黒部市総合振興計画審議会 第4回 第6部会(行財政)会議録

平成19年8月1日(水)9:30〜

黒部庁舎301会議室

 

 

事務局

 おはようございます。定刻となりましたので、ただいまから、黒部市総合振興計画審議会第4回第6部会を開会させていただきます。

 本日の会議には、●◇委員が所用のため欠席であります。また、△▽委員については後ほどおくれて来られるかというふうに思います。

 それでは、初めに○○部会長よりごあいさつをお願いいたします。

 

部会長

 皆様、おはようございます。

 当第6部会、第4回目の会議開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 委員の皆様におかれましては、何かとご多忙の中お集まりをいただきまして、まことにありがとうございます。

 さて、総合振興計画の策定につきましては、前期基本計画の基礎となる資料提示を受けまして、いよいよ佳境に入ってきたという感がございます。特に、事業メニューに基づくより具体的な個別事業といったものが出てまいりまして、その実施期間、あるいは事業推進にかかわる協働体制や成果指標の設定などは、前期基本計画の中でも大変大きなポイントになる部分ということであります。実際、私もいろいろ見てみますとなかなか難しい部分もありまして、想像してもなかなか理解しにくいといった面もあるわけですけれども、市民の目線といいますか、我々それぞれが地域で生きていくという目線を頭に置きながら、市全体の計画であるという面も踏まえながらしっかりと議論をしていきたいと。

 私も先々月、6月末ぐらいから商工会議所のほうでかなりいろいろ具体的な事業メニューが出てきているわけですけど、個別事業を集団で検討しておりまして、けんけんがくがくの議論になりまして、かなりやりました。そういったことが今回の振興計画を策定するに当たっては大変重要なことであろうということで我々もいろいろやっておるわけですけれども、皆さん方におかれましても、各所属団体、いろんなご友人なども含めまして、ご意見を聞きながら皆さんの意見としていければと思っております。

 本日は協議事項といたしまして、まず基本構想の継続審議事項であります重点プロジェクトについて、次に、前期基本計画の基礎指標であります施策検討用シートSTEP2及びSTEP3の再精査について協議をいただきます。特にSTEP2及び3につきましては、前回部会の意見をもとに庁内でもう再検討していただいております。一部修正の上今回提示を受けておりますので、これをまたお聞きいただいてということになります。今回、各部会においてはその修正部分を中心にさらに議論を深め、各部会ごとに一定の取りまとめを行うというふうな予定になっております。当部会におきましても、与えられた役割をしっかりと果たしていきたいと考えておりますので、委員各位には忌憚のない意見等を賜りまして、ひとつ今日は有意義な会議にまたしていきたいと思っております。

 開会に当たってのごあいさつといたします。どうもありがとうございます。

 

事務局

 どうもありがとうございます。

 それでは、早速議事に入りたいというふうに思います。

 審議会条例の規定によりまして、本日の会議の運営を部会長にお願いしたいというふうに思います。○○部会長、よろしくお願いいたします。

 

部会長

 それでは、早速議事に入りたいと思いますが、報告事項、資料1ですね。次第書きの順序に従いまして議事を進めてまいりますので、まず、次第の3の報告事項、前回審議会以降の経過についてというところから始めてまいりたいと思います。

 それでは、事務局、説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、皆様、お手元のほう、次第の1枚目をめくっていただいて資料1をごらんください。今日の次第の2枚目のほうに資料1がございます。

 ・・・説明省略・・・

 報告事項の前回審議会以降の経過については以上です。

 

部会長

 ただいまの件につきまして、何かご質問がございますでしょうか。よろしいでしょうか。

 特にないようですので、次に、次第の4、協議事項に入りたいと思います。

 まず、協議事項の1、基本構想の継続審議事項として、重点プロジェクトについて事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

 済みません、座って説明させていただきます。

・・・説明省略・・・

 以上です。

 

部会長

 ただいま説明を受けましたが、特に第6部会の関係事業については皆さんで確認をお願いしたいということであります。

 これらの件についてご意見、ご質問等はございますでしょうか。

 これは事務局のほうにちょっと教えていただきたいんですが、重点事業として事業メニューにあったものが、全体で、例えば各部会ごとで重点事業でなくなった、変わったものとかというのはあるんですか。

 

事務局

 現在のところございません。

 

部会長

 ないんですね。

 

事務局

 はい。少し補足させていただきたいと思いますが、事務局の考えといたしまして、中間報告を取りまとめていただいて、こういう形で重点プロジェクトというものを一たん整理をいただいたということでありまして、基本的にはこのままの形でお願いしたいというのが事務局の本音でございます。

 ただ、中間報告を取りまとめていただく段階では、個別の事業を提示していない段階で重点プロジェクトというものを整理いただいておったわけであります。前回の審議会でそれぞれ事業メニューに基づく個別事業というものをご提示したわけですけれども、個別事業の内容を見ていただいた上で、果たして重点プロジェクトというものがこういう形でいいのかどうか確認をいただきたいと、こういう思いであります。

 

部会長

 基本的には、この中間報告で重点事業にあったものは現在もそのままここに表記されているということで今ご説明をいただきました。我々の部会のものについても変更はないんですけれども、個別の事業を皆さん確認していただいたと思いますので、個別の事業を確認の上、これでよろしいかという念押しをお願いしたいということだと思いますが、今ほど、基本構想の中の重点プロジェクト、観光・交流の促進と行財政運営と市民参画・協働の取組みという中にあります合計で6つですか、これは今までの事業メニューの中の重点項目であったものと全く同じでありますけれども、ということでよろしいでしょうか。ここまで来てなかなか重点事業を変えるのも大変なことですけれども。事務局側はなるべく変えてほしくないと言われますと余計に発言しにくいかと思いますが、それはそれとして、意見があれば意見としていただければと思いますが。

 

委員

 今、意見と言われましたけど、35ページから自然と共生するまちづくりという重点プロジェクトの、この中でも思ったことを言っていいんですか。

 

部会長

 はい。ほかの部会でも結構です。

 

委員

 私は農業の立場からちょっと言わせていただきますと、35ページの水資源の保全と36ページの農村環境の保全・整備とか、農業に関係することなんですが、私、ある県の審議会か何かでお米で有名な魚沼の市長さんと一緒になったときに、魚沼というところは山と山との間に田んぼがあって、全国のブランドをつくっていますと。それで、毎年毎年市長さんが感じられるのは、水不足が感じられると。川に流れてこなくなった。それは、森林の杉が水を吸うのか、地球環境で吸うのかわからないが、必ずや将来水不足が来るとすごく断言されるんですね。それで、十二貫野用水の巻江のことを、今、落ち葉が落ちてだんだんだんだん埋もれていますので、あれは黒部の遺産だと、世界遺産まではいきませんけど、黒部の遺産、富山県の遺産だと思っていますので、できればみんなでボランティア活動をしながらあれを保存していきたいというのが私の願いです。

 それで、今現在、県では里山とか緑の森の再生とかという緑基金ができましたですね。そういうものを利用して保存できればなと。それから、去年も●●眞隆先生とずっと歩いてみましたら、あれはやっぱりほんとうにいやされるんですね。ですから、そういうところにも力を入れる、どこに入れればいいのかちょっと私もわかりませんが、そういうことも力を入れていってほしいなと思います。

 それと、今、日本全土では67%が山と森林で、その残りが33%の田畑土地があったのが今現在13%に減っていきまして、水田がなくなろうとしていると。なくなるわけでもないですが、毎年毎年1%ずつなくなって、農家の皆さんは、農業をしておってももうからんからアパートを建てるわとか何とか建てるわとかって、だんだんだんだん。確かに土地が、黒部市を見ましても、人口は少ないのに建物がどんどこどんどこと建っています。

 それで、やはりこれは大きな問題ですので、私の意見ですが、土地が減るということは、将来に向かって、例えばWTOとかFTA、自由化問題が起きますときに、大きい国にのまれてしまって日本の農家はお手上げ状態になったときに、やはり食は命、ちゃんと三度三度食べる食を持たなかったら、この日本の農業もですけど、日本全体がだめになっていくような、女の勘で思います。国は、大きい農家で小さい日本農家をつぶそうとしていますが、やっぱり自給率をきちんと持っていなかったら、私の小学校一、二年生のときみたいに、町の方が着物と米を交換してくださいとか何とかかんとかという、そういう悲惨さにならないように、子供たちにやはりきちんと土地を残していってやらなければならないのが私たちの役目ではないかと思っていますので、そういう部分もよろしくお願いいたします。

 以上です。

 

部会長

 ありがとうございました。

 

事務局

 ○▽委員さんがご指摘されたことはまさにそのとおりだというふうに思っていますし、例えば自然と共生するまちづくりの中で、ごらんのとおり重点プロジェクトの中にしっかりと、水資源の保全という部分ですとか、あるいは里山整備の推進といったものも重点プロジェクトとして位置づけておりますし、水環境、森林環境、あるいはいやしの部分ですとか憩いといった部分についても、体系的にはきちんと事業メニュー、あるいは個別事業のほうでそういったことも盛り込んでおりますし、農業面の話もされましたけれども、そういったことはすべてこの計画の中でそういう考え方を盛り込んでおるというふうに考えています。

 

委員

 ありがとうございます。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ほかに、どなたか。よろしいですか。

 それでは、特にほかにないようですので、協議事項の1については以上とさせていただきます。

 次に、協議事項の2、前期基本計画審議事項として、施策検討用シートSTEP2及びSTEP3の精査に入りたいと思います。

 まず最初に、施策検討用シートSTEP2について、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、私のほうから座って説明をさせていただきます。

・・・説明省略・・・ 以上です。

 

部会長

 ありがとうございました。

 それでは、この件につきましてご質問等をお願いいたします。

 当第6部会につきましては非常に赤線が少ないという感じがしますけれども、それだけ今までいろいろきちんと積み上げ、確認をしてきたからかなというふうに思っております。見事に赤線が入っているような部会のところもございますが、今からすごいなというところもありますけれども、第6部会につきましては、そういう意味では非常に軽微な訂正で済んでいるのかなというふうに感じます。今回は第6部会についてのみということですので、とりあえず先に第6部会のSTEP2入力シートの確認をお願いいたします。

 なかなか意見が出しにくいところかと思いますが、よろしいでしょうか。今回いただいた資料としても一番細かくて多くて、具体的に思い浮かぶ〓〓〓〓非常に難しかったとは思うんですけれども、特に第6部会、ないようでしたらよろしいですか。

 それでは、STEP3のほうへ移りたいと思います。STEP3について事務局のほうからご説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、STEP3をごらんいただきたいと思います。

・・・説明省略・・・

 以上であります。

 

部会長

 ありがとうございました。

 たくさんありますので、1つずつやっていきましょうか。6―@からいきたいと思います。全部一遍にお話を聞いてもちょっとなかなか難しいと思いますので、6―@市内外との連携・交流の促進、ページでいいますと38ページにつきましてご意見をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

委員

 北方領土問題出前講座実施回数とありますが、これは市内外との連携・交流の中に入るのかね。もし入れるとしたら、黒部市あるいは関連市町村との連携による北方領土問題何とか。そこに連携が出てくるわけで、北方領土問題そのものが連携・交流に入るのかね。ちょっとそれが第1点です。

 それから、これは全般のことなんですが、例えば今の北方領土のそれでいきますと、施策の指標として目標値を挙げておるわけですね。それで、目標値はどこに出てくるかというと、現況値と目標値のところではっきり出てくるわけですね。一方、その上の段の指標@のところで北方領土問題出前講座実施回数。これは指標なんですね、回数は。ただ、指標だとしたら、実施回数が多くなることなのか、少なくなることなのか。それから、次の指標目標Aの場合、その指標は流入・流出人口の差。これは流入人口を増やすということなのか、バランスをとるということなのか、ちょっとやっぱり差ではわかりにくい。同じことがすべてに言えるわけで、例えば次の指標@の場合、広報やHPなどの云々、市民の割合。これは高めるのか少なくするのか、わかり切っておることだと思うんですけれどもね。何かそこら辺の表現にちょっとあいまいさがあるんじゃないかなという感じを受けます。

 問題は、今言っておる表現の仕方といいますか、そういうところ、その2点です。

 

部会長

 まず、施策の指標としては、これは1つですね。今、黄色でくくってあるのが中分類の中で1つだけということですね。基本的には幾つしてもいいということではあったんですが、少なくしたいということで今回絞り込まれて、黄色の枠だけを指標としたいというお考えですよね。

 

事務局

 そういうことです。

 

部会長

 そうすると、この黄色の枠で、北方領土の話はちょっとよろしいとして、除くとして、次の指標Aに書いてあります流入・流出人口の差というところの指標について、今●●委員からおっしゃったことについてお答えいただければと思います。

 

事務局

 少し指標の設定の数についてもう一度整理させていただきたいと思いますが、施策中分類ごとに基本的には1つ、場合によっては2つ、また、どうしても指標が設定できないという中分類もありまして、ゼロという場合もあり得るというふうに事務局として考えております。

 今回、幾つかリストアップを前回した中で、極端な話を申し上げますと、十分に庁内で議論もせんと、考えられるものを挙げさせていただいておった段階だということで、そこから庁内で議論をして絞り込んでオレンジ色の枠のものを挙げたということで、オレンジにしていないものは、要するに落ちていったと、却下していったというふうにご理解いただきたいと思います。

 施策中分類の数からいいますと、今回の計画全体で79の中分類がございまして、基本的に1つということであれば79になるわけですけれども、今現在整理をいたしますと70前後ぐらいでございます。この指標というものは多ければ多いというものではございませんで、指標を選定するからには、当然それに向かって施策を進めていくわけですけれども、検証とか評価とか、当然そういったものもつながってくるわけでありまして、他市の例を見ましても、100も200もそういう指標を設定しておるところはございませんで、数から申し上げて大体そんなところが妥当なのかなというふうに考えております。数としてはそういう考え方でございます。

 ●●会長さんから、流入・流出人口の差ということでご指摘いただきました。まさにそのとおりでありまして、実は非常に自信がない部分でございます。頭を悩ましておったわけですけれども、現時点でこういうものしかご提示できなかったというのが本音でございまして、こういうものがあるとか、こういう考え方ができないのかということがあれば、そういう意味でのご意見をいただければ大変ありがたいということでございます。

 また、目標値のことにも触れていただきましたけれども、お話しのとおりでございまして、どういうことに向かっていっておるのか、増やしていこうとしているのか、あるいは抑えていこうとしているのかということが少しぱっと見ではわかりにくいという部分もございます。ただ、目標値を見ていただきまして、現況値から増加ということにしておれば増加させるということが目標となりますし、減少しておる目標値ではそれを減少させていくというのが目標ということになりますし、場合によっては現状を維持すると、現況値をキープしていくというような考え方もあるのかなというふうにも思っておりまして、そういう考え方で整理をしておるということでございます。

 以上です。

 

委員

 最初の北方領土の件、大変認識不足で失礼いたしました。

 今、後半のことについてのご説明をいただきますと、実情はよくわかるんですが、そうしますと、施策の指標というか、あるいは指標よりも施策の視点、あるいは施策の視点と目標値と、E全体を施策の視点と目標値とすれば、なるほど流入・流出人口の差が1つの視点になると。目標値は、現況に対してそこに数字が目標値としてうたわれておりますので、増減、増えるのか、減らすのか、同じにするのか、それが非常にはっきりするということで、私としては、「施策の指標(目標値)」を「施策の視点と目標値」、ちょっと再吟味しないとわかりませんが、とにかく今ぱっと思いついたことは、そういったような表現はいかがだろうということです。

 

部会長

 「施策の指標(目標値)」を「施策の視点と目標値」というふうに置きかえたらいかがかというご意見ですが、これだけではなくて全部になりますね、変えるとすれば。すべてのものが、同じEというところの中では全部の項目がこういうふうに変わるというふうなご提案ですよね。●●委員がおっしゃるのは、ここだけではなくて全体ですよね。

 

委員

 全部です。

 

部会長

 そういうご意見ですが、いかがでしょうか。

 

事務局

 ●●委員さんからのご指摘は審議会全体としての考え方の部分でありますので、この後、全体審議会がありますので、そこで再度協議いただいて、このことについてはまだ前期基本計画の部分でありますので、今後まだ議論する場があろうかというふうに思いますので、後ほどの協議にさせていただきたいというふうに思いますが。

 

委員

 おっしゃるのはよくわかるんですが、今、具体的な指標とかこういった現況値とか目標値というのが具体的に示された段階で振り返ってみて、施策の指標というのは当てはまらないということを言っておるわけです。

 

部会長

 言葉の意味としては、今●●委員がおっしゃるような、指標というのは物事の検討をつけるというような意味ですから、具体的なものが出てきておるんだから、もう検討ではなくて、どうとらえるかという視点ではないかと、こういうような意味で言っていらっしゃると思いますが、どちらにしろ全体会の中でお話をすることではあると思いますが、今のこの時点でお話として取り上げていただくということです。

 それでよろしいですか。

 

委員

 全体で提案してもらえばいいわけです。

 

部会長

 そうですね。

 

委員

 問題なければ、これでいいんだということになればよろしいんですよ。しかし、これはやっぱりそうかというようにお考えでしたら、全体委員会で提案していただきたいということです、この部会では。

 

部会長

 じゃ、この部会でまず結論を。指標ではなくて視点と目標値ということ。事務局のほうから、指標(目標値)というようなところのお考えをまず先に聞いたほうがよろしいですかね。

 ◇◇委員、どうぞ。

 

委員

 まず、全体的に見ますと、70前後になったと。それ自体も私としては多いんじゃないかと。皆さん方、もっと市民のサービス向上、負担軽減と、こういうことでお願いしたいと思うんですが、あまりこういうふうに目標値ばかりつくっていきますと、こういうところにばかり目がいって、仕事ばかりつくっておるようなことになりますので、例えば富山市が70前後だとすれば黒部市は50ぐらいでいいと。それで、皆さん方が、今●●先生がおっしゃった、指標というのはやっぱりちょっと厳しいんじゃないかなと、表現として。やはり黒部市民として、目標値として、あれは計画だとちょっと弱いので、目標値としてこういうふうなスピードで流入・流出人口の差をもっともっと広げていきましょうと。

 これは先ほどちょっと細かい説明がありませんでしたけれども、これはどういうことかといいますと、黒部市に対する企業誘致、あるいは既存企業の拡大と。例えば、YKKでいけば、本社で設計をやっておるやつを富山でやっていただくと。そうしますと何百人もの人がやってまいります。それは何につながるかといいますと、単に人口だけじゃなくて、各事業所の市町村別人口の比おいて配分される税金分が黒部市に落ちると。そういうことで、黒部市挙げてこういうふうに取り組んでいくんだという、やはり黒部市民のメリットというものもよく理解しながらやっていかなきゃならんのじゃないかなと、このように思います。

 それから、指標といいますと、●●先生とちょっと違うかもしれませんけど、ちょっと厳しい、市民に対して押しつけ的なところがあるんじゃないかなということで、目標値ということで、それで、その目標値が100%達成されなくても、黒部市民全員が広く理解してその方向に進んでいけばそれでいいんじゃないかなというような感じで私はおります。

 

事務局

 今ほどのご指摘の意味は理解したつもりでおります。●●会長さんがおっしゃったように、第6部会としてそういう考え方でいこうということをまとめていただくのかいただかないのか、そういう考え方でいくのかいかないのかということをまとめていただきたいわけでありますけれども、少し事務局のほうでも検討する時間をいただきたいというふうに思いますし、少しだけ申し上げますと、この指標というのは、施策を進めるに当たっての、それが目的に向かってほんとうに進んでいるのかどうかをはかる物差しであるというふうに我々事務局は整理をいたしておるわけでありまして、そういう物差しをそれぞれの中分類で1つずつつくっていきたいと。これが計画の中では市民の方にとってもわかりやすいのではないかというのが事務局での考え方であります。視点ということになりますと、若干物差しという意味と少し違ってくるのかなというような気持ちでもおりまして、今のご意見を踏まえて少し事務局のほうでも検討をさせていただきたいというふうに思います。

 

委員

 指標というのは物差しではないですよ。目標を示すところですよ。どうねらっているか。指標は物差しではない。辞書を一遍繰ってみてくださいよ。もし物差しということであれば、私は意見を取り下げます。

 

部会長

 広辞苑で見てみますと、指標は、「@物事の見当をつけるためのめじるし。」と書いてあります。つまり、物事の見当をつけるための目印というのが指標であるというので、目標とはまた違うということですね。

 私は、●●委員がおっしゃる意味、施策中分類の地域間交流推進事業の指標と、中分類の指標と言ってしまうとこれが指標なのかということになるから、やはり施策中分類の中でこういう視点で目標として見るんだよという意味で視点と入れておられると思うんですね。この視点を入れないと、施策中分類でこれが指標だなんて言ってしまうと、ちょっとそれは違うんじゃないかと。やっぱりこれだけ施策中分類の中で要素がたくさんあるわけですから、1つの視点としてこういうのを見るという意味であえて視点という言い方をしておられる。私も非常にそのほうがいいかなと。全体の指標と言ってしまうと、施策中分類の指標がこれですと言ってしまうとやはりかなり無理があるような気がしますので、そこに視点と、一視点でこういうものを見ますと、目標値を置きますという言い方で非常にわかりやすくなるし、目標値も定めやすいのかなと思うんですが、いかがでしょうか。第6部会としてはぜひ結論を出したいと思いますけれども。

 もともと指標としてこういうのは出しにくかった原因も、その辺にあるのかなと思うんですけれどもね。今、●●先生がおっしゃったようなところが最初から視点と目標値ということだったら、もうちょっと出しやすかったような気もしますけどね。

 よろしいですか。では、ほかに意見がないようでしたら、第6部会としてはこの「施策の指標(目標値)」を「施策の視点と目標値」というふうに置きかえていただきたいということで、第6部会の意見として出させていただきます。

 ●●委員、それでよろしいですか。

 

委員

 さもなければ、そのすべてです。例えば指標A、そこは具体的に流入人口を高めるなら流入人口を高めると書けば指標になるわけですよ。そこは全部直さにゃ、細かいところまで。ということです。

 

部会長

 じゃ、もう一度6―@に戻りますが、流入・流出人口の差ということで、目標値をこういうふうにするということはよろしいですか。これは、目標値を測定するのは何で測定をするんですか。一日一日の測定。

 

事務局

 国調人口です。

 

部会長

 国調人口ですか。国調というのは国勢調査という。

 

委員

 どこへ勤務されていますかと。我々、住んでおるときに勤務地は富山市ですと。そうしますと、黒部市の人口から昼間の人口が減ると。逆に、魚津市の方がYKKに勤めれば、昼間の人口は魚津が減って黒部が増えるというような、そういう点では数字的には非常にとらえやすいなと。そういうデータがありますからね。

 

部会長

 我々がとかく考えるのは、流入人口というと、例えば、今、宇奈月を抱えていますので観光客がたくさん入ってきていると。新幹線の駅から来たら、流入人口を多くするための施策をいろいろ考えるわけですよね。流出ばかりしておると困りますからね。だから、交流人口を増やすという言い方自体にも、流入を多くしようというのが前提だとは思うんですけれども、ただ、国勢調査となるといわゆる定住だけですよね、そうなると。

 

委員

 勤務地も出るんでしょうか。

 

委員

 書くところがありますね。そこでわかるんですよ。

 

部会長

 わかるんですか。観光客あたりもわかってしまうんですか。

 

委員

 観光客は国勢調査では出ませんよ。私が言ったのは、こういうふうに昼間の人口を増やすということはやはり税金になるし、今度、YKK、あるいは市内の企業をどんどん多くして、そこら辺の人口、従業員人口の比例割合、市町村配分する分が黒部市に落ちると。そういうことから、やはり黒部市に勤務する方を増やしていきたいというのがあるわけなんですね。

 

部会長

 つまり、わかりやすく言うと、昼間働いている人を多くするということ。

 

委員

 働く人間をどんどん増やしてということなんです。

 

部会長

 いうことだそうでございます。よろしいですか。それでは、6―@はそれでよろしいかと思います。

 では、6―A開かれた行政の取り組みをお願いいたします。

 ちょっと事務局に教えていただきたいのは、現況という317人は、年間でタウンミーティングに参加した人が317人しかいないんですか。何かすごい少ないような気がするんですけれども。これはたしか10カ所……

 

事務局

 合併前の黒部市は10カ所でやっておりましたが、実はこの数値は、昨年度4カ所、中学校校下単位に開催したときの実績数値であります。1カ所平均にしますと80人足らずというようなことでございます。このほかにもいろいろと公聴の活動というか、地区の要望会でありますとか、いろいろとやっておりますが、広聴を図る中で代表的なものはこれじゃないかというような考えでこのような数値です。

 

部会長

 この開催箇所は何カ所というのもいろんな事情があってやられると思いますが、何かもとになる現況の数字はすごい低いような気がします。皆さん、いかがですか。パーセントからいうとすごいパーセントだと思いますが、こういう数字でよろしいですか。年間ですよ、年間。平成29年になっても500ですから、人口割合にするとかなり低いですよね。

 

事務局

 市長が就任されてずっと回ったときは、各校下単位で100名前後おられて1,000名ぐらいのことだったと思うんですね。新しく出てきたら各校下でやれとは言うんですけど、それほど大きな問題もなく、中学校単位で、現況値は317名、人口にしますと0.8%ぐらいであります。我々としてもちょっと少ないなということですけれども、実績が300名あまりですから、これを違った数字を書くということもちょっと……

 

部会長

 10校下でやったときにはどのぐらいですか、年間で。わかりませんか、今。

 

事務局

 今、ちょっと10校下の数値がない。ただ、あのときにはやはり合併の問題、それから新幹線等、かなり大きな用件があったんだろうというふうに思います。

 

部会長

 私個人の意見としては、もっとたくさん集めて、やはり集まるような仕掛けもつくったらいいと思いますし、基礎になる数字としては平成29年でせめて1,000ぐらいに、倍ぐらいにされたらどうかなと思いますけれども。24年が500名でもいいですけれども、何かやっぱり仕掛けとか集め方とかテーマとか、いろんなやり方によっては、興味を持ってもらって来ていただく、直接話をする機会というのは、先日も黒部商工会議所でやってみたんですが、やっぱり市のトップと話をするというような機会はほんとうに大事な機会でありますし、目標値でありますから、ぜひもう少し上げていただきたいなというのが私の意見でありますが、いかがでしょうか。よろしいですか。

 

委員

 実績値で上げていただくということで、いろいろ企画していただいて、また、これを高めて、このとき500人達成しておっても、目標値の1,000人に対してこれだけしか来ていないのかということになりますから、実績値でいろいろ企画を組んでいただきながら……

 

部会長

 ◇◇さん、でも、目標が低いと実績も低くなりませんか。

 

委員

 タウンミーティングは私も必ず行きますので、昨年も2カ所行かせていただきました。この人数なんですけれども、タウンミーティングの数も大事ですし、やる日とか時間とかもやっぱり重要になってくるのかなと。去年、一昨年とずっと出ているんですけど、やっぱり気になるのは、年齢が偏り過ぎているんじゃないかなと。私より下の人がほとんどいない。やっぱりやり方とかいろんなことでこの人数はどんどん変化していくんじゃないかなというふうな思いがありますので、事務局にはこういったところも考えていただいて、もうちょっと増やせるようにお願いしたいなと思います。

 

部会長

 事務局のほう、いかがですか。

 

事務局

 ご指摘のとおり、やはり多くの市民の方が参加いただけるように、実施する場合は検討してまいりたいというふうに思います。

 

部会長

 では、できれば数値を上げていただきたいということでよろしくお願いいたします。

 A開かれた行政への取組み、ほかによろしいですか。

 それでは、Bの市民活動支援への取組み、施策中分類、市民参画・活動支援事業でございます。よろしくお願いいたします。

 私、黒部まちづくり協議会から出向させていただいておりますが、NPO法人自体はまち協の中からも独立して生まれてほしいなという願いもありますし、設立支援とか活動支援というのも個別事業にも書いてございます。指標としては、目標値としては数字も非常にいいのではないかなと思いますが。

 よろしいですか。6―B、よろしいようでしたら次へ行きますが。よろしいですか。

 それでは、6―C男女共同参画推進事業のほうですね。いかがでしょうか。

 

委員

 全体で何人というのはわかる、パーセンテージで。女性登用率と書いてあるんですけれども。

 

部会長

 審議会の全体の何人かをお聞きですけれども。それでは、今調べてわかりましたらご案内するということで、しばらくお待ちいただきたいと思います。

 ほかにございますか。

 ○▽さん、どうぞ。

 

委員

 施設。わかりました。

 

部会長

 それは次のページのやつですね。

 

委員

 済みません。

 

部会長

 ○▽さん、数値はこれでよろしいですか。

 

委員

 前のときもう言ったので。これ以上になればいいんですけど。

 

部会長

 頑張っていただくと。

 

事務局

 今、数値の確認がございましたが、今ここで現況値24%と言っておりますのは、条例に基づいて設置されている審議会等の総員定数が124人ですが、実際の人数は105人です。そのうちの現況では25人が女性ということで、23.8%、これをもとにして現況値を設定しています。

 

部会長

 ○○委員、よろしいですか。

 わりとわかりやすい数値ですね。105ですから、100に近いですから。そのままパーセントに近いですね。よろしいでしょうか。

 

委員

条例以外はいっぱいありますからね。

 

部会長

 そうですね。今のお話。聞こえましたか。どういう考え方、どういう視線でというところが見えないと、非常にわかりにくいと。

 

委員

 それと、条例によるものというのは全部ということなんですよ。それ以外のがいっぱいあるわけで、この数字というのは結構高い数字ですよ。

 

部会長

 なければ、次のページ、6―D指定管理施設の割合ということで、指定管理者制度は去年からでしたか、導入されたのは。去年からでしたね。民間のほうに少しずつこういう形で移管をしていただいておりますし、先ほど言われたように、219施設があるという中でのパーセンテージですね。

 

委員

 5施設はどこですか。

 

部会長

 現在指定管理者になっている5施設をお聞きしたいということです。

 

事務局

 5施設につきましては、1つは石田漁港、これについてはくろべ漁協さんに指定管理を委託、指定管理者として指定しております。そのほかに黒部市郷土文化保存伝習館、この施設につきましては宮野山観光株式会社さんにお願いしております。黒部市勤労青少年ホーム、これにつきましてはまちづくり協議会さんにお願いしております。それと、働く婦人の家、これは黒部市施設管理公社にお願いしております。最後になりますが、ふれあい交流館、今の県の移管を受けた施設、青少年の施設なんですが、これを株式会社北陸バロン美装さんにお願いしております。

 以上5施設でございます。

 

部会長

 ふれあい交流館というのは、愛称が「あこや〜の」でしたっけ。

 ほかにご意見、ご質問はございませんでしょうか。

 ないようでしたら、それでは6―E、施策中分類、効率的財政運営推進事業のところです。目標値は実質公債費比率、これは数値が19.3から23に訂正になっているということですよね。

 ○▽さん、お願いします。

 

事務局

 数字の訂正についてご説明いたします。

 この制度につきましては、平成17年度の決算からできた1つの財政指標でありますが、18年度決算におきまして国の制度が変わりまして、従来、起債制限比率というような形で、一般財源に占める公債費、借金の返済の分、その割合がどれくらいあるかという制度でありましたが、それに他会計に出す部分という形で、例えば黒部でいいますと病院会計とか水道会計、それと下水道特別会計とか、その部分での借り入れがありますので、その部分に対するいわゆる借金の返済部分、そういうものが新たに加わったわけでありますが、18年度決算におきましては、今度債務負担の元金に係る部分、それについても公債費に準ずるだろうという形で新たにいわゆる間口が広くなったと、制度が広くなったということで、指標の数値が上がってきたということであります。

 

部会長

 以前いただいた平成17年の市町村普通会計決算状況一覧表にも19.3になっていますので、こういうものがすべて見直しされたということかと思います。

 よろしいですか。

 それでは、ご意見、全体にもう一度@からEで何かございましたらよろしくお願いいたします。

 

委員

 意見ではないんですけど、ちょっとだけ6―@の北方領土のところなんですが、これはここでこんなことをしたらいいとかという意見を言ってもいいのでしょうかね。北方領土のところなんですけど。

 

部会長

 個別事業というところですか。

 

委員

 さっき、目的とかやり方とか、早期返還の実現を図るという大きな目標がありましたけど、私がちょっとよくまだ理解できないんですけど、ちょっとだけ意見というか考え方を言ってもいいのなら言わせていただきたいかなと思うのは、この出前講座をやるのは、もちろん後世に残していかんならんから何回でもやるべきなんですが、私も北方領土に行かせてもらって思ったのは、日本の私たちが子供たちや住民の皆さんに北方領土は日本の国土だということももちろん伝えていかんならんですけど、ちょっとやり方を少し変えればいいなと思ったのは、やはり国がもっとソ連というか相手国に言わなかったら、ただ日本の、例えば黒部市の住民にもちろん言わんならんですけど、この早期に返ってくるためには、やはり東京の外交官の前で行動を起こすとか国連に訴えるとかって、もちろん過去言っておられたと思うんですけど、何か一歩を踏み出す、そういう運動をしていなかったら全然聞く耳を持たないような感じがするので、ちょっと思いました。

 

部会長

 ありがとうございます。

 よろしいでしょうか。それでは、意見も出尽くしたようであります。さらに修正すべき点は事務局のほうで整理していただきまして、第6部会としては以上で取りまとめということで、事務局のほう、それでよろしいですか。

 

事務局

 はい。

 

部会長

 それでは、協議はこれで終了いたしました。

 次に移りますが、事務局のほうから説明をお願いいたします。

 

事務局

 協議事項に関しましては、大変ありがとうございました。第6部会として全体会にご意見として言っていただく部分もありますし、それから数値等で事務局で再度調整をさせていただく部分もあろうかと思います。そういうことでよろしくお願いしたいと思います。

 その他でございますが、2点ございます。1つは次回の会議日程でございます。先般、資料を事前配付したときに追伸ということで記載しておりましたけれども、次回は審議会の全体会ということを予定しておりますけれども、日時は8月28日火曜日になります。午後1時半から黒部市民会館のほうで予定しております。ぜひ日程調整の上、ご出席をお願いいたします。

 次回の審議会の全体会では、基本構想については本日の協議で一応部会ごとの審議終了ということにさせていただくことになります。最終答申案、最終的に会長から市長へ答申をいただく最後の最終答申を全体会で取りまとめていただくということを予定しております。

 また、前期基本計画については、前回、今回と個別の基礎資料、STEP2、3を議論いただいておりましたけれども、今度の全体会では最終的に本形になるものの全体素案というものをご提示させていただく予定にいたしております。そういうことで次回の全体会を考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 2点目は、毎回と同じようにまた意見書を同封させていただいております。いつでも何なりとご意見あればご提出をお願いしたいというふうに思います。

 その他、以上でございます。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ぜひ、これだけのことですので、会議の中ではなかなか言い尽くせない部分もありますので、封書でも郵送でも結構です。メールでも結構です。ぜひまたご意見をいただければと思います。

 以上で本日の議事はすべて終了いたしましたが、全般を通じて特に何かありましたらご発言をいただきたいと思います。よろしいですか。

 

委員

 はい。

 

部会長

 それでは、特にないようですので、ここで座長の役目を終えさせていただきます。委員各位には、議事の進行にご協力を賜りましてまことにありがとうございました。

 

事務局

 これをもちまして、黒部市総合振興計画審議会第4回第6部会を閉会とさせていただきます。

 どうもありがとうございました。

 

―― 了 ――