黒部市総合振興計画審議会 第4回 第4部会(市民生活)会議録

平成19年7月31日(火)13:30〜

黒部庁舎301会議室

 

 

事務局

 皆さん、どうもご苦労さまでございます。

 定刻も過ぎましたので、ただいまから黒部市総合振興計画審議会第4回第4部会を開会させていただきます。

 本日の会議には、能登副部会長さんが所用のため欠席でございます。なお、○△委員さんは後ほどおくれて来られるようであります。

 それでは、初めに、○○部会長よりごあいさつをお願いします。

 

部会長

 皆さん、ご苦労さまでございます。

 前回の部会、実は欠席して申しわけございませんでした。お許しくださいませ。

 それでは、第4回の開会をこれから座らせて進めさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

事務局

 ありがとうございました。

 それでは、早速議事に入りたいと思いますが、審議会条例の定めによりまして、部会長が会議の運営に当たるというふうになっております。これからの進行を○○部会長によろしくお願いしたいというふうに思います。

 

部会長

 それでは、進めたいと思います。

 当第4部会、第4回目の会議の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 委員の皆さんには何かとご多忙の中お集まりいただき、まことにありがとうございます。

 さて、総合振興計画の策定に関しましては、前期基本計画の基礎となる資料提示を受けまして、いよいよ佳境に入ったという感じがございます。特に、事業メニューに基づくより具体的な個別事業とその実施期間、あるいは事業推進にかかわる協働体制や成果指標の設定などは、前期基本計画の中でも大きなポイントになる部分があるということであります。なかなか難しい面もあるわけですけれども、市民の目線ということを念頭に置きながら、また、市全体の改革である面も踏まえながら、しっかりと議論してまいりたいと思っております。

 本日は、協議事項といたしましては、まず、基本構想の継続審議事項であります重点プロジェクトについて、次に、前期基本計画の基礎資料である施策検討用シートSTEP2及びSTEP3の再精査について協議いただく予定にしております。特にSTEP2及びSTEP3につきましては、前回部会での意見等をもとに庁内において再検討が重ねられたところであり、一部修正の上、改めて提示を受けております。今回の各部会においては、その修正部分を中心にさらに議論を深め、各部会ごとに一定の取りまとめを行うという予定になっております。当部会におきましても、与えられた役割をしっかりと果たしていきたいと考えておりますので、委員各位には忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たってのごあいさつとさせていただきます。どうかよろしくお願いをいたします。

 それでは、規定に従いまして、座長役を務めさせていただきます。

 早速、次第書きの順序に従い議事を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

 まず、次第の3の報告事項、前回審議以降の経過について、事務局から説明をお願いします。

 

事務局

 それでは、皆さん、お手元の次第書きの1枚めくっていただいて2枚目の資料1のほうをごらんください。

 ・・・説明省略・・・

 報告事項の前回審議会以降の経過については以上です。

 

部会長

 ただいまの件につきまして、何かご質問はありませんか。ありましたらご質問をお願いしたいと思いますが。

 ないようでしたら、次に進めさせていただきたいと思います。

 そのほかに特にないようで、次に、次第の第4、協議事項に入りたいと思います。

 まず、協議事項のナンバー1、基本構想の継続審議事項として、重点プロジェクトについて事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、座って説明させていただきます。

・・・説明省略・・・

 以上です。

 

部会長

 ただいま説明を受けましたが、特に当第4部会関係事業について確認してほしいと思います。これらの件につきまして、ご意見、ご質問がありますれば承りたいと思いますが、よろしくお願いをいたします。

 どうぞ。

 

委員

 国民健康保険事業の充実のところですけれども、来年の4月から始まる特定健診、特定保健指導、これのことだと思いますけれども、実際に来年の4月から始まりますから、もうちょっとこれを詳しく書いたほうがいいんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。

 

部会長

 ただいまの質問に、事務局、ひとつ説明を願います。

 

事務局

 今ほど説明を申し上げました重点プロジェクトについては、あくまで10年間を計画期間といたします基本構想の部分でありまして、その計画全体の中では、ピラミッド形に例えますと一番上の大枠、大きな理念といった部分でございます。したがいまして、重点プロジェクトとして位置づけます事業メニューは、基本的にはこんなような形で整理をさせていただいておるということで、いわゆるもう少し詳しいことということであれば、その下の基本計画の中で位置づけていくというようなことに考えておりまして、そういう整理をぜひいただけるかなというように思います。

 

部会長

 よろしいでしょうか。

 

委員

 そういった重点の中じゃなくて、ほかでこういう特定健診、保健指導という、これは来年からずっと入ってきますから、これについてほかの場所で少し問題にしてほしいかなと思います。

 それと、もう一件ですけれども、次の市民病院の施設・設備の整備推進という、これもほんとうの施設・設備整備だけでありまして、本来の市民病院の将来の目標といいますか、どういう病院にしたいとか、そういうことがあってもいいんじゃないかなと思います。ただ、これも病院の外来病棟を建て直すとかそういうことだけですから、もうちょっと何か将来のビジョンがあってもいいんじゃないかなと思いますけれどもね。どうでしょうか。

 

事務局

 市民病院総務課の〓〓〓と申します。

 今ほどの件につきましては、やはり外来棟が相当古くなってきていると。その建てかえにつきましては相当な金額がかかるという中で、今後10年間ということを見据えた中で挙げさせていただいております。病院の将来像なりソフト事業というものにつきましては、その時々の状況並びにソフト事業の充実につきましては、これは計画というよりも常にやらなければいけないということで、こちらのほうに挙げましたのは10年間というものを見据えた中での事業ということで挙げておりますので、ご理解いただければと思います。

 

部会長

 よろしいですか。

 そのほかにどなたかご質疑はございませんか。

 

委員

 要は今の件は、◇◇先生が言われたのは私もごもっともな話ばかりだと思っておるんですが、これは資料2のところでまた出てくると思います。あくまで重点の柱立ての話だけであって、先生が言われたところは、計画の事業の中で全部盛り込まれていると後でまた説明があるかと思います。そういう理解でよろしいですね。

 

部会長

 ありがとうございました。

 まだそのほかに項目がたくさんあるわけでございますけれども、どなたかご意見はございませんか。

 ないようでしたら、次に進んでよろしいですか。

 それでは、協議事項のナンバー1については以上といたしまして、次に、協議事項のナンバー2、前期基本計画審議事項について、施策検討用シートSTEP2及びSTEP3の精査に移りたいと思います。

 まず、施策検討用のシートSTEP2について、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、私のほうから、恐縮ですが、座って説明させていただきます。

 委員の皆さんには事前に、STEP2、STEP3の前回配付させていただいた資料に朱書き、訂正を加えたものを再送付させていただいたところであります。

 まずは小さいほう、STEP2のほうからごらんいただきたいと思いますが、当第4部会に関係するところは27ページからになります。そちらのほうをごらんいただきたいと思います。

 前回、委員の皆さんには初めて事業メニューに基づく個別のより具体的な事業をお示ししたところでございます。このSTEP2の資料については、その個別事業の内容、特に実施期間、具体的にその事業をいつやるのかということをこの表で整理いたしておるわけであります。前回お願いしておりましたのは、十分時間をかけて委員の皆さんに見ていただきたいというふうに考えておったところであります。また、庁内においても、前回の審議会での意見、あるいは後日、書面で意見もいただいておりまして、その部分も意見書については委員の皆さんにそれぞれ送付いたしたところでありますけれども、そういった意見を踏まえて、さらに庁内で検討を加え、修正すべき点は朱書きで修正をしたということであります。

 STEP2に関しましては、当第4部会、修正部分はわりと少ないわけでありますけれども、修正部分を簡単に説明させていただいて、その後、第4部会としてSTEP2のこのシートの内容がこれでよいかどうかということを審議いただきたいというふうに思います。

 それでは、28ページをごらんください。事業メニュー、病院施設・設備の整備推進の中の個別事業で、従前、外来診療棟及び管理棟の増改築という部分と、それから、介護老人保健施設及びリハビリ棟の増改築ということで2本立てに区分けをしておりましたけれども、再検討の結果、これらを1本にまとめるということで修正を加えております。外来診療棟等の増改築ということで修正を加えています。

 少し飛んでいただきまして、34ページをお願いいたします。個別事業の下から4つ目に朱書きで1項目加えております。幼・保連携の強化という個別事業であります。前回お示しした時点では、教育関係、学校教育のほうに幼・保・小連携の強化ということを位置づけておったわけでありますけれども、市の業務体制といいますか推進体制といたしまして、幼保に係る一元化ですとか、そういった部分についてはこども支援課が担当ということでありまして、また、保育所、保育環境の充実の中でこの幼保一元化というものを位置づけるということで、こちらのほうに移行をさせていただいたところでございます。実施期間が毎年度ということになろうかと思います。

 それから、36ページをお願いいたします。一番下のほうにこれも朱書きで、行政と市内企業等との災害時における「物資等相互応援協定」に基づく災害時の支援というものを追加記載いたしております。この個別事業についても、従前、6―@のところの企業との連携というところに記載をしておったわけですけれども、庁内での再協議の結果、内容からいいますと、消防・防災体制のいわゆる自主防災組織の育成支援、ここの部分にもきちっとうたっていく、位置づけていくべきという考え方から、両方の重複記載になるわけですけれども、その項目をここで追加記載しておるということでございます。

 それから、40ページへ移っていただきまして、個別事業、下から3つ目になります。事業系一般廃棄物及び産業廃棄物のというふうにしておりましたけれども、これは「及び産業廃棄物」という字句を削除いたしております。

 当第4部会、40ページまでが関係するところということになるわけですけれども、庁内での修正部分は以上でございます。今ほど申し上げました修正部分、あるいは全般を通じましてご意見があればお聞かせをいただきたいというふうに思います。

 以上です。

 

部会長

 ただいま事務局から説明でございますが、STEP2について何かご質問の方がありますればお願いをしたいと思います。

 何か委員の方でございませんか。

 特にないようでしたら、次へ進ませていただきます。

 それでは、次に、施策検討用シートSTEP3について、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、引き続き説明申し上げます。

 今度は大きいほうのSTEP3をごらんいただきたいと思います。当第4部会関係のところは20ページからになります。4―@保健・医療の充実のほうからでございます。

 それで、STEP3のシートにつきましては、20ページのまず左側のほうからごらんいただきたいわけですけれども、施策中分類がまずありまして、それから、@事業メニュー、A個別事業、そして担当課というふうに記載をしております。ここの部分までは、先ほどのSTEP2の資料と全く整合、リンクする部分でございまして、先ほど修正した部分は、当然ここでも同じようなことで修正が加わっておるということでございます。それから、そのほか計画期間、あるいはDの役割分担、市民あるいは他の行政、さらに各種団体等との協働体制、それから、右側のほうへ移っていただきまして、今度は施策の指標というものがあります。また、一番下には、F市民・各種団体・NPO・事業者等の役割、メッセージとして伝えていきましょうという部分がございまして、先ほどの事業主体ですとか役割分担、あるいはFのメッセージの部分については、委員の皆さんから修正すべきという意見があれば、この部分も後ほどお聞かせいただきたいわけですけれども、本日の部会では、特にこの中で大きなポイントになります指標とその指標ごとの目標値ということについて特に審議いただきたいというふうに思っております。

 前回もご説明したとおり、この指標に関しては、左側にあります施策中分類ごとに基本的には1つの指標を設定していきたいというふうに考えております。前回お示ししたときには、その指標となり得る候補について幾つかリストアップした段階でご提示をしたところでございます。少しご意見をいただいた部分もあるわけですけれども、そのリストアップした中から庁内の協議によりまして絞り込みをかけたと。2つも3つも挙がっておった中から、どの指標がその施策中分類全体の中で最もふさわしいのか、最も適切なのか、そういう絞り込みをかけたものでございます。その絞り込みをかけた、いわゆる庁内で選択した指標については、オレンジの枠で囲ってあるものであります。

 この指標の設定という部分は大変難しい面もあるわけでありまして、前期基本計画の中でも大きなポイントになる部分であります。前回、審議会部会のほうの意見といたしましては、施策中分類ではほとんどが重点事業メニューがございます。その重点事業メニューの中から指標というものを考えるのが適切ではないかというご意見もございました。さらに、市民の皆さんにとってわかりやすい指標でなければならないということも考えております。これが一体何を指しているのか、何を目標としているのかわからないという、そういった指標であってはならないというふうに思っています。そういうことを踏まえまして、絞り込みをかけたということでございます。

 それでは、順次簡単にご説明を申し上げます。

 まず、20ページの施策中分類、保健活動・健康づくり推進事業の指標といたしまして、指標のA各種がん検診受診数というものを選択いたしております。現況値、年間当たり人数ということになりますが、1万5,600人ということでございます。5年後の平成24年度の目標値が1万7,000人、10年後の平成29年度目標値が1万9,000人ということで増加させていく目標を設定しておるものでございます。

 それから、この保健活動・健康づくり推進事業として、先ほど基本的は1つというふうに申し上げましたが、場合によっては2つあってもいい、あるいはどうしてでも指標というものが設定できない施策中分類というものもあるわけでありまして、ここでは今ほど申し上げましたがん検診のほかに、指標のEのほうで国民健康保険(40〜74歳)の健康診査受診率、この2つをぜひ指標として設定していきたいと考えております。国民健康保険の健康診査受診率と書いておりますけれども、左側のほうの個別事業では、特定健康診査というふうな記載がしてありまして、ただ、特定健康診査といたしますと非常にわかりにくいだろうということで、だれが見てもわかるような形で、あえてここではこういう形で整理をいたしておるということでございます。単位はパーセントであります。現況値52%、目標値、平成24年度では65%、平成29年度では75%ということで設定をいたしております。

 次、21ページへ移っていただきまして、地域福祉体制整備事業でございます。ここでの指標といたしましては、指標@福祉ボランティア・見守り員等の登録者数ということで選択いたしております。単位は人です。現況値2,143人、平成24年度では2,300人、平成29年度では2,500人ということで増加させていくという目標を設定いたしております。

 大変失礼いたしました。20ページへ戻っていただきまして、少し飛び抜かしてしまいました。申しわけございません。施策中分類の市民病院整備事業でありますが、こちらのほうの指標といたしまして、指標のC下新川地域医療連携ネットワーク(扇状地ネット)への医療機関加入率というものを選択いたしております。単位はパーセントであります。現況値20%、平成24年度の目標値が60%、平成29年度では80%ということで加入率を増やしていくという目標を設定いたしております。

 申しわけありません。21ページへ移っていただきまして、地域福祉の関係では、今ほど申し上げました福祉ボランティア・見守り員等の登録者数というものを選択いたしております。単位は人。現況値2,143人、平成24年度では2,300人、平成29年度では2,500人ということで増加させていく目標値を設定いたしております。

 22ページへ移っていただきまして、高齢者福祉の関係であります。まず、中分類、高齢者生きがい対策事業では、指標の@老人クラブの加入人数というものを指標として選択いたしております。単位が人とパーセンテージということで整理をいたしております。現況値6,744人で64%、平成24年度では7,400人で65%、平成29年度では8,300人で66%という目標値を設定いたしております。

 それから、中分類、高齢者生活支援事業のほうでは、指標のB高齢者の福祉サービス事業(デイサービス・ホームヘルパー等)の利用延べ人数というものを選択いたしております。単位が年当たり人数であります。現況値1万6,063人、平成24年度では1万6,800人、平成29年度では1万7,800人ということで目標値を設定いたしております。

 次に、23ページへ移っていただきまして、障害者福祉の関係であります。中分類、障害者自立促進事業といたしまして、指標のB障害者に対する福祉サービス等の利用者率というものを選択いたしております。単位はパーセントであります。現況値11%、平成24年度15%、平成29年度が21%ということで目標値を設定いたしております。

 次に、24ページへ移っていただきまして、介護保険の関係でございます。中分類、介護サービス事業といたしまして、指標のB介護予防事業(運動教室・予防教室)の参加延べ人数というものを選択いたしております。単位が年当たり人数でございます。現況値4,490人、平成24年度の目標値が5,800人、平成29年度では7,000人ということで目標値を設定いたしております。

 25ページへ移っていただきまして、子育て支援の関係でございます。中分類、子育て環境整備事業といたしまして、指標のB家庭の事情による延長保育の実施保育所数、利用児童数というものを選択いたしております。単位が施設数、児童数でございます。現況値6カ所120人、平成24年度では8カ所270人、平成29年度では8カ所290人ということで目標値を設定いたしております。

 次に、26ページへ移っていただきたいと思います。消費者支援の関係でございます。中分類、消費者生活対策事業といたしまして、指標の@相談会や出前講座の開催数というものであります。単位は1年間の回数ということでございまして、現況値が6回、平成24年度では10回、平成29年度では15回ということで目標値を設定いたしております。

 次、27ページへ移っていただきまして、消防・防災の関係でございます。まず、中分類、消防施設整備事業のほうでは、ここでも消防の関係は非常に幅広い面があるということで、指標として2つ設定したいというふうに考えております。まず1つ目が、指標の@消防水利(消火栓、貯水槽)の充足率というものでございます。単位がパーセント。現況値84%、平成24年度では87%、平成29年度では90%ということで目標値を設定いたしております。

 消防の関係でもう一つの指標といたしまして、指標のA救命講習の受講人数でございます。単位が年当たり人数であります。現況値1,414人、平成24年度では1,450人、平成29年度では1,500人ということで目標値を設定いたしております。

 次に、中分類、防災対策事業のほうでは、指標のD自主防災組織が実施する訓練・研修参加延べ人数というものを選択いたしております。単位は年当たり人数でございます。現況値730人、平成24年度では2,800人、平成29年度では4,200人ということで目標値を設定いたしております。

 次に、28ページへ移っていただきたいと思います。防犯の関係でございます。中分類、防犯対策推進事業といたしまして、指標のC自主防犯パトロール隊等各種防犯ボランティアへの参加者数というものを選択いたしております。単位は人であります。現況値2,200人、平成24年度では2,250人、平成29年度では2,300人ということで目標値を設定いたしております。

 次に、29ページへ移っていただきまして、交通安全の関係でございます。中分類、交通安全対策推進事業といたしまして、指標の@交通事故件数というものを選択いたしております。単位は事故件数であります。現況値1,185件、平成24年度では1,120件、平成29年度では1,050件ということで、ここでは当然少なくしていく、減少させていくという目標値を設定いたしております。

 次に、30ページ、ごみの減量化・リサイクルの分野でございます。まず、中分類、ごみの減量化及びリサイクル推進事業のほうでは、指標のA1年間の1人当たりのごみの排出量というものを選択いたしております。単位は年間1人当たりの量ということでございまして、現況値が314キログラム、目標値が平成24年度では300、平成29年度では285ということで、こちらのほうも減少、少なくさせていくという目標値を設定いたしております。

 次に、もう一つ、中分類、ごみ収集・処理対策事業というものがございますが、上のと非常に関係があるということもございまして、ここでの指標は特に設定いたしておりません。

 以上、30ページまでが当第4部会関係の部分でございまして、今ほど大変簡単に指標あるいは目標値を中心にご説明を申し上げました。全般にわたりまして修正すべき点等についてご意見がお聞かせをいただきたいというふうに思いますし、特に指標に関して、これが前期基本計画の中でそのまま載っていく、そのまま記載していくと、こんなことにもなります。こういう指標でいいかどうか、あるいは目標値のほうでも、5年後、10年後、そういう考え方、そういう目標値の設定でいいかどうかということを議論いただきまして、当第4部会として一定の取りまとめをお願いするものでございます。

 以上であります。

 

部会長

 ただいま事務局の説明にございましたが、たくさんの資料がありましたが、皆さん方のご意見がありますればご質問をお願いしたいと思います。非常に早いペースで進んだわけでございますけれども、大分協議も進んだようでございますが、ひとつ皆さんの最後のご意見をお伺いしたいと思います。

 ただいまの説明で修正があればということでございますが、いかがでしょうか。

 

委員

 20ページの指標の2ですが、これは前回も申し上げたんですけれども、各種がん検診受診数というとり方は、いろいろながん検診を延べ人数という形でまとめて出して、同じ人が何回も受けているやつをとにかく延べで出して、見かけ上たくさん上がっているように見えるんですが、おそらくこれは行政がやっているがんもトータルした延べ人数でありまして、そんなに伸びていないなというのはわかりますが、こういうやり方をされるのも1つの方法なんですけれども、一応今年度、県のがんの計画も見直しされます。国のがん対策推進計画も出ました。それに合わせて、ぜひ、厚生労働省のほうの出している指針も、がん検診は5年後50%を目指すんだというのを出していますので、こういう受診数というよりも受診率という格好で、一応強力な形で打ち出したほうがよろしいのではないかなと。少なくとも多分国の計画もそうである、県の計画もそういうふうに目指して今やっていこうとするのに、これは受診率でいえば多分3割ぐらいだと思いますけれども、そのような消極的な姿勢として受けとめられかねない。それから、全部合わせて受診数がどうだという指標はちょっとまずいかなというのは思いますね。また検討していただきたいと思いますが。

 

部会長

 ただいま、●●専門委員さんのご質問でございますが、事務局、どうお答えいたしますか。

 

事務局

 今おっしゃりますように、ここに出してありますのはトータルして数字を延べてありますので、例えば1人の人が3つのがん検診を受けると3人分カウントされると、そういう意味では、なかなか数字を実際の受診率とかには響かないで、大まかな数字だけが上がってきて、それだけが前へ出てくるという感じは否めないと思います。本来なら、最初のときには胃がん検診だけの受診率ということで挙げておったわけなんですけど、一応そういう意見も出てきたということで延べの件数を出したわけですが、今、●●先生からの意見も参考に、もし改訂可能であればまた検討していきたいと思います。

 

委員

 一度、近々県のがん対策の計画の改定のための推進協議会がまた立ち上がりますから、その動きも踏まえて検討されたらどうですかねと思いますよ。

 

部会長

 ただいまのご意見でいかがでしょうか、事務局。よろしいですか。そう承りますか。じゃ、ひとつ次のに従ってまた検討してください。

 どなたかまだご意見が、非常にたくさん出ましたが、その中でのご質問はございますか。

 どうぞ。

 

委員

 22ページの高齢者の福祉充実のほうで、指標の@のほうで、老人クラブの加入者を増やすということ、目標値のところにはいろいろ書いてあるんですが、その中で、元気高齢者が増えれば増えるほど老人クラブに加入する人が少ないんじゃないかと思うんですけれども。逆に少なくなるんじゃないかと思うんですよ。65%、64%あたりは、富山県は全国一なんですよ、老人クラブに入っているのが。けれども、私らも老人クラブにお誘いしているんですけれども、いわゆる元気老人が、できればまだまだというような時代が来るので、目標値はこのほかに何かいい案があればいいかなと思うんだけど、その辺はどうですか。

 

事務局

 目標値、前回、シルバーの人材センター受注件数ということで、この中分類、高齢者生きがい対策事業という中での目標値、どれぐらいとればいいのか、実際のところをもちろんずっと回っておったわけなんですけれども、検討の結果、老人クラブの加入数ということで、加入を上げていけば活発じゃないかということで、老人クラブの加入数を上げさせていただきました。

 ほかに何かということなんですけど、この2つということで挙げさせていただいたものですから、ほかにあれば、こちらのほうが教えていただきたいと思います。

 

委員

 そうだと思うんだけれども、私らも、今言いましたように、老人クラブに入る魅力というのかな、そういうものがなかなか見当たらないんですよ。これは私らばっかりじゃなくて、全国の老人クラブの皆さんが一番考えていらっしゃるんですよ。去年も私は東京へ行ってきたんですけれども、各地方の役員の方がみんな、これにどうすればいいのかということだったんです。

 例えば、隣の魚津市あたりは、高齢者学級というのが18ほどあるんですよね。例えば、踊りだ、ダンスだ、民謡だ、カラオケだ、そういうものをやっていらっしゃるんです。だけれども、老人クラブへ入らないとそのクラブへ入れないということで、カラオケをやりたい人は老人クラブへ入りなさいということでやっていらっしゃるようだけれども、老人クラブ加入率が少ないということね。

 それから、魚津のほうのもう一つ、これに関係するかせんかわかりませんけれども、魚津のほうではそういうメニュー、18教室やっていらっしゃるんですね。18教室をどんどんと増やして、いわゆる高齢者をどこへ、老人クラブへ入ることも含めて、教室へ入ることによって、いわゆる高齢者の医療費を下げていらっしゃるんです。

 例えば、病気でない病人がいるんですよ、この黒部市にも。痛くもない、かゆくもないけれども、今日はちょっと病院へ行ってこようかなというような方がいらっしゃるんです。そういう方は魚津あたりは教室へ入りなさいと。そういう人はうちでうろうろしておられんですね。今日はカラオケだ、午前中は水泳だ、火曜日は何だかなと、どんどん行っているんです。そういうことに市の行政のほうがバックアップしていらっしゃる。

 例えば、天神山の学びの森、あそこを教室にすることにおいて、市のマイクロバスが2台、無料で送り迎えしていらっしゃると。それで、教室も無料で貸し出していらっしゃると。いわゆる高齢者学級をどんどんと援助しながら、片一方では医療費を下げると、そういう考え方でやっていらっしゃると。

 ですので、黒部のほうも、例えば今、学びの学習館ですか、あそこでやるよといっても、先般、私は生涯学習の課長とも話しておったんだけれども、もしもあそこでやるときは、マイクロバスで送り迎えしてくれるのかと、そういう話もしておったんですけれども、いや、とてもという話でね。ですので、やれやれと言っておってもなかなかやりにくい。いわゆる老人クラブへの加入のメリットというか喜びというのはないんです。そういうものを市のほうでもひとつバックアップしてほしい。そして、老人クラブ加入の喜びというのか、よさを見つけてほしいなと、こう思っております。

 

部会長

 ただいまの質問でございますが、これに何か老人クラブの1項目を入れたらいいんじゃないかと。魅力ある老人クラブ加入率の促進ということで、1項目入れたほうがいいんじゃないかなというようなご意見でございますが、これに何か事務局、これもある程度目標でございますけれども、その辺はどうですか。

 

事務局

 今ほどのご意見でございますけれども、今後、高齢者人口の増大も予測されておりますので、そういった中で、老人の方が個々の日常生活において、確かに集団、団体のそういった親睦の行事を行い、それと、個々人の〓〓〓そういったこともまた大事になってくるのではなかろうかと、集団のそういったことも見直されてくるのではなかろうかと、そういうふうに思っております。ですから、行政として何ができるのか、今後また老人クラブの方々といろんな意味で検討していきたい、そういうふうに思っております。

 ○○委員さんが心配されておりますとおり、今後、ほかの各種団体におきましても組織率というのはだんだん下がってきておるのが実態ではないかと思います。そういう状態ですけれども、やがて全人口の4分の1、あるいは4割近くが例えば高齢者というふうになったときに、やはりその高齢社会に対応するそういうもの、老人クラブのあり方、そういったものをそれぞれまた考えていくということになるのではなかろうかと思っております。

 以上です。

 

委員

 今、○○さんが言われた弁は、多分、24ページの指標Bのところの介護予防事業、各地域で高齢者のための介護予防教室をやっていこうというので打ち出しているわけです。魚津のほうでも高齢者サロンということであちこちやっていますけれども、そういう参加しやすい形で老人クラブの協力を仰いで地域で介護予防教室ということで、特定高齢者に限らず一般高齢者、元気高齢者も交えて、特に国のほうは別々にやるんじゃなくて、どんどん地域のほうでやりやすい形でやってくださいよと言われていますから、地域のほうで高齢者のためのそういう教室をどんどんやっていただくと。特にこれに反映されているのではないかなというふうに私は受けとめているんですが、事務局、どうですかね。

 

部会長

 何か答弁はありますか。

 

事務局

 今の専門委員さんのご指摘の、まさにそういう考え方をいたしております。

 それと、先ほどの老人クラブの加入人数というものを指標に挙げさせていただいたわけですけれども、○○委員さんは老人クラブの会長さんでありまして、この加入人数を増やしていくこと自体が指標として適当とお考えなのか、適当じゃないとお考えなのか、その辺をまず確認させていただけんかなというふうに思っております。

 ただ、老人クラブのいわゆる魅力ある活動内容ですとかという話は、当然行政もお手伝いすべきものでありますけれども、老人クラブ自体が独自でいろいろ魅力あるものにしていこうという努力も当然あってしかるべきでないのかなというふうにも考えておりまして、庁内でもいろいろ検討した結果、下に指標Aでシルバー人材センター受注件数というものもリストアップしておりましたが、やはり高齢者生きがい対策事業という全体を通した中では、老人クラブというものが一番わかりやすい指標になるのではないのかと、庁内としてのそういう判断をしたということでございます。

 

委員

 私ども老人クラブとしてということで、今言われたように、ただ増やせばいいじゃなかろうかじゃなくして、増やす中で、みんなが仲間づくりと、いわゆる仲間を増やそうと。仲間を増やすだけでもだめで、仲間を増やしながらみんなが元気でいこうよというのが第一に必要なんです。そして、先ほど言いましたように、私どもも全国的にこういう悩みがあるものですから、どうすればいいのかと、どうすれば老人クラブに入ってきてみんなの仲間づくりができるのかということを盛んにあの手この手として考えておるんですけれども、私がこんなことを言ったら変だけれども、何をつくってでも、何をしてでも、自分の持つ心、心の栄養が一番大事じゃなかろうかと思うんですよ。

 例えば、私は先月、生涯学習の課長さんと話をしてボランティア登録バンクをつくりますよと、そして登録しますと。それで、その登録した人を、例えば学校の子供たちと触れ合い活動をしましょうと。さらにまた、さっき言いました交流の、ここで体験学習をやりましょうよという募集をかけたんです、老人クラブのほうへ。いわゆる指導者バンクですね。ところが、私ならば、例えば年のいった人は、わらじをつくることも知っておる、縄をなうことも知っておる、昔の語り部も知っておる、竹トンボもつくる、何でも知っておる人は高齢者なんです。それを若い人に還元しようということで募集をかけたんです。ところが、今、七、八人しか参加者がいないんです。ですので、こんなことを言うと変だけれども、高齢者の考え方がちょっとまずいと言っては変だけれども、どんなに魅力をつくっていても、今さっき言いましたように、元気老人ができればできるほど加入率が下がると、私はそう考えておる。

 それでもいいんだけれども、ほんとうのことを言ったら。老人クラブに入ることばっかり、要は元気老人が増えればそれでいいんだ、そう思っておるんです。ですので、もっともっと、私らが考えておるよりも、皆さんのほうで、こんなことをしてみたらどう、こんなことをしてみたらどうというのがあれば聞かせほしいなと、現実にはそう思っておるわけです。

 

部会長

 ありがとうございます。

 現場を預かる人は、団体が人を集めるということは非常に大変なことだと思いますが、黒部なりのこれから老人クラブ活動をひとつ模索していただいて、魅力ある老人クラブへ計画をひとつまた行政と協議なさったほうがいいんじゃないかというふうに思いますので、○○さん、老人クラブ、大変でございますが、ひとつまたよろしくお願いいたします。

 そういうことで大分協議も終わりましたが、これでご意見がないとして、次に、事務局のほうで整理いたしたやつ、以上を第4部会として取りまとめにしたいと思います。

 最後にひとつ、どなたかのご意見がありますればお願いをしたいと思います。

 ないようでございますので、それでは、協議事項は終了させてよろしいですか。

 ありがとうございます。

 次に、その他に移りたいと思いますが、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、その他2点をお願いいたします。

 1点目は、先般、資料の事前配付のときに追記いたしておりましたけれども、今度の会議の予定でございます。8月28日火曜日になりますけれども、今度は部会ではございませんで、審議会の全体会を予定いたしております。午後1時30分から黒部市民会館でございます。ぜひ日程調整の上、ご出席をお願いしたいと思います。

 今度の審議会全体会では、基本構想の部分については最終答申案を全体会で取りまとめていただくという予定にしております。最終答申を会長から市長にしていただいた後、9月の市議会、9月定例会で上程、議決を得る予定にいたしております。

 それから、前期基本計画の部分については、これまで、前回、今回とSTEP2、STEP3、大変細かい資料を議論いただいておりましたけれども、今度は最終的に前期基本計画の本形の内容を全体素案としてご提示いたす予定にしております。今度の会議の内容はそういうことを予定いたしております。

 2つ目、またいつものとおり、意見書というものを同封させていただいております。ぜひ意見等については随時メールを受け付けておりますので、何なりとご意見等があればご提出をいただきたいというふうに思います。

 その他、以上でございます。

 

部会長

 ただいま事務局からその他について説明があったわけでございますが、何かご質問はありますか。

 質疑応答がないようでございますので、これで一応終了させていただきます。

 本日の協議はすべて終了いたしましたが、全般を通じまして特に何かあれば意見をいただきたいと思いますが、全般もしないようでしたら、この辺で座長を終えさせていただきたいと思います。各委員の皆様には、議事の進行に協力をありがとうございました。

 以上で、黒部市総合振興計画審議会第4回第4部会を閉会させていただきます。

 本日は、長時間にわたりましてありがとうございました。ご協力ありがとうございました。よろしくお願いいたします。

 

―― 了 ――