歴史民俗資料館企画展「黒部川のジオサイト」展示品紹介 vol.2

[更新日:2014年07月08日]
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開催日: 平成26年5月1日〜平成26年8月3日
開催時間: 9:00〜18:00
開催場所: うなづき友学館 歴史民俗資料館
費 用: 300円

日本海が作られた時代

 

 日本海は約3000万年前から大陸が裂け始め、玄武岩質安山岩とその地溝帯に流紋岩の噴出(約2500万年前)を伴いながら、海水が流入することにより誕生しました。その後、激しい海底火山活動(約2000万〜1700万年前)を伴いながら拡大を続け、富山湾の原形ができたと考えられています。

 激しい海底火山活動を物語る岩稲層(約2000万〜1700万年前)、亜熱帯性の動物化石を産出する黒瀬谷層(約1600万年前)、深い海に堆積した東別所層(約1500万年前)、寒流が流れ込む浅い海に堆積した音川層(約1300万〜500万年前)、時々暖流が流れ込む海に堆積した三田層(約300万年前)というように時代ごとに様々な環境を経たことが明らかになっています。

 

下立産大理石(オニックス・マーブル)

 一般には、オニックス・マーブルと呼ばれ、白色から黒灰色の雲状模様や帯黄灰色から黄褐色の美しい大理石です。普通の石灰岩と違い新第三紀(2303万年前〜258万年前)の温泉水から直接石灰分 が沈殿してできた石灰華が堆積してできたもので上部は礫岩層、下部は凝灰岩層に接して産出します。

 この下立産大理石は、1936年に完成した国会議事堂に使用されています。あざやかな黄灰色と黄褐色を帯びた美しい縞模様は下立産の大きな特徴となっています。

 国会議事堂では、衆・参両議院の議員玄関の壁面及び柱、2、3階への階段手摺などに使用されています。(黒部川扇状地エリア、十二貫野ジオサイト)

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  下立の大理石                              

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  下立の大理石加工品                           黒部川の支流餓鬼谷の噴泉塔

 

黒部川河床の黒瀬谷層の化石

  この化石は、黒部川河床で工事中に発見されたものです。含まれる化石は、カキガイやカケハタアカガイといった二枚貝、キサゴの仲間の巻き貝、フナクイムシ等です。今から約1600万年前、富山が熱帯 だった頃に海にすんでいた動物たちです。当時海岸線には、今の沖縄地方の海岸にみられるマングローブ湿地が広がり、やや海側にこれらの動物たちが生活していました。近くの河川からのレキ岩と共に、生活していた場所から押し流されてここ愛本橋の近くに埋もれて化石となったものです。(黒部川扇状地エリア、黒部川扇頂ジオサイト)

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愛本地区の黒部川河床の化石(展示品の黒瀬谷層の化石写真)

特別展についてはこちらから

展示品紹介vol.1はこちらから

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