歴史民俗資料館第10回特別展「堀切遺跡とこけら経」展示品紹介 No.4

[更新日:2014年11月07日]
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開催日: 平成26年8月8日〜平成26年11月24日
開催時間: 9:00〜18:00
開催場所: 黒部市歴史民俗資料館(うなづき友学館)
費 用: 大人300円(団体20名以上240円) 中学生以下無料

歴史民俗資料館より第10回特別展「堀切遺跡とこけら経」展示品紹介 No.4

 

8月8日(金)より展示している資料を中心に、展示品の一部を紹介します。

 こけら経とは  

  一般的にこけら経は、経文を1行ずつ薄い板に写経したもので、平安時代後期から江戸時代初めにかけて、死者への追善供養や自身の死後安楽を願うために作られたものです。長さ25〜30cm、幅1〜3cm、厚さ1mm程度の木片に経文を墨で書いたものをいいます。そして、1行17文字を写経し、10本又は20本を一組とし写経会の法要が終わった後、水辺に流されたものと考えらます。 中世以降は、民衆にも広く流行することとなりました。

  写経される経典は、法華経や阿弥陀経、般若心経などがよく書写されていました。 堀切遺跡から大量に出土したこけら経は、中世の庶民信仰のあり方を示す資料として貴重なものです。これまで全国で約100例確認されていますが、遺跡出土の例としては福井県一乗谷朝倉氏遺跡、平城京跡遺跡、元興寺極楽坊境内などと並ぶ稀少例です。 こけら経は、736枚を展示しています。内訳は法華経589枚、理趣経147枚です。

 図005_06_kokera_チラシ表-kokera.jpg

                          20枚束のこけら経

  

こけら経の大きさ 

堀切遺跡のこけら経は、経典によって大きさが異なっています。法華経は長さ29〜30cm、幅0.9〜1.0cm、厚さ0.01〜0.04cmあり、理趣経は長さ17〜22cm、幅1.0〜1.4cm、厚さ0.1〜0.4mmありました。法華経と理趣経のこけら経を比べると、法華経が理趣経より、長さは10cm前後長く、幅は約0.4cm小さくなっています。  こけら経を経文の順に並べると、同じ大きさ・形のものが連続しています。

図こけら経の大きさ.jpg

お問い合わせ

黒部市歴史民俗資料館(うなづき友学館)
住所:黒部市宇奈月町下立682   TEL:0765-65-1010