黒部市総合振興計画審議会 第3回 第5部会(教育文化)会議録

平成19年6月27日(水)13:30〜

黒部市役所 黒部庁舎 301会議室

 

 

 

 

事務局

 委員の皆さん、どうもご苦労さまです。

 ただいまから、黒部市総合振興計画審議会第3回第5部会を開会させていただきます。

 冒頭に、このたび第5部会所属の審議会委員の交代がございましたので、新たにご就任されました2名の方々をご紹介させていただきます。恐れ入りますが、ご紹介の後、一言ごあいさつをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、黒部市教育委員会委員長の○○様でございます。

 

委員

 ○○です。

 廣P前委員の後任として、何とか途中からのメンバーになりましたけれども、皆さん方に助けていただきまして、審議委員の役割をしっかりと果たしていきたいと思っております。微力でございますけれども、どうかよろしくお願いいたします。

 

事務局

 どうもありがとうございました。

 次に、財団法人黒部市体育協会会長代行の○●様でございます。

 

委員

 どうも、○●でございます。

 4月の中旬に体育協の会長でございました****氏が急死されまして、私が現在、体育協会の会長代行を仰せつかっております。そういうことで、中途でございますが、この部会に参画させていただきますので、ひとつよろしくお願いいたします。

 

事務局

 どうもありがとうございました。

 また、本日は○○委員が所用のため欠席でございますので、ご案内申し上げます。

 それでは、初めに、△△部会長よりごあいさつをお願い申し上げます。

 

部会長

 それでは、皆様、どうもご苦労さまでございます。

 当第5部会、第3回目の会議の開催に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 委員の皆様には、何かとお忙しい中お集まりをいただきまして、まことにありがとうございます。

 さて、総合振興計画の策定に関しましては、基本構想の中間報告に基づき、いよいよ前期5カ年の基本計画の策定に向けて、本格的な議論をスタートすることになります。ご案内のとおり、事務局のほうから事前に膨大な量の資料送付をいただいたところでありますが、その内容は、これまで整理してまいりましたことを、事業メニューに基づく個別事業を明らかにされるなど、かなり詳細なものとなっております。市当局におかれましては、これまで十分協議、検討を重ねてこられましたことは、うかがい知れるところであります。

 我々、審議委員といたしましても、本市まちづくりの方向性を決めるこの大事な計画策定に向け、より一層真剣に議論していかなければならないと、そんな思いを強くしているところであります。

 本日は、協議事項といたしまして、まず、基本構想の継続審議に関する事項、次に、前期基本計画策定の基礎資料となる施策検討用シートについて協議していく予定であります。

 なお、施策検討用シートにつきましては、提示いただいた資料をもとに、今回、意見交換会等を行っていただき、次回開催の部会において、各部会における一定の取りまとめを行う予定となっております。

 当部会におきましても、与えられた役割をしっかりと果たしていきたいと考えているところでありますので、委員各位におかれましては、胸襟を開き、忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げて、開会に当たってのごあいさつといたします。どうかよろしくお願いいたします。

 

事務局

 どうもありがとうございました。

 それでは、早速、議事に入りたいと思います。

 審議会条例の規定によりまして、この後、部会長が会議の運営に当たることとなっておりますので、どうか今後の進行を△△部会長によろしくお願い申し上げたいと思います。

 

部会長

 それでは、規定に従いまして座長役を務めさせていただきます。

 早速、次第書きの順に従いまして議事を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、次第の3、報告事項、前回審議会以降の経過について、事務局のほうからご説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、資料1をごらんください。

 ・・・説明省略・・・

 報告事項の前回審議会以降の経過については以上です。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ただいまの件につきまして、何かご質問等はないでしょうか。

 

委員

 なし。

 

部会長

 ないということでありますので、それでは、次の次第の4、協議事項に入りたいと思います。

 まず、協議事項の(1)基本構想継続審議事項として、主要指標の見通し及び土地利用方針について、事務局のほうから説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、私のほうから、恐縮ですが、座って説明をさせていただきます。

・・・説明省略・・・

 協議事項(1)の説明は以上であります。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ただいま説明を受けましたが、特に人口の目標値などについて、当部会としての考え方をまとめてほしいということであります。これについての皆さんからのご意見あるいはご質問等がございましたら、ご意見のほうを述べていただきたいなと思いますが。

 差し当たり、今の説明を聞いておりますと、人口に対してでも、統計から見れば、推移的には下がっていくだろうということが当然予想されておるわけですが、少なくとも黒部市は現状維持を保っていきながら活性化をしていきたいという意気込みが感じられるのではないかなと私からは思うわけであります。それプラスアルファということもありまして、現状維持をしていきたいと。

 それから、交流人口につきましても、観光の都市、黒部市というか、そういったことでも、どんどん黒部のほうにも来ていただきたいということから、こういった交流人口として1万2,000人を目標値として挙げておられるところでありますが、皆さんからの意見としてはどういうものでしょうか。

 

委員

 これを見ますと、4万3,000ほどの人口のところで、10年後は約4万人ほどになりますかね。3,000人を増やすということは大変なことだろうと思うんですよね。よほど何か根底に力強いものを持たないと、小さな市において3,000人を目標にしておるんでしょう。そういうことを考えると、ただ単に表面だけでじゃ、なかなかこれだけの人口は増えないんじゃなかろうかと予想されるわけなんですね。

 それで、私はこの前、滑川の中央公民館のすぐ横にあります市民交流プラザか、あそこへちょっと行ったら、なるほどな、こういうように持っていかなきゃならないのかということの1つなんだけれども、いわゆる若者たちが集まってくるようなところには、ばらばらじゃ、やっぱり人が来れんだなと。大事なことは、そういう若者たちが来るような場所には、集中しておかないと人が集まらないんじゃなかろうかと、そんなことを1つ思ったんです。

 例えば、遊び場所、あるいは物を買う場所、あるいは運動する場所、何かそういうものがまとまっていて、そして、それなりの広い駐車場を持っておるということ、そういうことを総合してみると、滑川のあそこのところは実にうまくなされておるなと、そんな感じを持ったものだから、そうすると若者たちもやってくると。そういう何か魅力のあるまちづくりをしないと、人というのはなかなか集まらないんじゃなかろうかと、特に若者たちが逃げていってしまうんじゃなかろうかと、そういう感じを持ったものだから、一言だけつけ加えておきます。

 以上です。

 

部会長

 今、滑川の事例を挙げながら、一点集中型というか、1つのところに絞って、そこをどんどん拡張しようじゃないかという意見だったかと思いますが、△△委員さんとしては、目標値に挙げておられる4万3,000人は大きいよという意味なんでしょうかね。

 

委員

 そうです。感じとしては大きいなというね。ただ言葉だけじゃ人は集まらんよという感じを持つものだから。

 

部会長

 私もちょっと勉強不足でよくわからないんですが、例えば、ここ5年間か10年間ぐらいの黒部市の人口の推移ですけれども、やはりいろんな変動があるのかどうかということも1つあるだろうし、それを見きわめてのこういった数字が挙がってきておると思うんですけれども、私らも、いろんな団体で目標値を決めるときには、やっぱり高く設定したり、当然届かないだろうという思いもありながらも一生懸命努力しようということでそういう設定値を挙げたりすると思うんですよね。そういうことで、どうでしょう、今、挙げられておる目標値でやっていこうじゃないかというものはないでしょうかね。

 多分、これは、おそらく市当局がこう決めたからそういくというものではないと思うんですよね。市民一人一人への説明というのは当然無理なんでしょうが、一生懸命市民の方に理解をしていただいて、どんどん黒部に来てください、どんどん人口を増やしましょうという、何かしらの1つの運動みたいなのが発生すればいいじゃなかろうかなという気はするんですが。

 

委員

 まちが活性化するということは、一番基本的には人口だから、人が増えれば活性化することは確かなんですよね。

 しかし、4万人のところへ3,000人増やすということは並大抵のことじゃないなと。だったらどうするのということなると、さっき言ったように、若者たちをいかに呼び寄せるかという何か基本的なものをもっとしっかりしないと、なかなか人口というのは増えないんじゃなかろうかという感じを持ったものだから言ったんです。ほかにまたご意見がありましたら。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ◇◇委員さんのほう、何かないでしょうか。

 

委員

 こういう計画そのものというのは、実態のものを踏まえた上で、それで、こういったらいいなという、要はいい方向を、前向きに向かった数字をある程度設定しておいて、それにお互いに努力していくというのが実際だろうと思いますね。

 ですから、4万3,000、△△先生がおっしゃるのも間違いなしにわかるんですけど、ある程度の数字はとらえて、それを目標値として進んでいくということでいいんじゃないかと思うんですが。

 

部会長

 今、◇◇委員さんのほうからは、この数字でいこうじゃないかという意見だったと思います。

 ▽▽委員さん、何かご意見としてないですか。

 

委員

 推計値だけを見ると悲しいくらいに落ちていくような感じがするので、やっぱり目標値は、それに向かって頑張ろうという意識を高める上でも、平成2年から順番にこうやって見ていったときに、目標値が落ちていくよりは、やっぱり頑張ろうという気持ちが込められた値ととらえていただけるようにするためにも、私は、別に4万3,000というのが仮に難しい値であっても、掲げる分には問題はないと思いますし、それをきっかけに皆さんの意識を高めるということに力を入れることが大事じゃないかなと思います。

 

部会長

 ありがとうございます。

 

委員

 繰り返すようだけど、目標値だから、高けりゃ高いほうでいいんです。間違いなくそのとおりなんですよね。

 ただ、目標値は掲げたら、その数字だけ見て、これでいいじゃないかという安易な考え方をしてもらいたくないという気持ちなんだね。そのために、目標値をそれだけやったでしょう、難しいなと思うけれども、そのための基本的なものをしっかり押さえてもらいたいという要望なんです。だから、今言われるとおり、目標値とすれば、これ以上、また上げてもらいたいと僕は思うわね。ただ、上げたからそれでいいじゃないかという安易な気持ちでは、なかなか人は集まらんよと。同じことを繰り返して申しわけない。

 以上です。

 

部会長

 ありがとうございます。

 言い返せば、もっと高くてもいいのじゃないかという変な意味がありますけど、今、当部会としては、ここに掲げられております人口目標値でいいとは思います。

 今、△△委員さんのほうから言われましたように、基本的なことをしっかりものを押さえながらやっていくという方向で、部会としてはこのとおり進めていくということでよろしいでしょうか。

 

委員

 はい。

 

部会長

 それでは、この件に関しましても、主要指標の見通しに関してはこのように進めていくということでまとめておきたいと思います。

 それでは、土地利用のほうに関して何か、今のところ質問がないようなんですが、この部分に関してあれば。どうでしょう。

 

委員

 これはほかの部会にも関係するものだから、ここでということではなかったんですが、私、前から見ていて、基本構想のところで、土地利用方針が4つ書かれておりますね。

 その中で、とりわけもうちょっと私自身説明がいただきたいのは、里山のいやしゾーンのところが、ちょっとまだ具体が見えなかったんです。それが、今の、例えば新幹線、あるいは私鉄、JRという、いわゆる人、あるいは物の交流ということからすると、やはり一元化していかなきゃいけないだろうし、そして、効率的なものとして、例えばICT等がもっともっと集約された形でいかなきゃいけないだろうと。

 ほかの自治体等で行っているものの中でも、里山を上手に生かしているところもたくさんございます。特にこれからの視点は高齢者が動きやすいということになるだろうし、そういった面からすると、この将来構想図が、先ほどの人が4万3,000人ということもそうなんですけれども、交流人口がどれだけ増えてくるかといったときには、魅力ある、それは、より具体的な仮想の中で裏づけされたものじゃないかなと思うものですから、何かこういったところで考えておられるのかなと、こう思いまして質問いたします。

 

部会長

 ただいまの●●委員の質問に対してですけれども、この里山いやしゾーンの部分に関して、市当局のほうで何か構想等があれば、ご説明をお願いいたします。

 

事務局

 里山のいやしゾーンについては、23ページのほうでいろいろと文章化をいたしております。里山のいやしゾーンについては、記載のとおり、いろいろなことで整理をしながら、ゾーンとして活用を図っていくということでは、●●委員がおっしゃったこととほぼ一致しておるのかなと思っております。

 あと、将来構想図、25ページのほうですけれども、どちらかといいますと、かなり大ざっぱな形でとらえております。これはあくまで基本構想の中での土地利用方針、さらにその中での将来構造図でありまして、大ざっぱにこういう形で整理をいたしておりますけれども、基本構想の段階では、この程度のまとめ方というのがごく一般的でございます。

 振興計画は最上位計画でありますから、その下にそれぞれ個別の計画がございます。例えば、都市計画の関係でしたら都市計画マスタープランというものがありますし、農地の関係でしたら農業振興計画というものもございますし、あるいは観光のところについては観光振興計画といったものがございます。それぞれもっと詳細な部分、それから具体的な部分については、個別の計画でしっかりと整理をしていくべきだろうと考えております。

 以上です。

 

委員

 十分にそのことについては了解いたしました。

 その中で、多分、各部がまたがって、今お話ししましたように、物流等の一元化、それから、高齢化ということで、今後、やはり地元住民がどれだけ動くのか、また、そのインフラはどのようにしていくのかということが、横断的に1つのキーワードとしてとらえられるんじゃないかなということで、ちょっと疑問に思ったものですから、お話をいたしました。

 以上です。

 

部会長

 それでは、ほかにどこかまだ修正すべき点はないでしょうかね。ないようでしたら、次へ進みたいと思うんですが。

 それでは、協議事項の(1)につきましては以上といたします。

 次に、協議事項の(2)前期基本計画審議事項に移ります。

 まず、@といたしまして、施策検討用シート(STEP2)について、事務局のほうから説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、引き続き説明を申し上げます。

・・・説明省略・・・

 説明は以上です。

 

 部会長

 ありがとうございました。

 ただいまの件につきまして、ご意見、ご質問等はございませんでしょうか。

 ◇◇委員、どうぞ。

 

委員

 これの46ページの図書館の建設ですが、生涯学習の推進のCのところですけれども、この年度に入っているというのは、これは庁舎の建設と図書館というのは関係してくるような話も聞いておるんですが、あくまでもそういううわさ話としてのとらえ方としてこの年度に設定してあるのか、これはどういうことでしょう。

 それと、もう一つ、何度も言うようですが、旧の宇奈月町の小学校の跡での生涯学習施設の建設についてですが、それなりの活動のできる、社会教育としての活動のできる人間の配置ができるのかということ。ただ施設を建てて、箱物をつくって、さあ、どうぞ、地域の方に使ってくださいだけでは、あんまり効果のない施設のような気がするんですが、そういう面の話はどういうものでしょう。

 

部会長

 それでは、当局のほうからの答弁をお願いします。

 

事務局

 1点目の図書館の建設の時期についてでございますけれども、庁舎建設の時期とリンクするのかという、あるいはそういううわさがあるけれどもその裏づけがあってのことなのかということの問いかけの趣旨だったろうと思いますけれども、私ども、図書館を担当する者からいたしますと、庁舎ということもございますが、とにかく人が集うところ、あるいは集う施設、あるいはその周辺での建設ということを希望しております。

 そういった意味の中では、現場の私どもの目からしますと、そういった庁舎等との時期のリンク、あるいは場所のリンクを含めてありましたら理想的な形かなという思いでおりますけれども、現場の者のほうからしますと、望みはしますけれども、そのことの実現性についてはこれ以上はちょっと言いかねるというか、答える要素を持たないということで、答えにならんかと思いますけれども、ご理解いただければと思うんですけど。

 

委員

 そうすると、建設は、この計画ではもう3年後に建設にかかっていくと、用地買収も含めてだろうと思うんですけど、23年からという計画になっておるわけですから、3年、4年後にはこれに取り組んでいくという計画。

 

事務局

 あらゆる条件が許して、また、すぐこの計画どおり進めていいよということがありますればということでございまして、先ほどの冒頭の説明にもございましたように、前期の23、24年の中では、もしこのとおりいくものであれば、計画でありましたり、設計等の検討を十分にしまして、その上でハードのほうに入っていきたいというフローで考えています。

 

部会長

 ◇◇委員、よろしいでしょうか。

 

委員

 4小学校の跡地……。

 

事務局

 この生涯学習施設でありますが、これは多分に公民館的要素といった1つになるかと思います。建築物の内容もそうでありますが、中の待ち受けといいますか、例えば館長的な人、現在の公民館でいえば、商工会関係の方、そういう方がおられて、地域の活性化のためにということになろうと思います。

 

委員

 社会教育施設は、やっぱり人的なものがある程度そろっておらんと、ほんとうに施設を建てただけでということになってしまう可能性が多いものですからお聞きしたので、人的にも整備されるようであればなかなか結構なことだと思います。

 

委員

 今の関連して、48ページの一番最後のところで、埋蔵文化財があるでしょう。これについての保存場所の確保とかといっておるんだけれども、今のところ、宇奈月の友学館か、あそこらは立派ですわね。黒部にもあるわね、宮野山のあそこで。あそこは1年の間に何回開かれるのか。せっかくの埋蔵文化財をやっぱり人のおるところへ行って展示しておかないと、あれでじゃ全然死んでしまっておるんじゃなかろうかと。ここのあたり、どう見ておられるんですか、宮野山の埋蔵文化財の保存場所。ちょっとお聞きしたいなと思ってね。

 

事務局

 その宮野の伝習館、もともと郷土文化伝習館という名目でつくったわけであります。過去にもいろいろな展示会等、それと、一部の文化財の保存等をしてきております。

 現在といいますか、最近は展示の内容もあまり変えておりませんが、そんなような特別展みたいなのをやっているところでございます。

 

委員

 宇奈月と合併したらどうですか。せっかくいい場所の宮野の下をもっと何かに活用してもらって、埋蔵文化財はやっぱり宇奈月のあそこの友学館でやったほうがよほど多くの人たちが関心を持って見られるんじゃなかろうかと、そういう感じを持つものだからね。

 

事務局

 ここの項目に書いてありますのは、保存場所のことであります。例えば、そういう意味では、展示場所として、宮野、それと友学館と、特に友学館につきましては積極的に活用しています。毎年1回は特別展を開催しております。

 それで、現在、前沢の旧小学校の講堂、そこに埋蔵文化財等を保管してありまして、それをどうするかと。保存と展示をするときに、どのような場所が必要かと、このようなことであります。

 

委員

 実は、皆さんも知っておられるように、去年やったかな、下の堀切のほうで掘り上げたでしょう。あれの展示場所、あの場所で開かれましたわね。非常に関心が大きいというのか、たくさんの人たちが、やあ、ここにこういうことがあったのかということで、私も、これだけ皆さん、関心を持たれるのかなということで、非常にありがたく思ったね。そういう意味で、せっかくのものが、あるべき場所、人が来るような場所で展示してあげると、そういう点に関心を持った人たちがもっともっとたくさん来るんじゃなかろうかと、そういう感じを持ったものだからね。

 以上です。

 

部会長

 ほかにご意見、ご質問等はないでしょうか。

 

委員

 ここでは、初めて個別事業メニューがこうやって出されましたので、この後、それぞれの事業について、グランドデザイン、あるいは、建物等ならば、その運営とか、いろんな活動について、さらに具体化していくわけですよね。

 それについて、やはりいろいろな場の中で広く意見を募りながら、あるいは考えを深めながら具体化していくと考えてよろしいですか。

 

部会長

 事務局のほう、お願いします。

 

事務局

 はい、そのとおりでありまして、特に施設関係については、個々にやはり建設委員会とか検討委員会とかというものがつくられて、そこで決定されていくというふうになろうかと思います。

 

委員

 実を言いますと、私自身、ICT等にかかわって、長く学校教育のほうで、今、動いております。

 そういう中で、図書館もそうなんですけれども、今まで先進的に取り組んでいるところのよさというのはやはり十分に取り入れていかないと、せっかくのすばらしいこういう計画が、中身が入らないということになりかねませんので、そういった面では、大いに市内のそういう方々や、あるいは先行して取り組んでいるところからの方々をお呼びするなり、あるいは大学等との連携の中で、前も市教のほうでもやっておりましたけれども、そういう中で進めていくということが非常に重要だろうと思います。

 とりわけユーザー等にかかわっては、非常に広範囲になりますので、ぜひそういう横断的な見方で進めていただければと思いますし、もし差し支えなければ、今までの取り組みの中で、今現在、複数年度で動いているものもございますので、現状等の分析、あるいは検討も含めて、ある程度提示することは可能かなとは思っております。

 以上です。

 

委員

 49ページの総合体育センター整備事業が年々、黒丸がついておるわけですけれども、これはどの程度のことまで考えての計画か、ちょっとお聞かせ願えればと思います。

 

部会長

 じゃ、市当局、お願いします。

 

事務局

 実際に体育センターができてから減価償却が終わる前に、機械的、機能的、外装など、当然修繕すべきものについての経常経費ということで計画しております。新たなものをつくるとかではありません。

 以上です。

 

委員

 わかりました。

 

部会長

 そのほか、何か意見等はございませんでしょうか。

 ○○委員さんのほうからは、何かないでしょうか。

 それでは、特にないようでしたら、次に進みたいと思いますが、よろしいですか。

 

委員

 はい。

 

部会長

 それでは、次に、Aといたしまして、施策検討用シート(STEP3)について、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、資料3のほうをごらんいただきたいと思います。

 ・・・説明省略・・・

 説明は以上であります。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ただいまの件につきまして、ご意見、ご質問等はございませんでしょうか。

 

委員

 最初にも問題視されておったように、例えば、家庭教育の支援推進事業かな、その中で、いろんなやり方で1つ、子育ての講演会みたいなものを開こうじゃないかと。回数を目標にしたのは、こういう点で、実は私も公民館活動でも同じことが言えるんです。回数じゃないなと。例えば、男性の料理教室なんか、つい最近開いたんだけれども、来んでもいい人が来られるんだね、毎回。来てもらいたいなという人はほとんど来られんわね。広げていくためには回数じゃないなと。どう配慮して参加してもらうかということが大きな問題でなかろうかということを痛感しております。

 健康教室なんかでもそういうことがあります。もはやベテランみたいな、講師みたいな人が来てはあれをやって、来てもらわなきゃならないような人があまり来ないというんですよね。ここは、公民館活動としてちょっと問題だねということで、この間話しておったんですわ。そういうことも1つ、頭に入れておいてください。

 じゃ、どうすればいいかということは、まだ私でもわかりません。強制するものじゃないものだからね。何かいい方法がないかなということで、それで考えてきておるわけです。

 以上です。

 

部会長

 ほかに何か意見等はございませんでしょうか。

 

委員

 2つお願いします。

 今、△△先生がおっしゃられたことについて、1つ、私も同じようなことで、今、取り組んでおります。

 何かといいますと、家庭教育というのは非常に広範囲なものです。しかも、子育て講座といったときに、実を言いますと、調べておりましたら、今現在、再生会議等で話し合われている中で出てくる言葉に「親学」という言葉がございます。この親学の場合、設定されたプログラムが全体としてあります。その中で、例えば、それに対する充足率といいましょうか、そういうところで持っていこうという件がもう幾つかあります。そういうふうに、高校生ぐらいから若い方々、そして子育て真っ盛りの方々と1つの大きなスパンとして講座というものは考えていかなければいけないだろうということで、来てほしい人に来ていただく、そういう講座と、それを周知する方法として、みらーれTVとか、そういういろんなメディア媒体というものを使っていかなきゃいけないので、ぜひそういったところについても検討の中に入れていただければということが1つです。

 それから、2つ目は、実を言いますと、きのう、今日あたりの新聞でもありましたが、婦人会への参加が非常に少なくなっていて、私は学校現場におりますので、親御さんが、例えばこの黒部市に来られて友達がいない、親御さんも非常に孤立しているということを目の当たりにします。ぜひそういったところでも、婦人というところの視点、地域というところの視点で見た施策が具体化できればなと思っております。今後、また私もPTA等ともかかわりながらこの件について話し合っていきますけれども、ぜひ下のところに入れていただきたいなと思います。

 以上です。

 

部会長

 ありがとうございました。

 今のご意見につきましては、私も常々そう思っておりますが、来てほしい人に限って出席していただけないというのはどこへ行ってもあるんじゃないかなと。これに対して、決め手は多分ないと思うんですが、こういう方法も1つあるよ、こういう方法も1つあるよということを、もしどこかの機会で聞かせていただければ、私たちも助かるなと思います。

 ほかにご意見はないでしょうか。

 

委員

 この中で、現在の現況の数値と、それから目標値の数を見てみますと、どのデータもみんな多くなっているんです。先ほどお話しされた中で、人口増3,000人ですか、目標だからということで、大変な事業だなと思っていますけど、データの中で、先ほどの資料の中では、就業される工業地帯が少なくなっている現状の中で、人口増にはなかなか結びつかないのかな、若者がいなくなって高齢化社会になりつつある黒部市なのかなという一面も見受けられる中での今ほどのお話なんですけど、施策の指標という中の数字データが全部多くなっているという中で、一番目立ったというのは、先ほどの図書館というのが26年度ぐらいに建設されると。その中で、ここに貸出冊数というのが、今現在は1人大体3冊と、それから29年は6冊、倍にはなっているんですけど、新しい魅力ある図書館にするんだったら、貸出冊数もさることながら、登録者数というのはここの中には出てこないからなんですけど、黒部市の何かを見ていたときに、貸出冊数というのは1人10冊まで、14日間借りられるんですね。だから、その中には、件数というのは随分少ない、登録者というのは随分少ないのではないのかと。1事業者に対しては100冊まで、幼稚園とか保育所、あるいは公民館に貸し出しますよという項目が載っていたのをちらっと見ていましたので、何かそういったデータ的なものを組み合わせながらこの資料の目標値というのを設定していくのも1つの案かなと考えて見受けたのが私の意見です。

 

部会長

 ありがとうございました。

 事務局のほう、お願いします。

 

事務局

 今ほどの件でありますけれども、図書館でございますけど、現況値にありましては、人口1人当たり3冊ということで、今現在の概数としまして、昨年度実績12万9,000冊、人口が4万3,000人ということであるものですから、3冊ということで書いております。

 それと、今ほどありましたように、目標値が、例えば10年後の29年については倍になっております。ということになりますと、先ほどの目標人口からすると、現在値と変わらない。そうすると、倍になるということは、貸出件数、貸出数そのものが約26万冊ということになってこないと実現しないわけであります。

 それを確保しようということになりますと、当然に貸出券の登録数、率、これが現在20%に満たないといったところを、例えば、多いところでは50%とかというのが多いところとしてあると。それにいかに近づけるかということもありましょうし、あるいは、蔵書の回転数、これ自体も、今のところはまだ1にも満たないところなわけですけれども、これを1から2に上げたい。あるいは、そうなると、魅力ある資料そのものをどう増やしていくかと。これは、1人当たりの資料費をやはり予算的にバックアップいただかないと、魅力ある図書も購入できない。

 加えて、ここに書いてありますとおり、それぞれの図書の貸し出しのサービス、あるいはレファレンスのサービスを組み合わせながら、総合的にそれぞれのものが、ご意見をちょうだいしましたとおり、組み合わさっていかないと実現しないものと自覚はしておるんですけれども、あくまでも目標ということで頑張ってまいりたいと考えております。

 以上です。

 

部会長

 何かほかにご意見、ご質問等はないでしょうか。

 

委員

 この部会に直接関係はないんだろうと思うけれども、今、ちょうど国政の選挙があるものだから、県のほうが非常に力を入れておるわね。二、三日前に私がその会場に行きましたら、その代表者として、前の市長さん、荻野幸和さんが、ひとつ君も頑張ってくれやと〓〓〓〓〓〓〓〓何かというと、ほかの部会でやっておられるか知らんけれども、子供たちへの選挙に対する意識というものをどうしたら植えつけていかれるだろうかと。県のほうは、小学生、6年生を相手にして、それなりの啓発をしておられるんです。もっと大事なことは中高生だよといって私も言っておったんだけれども、ともかく、そのときに、福井県が非常に力強くやっておられるわ。半強制的にやっぱり教育の中で取り組んでおるんだね。いいからといってすぐできるわけじゃないけれども、いわゆる学校教育の中に選挙に対する下地みたいなものをどう入れていくかということを福井県が非常に力強くやっておるものだから、投票率も非常に上がってきておるんだね。ところが、富山県の現状を見ると、どんどん下がってきておる。これは、1年や2年でうまくいくわけがないけども、ともかくそういう意識を教育の一端として何か取り入れたほうがいいんじゃなかろうかという話をしておったものだから、報告だけしておきます。私は代表で行っておったものだからね。いいからといってすぐ取り入れられるものじゃないということを嫌というほど知っておるんだけどね。砺波のほうへ行くと、中学生にもそれなりの力を入れておられるね。そういうことがあるということを1つ知っておってください。

 以上です。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ほか、ご意見、ご質問等はないでしょうか。

 ○○委員さん、ないでしょうか。

 それでは、これ以上ないようでありますので、事務局のほうで、7月末から開催予定の次回の部会において、一定の取りまとめを行いたいということでございます。委員の皆さんには、また時間をかけてさらに精査いただき、ご意見等があれば、後日、事務局のほうへ提出いただきたいと思います。皆さんの中にそういう用紙が入っておったと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、協議事項はすべて終了いたしました。

 次に、その他に移ります。

 事務局のほうから説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、その他、3点ほどお願いをさせていただきたいと思います。

 1点目は、今ほど部会長のほうからありましたように、毎回のとおり、意見提言書というものを同封させていただいております。意見提言につきましては、当第5部会に限らずということでございまして、また何なりとお出しいただきたいわけですけれども、当第5部会に係る資料2、資料3の部分、いわゆるSTEP2、STEP3に関するご意見等については、大変恐縮ですけれども、7月10日までと期限を区切らせていただいておりますので、その点、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、2点目ですけれども、送付した資料の中に、参考資料といたしまして、先般実施しましたパブリックコメントの意見の内容、それから、審議会委員さんからの意見の内容をまとめて配付させていただいております。ぜひお時間のあるときにご一読をいただきたいと思っております。

 3点目、次回の部会開催予定でございます。現在のところ、7月31、8月1日、2日、この3日間でまた6つの部会を開催させていただきたいと思っておりますけれども、部会長と少しご相談をしたところ、8月2日の午後、当第5部会を開かせていただけんかなと思っております。もし、ご都合の悪い方、多数おられないようであれば、その日に開催したいと思っておりますので、その点もよろしくお願いを申し上げます。

 その他、以上でございます。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ただいまの件について、ご質問等はございませんでしょうか。

 

委員

 2日の日、午後からだったら、今日の時間帯ですか。

 

事務局

 そうです。

 

部会長

 ほか、ご質問等はないでしょうか。

 ないようでございますので、以上で本日の議事はすべて終了いたしましたが、全般を通して何かご発言があればいただきたいと思いますが、何かございませんか。

 それでは、特にないようですので、ここで座長の役目を終えさせていただきたいと思います。委員各位の皆さんには、議事の進行にご協力を賜り、ほんとうにありがとうございました。

 これをもちまして、黒部市総合振興計画審議会第3回第5部会を閉会とさせていただきます。どうもありがとうございました。

 

―― 了 ――