黒部市総合振興計画審議会 第回 第部会(都市基盤)会議録

平成19年11月1日(木)

 

 

事務局

 おはようございます。ただいまから、黒部市総合振興計画審議会第5回第3部会を開会させていただきます。

 本日の会議には、◎◎委員、◇◇、▼▼専門委員が欠席でございます。

 それでは、初めに▼◎部会長よりごあいさつをお願い申し上げます。

 

部会長

 皆さん、おはようございます。

 11月1日という月初めに、朝早くお集まりいただきましてありがとうございます。

 当3部会は5回目を迎えるわけですが、今回で最後でございます。そういう意味では、忌憚のないご意見を賜りたいと思っているところであります。

 総合振興計画の策定に関しましては、各委員ご承知のとおり、先ほど、市議会9月定例会におきまして基本構想が議案として提出され、我々審議会が草案したとおりの内容で可決決定しているところでございます。

 この基本構想につきましては、昨年9月以来、約1年にわたって議論を重ねてきたところでございますが、向こう10年間にわたり黒部市が目指すまちづくりの骨格が正式に決定したということで、まことに感慨深いものがございます。

 また、基本構想を受けての前期基本計画につきましても、4月以降その基礎資料の精査に努めてきたところでございますが、いよいよ最終的な計画策定に向け、大詰めを迎えている状況でございます。

 本日は協議事項といたしまして、前期基本計画(案)のうち、当第3部会所管の第3章になると思うんですが、その部分につきまして審議いただくこととしております。この前期基本計画(案)につきましては、去る8月の審議会全体会で一たん提示を受けておるところでございますが、その後、市当局で見直し、修正を加えられ、改めて提示を受けております。今回の部会において、所管部分全般にわたりまして、記述内容が適切かどうか確認をしていだくこととなっております。

 先ほども言いましたが、今回が最後という審議の場でございます。そして、かつ、第1回目の総論を論ずるという、その部分に直結するような形の議論ができるのではないかと若干私も期待をしながら今日臨んでおるわけですが、なるべく早目に切り上げたいとは思っております。

 そういうことで、開会に当たってのあいさつにかえさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。

 

事務局

 どうもありがとうございます。

 それでは、早速議事に入りたいと思います。

 審議会条例の定めによりまして、この後の会議の進行については部会長さんにお願いしたいと思います。▼◎部会長さん、よろしくお願いします。

 

部会長

 それでは、規定に従いまして、座長役を務めさせていただきます。

 早速ですが、次第書きの順序に従い議事を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、次第の3の報告事項、前回審議会以降の経過について、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

:::::::::経過報告::::::::

 報告事項は以上です。

 

部会長

 ただいまの件につきまして、何かご質問はございますか。

 これについては、市議会の中でどういう議論があったかという、その点はないんですね。

 

事務局

 申しわけございません。ございません。

 

部会長

 何の意見もなくということですか。

 

事務局

 基本構想につきましては、これまでも随時ご説明してきておりますので、特段ございませんでした。

 

部会長

 皆さん方からないでしょうか。

 なければ、次のほうに入らさせていただきたいと。次第の4、協議事項に入りたいと思います。

 本日の協議事項は、前期基本計画(案)の精査ということで、当3部会所管の第3章の部分について、これから審議をしていきたいと思います。それでは、事務局のほうから精査のポイントについてご説明をお願いいたします。

 

事務局

 :::::::::::::::説明:::::::::::::::

 協議事項に関する説明は以上でございます。

 

部会長

 ありがとうございました。

 今までの議論の集大成でございますので、ひとつどなたからでもご意見を言ってもらいたいと思います。議論があっちいったりこっちいったりするとどうかなと思いますので、まず、最初の3―1.北陸新幹線の整備のほうから始めていきたいと思いますが、それと、さっといって、最後に全般にわたってもう一度するということでお願いしたいと思います。

 北陸新幹線の整備等についてのことで何かございませんか。

 

委員

 主な指標と目標値の駅広場等の整備率と書いてあるパーセンテージ、これは具体的に何          ですか。

 

事務局

 今言われたのは、駅広の整備率ということで、19年度に2%、24年度に82%の意味だと思いますので、これにつきましては面積もさることながら、事業費ベースでどれだけ整備するかということも含めて書いております。

 

部会長

 面積と予算。

 

事務局

 事業費で当初計画で何々をすると持っておりますので、それに対する整備率ということで解釈していただければと思っています。

 

委員

 事業費に直したらまずいんですか。

 

事務局

 これにつきましては、用地     の整備も入ってきますので、一概に面積ではありませんし、事業費にもなかなかなりがたいと思いまして、申しわけないけど、こういう書き方をさせていただいております。

 

委員

 それから、もう一つ、これは計画が立派にできたんですが、5年間あるいは10年間で変化した場合に、どこでどのようにチェックして、その変化したということを公にされるんですか。その辺は、変化に対することはどう考えておられるんでしょうか。

 

事務局

 計画全体の変化というふうに理解いたしますと、やはり現在提示しているのは原則として前期基本計画ということでございます。当然、後期の計画というものも出てまいりますので、この後、4年後、5年後に再度このような審議会等を設けて、そこでまた現況とそれから今後の計画というものが審議されると思います。

 

委員

 例えば、いろいろ情報では新幹線の前倒しとか、そういう可能性も十分あるものですから、その辺の変化というものは可能性としてあるような気がします。

 それから、もう一つ、2番目の公共交通網の整備の主な指標と目標値、これは電鉄黒部駅でチェックしたほうが、例えば、新幹線が二十何年にできると、依然として29年の年間利用者をこれでチェックしていったほうがいいのか。あるいは、この中身はちょっとわからんですが、学生や通勤、それから旅行者、その他あると思うんですが、その内容がわからないので、その辺のチェック方法がこのままでいいかどうかをちょっとお尋ねして。

 

事務局

 電鉄黒部駅の年間利用者数のことだと思いますけれども、これにつきましては、通勤なのか、通学なのか、それとも旅行者なのかという点については、今のところデータがありませんので、全体ということにさせていただいております。

 

委員

 一応、予測でこういうふうに目標を立てたということですか。

 

事務局

 それで、地鉄につきましては、平成16年、17年、16年から17年、17年から18年と、おのおの15名程度の増加の実績がありますので、それに基づいて、これぐらい増えないかなということで想定させていただいております。

 

委員

 もし新幹線ができたらどう変わるか、この流れでいいかどうかはどうお考えですか。

 

事務局

 新幹線の駅につきましては、今のところ地鉄新駅と併設になっておりますので、あそこからの乗り入れも若干あると思いますので、それを踏まえてこういう数字を出させていただいております。

 

委員

 一応、目標値ということは、そうしたいということだろうと思うんですが、それが変化した場合にどう対応されるかが今後の問題だと思うんです。どうもありがとうございました。

 以上です。

 

委員

 ちょっと全体的なことを申し上げたかったのですが、今、この電鉄黒部駅の公共交通網整備事業の、ここでお話し合いができますので、ちょっと私もこの分だけ先に申し上げたいと思います。公共交通網整備事業の主な指標と目標値として、電鉄黒部駅が取り上げられていることは、私はとても奇怪な感じがするのであります。地鉄の電鉄黒部駅というのは昔の桜井駅でしょう、電鉄桜井。

 

事務局

 そうです。

 

委員

 とすれば、電鉄桜井駅はネットワークのキーになる部分では全然なくて、通過駅、あるいは学生たち、生徒たちの利用する一駅にすぎないのじゃないかと私は非常に常識的に認識しておるわけであります。ですから、この3―1の北陸新幹線の整備という、非常に大切な黒部市政のトップに位置づけられてもいいような大きい項目の中の、特に交通ネットワークの整備での、ある意味、非常に大きいテーマでありますから、私は、新幹線駅ができる前でありますから、新幹線駅の利用者数等々は目標に今はなりませんが、それと連結をされるべき、あるいは、現在でも地鉄線に比べれば格段に交通ネットワークとすれば大切な現JR黒部駅の利用者数みたいなのがここに載せられて当然ではなかろうかという気がするのでありますが、いかがでございますか。

 

事務局

 先般も◇▼委員さんからそういう話もありまして、内部で検討しておったところですが、まず、新幹線開業されますとJR黒部駅は並行在来ということで、まず特急列車が新幹線に転換されると。それと、全国的にも減っておるということで、並行在来の検討委員会のデータを見ますと、平成32年には72%ぐらいに減っておりますので、なかなかこれを資料として挙げるのは難しいのかなということで、いろいろ異論もございましょうが、電鉄黒部駅にさせていただきました。

 

委員

 確かに、JR黒部駅は新幹線が開通すれば減るというのはわかります。それでも、そしたら、どうします? 何か電鉄黒部駅の利用者数というのは、到底共感を持って考えることはできないような気がするけど。それだったら、ワンコインの対象もおられますけれども、地鉄線の黒部市内の全駅の利用者数か何かの、何かやっぱり公共交通、しかもここは交通網があり、公共交通だけの利用ということでは、公共交通の利用だけということだけじゃなくて、ネットワークをどう整備していけばいいかということの指標とした、何かもう一工夫していただけませんでしょうか。お願いいたします。

 

部会長

 今の意見は、おそらく電鉄黒部駅というよりも、くろワンきっぷでもなし、黒部市内の電鉄利用者の年間利用者数という、またその辺をお考えいただきたいと、特定の駅を示すのではなくて。

 

事務局

 ちょっと補足させていただきます。先ほどの●○委員さんの、まず、駅広場等の整備率が書いてございますけれども、今、総合振興計画、向こう10年ということでこのパーセンテージを挙げておるんですが、多分、思いが、開業26年までに全部終わられるのではないかというイメージを持っておられるんじゃないかなという思いでおりますけれども、まず、開業までに私どもがやりたいのは、必要最小限のものをやりたいという思いでおります。例えば、たまたま29でこういう数字が挙がっていますけれども、26年にはまだ90なのか、そこらあたりは数字的には細かいことは出てきませんけれども。29という数字は、29までには間違いなく100%、開業後も整備が残っているものはしたいという思いで100という数字をここで挙げております。

 それと、今ほどの◇▼さんのご質問ですが、ここであえて特定して電鉄という、ここはちょっとあれじゃないかという思いなんですが、担当課長も言いました。まさに並行在来になったときには利用率は下がります。ただし、今、並行在来の検討委員会の中で、ある委員も、前も言いましたけれども、下がること、そういう暗い話をするなと。利用者を増やすことも必要だろうと。今、この事業メニューの中にもありますけれども、JR結節機能ということも当然これから考えていかなきゃなりません。そういった意味では、電鉄という特定じゃなくて、黒部駅だけという、何か2つ     感じもしますので、当然結節すればある程度の人も増えるだろうし、そういった思いでちょっとここを、修正といいましょうか、電鉄黒部に特定しない方向でちょっと考えさせていただきます。

 

部会長

 そのほかに何かありますでしょうか。

 公共交通ネットワークの整備の充実という、今もございましたが、実際にくろワンきっぷとか何かでやってみますと、1時間に1本の電車しか走っていないということで、なかなか利用しようにも利用しづらいというお声が大変多かったように思います。そういう点では、生活路線のバスの利便性向上という、コミュニティバスなんかも書いてありますけれども、この辺の電車よりもバスのほうがいいんじゃないかという話もあったりするわけですが。この辺は、僕の個人的な意見ですけど、コミュニティバスそのものの運行も、町が散在している中でどのコースをつくったらいいのか、これが特定できない。それは一番この黒部市のネックになっているんじゃないかな。理論はいいんですけどね。そういうことで、ここに勇気を持ってコミュニティバスの運行と書いてありますが、これは大変なお金がかかっちゃうということになるのかなと。

 ほかの委員の皆さん、よろしいですか。後でもしあればしていただくということで、次の3―2の道路の整備のほうに行かせていただきます。

 まず、文言でこれがいけないんじゃないか。今回は、全体、今までの議論を集大成するような形で議論としてこの文章はちょっとということを議論していただければ一番ありがたいかなと思います。よろしくお願いいたします。

 

委員

 アダプトプログラムとは何か、簡単に説明をお願いします。3―2の32ページ。

 

事務局

 32ページの現況と課題の市民との協働による道路の維持管理というところでしょうか。

 アダプトプログラムという、昔、県事業で、海とか山とか川とか、そういった環境をきれいにするということで、ごみ拾いとかいろんなものを住民を挙げてやっている活動を、県事業のほうでアダプトプログラムという名前をつけて実施していたものですが、一般的にそういった自然とか海、川、山をきれいにするという事業のことでございます。

 

委員

 環境整備プログラム? 

 

事務局

 はい、そうです。

 

委員

 私も初めて聞いた言葉で。ここの章だけでなくて、この基本計画全体として、片仮名用語の、ごく日常的に一般化されている片仮名用語はいいと思いますけれども、今の◇▼委員から提起されたそのアダプトプログラムとかというのは、正直言って、果たして市民うち何人の方がわかるのかなという疑問を非常に感じました。

 それから、ここの第3部会に関するところでも、36ページのアメニティーぐらいまではいいかなとは思いますが、これもちょっと格好をつけておられる用語かなと感じたり。バリアフリーとかネットワークとか、これは逆にちょっとほかの用語にはかえにくいかなと思いますが、1つは、片仮名用語でいかがかなというのが散見されるという話。

 それから、あと用語で、32ページの現況と課題の真ん中の電線類地中化のところで、道路修景整備とあります。修景というのは日本語としてあるんでしょう? 初めて見たので、ちょっと辞書で調べようと思ったのに調べないまま来ました。

 それから、その下の雪寒対策の雪寒というのも、意味は十分わかりますけれども、雪寒というのも、要するに用語としてこれがもう使われている言葉なのかどうなのか。克雪というのは、これは文字どおり克雪でわかるかなと思うんですが、雪寒対策というのは用語として使われている言葉なのかどうなのか。辞書には載っておりませんでしたので、そこらあたり、ちょっと用語について、可能な限りもっと平易なというのか、幾つか感じたところなので。

 あとまだ幾つかありますけれども、とりあえず。

 

部会長

 ありがとうございます。私も賛成です。それじゃ、○●さん、道路を修景という言葉はあるんですか。

 

委員

 よく役所ではそういうような。

 

部会長

 使っておられるの。

 

委員

 まあ、使ったりはしますけど。

 

部会長

 辞書にないやつ?

 

委員

 先ほどの雪寒対策というのも、事業名でなら、そういう雪寒対策という事業はやっておりますけれども、ちょっと一般的、市民の方が見られるとちょっと気になるかもしれません。ですから、雪対策にするとか、そういうわかりやすくしたほうがいいのかもしれません。

 

部会長

 ありがとうございました。

 

委員

 私もそれは、電子辞書を繰りながらこれを読んだというのがあります。例えば、女性からで、市民半分が女性なので、スプロール化とか、片仮名用語が出てくるとこれは何なんだろうと。ちょっと聞けないです。知らないのが恥ずかしいんじゃないかとか。だから、私はこっそり辞書を見ましたけれども、私は意味がわかりましたが、そういったようなところで、どんどんこういう問題と市民がかけ離れていくような状況がこういう文言によって出てくると、ちょっとまずいかなみたいなことを感じています。

 

部会長

 そうですね。

 それでは、事務局からお答えいただきたいと思います。

 

事務局

 今のお話、例えば、片仮名表記とかの扱いについては、最初から計画策定を進めるに当たりまして、読み手にとってわかりやすいとか、見やすいとかということを基本にしていくということを再三申し上げてきておりますので、ご指摘を踏まえて、できるだけ片仮名言葉を使わないようにしたいわけですけれども、かえって日本語にするとわかりにくいというのもあろうかと思います。片仮名表記にする場合には、必ずだれが見てもわかるように用語解説を入れたいと思っておりまして、用語解説をどう入れるかということまでは、審議会委員の皆さん方の手を煩わせない、事務局で整理をさせていただきたいと思っておるわけですけれども、そういう形で最終的な計画書にしていきたいと思っておりますので、その点はご了解をいただきたいと思います。

 

部会長

 ぜひともお願いいたします。庁内で10人ぐらいの人を集めて、半分以上の人が知っているというものはこの中に入れていいというくらいにしていただかないと、なかなかやっぱり読みづらい。スプロール化なんかもわかりやすいようでわからない。よくよく聞くと、空洞化の話かなという話になりますけど。よろしくお願いします。

 

委員

 やっぱり政府自身も、片仮名用語をなるべくなら少なくしようという意向なんですよね。だから、今、各委員がおっしゃったように、みんなにわかりやすいような用語を使うということが大事だと思うわけですよね。ですから、やはり皆さんがおっしゃるとおり当然だと思うわけですよね。だから、国でさえそういう方針であるのに、地方においてこういうわからない言葉を使ってもらうと、ちょっと戸惑う面があるものだから、ひとつよろしく配慮のほどをお願いしたいと思います。

 

部会長

 すべてを否定するわけじゃなくて、公用語にもなって、バリアフリーなんかといったらもう公用語になっていますから、そういうのは全部入れて、なるべく戦中派に陥らないような形でで。

 ◇▼さん、どうぞ。

 

委員

 もう一つ、後半33ページの一番下の緑化道路というのはどういう定義なんでしょうか。

 

事務局

 今後の道路整備につきましては、やはり歩道を設置というのが重要になってくるかなということから、歩道内の緑化といいますか、街路樹の整備と考えていただければよろしいかと思います。

 

委員

 街路樹などが整備された道路ということですね。

 

事務局

 はい。

 

部会長

 あと、ございませんか。

 

委員

 じゃ、申しわけありません。次から次で恐縮ですが。

 その今の緑化道路の上の都市計画道路整備という、幹線道路がイコール都市計画道路でもなさそうですし、都市計画道路が全部幹線でもないような感じで、都市計画道路とは何ぞやという理解は非常に難しくて、素人の私のほうではわかりにくいんですが、これは当然、言葉、用語として正しいのでしょうか。幹線道路整備事業の中に、黒四角枠で都市計画道路整備と書いてあるのは、都市計画指定された道路を優先的につくると、優先事業だという認定をしておるわけですね。それが全部幹線道路であるのか、あるいはないのかわかりませんけど、ちょっとその辺の用語の説明みたいですが、教えてください。

 

事務局

 都市計画道路というのは都市計画法の中で計画された道路でありまして、おおむね幹線道路と理解されてもらっても結構だと思います。これにつきましては、今後、これから都市計画マスタープランを検討していくわけでありますけれども、その中でもこの都市計画道路の見直し等もこれから検討していきたいと考えております。

 

部会長

 いかがですか。いいですか。

 そういうところで、今、◇▼さんのほうからございましたが、都市計画道路を含めた幹線道路の見直し、現況と課題の一番上のほうに書いてあるんですが、どなたかだったと思うんですが、その未来図があるのかと、それを一度見せてほしいというご意見もあったんですが、それはなかなか提示できなかったんですね。そういうことで時間がなかったということでお許しをいただくと。どなただったか、●○さんだったかもしれないですね。

 そういうことで、次の34ページはこれでよろしいですか。

 

委員

 34ページのほうで、地域ぐるみ除排雪活動の推進というのが、ちょっと前に委員会のほうで出されたのと少し区切って、前は22年から24年までずっと連続というのを22年と24年というふうに区切ってやられるのは何か、その意味はということをちょっとお聞きしたいなと。

 

部会長

 どなたか説明をお願いいたします。なぜ区切っているのか。

 

事務局

 地域ぐるみ除排雪ということで書いておったわけですけれども、これは、人ではなくて除雪機械がございます。それの購入ということで、各自治振興会のほうに小型ロータリーを貸与しているわけなんですけれども、その除雪機械の購入ということでここに記述をしてございます。皆様の人による地域ぐるみにつきましては、すべて毎年行っておりますので、そういうことでご理解をお願いしたいと思います。

 

部会長

 そうすると、これはずっと通してもいいんじゃないですかね。通しで、そのときに予算、それは随時事業としてやって。

 

事務局

 いわゆる予算の計上ということでこういうふうに書かせていただいたわけなんですけれども、継続でも構わないと思うんです。

 

部会長

 その辺、検討してください。どっちかにきちんとしないとだめです。予算づけのないものはこのラインがないんだというのであれば、それはもっともっと精査しなきゃならないでしょう。

 

委員

 1つ聞いていいですか。32ページから34ページにかけて書かれておるんですけど、景観づくりに関係してくるんですけど、電柱類の地中化の問題なんですけど、これは大事なことなんですけど、順番があるわけですよね。その優先順位というのはどういう過程で市のほうで決められておるのか、ちょっと疑問の点があるもんだから、ちょっと    されると思うわけですよね。どういう観点からその優先順位を決めていくのかということ。

 

部会長

 3番目には、宇奈月温泉、生地地区というか、宇奈月温泉の次が生地か知らないけど、どうぞ、どなたかお答え願います。

 

事務局

 優先順位ということですけれども、特には決めておりませんので、今現在進んでおりますのは宇奈月の観光ということで、電柱のバリアフリーといいますか、地中化を行っておるわけでございます。

 

事務局

 その中で、まずその要望を書くシールから順位が上がっていっております。その中で、彼らがまず順位を決めます。私らは結局出すだけで、いわば順番に出したものから順番という感じになりますけれども、そういった形で検討委員会で、わかった、じゃ、来年はここをやりましょうという、そういった話になってきますので、じゃ、次の、まさに今おっしゃっておる地中化、区画整理も挙げております。それと背骨道路、それと将来的には三日市、前沢、植木にしてもそうですけれども、順番としてはやはりネンゴウ持ち込みがあった順番に提出していますので、そういった順番で多分順位がついていくと思っております。

 

部会長

 それは県で。

 

事務局

 はい。一応、頭がそうで、メンバーはいろいろな方が入っております。

 

部会長

 そういう協議会の場で決める?

 

事務局

 協議会があります。そこのオーケーがないと、なかなかこれは進められませんので。

 

部会長

 それ、オ▼▼さん、どういう。

 

委員

 電線類地中化協議会というのはありますけれども、直接事務所は入っていないんですが、道路課あたりで、要するに電線類ですから、実際には北陸電力とか、あるいはNTTさんとか、電線類を実際に地中化するそういった事業者の方と一応協議会といいますか、それで決まっていくというんですか、一番やっぱり効果の高いところから順番になってくるというような。特に電力業者さんとかそういった方々は、ある程度共同で利用される頻度が非常に高いといいますか、そういう密度の高いところからやっていくというのが、要するに都合の、これまでそういう形でやってこられたわけで、それ以外のところでやるとすれば、そういった道路は、電力会社あるいは電線会社のほうが負担をしないわけですね、そういったところは要するに県なり市なり、自治体側がどうしてもこれをやりたいということで、やります、それの負担はすべていわゆる施工者のほうにかかってくる、道路会社のほうにかかってくるという形になりますので、そうなりますと、その優先順位はやっぱり検討する必要があると思います。その場合には、かなり高密度なところにつきましては大体電線のほうを実際に共同     いわゆる事業者のほうも負担があるわけなんですが、だんだんそういったところが今、おおむねまちの中心部が多いわけですけれども、そういったところから順番にやってきておるという状況です。

 

部会長

 高密度というのは、やっぱり住宅が集積しているとか、そういうこと。

 

委員

 そうですね。高密度、あるいは本来は3階以上とか、要するにビルですと集約して電気を送るわけですから、そういう密度が高いというのは、そこへ供給する……。

 

部会長

 電気量が多いと。

 

委員

 電力供給量が大きいということですね。

 

部会長

 そういうことですか。黒部市内では宇奈月温泉が……。

 

委員

 そのほかには観光の目玉として、市なりが力を入れてやられる……。

 

部会長

 生地の場合は、そういう点では100%市の負担でやらないとできないかもしれない。

 

事務局

 おっしゃるとおりなので。まさに黒部市というのは、あんまり需要がないがですよ、電力供給者側からすると。

 

部会長

 いや、集積したところがないという……。

 

事務局

 そうです。そういうことなんですね。まさに宇奈月は温泉街ということでああいったビルもあるし、集積が集まっておるという。三日市とかありますけど、だけど、なかなか重要が見込めないというか。だから、何十キロワット以上とかという、そういった1つあれがあるようですね。だから、やる方法とすれば、先ほど言いましたように、私ども自治体でやるしかないがです。自治体管路方式。

 

部会長

 そうですね。自治体で少しやって、そして人を集めて、じゃ、集積度が高くなったからといってNTTとかそういうところにやってもらうと。その仕掛けをぜひともひとつ三日市で。私ごとを言いました。

 じゃ、そういうことで、時間がたちましたから、次の3―3.市街地・住宅の整備という36ページ、37ページに移りたいと思います。ここはいかがでしょうか。

 この中で私がちょっとわからないのは、2番目の計画的な土地利用の推進と中心市街地の再生ということで、その下段の「ミニ開発を防ぐとともに商業施設立地の進行」と、これはこれの言葉でいいんですか。何を進めていくのか。

 

事務局

 ミニ開発というのは乱開発ととらえてもらってもいいと思うんですが、乱開発を防ぐとともに……。

 この進行ということにつきましては、立地を進めていく、優良な商業施設の立地と考えておるわけなんですが。

 

部会長

 普通の「振興」ではなくて。

 

事務局

 大変失礼しました。字の間違いでございます。変換間違いです。

 

部会長

 じゃ、訂正しておいてください。それを聞きたかっただけなので。

 じゃ、本格的な議論に入っていきましょう。そういうことで、いかがでしょうか。

 これは、先ほどのスプロール化というのはやっぱりまだ一般化していないと思いますから、空洞化のほうが僕はいいと思うんですけど、ご検討願いたいと思います。

 

委員

 空洞化よりも意味が深いんですから。

 

部会長

 まだ深い。

 

委員

 分散という意味もあるんですね。

 

部会長

 分散する。そっちのほうもいいますか。

 

委員

 空洞化とか分散化では表現できないような意味を、スプロール化という言葉は大分普及してきて、いいのじゃないかなと私は思いますがね。やっぱり、当市全体としてどう考えるかということが一番大事だと思う。そういう立場から言葉を吟味すると、スプロール化と、何となしに、単に空洞化していると、店が何軒かシャッターになったという意味とはおのずから違うように思っておりますけれど。

 

部会長

 いかがでしょうか。

 1つの言葉にまとめ過ぎかもしれませんね。

 

委員

 この場合のスプロール化というのは、否定的な意味で使われている?

 

委員

 否定というよりもソフト面で、まちがどうなっていくと、分散していくと、そういう意味でないかな。空洞までいったら、あまりソフト、お店が何軒かなくなったという程度の空洞化、あるいは住む人がいなくなったという空洞化。そうじゃなくて、スプロールは、何となしに、そういう真ん中のところがだんだん荒くなって周辺のほうに分散していったという、そういう人の動きが見えるような感じがしますけどね。これは、言葉のそういう感覚の問題もありましょうから、議論しておってもしようがないと思いますし。あえて言うなら、スプロール(空洞)でも書いておけば読みやすいかと思いますけどね。あまり時間を……。

 

部会長

 ◇▼さんの意見を入れるとしたら、今後は、まちのスプロール化というか、市街地ばっかりじゃなくて、まち全体がそういう乱開発してなっているということであれば、この市街地のスプロール化をまちのスプロール化。市街地ばっかりじゃないよということに変えていかないと、その意味がつながらんのかなと。市街地のスプロール化というと、どうしても市街地、まちの中のそういう空洞化だよという。

 

委員

 ここに、私は今、1つの言葉からいろんなイメージというか、それぞれが持っていくと思うんですね。辞書を見ましたら、都市郊外に宅地が無秩序、無計画に広がっていく現象のことだと書いてあります。こう見ると、ああ、なるほどそういうことなのかなという1つのイメージ、共通認識ができると思うんですね。やっぱり1つの問題をあれしたときに、それぞれがそれぞれのイメージでもって解釈していくと、全然違うものをお互いが持ってしまうんじゃないかな。やっぱり1つの共通認識というものを持っていくという努力も大事なんじゃないかなと思うんですけれども。ここに書いてあって、私はこれを見て、なるほどスプロール化というのはそういうことなのかと、この文章も理解できましたけれども。

 以上です。

 

部会長

 そうしたら、いかがでしょうか。スプロール化というのはものすごく大切な言葉になってきましたから、附則でこのあたりをみんながわかるように、スプロール化とか、今の辞書に書いてあることをそのまま載せたらいかがですか。これは大切な言葉ですね。

 

委員

 いや、ほんとうにキーですよ。

 

部会長

 キーになります。

 

委員

 この部分が今のキーですね。

 

部会長

 ぜひとも、事務局で。

 

事務局

 先ほど申し上げましたように、用語の解説を余白の部分にしっかりと載せていきたいと思います。

 

部会長

 よろしくお願いします。

 

委員

 次から次で恐縮ですけど、今日が最後で……。

 

部会長

 今日しかありませんから。

 

委員

 37ページの@の市街地整備事業の役割分担の協働体制で、市屋外広告物対策協議会がこの景観の美しい街並み形成の推進とありますが、この協議会はもうよろしいのですが、広告物だけが景観の美しい街並みを形成するのでは全くなくて、醜悪なのが広告物だというイメージさえあるくらいでありますから、きれいにしてもらわなきゃいけませんけれども、これだけではない。等々ほかにもっと、家を建てる人も、あるいは家を修理する人も、景観の美しい街並みというならば、ほんとうに大事だと思うんですね。個々の店あるいは道路に面した住宅を持っている人たち自身が意識を高めてくれないと、協働体制を組んでくれないと、したがって、町の振興会、町々の町内会のようなそういう組織をみんな協力してくれないと、とてもだめじゃないかと思いますね。

 屋外広告物対策協議会というのは、そういう会に皆さんが入っておられるとしましても、これは非常に大切じゃないかと思うんですよ。ですから、例えば、宇奈月街が新黒部市の観光基地として大切なエリアでありますけれども、宇奈月の町内だけをきれいにしているだけでもだめなのでありまして、新幹線駅から宇奈月へ到達するまでの道路、その両サイド、その景観全部がおもてなしの観光道路になるのであって、そしてまた、黒部市の場合は、それを助けるすばらしい自然を持っているということでありますから、そこの全体の整合性といいますか、そういうことは非常に大切じゃないかと思うんですね。道路さえつければいいというなら、これは簡単なことで、道路工事だけなんですよ、道路の専門家がいらっしゃるところで恐縮なんですが。

 私は毎回毎回申し上げることですが、それで、いろいろ相当の意見を取り上げていただいて、きょうは、まず冒頭で感謝申し上げたいなと思っていたわけであります。おくればせながら感謝申し上げますが、でも、これからは、広告物というのは、事業者、民というのは確かに役所の人が考えられるように利益優先で醜悪な団体かもしれません。じゃ、民がなければすばらしい社会ができるかと。そうでもないわけでありまして、官がやられましても、あまり美しくない、きれいでない建築物を建てられる場合もあるのですね。だから、官がやろうと、民がやろうと、建物であろうと、建物の外づらだけでもとか、あるいはまち全体としてとか、あるいは道路にも、美しいものをやっぱり美しいものにしていかないと、宇奈月のまちの中だけをきれいにしましても、途中が汚かったらだめですよ。

 安曇野へドライブに行きますと、前に申し上げたかもしれませんが、碌山美術館へ行く道路をずっと二、三キロ、四、五キロずっと生け垣の家が続いていて、それぞれの家の庭の木が剪定されていてきれいなんですね。この間だれかに聞きましたら、あそこはそういう協定をしておりますという話を先回だれかから聞きました。なるほど、やっぱりそうだなと思いましたね。

 ですから、そういう景観というのは、どこに該当するのかわかりませんが、今度のこの基本計画のすべてに当てはまるのじゃないかと。だから、それぞれが何が美しいまちなんだろうということを理解し、広まってこないと、なかなかうまくいかないんだろうと思います。

 とにかく、先ほどアリサワ課長のおっしゃった、ここにいろいろ修正をなさった、これは実に、気配り、八方に目を配られてよくまとめ上げられたということをほんとうに敬意を表したいということでございます。よろしくお願いします。ありがとうございました。

 

部会長

 今のはいかがでしょうか。

 

事務局

 協働体制の欄でご指摘をいただきましたけれども、ご指摘は十分理解できます。それで、この協働体制の欄については、相手を特定できる組織とか団体と整理をしておりまして、すべて市民全体に通じるようなことは、この下のメッセージで整理をしていきたいということであります。

 ただ、おっしゃるとおり、屋外広告物対策協議会だけでいいのかということで、先ほどありました例えば自治振興会ですとか、あるいは市内各事業所ですとか、そんなような協働体制も必要かなと思っておりまして、担当課と再度検討して事務局で整理をさせていただきたいと思います。

 

部会長

 そういうことで、よろしいでしょうか。

 それでは、はい、どうぞ。

 

委員

 新市都市計画マスタープランの策定会議が18名の委員でスタートされるということで先ほどお伺いさせていただきました。22年まででこれを策定されるということになっておりますけれども、展開方針の中には、「美しい自然環境・景観への配慮と活力を創出しながら、利便性の高い土地利用を推進します。」というような中で、マスタープランと言うからには、この黒部、宇奈月が合併して、どういった形でこのまちの骨格をつくっていくかといったことをきちっと決めていかないと、多分これが今後のすべてのまちの発展とかの骨格になると思うんですけれども、どの程度までその3年間で決定されるようにお考えなのか、お聞かせください。

 

事務局

 この都市計画マスタープランにつきましては、先ほど申しましたように、明日から第1回が始まるということなんですが、この以前に18年度より、それに向けての現況調査みたいなことですが、基礎調査をやっておりまして、18年度から5カ年をかけまして、最終的には土地利用計画であったり、道路網計画等をやっていきたいと思っております。

 その中で一番大もととなりますのは、この現在策定中の総合振興計画、これを踏まえてこの都市計画マスタープランを策定していくということであります。

 

委員

 なかなか言い出せないのであれなんでしょう。具体的に言いますと、例えば市庁舎ですね。このうちらの3章にはそこまで書いていませんけれども、後ろのほうにも新市庁舎に向けてとありますけれども、基本的にはそれが全然どうなるかわからない状態でマスタープランを書いても、それは実際どういったものができるのか、まず、その新市庁舎のことをある程度決めてからでないと、マスタープランというものがほんとうに実現性あるものになるのか、私は非常に不安なんですけれども、そのあたり、この会議をつくられる趣旨といいますか、この中でもきちっとある程度の、候補地の絞り込みはできないにしても、何候補地かある程度マスタープランの中で組み込んで、エリアとして新市庁舎はどの辺あたりを想定してのマスタープランとか、そういったところまである程度やられないと、なかなか実現性に乏しいんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりはどのようにお考えなんでしょうか。

 

事務局

 このマスタープランというのは、いわゆる新しい黒部市の方針といいますか、20年後を目指した黒部市のあり方を検討するということでありまして、あまり個々の計画につきましては、その後の土地利用計画とかそういう形の中で議論されていくのではなかろうかと思います。

 

委員

 おっしゃっていることは大体わかりましたけれども、通常マスタープランといいますと、ほんとうにそれをもとにしてすべての計画が進んでいくわけですが、例えば対外的にも、黒部市はこういったまちづくりの誘導を行っているということをやはり対外発信していかないと、多分、対外から黒部に接続してくるところもあるわけですから、今、それが新幹線であり、8号バイパスであり、そういった対外とのつながりというのは決まっておりますけれども、それに関してのものはできるにしても、じゃ、その中で黒部全体に住んでいる人を、例えば居住地の誘導、どういったところに観光客の誘導、どういったところにそういうまちの発展性を求め、どこを進めるかというのがマスタープランだと私は思っていたので、そういった大枠の、例えば、緑あふれる道路にしますとか、公園をどれぐらいつくりますと、それを具体的に出さないでつくるということであれば、ちょっと意味合いが違うんじゃないかなと思ったので質問させていただきました。1つの都市計画課だけで決める問題じゃないと思うので、それもなかなか難しいと思いますが、ここにおられる方は市の中枢ですから、皆さんもぜひともそういう方向づけをしていただきたいなと思います。

 

部会長

 私も実は、マスタープラン、実は今、市の答弁でも納得し、かつ今副会長さんが言われたようなことも、新市庁舎が核になるんですね。それはやっぱり決めないと、このマスタープランのプランづくりも変わってくると僕は思うんですね。個々の、どこかの体育館を建てるとかいう問題ではないわけで、少なくとも、それがきちんと決まり、じゃ、まちをどういうまちにしよう、ここに集積をしていこう、どうしようということがきちっと見えてこないと、そして、市外にそれをきちっと示せないと、だれもこのまちに投資してくれる人はいなくなってしまう。

 ある事例として、町なかに何百坪かありますよ、じゃ、そこにマンションか何か建ててくださいよといってどこかの一流企業にお話しに行ったときに、そこはまちづくりの計画が見えない、その先、このまちをどうしようかという計画が見えないところにそんな投資はできませんよといって一言で断られたそうであります。

 だから、それがこのマスタープランにもきちっと入る。20年後にはこういうまちにするんだよ。中には、庁舎はどこに持ってきて、きちっとこういう形でつくりますよということが議論されないといけないような気がするんですね。だから、ぜひともひとつ、今後、議論をしていただきたいと思いますが。

 今のことに関しまして、◇▼さん、何かありますか。

 

委員

 全く同感なんですが、もともとマスタープランというのは、一番初めに議論されて、こういう絵図面で、こういう新黒部市の中核をここに置いて、こういうふうにしようという、マスタープラン委員会が先に半年か1年かけてつくられたものを下敷きにしてこの総合振興計画というのは議論されるべきであったのじゃないかと今思っているのですけれどもね。

 ですけど、いろんな手続、行政、市のほうのご都合でこういう順番になったわけでありますから、マスタープランはやっぱり素人の市民、市民がみんな素人じゃありませんが、市民は大部分が素人でありますけれども、意見は持っていると。そういう意見を吸い上げられて、やっぱりマスタープランの絵図面をかくというのは完全にプロの分野じゃないかと思うんですね。プロの意見というものを十分市民が勉強して、委員会で取りまとめるというふうな、シンレイケイも取りまとめて、そして、それに専門家の意見を、あるいは専門家の技術、それをミックスしてきちっとしたものに仕立て上げていただけたらいいと思います。

 これが、今審議しているのが10年間だと、その後の10年だということであるならば、それを初めに明確にして、だから、どこの道路をつけてくれとかいう話はご免こうむりたいと思います。そんな案を、地域地域の利益誘導的な道路をつくるとか何をつくるとかいうことを超えた次元の高い議論に都市計画マスタープランの委員会がなっていただければありがたいなと思っていますね。

 

部会長

 それと、私も、ここに3年間でやるとなっていますが、これだけ時代が早く動いているときに、3年間はちょっとかけ過ぎなのかな。もっと短い時間でやっていかないと、これだけ経時に変わっている社会になかなか対応し切れない。今、◇▼さんが言われたように、1年間は勉強する時間も必要でしょうし、委員の皆さんも含めてですが、皆さんと市民がどこまでのレベルまでいけるかどうかわかりませんが、そして、次の1年間の中で集中的にやっつけてしまって、できれば1年、長くて2年ぐらい、2年でもちょっと長いのかなと、1年半ぐらいでなし遂げるようなことをしていかないと、時代がどんどん変わっていってしまう。そういう点では3年の有余があるのかなという気がしているところでありまして、よろしくお願いいたします。ほんとうはここの矢印を短くしてもらえば一番いいわけですが。

 そのほかの方から、皆さん、何か。はい、どうぞ。

 

委員

 今の関係なんですが、ちょっとお願いといいますか、今、◇▼委員のほうからもありまして、ほんとうに私も順序とかという意味も含めて、専門家という中で、例えば、市民の方を集めてやるのは当然非常に必要のものなのでこれは   るんですけれども、例えば土地利用とかする場合に、ほんとうに都市計画の専門家という方、いろんな建築関係のとか、そういったワーキング、そういった方でおられる方が地形を調べて、本来の理想というものをまずかいていただく。それをこの地域に住んでいる人が、これはこうだというような審議にしていくような流れがいいのかなというのも思いましたし、それをぜひ踏んでいただきたいのと、私もちょっと建築のほうの専攻をしておりましたので、そういったまちづくりとかも昔よくやっていまして、その中のときに、例えば東京の田園調布とか、       学園前とかあるんですけれども、そこは駅前から広がる、いわゆる学校は首都圏の私鉄が開発したわけですけれども、多分そういう利害関係とかは一切関係なしに、いかにこの土地にどうまちを配分したら効率がよくて、いろんな    が上がるんだろうかということだけを考えてつくったんですよね。そこにどういう地権関係があってというのは全然考えていないんですよ。それで、実際に田園調布というのは、やっぱり全国でも        といってなっていますけれども、そういった意味も含めて、ちょっと考証的に、実際には実現性は乏しいかもしれないけれども、ほんとうにそういった学者的な方で一回ちょっとこの黒部にどんとかいていただくのも手じゃないのかなと今思いましたので、ぜひとも。私も今後10年、20年ここに住んでいく中で、ほんとうに一番大事なことだと思いますので、ぜひともお願いしたいと思います。

 

部会長

 そういう要望をたくさん出して、ここをひとつ終わらせていだきます。

 その次の3―4の水道施設の整備につきまして、それと下水道の整備につきまして、一緒くたにこの辺をやっていきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 字句の訂正とか、そういうものが特になければ。

 私のほうから。施策の展開方針のところで、いつでもどこでも安全・安心な水を供給できるまちということで、そうして、これはまさしくこういうことであると思いますが、「どこでも」というところが、せんだっての何回目かの全体会でもちょっと議論したところですが、やっぱりまちを集積する中では、いつでも安全・安心な水を供給できるまち、これはすばらしい。だけど、どこでもというと、いろんなところに水道を配置していかなければならない。そういう社会コストがかかる。そういうものもこの中に言葉として、これから、じゃ、ここに言葉が入っているじゃないかと、田んぼの真ん中まで水道を引けよという市民の声が出てきたりするときには、どういう説得をするのかなという気もするんですね。だから、「いつでも安全・安心な水を供給できるまち」。

 ただ、「どこでも」というところの言葉を入れていいのかどうか。その辺、委員の皆さん方に問題提起をしていきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

委員

 ここのところについて、私も安心な水ということと、それから、黒部というものが水というものを名水ということで売り出しているとするならば、そこを特徴とするならば、例えばどこどこの清水とか、そういうこともとても大切だとは思うんです。でも、黒部というのは一般的にほかの都市から見て、黒部市民が豊かなすばらしい水を生活の中にも供給されているというイメージは大事なんじゃないかなというのを思いました。

 実はちょっと熱海に行ったことがあって行きましたら、熱海は全国一水道料が高いんだそうですけれども、各家々に希望があれば温泉が引かれているということを聞いてきました。だから、おふろは温泉を引き入れて、各家にも温泉が入っていて、そのかわり水が日本一高いところなんだということをタクシーの方からお聞きしたんですけれども。そういったように、そこそこの都市の特徴というのがあっていいと思うんですね。

 そういう意味からすれば、水道というようなことも、今おっしゃった、好きなところにどこでもということではなくて、将来的にこういうことであればこういう水が供給されていくという将来を目指したものがあるといいかなと。現在も全部ということはなかなか難しいことだと思うんですね。そういうことも含めて、将来的な都市構造の中で、そういう水の供給が可能であるという発想があってもいいのではないかな。それをどう文言として盛り込むかはちょっとあれですけれども、そういうふうにも感じますので。

 

部会長

 ありがとうございました。

 下水道も含めてですが、2回目でしたか、富山市の方からだったと思うんですけれども、富山市は下水道をたくさんいろんなところに整備し過ぎちゃって、水道も整備し過ぎちゃって、まちが拡散してしまって、今、慌ててコンパクトなまちということをしているんだというお話もありましたが、そういう点では、黒部はどこにでも掘れば水が出てくるわけでありまして、ただ、それを水道とするかどうかという文言を。不満の方のご意見がなければ。あるの?

 

委員

 資料から見ても実態としても、黒部市は下水のほうは非常に普及率が高いし、上水も恵まれた状態になっている思いますが、災害に対する問題とか、地震に対するものとか、そういう何か特徴的な問題というのは、今後どういうことが考えられますか。このまま伸びていけば大体いいというお考えか、設備等に関しての、何かそういう        そういう問題点が考えられるのはどういうことかということをちょっと教えてほしい。

 

部会長

 いかがですか。災害対策についてどういうことが。

 はい、どうぞ。

 

事務局

 水道課のほうですが、今お話のありました防災対策、特にこの中では現況と課題の中の2番目のところに水道水の安定供給、その中で、2行目でございますが、「老朽管路の更新、水道施設の耐震化、遠方監視施設の導入などの整備促進」といううたい方をしております。

 ご承知のように、近年、富山県は発生しておりませんが、新潟県の中越沖、それから隣の石川県の能登のほうで大きな地震がありまして、特に水道を中心といたしますライフラインの復旧整備、あるいは応急給水等の体制の整備が非常に問題といいますか、課題となってきております。当黒部市にありましても、それらを受けまして、現在のところはそういう防災対策としては、耐震化の割合というのは非常に低うございます。今、県、国の定める耐震化率というのは1%強の状況でございます。これらを受けまして、昨年度から水道管については幹線管路につきましてはすべて耐震管路でいこうという方針を立てまして、今進めておるところでございます。

 ただ、これらの整備につきましては、非常に多額の経費もかかることでありますので、一気に目標として、例えば、防災対策については、どの程度の目安を立てて進めていこうというところまではなかなか、先ほども言いましたように、整備率が1%強ということでございます。なかなか眼に見えた数字としてはなっていかないのが実情でございますが、今ほど言いましたように、昨年度から幹線管路についてはすべて耐震化を図っていこうという方針で進めております。

 また、この中でもありますように、老朽管路の更新、これらにつきましても、計画を立てて更新を計らっていることと、それから、昨今、水道施設というのは個々に、例えば災害があった場合には、そこの地区、あるいはそこの施設に入らないとなかなか状況の把握ができなかったわけでございますが、うたっておりますように、遠方監視施設、これは中央のほうに水道の状況が一目でわかるようなもの、今、例えば水道の配水池の水位がどのくらいにあるのか、あるいはどれくらいの水が流れているのか、施設機械が正常に動いているのか、それらを監視する、あるいは中央のほうで制御できるそういうシステムの構築もこれは必要だということで計画を立てまして、今期の前期計画の中では具体的にはうたってはございませんが、計画の中で電気機関で遠方監視施設の導入も図っていきたいと。これらをあわせまして、いつでもどこでもというお話がございましたが、安全・安心な水の供給に向けていきたいと考えております。

 

委員

 それは説明いただいたんですが、現状としては、将来、何と何が問題かという、2つぐらい挙げれば、どういうことが問題なんですか。

 

事務局

 水道のほうといたしましては、39ページでございますか、施策の内容ということで、安定した水源の確保、@でございますが、上水道・簡易水道施設整備事業の中で、安定した水源の確保とそれから水道施設の整備促進、この中には今ほど言いましたように幾つかのメニューが包括されるわけでございますが、これが当面、この10年間の大きな目標であろうと思っております。

 

委員

 そうすると、耐震性とかそういうものは二の次ということで今おられるわけですか。

 

事務局

 すべてこの中に包括されるということで、ここに何かだけをとらえてというのは、なかなかちょっとお答えしづらいわけでございますが、耐震化だけが特に必要だとかということでなしに、私見でございますが、耐震化よりは老朽化している水道施設の更新整備というのが一番大きな今の課題であろう、問題点であろうと思っております。

 

部会長

 ありがとうございました。老朽管を耐震管にかえていくという施策を昨年からやっておられるということの中での話だろうと思いますので、ひとつよろしく。

 

委員

 ▼◎さん、いつでもどこでもという言葉について問題提起がありましたが、私も全く同感なんですよ。これから家を新築するときに、昔であれば、農家の次男が田んぼをちょっと分けてもらって、田んぼがずっと隣近所から離れていても、田んぼの奥のほうへ行って建てると、これは田舎の農村では常識だったかと思いますけれども。それから、山の上に見晴らしがいいからといってこれから家を新築しようとされるのを、ちゃんと上下水道、電気、みんな供給してあげるのですかと、非常に露骨に言えばそういうことでないのかと思うんですね。

 集落があれば、その集落は数軒か、十数軒か、二十軒か、まとまっておれば、昔から行政がいろいろなサービスをしておるわけでありますから、それはそれで当然なんでしょうが。その辺がマスタープランで、ここは住居地とはみなさない山林だという絵を塗った、そこに上水道、下水道の施設はつくりませんよということを行政が約束するぐらいの、主張する権利もあると同時に、やっぱりそういうふうに線引きされたらそれを守るのが住民というものじゃなかろうかと思うのですが。

 そういうことを考えると、今、富山市でやられているコンパクトシティー、中心部に人口を集中させて、そこに既に投資がなされているから、重点的にそっちへ住んでください、あるいは建屋もつくりかえしてください、こういって、だからといって周辺部を無視しているわけではない。八尾、笹津、婦中町、あるいは岩瀬のほう等々、それぞれのところでまたコンパクトなまちをつくって重点的に投資をしていこうと、こういうことでなければ行政はお金が続きませんよという論で、コンパクトシティーづくり、これは高岡もまねをしてやっておられる。これは国も指導しておられるのかもしれませんが、そういう考えを、やっぱりこの黒部、地方の都市だといっても、やっていかないとお金が続かないでしょうと。

 山の上に、あるいはずっと端っこに家を1軒つくって、どこでも供給してくれるのかと。これでは、それは住民のわがままというもので、やっぱり権利と義務、双方はバランスをちゃんと考えてやっていかなきゃならない。しかし、権利を主張する人は、ここにこういう文言があるぞというのが権利を主張する人の常でありまして、行政のこういう計画書に市民の義務が課されても当然じゃないかと私は思っておるのですよ。

 だから、それは行政のほうでも、まちづくりのことでいつも言うのですが、中心市街地が空洞化してシャッター通り、店が空洞化、店がなくなった、それを業者が買って、そこへ商店を誘致して、公募して、こういう店をつくる人はいませんか、補助金を出しますとして中心市街地を維持しているわけでありますから、そういうのだったらこれは大いに。やっぱりまちは都市には必要なわけです。にぎわいのあるまちが必要なわけなんですよ。

 だから、そういうふうにこれから、権利も守ってあげると同時に義務も守ってもらうと。あるいは、行政が権限を持ってまちを維持していくと、こういうことも必要な時代に来ておると思うんですね。そういう意味で、マスタープランの問題だとは思いますけれど、考えていく、そういうことをお願いしたいと思っております。

 

事務局

 営業課と申しまして、上下水道を一緒にやっている課でございますが、少しだけ意見を述べさせてほしいのですが。

 今、◇▼委員がおっしゃいましたように、我々、ライフラインが、実は都市計画マスタープランというものがないがために、あちこちで農振除外が勝手に行われる、あちこちで建物が建つ、事業所が建つと。我々としたら、行きたくもないところへ実は行っているというのが現状であります。さりとて、水も下水も行かないというわけにもまいりません。非常に悩ましいところでありますので、ぜひ都市計画マスタープランなり、あるいは農振除外とかいった問題もありますが、幾ら農家の次男とはいえ、何百メーターも離れたところに家を建てるといったことは、やはり毅然と拒否してもらうような行政の仕組みが必要かと思います。

 ただ、それを踏まえた上におきましても、地区名を挙げて失礼なわけですが、例えばヒガシズセンとか、いわゆるその上の山手のほう、限界集落に近づいているようなところにもやはり市民はお住みなわけであります。そういった方たちが、先般の地震のようなときに井戸が壊れて水が出ないとか、濁ったとか、そういった場合に、我々行政としてはきちんと水を供給するのがやっぱり責務であると思いますので、この「どこでも」というのは、そういったいわゆる乱開発のための意味だけではなく、いわゆる動きたくても動けない集落の方々たちにもきちんとお約束したいという意味で書いておるつもりですので、ご理解いただければと思います。

 

部会長

 私は中山間地のほうまでという話はしていないんですね。だから、それはそれできちっと今言われたような対策はしていかなきゃならない。ただ、この平地にお住まいの皆さん方が、非常に環境のいい中でどこでも建てれる、要は三日市の近くでも、あるいはまちの近くで建てれるはずの人たちが、田んぼの真ん中で、今言われた勝手に農地を除外してそういうふうに建てられる、それを何とかしなければ。

 だから、中山間地の話と平野のまちづくりというのをきちっと分けて議論していかなきゃならないと思うんですね。だから、それを中山間地だから、全部じゃないんです。一帯のところに、そこにはきちっとしなきゃならないんですが、中山間地は全部じゃないんですね。今、この辺はみんなしなきゃだめだという格好になってきているから、これはおかしいよということなんですね。だから、それをどこかでやっぱりあらわしていかないと、こころの中でみんな勘違いしちゃうということを心配するわけであります。

 

事務局

 部会長がおっしゃるとおりで、私どもも、ほんとうに実は非常に開発業者さんとせめぎ合いの毎日であります。まさしく、あちらこちらに家が建ちます。もう絶対行けないと、無理だからやめてくれとは言っても、いつの間にか農振除外がある、いつの間かにか建築確認がおりる、じゃ、来てくれと。じゃ、そこは浄化槽にしなさいと言うわけにもいかない場合も多いんですね。じゃ、公共下水道がある、浄化槽がある、いや、あちこちでばらばらの行政指導もできないものですから苦労しているということで書いたわけですが、どこでもというとそういう誤解も与えるようにもとれますので、これは少し事務局と相談して、文言の訂正なり、もう少し語句の意味を変えるなり、ちょっと努力させていただきたいと思います。

 

部会長

 お願いします。

 それで、今、あんまりここへ突っ込むとだめなのかもしれませんが、勝手に農振除外をされているという、その農業の関係の担当の方はここには出ていらっしゃいませんか。

 

事務局

 済みません。今、今日、この場には農業関係の者はおりませんが。それで、私も過去、その農政のほうにおりました。農振除外を担当しておった者でありますが。その農振除外というのは勝手にされておるわけではないと。あれは知事許可であります。面積によっては、1ヘクタール以上は大臣許可になります。ですから、その農振除外においてでも、既存の宅地から距離が制限されております。ですから、田んぼの真ん中にいきなり団地が建つと、あるいは1軒の家が建つということはあり得ません。それぞれ法律に基づいて、その範囲内での許可というものがされておる。

 それから、農振除外がされた農地、また、農地転用の許可もあると。いわゆる農地転用は農業委員会の許可でありますが、そういうふうな手続がそれぞれされております。それぞれの法律に基づいての範囲内ということで、ご理解いただきたいと思います。

 

事務局

 部会長、申しわけございません。勝手にというのは、我々に……。

 

部会長

 ごめんなさい。言葉じりをとらえてしまって申しわけない。

 

事務局

 そう意味ではないので、きちんと法に基づいてやっているので、農地法と下水道法、水道法が全く別のところで動いているということでお願いします。

 

部会長

 僕が言いたいのは、法律がいろんなところで勝手に使われて、法律だから法律だからといってまちが壊れていく。だから、僕が今聞きたかったのは、都市マスタープランでそういうものが全部整理できますかということをお聞きしたかったんですね。これはちょっと関係ないかもしれませんけれども、それはどうなんですか。それができなかったら、この3年間で皆さんがボランティアで時間を割いて議論して、うちへ帰って勉強して、する価値がなくなってしまうんですね。いかがです。それならやる必要がないんです。

 

事務局

 マスタープランにおきましては、土地利用の規制とかそういうものは、例えば用途地域内などにおきましてはそういう規制もありますけれども、あとは当然農地とのバランスもとっていかなきゃいけないということでありまして、規制が農地にまでこの都市計画のほうでできるかと申しますと、それはできないと。当然、農地法のほうでその辺は縛っていくということになるかと思います。

 

部会長

 ここに市街地区域になったから、あなた、農業をやめて住宅地にしなさいよということを言っているんじゃないんですね。そういうふうに農地がその中に、農地が勝手に転用されていく、農業の人たちが農地を放棄してそれが転用されていくのをこの中で防げますか。いや、それは農地だから農地の人たちの勝手だよと言われるんだったら、何もこれは都市マスター計画は要らないんですよ。じゃないですか。だから、2つ問題がある。

 

事務局

 そのとおりです。マスタープランをこれからやっていくわけですけれども、部会長さん、私もマスタープランって何ぞやと言われてもよくわからんのですが、ただ、これから進めていく上で、まさにそうなんですよ。都市計画法で用途地域が設定されております。その中には当然住居地、1種、2種があります。本来はそこでうちを建てていただかんならんですけれども、地価が高いということで、どうしても皆さん、トンベカしちゃうんですね。ただ、私らから言うと、農業委員会がそれをまさに受けて許可する。今まさに▼◎先生がおっしゃっているのは、ただ、今、マスタープランの中で、じゃ、そういったことをどうできるか。今、まさにミニタウンを開発して、ミニタウンができていますよね。50戸、60戸って、まさにあちこちにできています。じゃ、どういう用途でそこをとらえていくのかというと、これまた難しい問題がありますね。だから、私からすると、農振除外あるいは転用、農業委員会のほうでやっぱりしっかりして、私らの思いを理解していただかないと、これはなかなか難しい問題。ただ、マスタープランというのはそういったことも当然考えていきます、どうすべきか。これは非常に難しい問題なので。

 

部会長

 ぜひとも、整合性ある。

 

事務局

 だから、3年間でそれができるかどうかわかりませんが、知恵を絞って。当然今メンバーになっておられますので、明日からスタートしますけれども、初年度からある程度の方向性、ところが2年目からは具体的になりますので、そこで    をしていただきたいなと思います。

 

部会長

 だから、なるべく机上の空論にならないようなものにしていかないと、せっかくつくっても、こういうことを心配するわけであります。あまりこれを議論しておってもいけませんので。

 それでは、この後は下水路のほうに、私からちょっとですが、課題の整理のところでDの下水道汚泥処分の新たな取り組みというところで、明日、会議がありますが、バイオマスタウン構想というのはこの中に言葉として載らないんですか。

 

事務局

 バイオマスのほうは自然環境のほうでメニューとして入れております、言葉としてですね。

 

部会長

 下水道と絡むんでしょうか。違うんですか。

 

事務局

 たまたまバイオマスの一種類の中に下水道汚泥があるということになると思います。

 

部会長

 そうですか。

 そのほか、皆さん方から何かありませんか。

 なければ、3―6.公園・緑地の整備のほうへ移らせていただきます。

 いかがでしょうか。公園がつくられているけど、あんまり利用されていない。はい、どうぞ。

 

委員

 最後の情報・通信の整備とそれからここまでのところでちょっと性格が違うと思いますので、若干全体にかかわる感じの意見でもよろしいでしょうか。

 全体としては、先ほど◇▼委員もおっしゃったように、非常に精緻に記述されていまして、細かい用語のところで先ほどちょっと意見がありましたけれども、全体としては非常に精緻に記述されていると評価しております。

 それで、1つ、先ほど出た上水道のところで、●●委員のほうからも出ましたけれども、黒部は名水の里ということを言っておりますけれども、第1章の自然環境とか自然との共生の中で黒部の自然景観でありますとか水のことは触れられておりますが、ここまで精緻に書き上げられた段階で、今さらこう言うのもちょっとやや遅いのかとも思いますが、ぜひ、この都市基盤整備あるいは都市計画の中にも、やはり水を生かすということをきちっと何かもっとうたうべきではなかったかなと思います。

 イメージとして、例えば地鉄の宇奈月温泉駅をおりますと、温泉が噴水で出ておりますけれども、飲む水は皆さん、都会から来た人はここの水はほんとうにうまいとかもちろん言いますけれども、もっと日常の生活空間の中で体感できる水のイメージ、名水のイメージ。それは自然環境とはまたやっぱり違って、都市計画あるいは都市基盤整備の中でもっと水というものを生かす、名水のイメージをもっと発揮できないのかと。

 例えば、岐阜県の古川へ行きますと、まちの中をああいう川が流れてコイが泳いでいたり、例えばそういうことでもあってもいいですし、あるいは、現にある河川をもっともっと何か。せんだってのこの部会での、三日市の市街地、住宅のほうを見学に行ったとき、すぐ近くの川を何か公園化するという話を伺いましたけれども、例えばそういうことなんかも含めて、もっと何か名水のイメージアップを図れないものかと。

 生地の清水は相当知られるようになりましたけれども、例えば、三日市のまちを歩いていて、やっと、ああ、ここは名水の里だなと思うのは、JRの黒部駅へ行く途中、何か道路わきから水がちょろちょろと出ておりますけれども、もっと何か都市計画の中に水を生かすようなものはできないのかなというのが全体を通しての意見です。第1章でありますとか、それから観光のところにも当然黒部川のことを中心に書かれておりますけれども、そんなようなことで、この第3部会の中でも何かもっと名水の里のイメージアップ。それは都市景観であるとか、景観整備のことをいろいろ書かれていますので、その中に含まれると言えば含まれるんでしょうけれども、やはり名水あるいは水ということを文言として何かもっときちっと入れられないものかなという意見です。

 

部会長

 よろしくお願いいたします。

 そのほかに、時間もありませんので、情報網・通信のほうも含めて、どなたかご意見があれば伺いたいと思います。

 私のほうから、情報のほう、市民の声にある「防災無線で火災発生に関する情報を知らせてほしい。」ということがありますが、これはケーブルテレビで各消防署がテロップで流せる仕組みがあるんですね。これがなかなか実際になされていないということがあるんですよね。これについて、ここで議論する話ではないんでしょうけれども、なかなかケーブルテレビのほうでもきちっと流してくださいよと消防署には言えないし、かつ消防署は忙しいからそんなことをしている暇はないよと言っていられるし、この辺、皆さんが5チャンネルでテロップですぐわかるよということが徹底されれば、これの話なんかも完全に消えてくる話かなと思いますね。どうですか。その辺を、入れるべき話じゃないので、当然あるべき話で、もう既にあるので。何かこれはちょっと文言を入れて、消防署さんに絶対やってよということなんか言えますか。

 

事務局

 今の文言を入れるかどうかよりも、現在行っているケーブルテレビでテロップをということで、ちょっと消防署と協議させていただきたいと思います。早いところでやるということで。

 

部会長

 ぜひともお願いします。いろんなところでお願いしているんですが、なかなか実現しないので。

 そのほかに何かありませんか。

 

委員

 ここに防災情報システム、上のほうですね、現況と課題のところに文言として示してあるわけですよね。「防災情報システムの構築が必要である」と書いてありますので、今の関連になるとは思うんですけど、施策の展開方針というところにも防災情報システムの充実を図ると書いていただくと少しわかりやすいかなと思います。

 

部会長

 そうですね。ぜひともお願いいたします。

 じゃ、◇▼さん。

 

委員

 ちょっと私は部会外のことを言ってよろしいでしょうか。

 

部会長

 はい。

 

委員

 申しわけありませんが、観光のところ、24ページから大量にたくさん書いてありますが、まず、24ページの現況と課題の2つ目の丸で、祭り・伝統行事、農業体験等いろいろ地域文化のことを書いてあります。これは非常にすばらしいことですが、その次の、「地元企業において『観光産業』プログラムの開発・推進」とありますが、この言葉は「産業観光プログラム」にちょっと言葉を入れかえていただきたいと思うんですね。今、地元企業なんかでやっています、あるいは近年は観光の多様化、あるいは産業自身を観光しようと、そして交流人口を増やそうと言っているのでありますが、あれは観光産業じゃなくて、産業観光、産業を観光にせよとよく間違われて使われますので、半分ぐらいは間違って使われています。しかし、あれはもともと愛知県名古屋あたりが出身でスタートした産業観光運動だと思いますが、間違わないようにひとつお願いしたいと思います。

 それから、いろいろいいことがたくさん書いてありますから、喜んで見ておるのでありますが、次の27ページ、ここで、観光客誘致、国際観光事業ということで、目標値が平成19年現在、1万7,418人を3万5,000人に増やしてあります。これは前は2万5,000人だったんです。10年かけて1.4倍にしか外人を受け入れる目標にしないと、こういう表現だったのが今度は2倍になりました。1万7,000ですから、3万5,000、ちょうど倍。10年間で倍の外国人観光客を目標にするというのでも、私は到底まだ小さい数字だと思っております。

 なぜなれば、日本人の国内旅行観光は近年、漸減でもないけれどもほとんど増えていないのですね。日本人は、1人1.9回の旅行をするとか、1人が泊まる宿泊が2.7泊かということで、それが増えたり減ったりしているんです。そして、今後、日本人、団塊の世代はもっと旅行してくれるかもしれませんけれども、人口も減るし、日本人の宿泊客増加は大して見込めないと思うんです。これは魅力を倍増すれば、倍のお客に来ていただけるかもしれません。これは、地域間、温泉宿泊地旅館、ホテルの宿泊地間の競争なのであります。それに勝つようにしなきゃいけないと同時に、全体のマクロでは日本人は旅行を増やさないんだから、日本人はやっぱり働き日本人なんですね。あまり増えない。

 そうすると、外国人はこれから膨大に増えてくるのです。ちょっと統計資料を持ってきませんでしたが、それは、中国人、韓国、台湾を中心にした、これからはやっぱりアジアの南のほうの人たちも、ルックイーストと言われていたわけでありますから、日本へどんどんまだ来てくれると。円が安いから気安くこの近年入国してこられる外人が多いのでありますが、そういう人をつかまないで富山県の観光振興はなかなかないんじゃないかと。やっぱり金沢、石川県にも対抗しながら、長野県にも対抗しながら、そして、富山県内では黒部が国際観光交流の拠点市になろうというテーマがあるわけですから、3万5,000人で10年間で倍増というのは、これは数学的に考えても、到底努力目標には小さ過ぎるのじゃないかと私はこれを見て思っているわけであります。

 ですから、前回の8月統計資料、1.4倍しか見なかった2万5,000人は論外としましても、それをさらに1万増やしたんだからすばらしいといっても、もとの数字が小さいんですよ、1万7,000人。今、外国人が500万から600万が入国して、近年すごく増えてきておる。これから先も増えるのですよ。小泉総理の1,000万人目標でやっていますから増えているのじゃなくて、必ず増えるのですよ。中国では膨大な13億人の人口がいて、日本人並みの所得のある人がその1割か2割過既にできていて、旅行を始めようという所得が2,000か3,000ドルとか何かこの前の講演でやっていましたが、そんなことを考えると、どんどん旅行するのでありまして、そういう人たちを受け入れないで、どうして生きていくのでしょうかと、こう問題提起をしておきたいと思います。ここの部会じゃありませんけれども、お願いします。3万5,000人はほんとうは5万人ぐらいであってよろしいと、こう私は心の中で、プライベートで思っています。

 

部会長

 ありがとうございます。私の気持ちだったら、もう一けた増やしてもいいんじゃないかなと。実はせんだって、ギョウザ祭りを行いましたが、大連の方々が8人いらっしゃいました。来年はぜひともチャーター便で来たいと。初めは、じゃ、1機だけだろうと思っていたらば、いや、そうでもなさそうな話をされて。だから、いろんな形で黒部が実にすばらしいとお伺いしたところです。中国の大使館のロ公使も高熱隧道に行かれまして、こんなすばらしいところをなぜ宣伝しないんだと。トロッコ電車も含めて、なぜこういうところを中国の人にもっと宣伝しないのかというお話がありました。そういうことでは、◇◎さんのほうの、今後、外人をいかに受け入れるかという課題になるわけですよね。

 それと、先ほどの観光産業というところは、これは間違いということで、産業観光と変えていただきたいと思います。

 そういうことで、全般にわたりまして、皆さん方からもう一度何かありますれば、時間がもうございませんので。何かありますか。

 

委員

 もう一つ。発言ばかりして恐縮ですが、20ページの冒頭の企業支援とありますけれども、これは、起こす「起」と、パソコン、ワープロを起こす業じゃないかなと思って読んでいるんですが、この、企てる企業でもわかるからよろしいのですが、一番初めに書かれた方、あるいは政策を考えておる方はどっちを思われたのか、済みませんけども。

 

部会長

 文面からいくと「起」、起こるでしょうね。

 

委員

 文字ばっかり言ってね。

 

部会長

 ◇▼さん、そのほかは誤字はありませんか。

 

委員

 文字ばっかり。いや、すぐ気がつくから。けちつけるようで。

 

部会長

 厳しいから。

 それでは、特別ご意見いただいて、▽○専門委員のほうで何か一言。

 

委員

 鉄道のことに限って言いますと     いますけれども、今、黒部市さんと、北陸新幹線併設駅のその構想というものを黒部市さんのほうにつくっていただきたいという申し入れをしております。それは、やはり自治体さんがどういう駅にして、どういう土地利用を考えて、駅の中心というのは微妙にその配置がずれる場合がございまして、あそこは高速道路だとか、その辺で技術的な課題も見られます。それから、できるだけ新幹線駅の改札の出入り口に近くないとやっぱり意味がないということ、いろんなことがございますので、この辺をぜひお願いしたいという申し入れをしております。

 私どもとしましては、それを基本に、できるだけ利用客にも便利な、そしてまた宇奈月温泉や、先ほどからいろいろ意見をいただいております黒部市の骨、骨格となるところを私のほうの線を走らせてもらっていますので、そういうところ全体の利用者増につながっていけばという思いでこれから組み立てていきたいと思っております。よろしくお願いします。

 

部会長

 貴重な意見をありがとうございました。くろワンきっぷでそれを実感として感じさせていただいておるところであります。石田は海を見て、山までその変わりがすごいんですね。だから、昔から乗っていたはずなんですけど、こんなすごかったのかなということを実感させられるわけでありまして、ぜひとも地鉄さんにおかれましては、新幹線が走る前に、黒部にしか走らない電車、そうすると僕はたくさんの人が来ると思うんですね。

 

委員

 倍はいるよな。

 

部会長

 ええ。そうすると、今、1時間に1本の間に中に入れていくと、30分に1本になっちゃうんです。それだけで全然違ってきますよ。ぜひともご検討いただきたい。そして、まち協で何か、何百万、何十万円しか集まらんかもしれんけども、その浄財を集めるという下知が下れば努力をさせていただきたい。これはここで関係のない話でした。

 

委員

 利用していただければいい話でして。

 

部会長

 今回も結構利用者が、地鉄の皆さんに、切符がたくさん売れたと。まち協は今度、駅に切符売り場を設けなかったものですから、ちょっと苦戦をしたというんですが、実際は地鉄さんのほうはすごく売れたという話で。

 

委員

 おかげさまで、この4月だけのデータですけれども、3,000枚ぐらいと聞いていまして……

 

部会長

 3,200枚ほど。

 

委員

 それぐらいなんですが、非常にありがたいことだと思っています。

 

委員

 それをぜひ、この黒部市内の地鉄の営業政策に生かしてもらいたいと思いますね。生かさなければ一過性で終わりますから。期待します。それから湯布院のまちの中をバスみたいな、馬だったっけ、何か観光のそういうあれがある。馬のタクシーみたいなのだったかな、バスだったかな。それから、メイヨにはちゃんと観光のバスがあって、その装飾が非常におもしろい。そういうものが運行されるのは悪くないんです。すばらしい。

 

部会長

 イメージはちょっとわかりませんけれども、ぜひともひとつ観光とタイアップしていくと。タテハマとか、あそこばっかりじゃないんだよということを、ぜひひとつ議論をしていただいて、私どもと黒部市民と一緒になってひとつ何かやっていければなと思います。

 せんだって、黒薙温泉も地鉄さんの地鉄さんの所有だとはつゆ知りませんで、知らしていただきました。だけど、活用がまだされていない。だから、あれを活用すると、みんなすごい人が来ると思います。そういうときは1日200人限定とか、300人限定しか入れない場所、そういう形でも僕はいいんじゃないのかなと、あそこに何千人が入ると大変なことになっちゃいますから。あの線でひとつ、ぜひとも黒部に対するご努力をお願いしたいと思います。

 最後にオ▼▼専門委員さん、何か。

 

委員

 まずはそちらに。

 

部会長

 ああ、そうですか。

 

委員

 今、◇▼委員からの、観光客の増大ということはこれは一番大事なことなわけですよね、やはり黒部市の発展にも直結することですから。ところが、私は、一番大事なことは、観光客の増大を図るともに、観光地自身の受け入れ体制が一番の。ですよね。ということは、あらゆる人的サービス、それから看板類、そういったものをすべて総括しまして、そして、やはり外人が来てわかりやすいようにする。今、看板を出していますね。中国語、韓国語が並記してあるのが少ないわけですよね。今、駅には相当そういうのがあるけど、現実に黒部市にないんですね。何枚看板があって、どれだけの韓国語とか中国語が並記してあるということはまずないわけですよね。だから、そういうことを含めまして、これは宇奈月温泉自体の責任なんですけれども、やはり宇奈月温泉自体の一人一人が、いかにそういった外人も日本人も全部含めまして、受け入れをどうするか、そして、皆さんをいかに満足してお返しするかということ、ここら辺が一番大事だと思うわけですよね。いや、宣伝……。

 

部会長

 今度、新観光協会でそれは▼▽委員に、よろしくお願いします。

 時間なもんですから、ごめんなさい。

 最後に▼▼専門委員さん、よろしくお願いします。

 

委員

 今までいろいろと議論をされている内容で、ほんとうに道路関係でも、非常に景観に配慮した道路整備ということが加えられたということで、非常にそういった点ではよくなったんじゃないかなと思っております。あるいは、先ほど、緑のほかに水もというお話もありましたので、そういった面も当然こちらの特徴ですから、そういったことを生かしていければいいのかなと。あるいは、やはりマスタープラン    というお話もありましたので、明日以降私も入りますので、またよろしくお願いしたいと思います。

 以上です。

 

部会長

 そういうことで、委員の皆さん方は全部十分に話されて、◇●さんはまだ? いいですね。そういうことで、終わらせていただきます。5回にわたりまして、座長がちょっと脱線し過ぎの座長でありました。ほんとうに申しわけありませんでした。そういうことで、部会を終わらせていただきます。

 続いて、どうぞ。

 

事務局

 委員の皆様には、大変熱心にご議論いただき、いろいろとご意見、ご指摘をいただきました。ほんとうにありがとうございました。幾つか修正を加えなければならないところもありますけれども、簡単なところについては、これで部会が最終回になりますので、ぜひ事務局にご一任をいただきたいと思いますし、悩ましい点については、部会長さんと協議の上、修正を加えさせていただきたいと思っておりますので、その点ご了解をお願いしたいと思います。

 3点、手短にご連絡を申し上げます。

 まず、1点目、次回の審議会の日程でございます。次回は全体会になりますけれども、11月22日木曜日、午後1時半からコラーレ、マルチホールで予定しております。審議会としても最終回になります。ぜひ日程調整の上、ご出席をお願い申し上げます。

 2点目は、毎回と同様、意見提言書を同封させていただいております。いろいろと意見をいただいたわけですけれども、また、所属部会以外のご意見、ご指摘もいただきましたが、全体を通じてさらにご意見があれば、意見提言書で事務局のほうへお寄せいただきたいと思います。念のため、期限を区切っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。

 3点目、タウンミーティングについて少しご連絡を申し上げます。

 

事務局

 それでは、タウンミーティングについて開催のご案内をいたしたいと思います。

 今ほど配付しておりますピンクのチラシのとおり、今年も市民の皆さんと一緒に考えるタウンミーティングを開催いたしたいと思います。概要はそのチラシのとおりでございまして、今年のテーマは4点ございます。北陸新幹線以下1番から4番まで、この4つのテーマで実施したいと考えております。開催日、時間、場所については、11月22日から30日、それぞれ市内の4つの中学校校下に分けて開催したいと考えております。

 市長みずから、市民の皆さんに説明し、市民がどのように受けとめているかということを知るいい機会でもあります。委員の皆様には十分ご承知のテーマでございますが、ご参加いただき、市民の生の声をじかに感じ取っていただければと思います。

 以上です。

 

部会長

 先ほども、座ったままあいさつしまして申しわけありません。ほんとうに5回、ありがとうございました。

 そして、市の皆さん方には、こんなすばらしい計画をつくっていただきましたこと、ほんとうに心から感謝申し上げまして、座長の職を解かせていただきます。ありがとうございました。

 

事務局

 どうもありがとうございました。

 これをもちまして、黒部市総合振興計画審議会第5回第3部会を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。

 

―― 了 ――