歴史民俗資料館企画展「黒部川のジオサイト」展示品紹介 vol.3

[更新日:2014年07月29日]
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開催日: 平成26年5月1日〜平成26年8月3日
開催時間: 9:00〜18:00
開催場所: うなづき友学館 歴史民俗資料館
費 用: 300円

北アルプスが誕生する時代、そびえ立つ山々と削られる谷、火の山

 

北アルプスの隆起は、約400 万年前から始まり、大規模な火成活動を伴いつつ約200 万年前に急激に進行したと考えられます。その要因に、後立山連峰に分布する世界で最も新しい深成岩である黒部川花こう岩の活動などが、隆起の営力として寄与したと考えられます。その後現在に至るまで風化・侵食などの外的営力が立山連峰に様々な表情を与え、剱岳、真砂岳など独特の景観が楽しめます。約80 万年前に形成された世界で最も新しい花こう岩である黒部川花こう岩は北アルプスの隆起の激しさを物語っています。

祖母谷の黒部川花こう岩

祖母谷温泉は、欅平駅より祖母谷川に沿って奥鐘橋を渡り、人喰岩をくぐり抜け、さらに奥まった祖母谷と祖父谷の合流地点にあります。ここには地表に露出した花こう岩としては世界一新しい(約80 万年前)黒部川花こう岩の露頭があります。祖母谷の河床には風化が進んでいない転石が多く、黒部川花こう岩の特徴とされている球形の黒色包有岩(玄武岩質)を多量に含むようすが観察できます。高温単純泉の祖母谷温泉があり、川原を掘ると温泉が湧き出します。(欅平ジオサイト、ジオポイントNo.81)

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 祖母谷の黒部川花こう岩の露頭  

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 祖母谷温泉

 

 

黒部峡谷の温泉

黒部峡谷には、黒薙、鐘釣、祖母谷、阿曽原温泉など多くの自然湧水の温泉がみられます。多くは高温温泉で知られ、火山体から離れていることや、天水起源の単純泉であることから新期花こう岩の破砕帯中の熱水溜まりを起源にするものと推定されています。黒部川本流の仙人谷ダム建設時に熱水が噴出したことで有名な高熱隧道も同じ起源とされます。

また、宇奈月温泉は、黒部川の電源開発が進められるようになった大正時代に約7km 上流の黒薙温泉から引湯することにより温泉観光として新たに開発された温泉地です。

(宇奈月ジオサイト、欅平ジオサイト、下廊下ジオサイト)

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宇奈月温泉

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 黒薙温泉

 

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