうで、ページが違って申しわけないんですが、9ページ、ここに森林環境の保全と活用ということで、山の保全を環境のほうに入れていただいたので、こっちのほうになっているんですが、ここには私どもの農地林務事務所のやっている緑の再生とか里山の再生という500円の県民税のことについて言及していただいているんですけれども、事業者のほうへ、「水や海の源となる森林を大切にしましょう。」と非常にあっさりと書いてあるんですが、実を言うと、緑の森の再生とかでは、企業の森ということで、積極的に山を守ることに企業に参加していただきたいということがもう既に始まっておりますので、この辺はもし前をつくるとすれば、水や海の源となる森林を守り、育てる活動に積極的に参加しましょうなのか、してくださいなのかわかりませんが、しましょうなんですね、そんな言い方。というふうに、もう少し言葉を強く働きかけるようにしていただければなと。

 実を言うとその次のページも、今度は水を守るということなんでしょうけれども、企業者の方に「水資源を有効に活用しましょう。」と、これもちょっとあっさりなのかなと。このページでは市民の方へは節水を求めておりますが、事業者へは資源を有効活用しましょうというのもちょっとあっさりなので、ここはいい言葉が浮かばないんですが、もう少し積極的に、水質を守って、みんなが使えるように企業努力もお願いしますみたいなことを書けばどうかなと思いました。

 

部会長

 事務局、聞いていただけましたか、第1部会のほうの。

 

委員

 ちょっと人のところなので。

 

部会長

 9ページ、11ページの事業者へのやつを。

 

委員

 もう一ついいですか。これは決まり事でこうされたんだと思うんですけど、これは皆さんと入れんで、NPO団体等の皆さんへと言ったほうが親切でやわらかいんだけど、みんな何やら「へ」、「へ」と書いてあったら、ちょっときつく当たるんだけど。皆さんへと言ったほうが受けるほうもやわらかく受けとめられるんじゃないかと思うんだけど、その辺はどういう感覚で。事業者等へと書いてある。ちょっと違和感があるんやけど。

 

部会長

 ここはどうですかね、事務局。

 

事務局

 ご指摘を踏まえて再度検討して、整理をさせていただきたいと思います。

 

委員

 下に書いてある文章がえらいやわらかいんだけど、頭が事業者等へと書いてある。何かちょっと違和感がある。決まり事ならしようがないが。

 

事務局

 特別決まっておりませんので、大変結構だと思います。

 

委員

 さっき観光のことで、部会長さんのほうからそういう滞在型ということであったもので、このページで私が気がついたことを関連して申し上げておきますと、3番目に観光客の受け入れ体制の充実ということで、2行目なんですけれども、「外国語案内看板や」となっているんですね。こういうところの看板なんかは、私にすれば、表示板等とか掲出板とか、そういった言葉にしたほうがいいのかなと思うし、それから、「外国語ガイドの設置が必要です。」というけれども、ガイドというのは人なんですか、看板なんですか。それだったら、人だった場合、外国語ガイドの養成が必要ですとか、そうしたほうがいいのかなと。その辺、私の勘違いなんですかね。ガイドの設置、ガイドが人を指すのだったら、養成した人を設置すると見れば、よくわからんですけれども。看板という言葉よりも表示板。看板はどうも私は好きじゃない。

 

事務局

 外国語のガイドということが人ということで誤解されるということであれば、やはり不適切かなと思いますので、適切なように訂正いたします。例えば、外国語案内板の設置や外国語ガイドの養成が必要ですと訂正させていただきたいと思います。

 

部会長

 ▼▽さん、どうですか。

 

 

委員

 非常に大事なことを今協議されているんですけど、いわゆる表現なんですよね。だから、その辺の表現の仕方というのは、知るほうと受け取る方と、今の話で出たガイドの設置、私はそれでいいんじゃないかと思うけど、やっぱりガイドというと人をイメージするのかなという気もするし。だから、ガイドといったらいわゆる案内板もガイドですし……。

 

事務局

 表示板というとらえ方で書いてあるんですけど、もしそういう誤解を与えるようでしたら……。

 

委員

 そうなんですね。だから、表現というのは非常に難しくて、受け取る側によってみんな違うんですね。

 ただ、総合計画で何が大事なのかといったら、何をやるのか、いつやるのかということが大事。そういう中で考課して、もっとそういう文言を詰める、これは国語の先生に任せて、何かおかしいところはないかというのでいいのじゃないかなと。これは私の考えですよ。

 しょせん、ほとんどが推進だとか強化だとか、具体的じゃないんですよね。たまたま例えば案内板の設置、これはいつまでにやりますよとか、例えばさっき温泉利用の多目的施設の建設、これは宇奈月のイメージでは何かふろをつくれと、こういうのは目的がはっきりしていますね。だから、これは後期に丸がつけてあって、それは正解なんだけど、考え方とすれば、前期だけじゃない、後期にわたるじゃないかと。これは前期でやるよという事業が何か少しおくれるんじゃないかという受け取り方が何か非常に難しいと思うので、ただ、このいわゆる強化だとか何だとか、永遠にする問題じゃない、ほとんどが。橋をつくりましたよと、何年度にやりますよという話は非常に少ないので、だから、その辺がある程度あいまいというか、受け取る方がどう受け取ってもいいのじゃないかなと。それはその人のとり方で、そこまで詰めていくと、これはほとんど決まらんのじゃないかなという気がする。幾つかそう思うなというのはありますけれども、それは表現というのは非常に難しい部分というのはいっぱいあると思う。どうなんでしょうかね。

 

部会長

 まさにそのとおりでして、大岡裁き。

 ◎△委員さん。

 

委員

 これは以前から基本構想がありまして、それにも案も取り組んできたわけですけど、あと、今回は基本計画ですね。この後、実施計画という3段階で流れがいくよという話だと思うんですが、実際に今、基本計画をやっている、ほんとうの基本的な細目にわたって分野ごとにやっているわけですけれども、同じく実施計画についても、この基本計画のほうを遵守して実施計画が多分取り組みされると思いますが、流れとすればこの実施計画が、例えばこの基本計画が提出されまして、その後、当然もう進行しているのかどうかわかりませんけど、いつごろその実施計画というものが発表されるのか、出されるのかちょっとお聞きしたいなと。以上ですけど、もしわかれば。

 

部会長

 事務局、どうですか。

 

事務局

 実施計画の話であります。審議会委員の皆さんには、基本構想と今検討中の前期基本計画までということであります。それらを決めていただいた後、実施計画を作成する。それは3月中までに実施計画書をつくるということであります。ただ、公表の部分については、前期計画までの公表ということになります。

 

部会長

 それは5年間分の前期計画を一気に公表するということですか、単年度ごとじゃなくて。

 

事務局

 基本計画は、今、皆さんにこのように決めてもらったこれは公表ということです。それで、実施計画については3カ年の実施計画をつくるということで、それぞれ3カ年ごとに実施計画のローリングをやっていくということであります。

 

部会長

 わかりました。

 ほかの委員の皆さん、よろしいですかね。何かございましたら。

 ●●委員さん、ございませんか。

 

委員

 今ほど、◎◎さんのほうから発言があったのですけれども、おれも全く同感なんです。あんまり細かく物事を決めていくと、今後何か視野が狭くならないかなという感じがしまして、大ざっぱに書いておけば、いろいろ変えていけるんじゃないかなという思いでいっぱいなんです。とにかく私はそういうような意見の前から、皆さん熱心に考えておられるなと思って発言しておりませんでしたので、どうも済みませんでした。

 

委員

 観光ボランティアとしては、今、計画ということなので、ものすごく視点を突いて、滞在型の議論もありましたし、これも今求められているところは間違いないところです。それから、祭り事とかそういう伝統行事についてのボランティアというのも、1つのことを挙げますと、えびす祭りにつきましてはもうツアーが入ってきておりまして、自分の体験としましては、日中まち歩きをして、夜の花火大会のツアーの面倒まで今私がさせていただいています。そういう面では、これからもいろんな祭り事にツアーが入ってくるとなれば、そういう人たちのボランティアもやっぱり必要になってくるなというふうに、こういう視点も突いておられますし、それから、外国語の看板、案内板と言われていますけれども、海外の方も入っておられますから、そういうボランティアも必要だし、看板も必要。これはこの中にみんな入っているので、私も今は黙っていたんですけど、どっかというと私のほうも、実施のほうがいつになるのかなというのを皆さんうずうずしているほうで、計画的にはこのまま進めていただいてよろしいのではないかなという思いで今います。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ●◎委員さん、どうですか。

 

委員

 いっぱい書いてありますので、工業関係とかいうことなりますと、ちょっと行政とは全然違いますので、最初から言っておるんですけど、そうかといって、黒部の持っておる恵みというのを、水なりなんなりを多いにこれは地域に対して1日も早く、理屈を言っておらんと早いことPRして、ぜひ企業に来ていただきたいものだと思っております。それが一番大事なことじゃなかろうかと思っております。これほどすばらしい水に恵まれたところはございませんので、重点目標になっておりますけど、ここらあたりもぜひお願いしたいものだと思っております。人を育成するとか云々というような、企業企業で全部違いますので、行政にあんまりかかわりがないと僕は思っております。やれるわけもないと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。

 

部会長

 わかりました。どうもありがとうございました。

 大分意見も出尽くしてきたように思います。かかなる前期基本計画につきましては、多少の文言の修正等も加えていただいて、来るべき全体会に向けて精査していただければいいかと思うんですが、一応協議事項は終了ということでよろしいですか。

 

委員

 今いろいろ言われましたので、これを見て、わかりやすいことに書かれているかどうかということです。どっちでもとれるよという言い方で、それでいいのかどうかということもあるじゃないですか。こんなものはどうでもいいんだということじゃなくて、やはりこれを見てわかる、これを見て何をしようかという計画がわかるということについて伝えることが1つの目標で、だから、ここにも表現が適切であるかどうか見てくださいと書いてあるわけなので、いろいろ発言があって、それはそれでいいと思いますけれども、だけれども、僕らみたいな頭の悪い人たちがこれを見て、さっと頭に入るのかどうかということについての意見交換というものがあってもいいと思うんです。私はそう思います。

 それと、もう一つ、あまり時間がないと言われるのであれですけど、27ページですけれども、事業者等へと書いてあるのは、これは事業者の皆さんへということなんですけど、ここでは、「もてなしの心で接し、来訪者に心から満足してもらえるよう努めましょう。」と書いてある。これは、前のを見たら、NPO団体等でも全く同じことが載っておったもので、どうかなと。これはちょっと書き方が変わっておりまして、よかったかなと思うんですけど、ここでは事業者の皆さんに、事業等を通じて観光ボランティアの育成や支援について努めましょうぐらい、そういったことについても触れてもらったほうがいいのかなと思っておりますけれどもね。

 

部会長

 今のやつは、◎△委員さん、事業者等へというところで、事業を通じてというのは。

 

委員

 観光ボランティアの育成支援に努めてくださいとか、そういうようなことも、観光産業じゃないけど、産業観光を目指しているということであれば。

 

部会長

 事業者が例えばガイドのために時間を費やしたり、そういうことに協力してくださいという意味合いを盛り込んでくれということですか。会社を休んで……。

 

委員

 うちの産業はこういうことをやっているよと、だから、ぜひ理解をしてくれと。そういったボランティアの育成といいますか、そういうのも含めてメッセージを伝えたほうがいいのかなと思うんですけれどもね。

 

委員

 企業だけじゃなくて市民ということがされていますから、企業だけではなくて、役所関係であれどこであれ、まち歩きに参加されて黒部市のいいところを理解していただくという意味では、市民という言葉が出ているので、企業と絞らなくてもいいのではないかなという思いがしますけれども。黒部市民であれば皆さん歩いてみるといって、自分でよいところがあればということで、ボランティアに参加してみようかという広い面で、企業に絞らなくてもいいのではないかという気もしますけれどもね。ここに市民というのが出ておりますので、それでいいと思います。

 

部会長

 1回、事務局、当然ながら、市民とかNPO団体に求めるものと事業者に求めるものの線引きというのがやっぱりあると思うんですね。そこら辺の区分というのは、計画すべてに相通じるものとして、事業者が経営者側からとして何ができるかということをこの事業者等へというところでは求めているような気がするんですが、そこら辺をちょっと。

 

事務局

 この市民・NPO団体等へというところは、一般の市民の皆さんすべてということになりますし、NPO団体等へというのは、もともといろんなボランティア組織があって、そのボランティア組織がNPOへと発展をしていくというのが一般的なことだろうと思います。そういうカテゴリー、そういうグループの方と事業者等へは少しすみ分けをして、同じことを求めないような整理をいたしました。いろんな事業者に該当する項目をこちらに挙げたというつもりではおるんですけれども、副部会長さんがおっしゃったように、すべての市民の皆さんに通じることは市民等へのほうへ記載をしたということで事務局としては整理したつもりでおります。

 

部会長

 今、それを受けて◎△委員さんは、この事業者には。

 

委員

 事業者については、事業を通じて観光ボランティア、そういったことの育成支援について配慮してくれと、努めましょうということもメッセージにあったらいいんじゃないかということを言ったんです。要らないというならいいです。

 

部会長

 便宜を計らってやってほしいとか、要は、休み等についての理解をしてやってくれとかいう意味合いのことですか。

 

委員

 そういうことも含めてですね。

 

部会長

 これは、何かそういったことを盛り込める表現はありますかね。

 

事務局

 ご指摘を踏まえて、もう一度整理をさせていただきます。

 

委員

 私は実は企業のほうの方たちに要望したいというのは、今、グリーン作戦とかもやっておられるんですよ。自分もYKKに勤めていたからあれなんですけれども、今やっておられる清掃の仕方は会社の周りだけということなんですね。そういう面で、もう一歩を踏み出すとなれば、もっと例えば名水公園の清掃にしていただくとか、それは企業だけじゃなくて役所とかどこでもそうなんですけれども、そういう観光資源を清掃するという方向へ、企業の方たちはそういう方向へ力を入れてもらえるといいなと。企業の方の中でもボランティアに参加しておられる人は別におられますから、企業はじゃ何をするかという面で、そういう観光資源を守るという面で清掃とかいろんなことに参加してもらえる方向にいってもらえればいいのかなと思っているんですよ。今、一生懸命グリーン作戦というのはいろいろ会社でやっておられますので、もう一歩踏み込んでという意味で、そういう表現の仕方をしていただければいいなという思いがあります。

 

部会長

 コミヤさん、済みません、今の言葉は、企業単位のボランティア活動をという意味合いですか。非常に難しい分野で。

 

委員

 市民としては、企業に働いておられる人も市民には間違いないので、その中でボランティアで個人個人ではやっておられるから、企業としての方向性というものをもうちょっと打ち出してもらえたらいいのかなと。この間、企業がボランティアに対しての助成という話もあったんですけれども。

 

部会長

 それについては非常に難しい問題であると思うんですよね。会社が食うか生きるか、あるいはあまり給料を出しておらん従業員に対して、全員でボランティアをするぞといって強制的にやったら、それはボランティアじゃなくなるような気もするし。そういう会社の中でムードづくりをするということは大事かもしれんけど、こういうところでは表現が非常に難しい部分かなという気はするんですけど。お話しされることはわかるし、◎△委員さんが言われるのもわかるんやけど、そこら辺がどうもこの市の基本計画の中でメッセージとして取り上げるのが適切かどうかということについては、僕は非常に問題なような気がするんですよね。

 基本的にはやっぱり事業活動の中でのできることと整理するとすれば、ここで言うもてなしとか、例えば会社に来訪する人に、どの人もこの人もいい顔をできるかといったら、押し売りに来る者にいい顔はできんわけで、やっぱり基本的な接し方として、そこら辺は各事業者がこういうものを見られて、どう協力できるかという意味合いを理解してもらえるところは理解してもらえて、理解できないところはできないんだろうなという気がするんですが。

 よろしいですか、◎△さん。

 

委員

 はい、いいです。

 

部会長

 事務局でも検討していただくことにして、そういうすみ分けがされているということですので、言葉を選んでわかりやすいようにひとつお願いします。

 大分意見も出尽くしたようなので、この協議事項について終了とさせていただいてよろしいですかね。◎△さん、心残りでしょうがいいですか。

 

委員

 大丈夫です。

 

部会長

 一応これでいわゆる部会を終了することになるわけですが、全体を通じまして、何かご意見があれば伺ってもいいかと思うんですが、いかがですか。

 

委員

 1つ気になっておったのは、最後に済みません、9ページなんですけど、事業者等のところに「水や海の源となる森林」というのがあるんですけど、これはもうちょっと何か表現を、水や海をはぐくむとか、「源となる森林」、これはちょっと違和感があって、検討していただきたいんですが。

 

部会長

 先ほど▼▼委員さんは、参加するとかいう言葉を加えてほしいということで、今、▼▼委員さんは、源という言葉にどうもひっかかると。

 

委員

 水や海の源、源という表現がちょっとひっかかるんですけど。今までどちらかというと、水や海はほんとうは森林がはぐくんできているんだという表現で言われているのが一般的なんだと思います。

 

部会長

 そういう意味では、はぐくむという言葉もいいかと思うんですがね。

 

委員

 そのほうがぴったりくるような気がするんですけど、源というのはちょっと違和感がある。森林が水や海をはぐくんでいるんだよという表現のほうが何かぴったりくるような。ちょっとあれですけど、もうちょっとぴったりくる表現があったかと思うんですけど。源はちょっと。

 

部会長

 事務局、ここの辺はちょっととめ置いてください、頭の中に。源よりもはぐくむあたりが適切か、もしくはそれ以上に適切な言葉があればということなんですが、お願いします。

 あと、何かほかの部分でもあれば伺いますが。

 特にないようでしたら、これで黒部市総合振興計画審議会の第5回の第2部会を締めさせて……。

 

事務局

 その他がございまして、お願いしたいと思います。その他を予定していますので、よろしいでしょうか。

 委員の皆さんからは、大変多くのご意見、ご指摘をいただきましてまことにありがとうございました。幾つかご指摘を踏まえて修正が必要な部分がございます。本日、最後の部会ということでありますので、修正箇所等については、大変恐縮ですけれども、事務局に一任をしていただきたいというふうに思いますし、また、ややこしい点等については部会長さんにご了解を得た上で修正をかけさせていただきたいと思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。

 文章表現等につきましては、先ほど◎◎委員さん、●●委員さんからもお話がありましたし、また、◎△委員さんからもお話がありましたけれども、我々事務局の考え方としまして、しっかりとしたわかりやすい内容で市民の方にこの計画をお伝えするというのを非常に重要視しております。もっとぶっちゃけた正直な腹を申し上げますと、どなたが見ても、何を書いておるか1つもわからんように書いておるが、ここはおかしいがやと、そういうことで最終的な計画書になっていってはだめだという思いがございまして、そういう意味で職員側でも一生懸命精査しておりますし、また、委員の皆さんのお知恵もおかりしながら最終的にしっかりとした計画書にしていきたいというのが思いでございます。そういう意味も含めまして、またさらに修正すべき点等があれば、先ほど申し上げましたように、具体的な提案をぜひお願いしたいと思っております。

 それで、3点ほどご連絡を申し上げたいと思います。

 1点目、次回の審議会の開催予定でございます。次回は全体会ということになりますけれども、11月29日木曜日、午後1時30分からコラーレのマルチホールで予定をしております。審議会の最終回ということになります。ぜひ日程調整の上、ご出席をよろしくお願い申し上げます。

 2点目は、今ほど言いましたように、毎回と同様、意見提言書を同封いたしております。ぜひご意見等、ここを具体的にこうすればどうかということをまた事務局へお寄せいただければ大変幸いでございます。

 それから、最後にタウンミーティングの件で少しご連絡を申し上げます。

 

事務局

 それでは、3点目、タウンミーティングの開催について少しご案内させていただきたいと思います。

 ただいま配付しておりますピンク色のチラシにありますが、今年も地域課題の解決に向けて市民の皆さんと一緒に考えるタウンミーティングを開催することとしております。概要については、今ほどお配りいたしましたチラシのとおりでございますが、今年のテーマは4題ございまして、北陸新幹線、新市庁舎、子育て、消防等、以上の4点のテーマで実施する予定にしております。開催日、時間、場所等については、そちらのごらんのとおりでございます。

 市長みずから市民の皆さんに説明し、市民がどのように受けとめているかということを知るいい機会でもあります。委員の皆様方には、こういったこと事項について総合計画基本構想の中で十分議論をいただいて、十分ご承知のテーマでございますが、ぜひご参加いただき、市民の生の声をじかに聞いていただければと思っております。

 以上でございます。

 

事務局

 その他は以上です。

 

部会長

 どうも済みません。先ほどちょっと順序が違ったわけじゃなかったんですが、この5回の部会で部会長を仰せつかりまして、つたない進行を務めてきておりました。皆さんの協力のたまものと感謝しております。どうもありがとうございました。(拍手)

 

事務局

 どうもありがとうございました。

 これをもちまして、総合振興計画審議会第5回第2部会を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。

 

―― 了 ――