北方領土

[更新日:2011年09月08日]

北方領土
北方領土

北方領土を知っていますか?

「北方領土」はどんな島?

 「北方領土」とは、北海道の根室半島に連なる歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の4つの島からなります。最も近い歯舞群島の貝殻島まではわずか3.7kmしかはなれていません。
 北方四島の総面積は5,036kuで、富山県の約1.2倍の広さを持ち、中でも択捉島と国後島は沖縄本島より大きな島です。北方領土にはキタキツネやアザラシ、ラッコ等沢山の動物が棲んでいます。また、エトピリカやシマフクロウといった珍しい鳥も見かけることができ、豊かな自然が残る美しい島です。
 北方領土の気候は、寒暖の差が比較的穏やかで、北海道の内陸部より暖かく、雪も少ないという特徴があります。周辺海域は暖流と寒流が交わり、サケ、マス、タラ、コンブ等の宝庫として世界3大漁場の一つに数えられます。

立ちはだかる北方領土問題

現在の北方領土は、ロシア人が生活し、日本人は自由に行き来すらできない状態となっています。これは、第2次世界大戦の結果、日本がポツダム宣言を受諾し、降伏の意図を明確に表明したにもかかわらず、旧ソ連軍が北方四島に侵攻し、当時そこに住んでいた17,200名余りの日本人を強制的に追い出し、旧ソ連領に編入したためです。旧ソ連が崩壊し、ロシアとなった現在もなお、北方四島を不法に占拠し続けており、日ロ間の大きな問題となっています。

北方領土と富山県・黒部市のかかわり

 北方領土から引き揚げてきた富山県出身者の数は1,425名にのぼります。これは北海道についで2番目に多い数です。なぜ遠く離れた北方領土に富山県人が多く住んでいたのでしょう。北方領土周辺海域は水産資源の宝庫であり、サケ・マスやタラ、コンブ漁が盛んに営まれていました。
 一方、明治期の富山の漁村は漁業不振や相次ぐ災害等で疲弊し、活路を見出すために北海道、更には北洋へと新たな漁場を求め進出していきました。富山県人は「越中衆」と呼ばれ、持ち前の忍耐強さと勤勉さで綱元達から大きな信頼を得、早くに島での生活基盤を定着させていったのです。
 黒部市においても、明治中頃から生地地区を中心とした漁民が出稼ぎ漁で北方領土を目指し、明治の終わり頃からは家族ぐるみで主に歯舞群島に移住するようになりました。渡島した県内出身者の6割にあたる835名が黒部市出身であり、根室・歯舞群島のコンブ漁は私達の先人によって開拓され、発展したといっても過言ではありません。

「北方領土の日」とは?

日本国有の領土である北方領土の返還を求める活動が全国各地で展開されています。この北方領土返還運動の高まりを背景に、政府は昭和56年に、毎年2月7日を「北方領土の日」とすることを決定しました。2月7日は1855年に静岡県下田において「日露通好条約」が調印された歴史的意義のある日です。この条約は平和的な話し合いにより、日ロ両国の国境を択捉島とウルップ島の間と定めたもので、これにより北方四島が日本の領土として確定したのです。以後、両国の国境は何度か見直されましたが、北方四島が日本の領土から外されたことは一度もありません。

北方領土返還の気運を高めましょう!

 富山県の先人たちが、厳しい自然環境の中苦労して開拓し、生活を営んでいた北方領土。市内には故郷である北方領土を自由に訪れることができる日を切に願う元島民の方々が大勢おられます。この方々のためにも、一日も早い返還を実現しなければなりません。
 北方領土問題は元島民だけの問題ではありません。日本の主権に関わる重要な問題です。一人でも多くの方々が領土問題を正しく認識し、領土返還の世論を高めることが求められています。日本国民の強い意志に支えられたロシアとの交渉が、北方領土問題の解決につながるのです。
 市民の皆さんも、北方領土への関心を深め、返還運動へのご支援をお願いします!

北方領土問題の解決に向けた主な活動について

北方領土出前講座 「北方領土の日」写真・パネル展

 (社)千島歯舞諸島移住者連盟富山支部と連携し、元島民の方々が県内の学校や団体に出向いて自らの体験を語る北方領土出前講座や当時の島の様子がわかる北方領土写真・パネル展を開催しています。

ビザなし交流事業

 日本国民と北方四島ロシア住民の相互理解を図り、領土問題の解決を目的として、ビザ(旅券)なしで渡航できる新たな枠組みが日ロ間で作られました。これにより平成4年から「ビザなし交流事業」による相互訪問が始まり、元島民、返還運動関係者、青少年及び教育者などが北方四島住民と率直な意見を交換し、交流しています。平成20年までに延べ8,853名が北方四島を訪問し、昨年8月には黒部市長も参加しました。

北方領土返還要求富山県大会の開催・該当署名活動

 返還要求運動を全県的に展開するため、昭和57年に北方領土返還運動富山県民会議が設立されました。以来、県民の世論高揚を図り、早期返還を実現するため、関係団体の支援、広報活動等様々な取り組みを行なっています。
 北方領土返還運動全国強調月刊である8月と2月には毎年県大会を開催し、記念講演や該当署名等広く啓発活動を行なっています。

富山県少年少女 北海道派遣事業

 富山県北方領土復帰促進協議会では、北方領土の意義と重要性を若い世代に認識してもらうことを目的として、毎年県内の中学生を返還要求運動の原点の地である北海道に派遣しています。これまで延べ255名の中学生が北方領土について研修しています。

お問い合わせ

企画政策課
住所:〒938-8555 黒部市三日市1301番地   TEL:0765-54-2114   FAX:0765-54-4461
Email:kikakuseisaku@city.kurobe.toyama.jp

国際交流」に関する情報

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