黒部市総合振興計画審議会 第回 第部会(都市基盤)会議録

平成19年8月2日(木)

 

 

事務局

 皆さん、おはようございます。定刻となりましたので、ただいまから、黒部市総合振興計画審議会第4回第3部会を開会させていただきます。

 本日の会議には、上田委員、◇■委員、○○委員が欠席でございます。なお、稲田委員さんについては後ほど少しおくれて参るという連絡を受けております。

 それでは、初めに◎◎部会長さんよりごあいさつをお願いいたします。

 

部会長

 皆さん、おはようございます。

 当第3部会、第4回目の会議開催に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 委員の皆様方には、何かとご多忙の中お集まりをいただきまして、まことにありがとうございます。ようやく梅雨も明けたところでございますが、台風5号ということで大変心配されるところでございます。

 総合振興計画の策定に関しましては、前期基本計画の基礎となる資料提供を受けまして、いよいよ佳境に入ったという感がございます。しかし、佳境に入った途端に、今、後から■■さんからもご提案があると思うんですが、その中にも書かれているとおりに、その趣旨が若干見えなくなったような感がございます。しかしながら、事業メニューに基づくより具体的な個別事業とその実施期間、あるいは推進事業にかかわる協働体制や成果指標の設定などは、前期基本計画の中でも大きなポイントになる大変重要な部分であるというふうに思っておるところでございます。しかし、なかなか難しい面もあるわけでございまして、私たち市民の目線ということを念頭に置きながら、また市全体の計画であるという面も踏まえながら、しっかりと悔いのない議論をしてまいりたいと思っております。

 本日は、協議事項といたしまして、まず、基本計画の継続審議事項であります重点プロジェクトについて、次に、前期基本計画の基礎資料である施策検討用シートSTEP2及びSTEP3の再精査について協議いただく予定にしております。特にSTEP2及びSTEP3につきましては、前回部会での意見などをもとに庁内において再度検討が重ねられたところであり、一部修正の上改めて提示を受けておるところでございます。今回の各部会においては、その修正部分を中心にさらに議論を深め、各部会ごとに一定の取りまとめを行うという予定になっております。当部会におきましても、与えられた役割をしっかりと果たしていきたいと考えておりますので、委員各位には忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たってのごあいさつとさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。

 

事務局

 どうもありがとうございます。

 それでは、早速審議に入りたいと思います。

 審議会条例の定めによりまして、本日の会議は部会長が運営に当たるというふうになっております。どうかこれからの進行を◎◎部会長さんにお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。

 

部会長

 それでは、規定に従いまして、座長役を不肖私めが務めさせていただきます。

 早速次第書きの順序に従い、なるべく脱線しないように議事を進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

 まず、次第の3の報告事項、前回審議会以降の経過について、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

 それでは、次第の紙を1枚めくっていただきまして、資料1がございますが、そちらのほうをごらんください。

・・・説明省略・・・

 報告事項の前回審議会以降の経過については以上です。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ただいまの件につきまして、何かご質問はございませんでしょうか。

 特にないようですので、次に、次第の4、協議事項に入らせていただきたいと思います。

 まず、協議事項の1の基本構想の継続審議事項として、重点プロジェクトについて事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局

・・・説明省略・・・

 以上です。

 

部会長

 ありがとうございました。

 それでは、第3部会関係事業について確認してほしいということでありますので、これらにつきまして発言をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

 いいですか、私からちょっと質問して。これは今、各STEP2、STEP3というか、それで進んでいるものの修正がまだ入っていない感じがするんですが、それは入っているというふうに解釈していいんですか。

 

事務局

 この基本構想の部分にでしょうか。

 

部会長

 はい。

 

事務局

 基本構想の部分については、今ほど説明いたしました重点プロジェクトが、STEP2、STEP3の事業メニューのうち、重点事業メニューと以前から位置づけていただいたものがこの基本構想に挙がっておるわけでありまして、基本的にSTEP2、STEP3は修正を加えておりますが、その重点事業メニュー自体は修正がかかっていないということでご理解いただきたいと思います。

 

部会長

 それでは、第5章の35ページの公共下水道事業の推進、これにつきましては異議のないところであるというふうに思いますが、それと、36ページの都市基盤の整備、これにつきましては、下の箱書きの中がすべてこれに該当するということでありますので、この辺を中心にひとつご発言をお願いしたいなというふうに思います。

 

委員

 この基本構想の重点プロジェクト、この36ページの6項目についてはもちろん異議はないわけでありますが、STEP2、STEP3のより細かい具体的な事業名の書いてある、これとの関連ではどうなんでしょうか。この36ページのここに加えなくても、STEP2のここに1項目加えるべきじゃなかろうかという意見というのは今ここではまだなのですか。STEP2、3については後ほどですか。(2)であるんですね。

 

部会長

 そうです。

 

委員

 そういうことですね。わかりました。

 

部会長

 後でもう一度戻ってもいいと思います。

 この中では、新市都市計画マスタープランの内容までは議論する時間はないわけでありまして、3年間の中でそれは策定をするということになっております。

 

委員

 今の話に関連しまして、STEP2との名前が多分連動している、丸がっておるところが事業メニューで、重点と黒丸がつくところが今あらわされている黒枠の中へ入ってくると連動しておるということだろうと思うんですが、それで、道路整備のほうで見ますと、そこで少し直してもらえないかなということがあるものですから。主要地方道のほうは、こういう表現でもいいのかどうかなんですが、STEP2のほうで、たまたま主要地方道の整備促進という中でかなり一般県道がたくさん入っていますので、県道等の整備促進というふうにSTEP2のほうは直していただきたいなと思っているんですが、それとの表現が違ってもいいのかなとは思うんですが、その辺の整合性といいますか、それと一致していなきゃだめなのかどうかということでちょっとお聞きしたかったんですが。

 

部会長

 事務局のほう、よろしくお願いいたします、今の質問。

 

事務局

 主要地方道と書いてありますけれども、いわゆる県さんで示されております主要地方道何々線という意味合いのものではございませんので、一般的なベースで、県道関係については、一般県道でも、そのほかの県道でも、また市道のほうでもそういったあらわし方をいたしたいというふうに思いますので、そこらあたり、ひとつよろしくご理解をお願いいたします。

 

事務局

 ちょっと補足いたします。

 今の○○さんがおっしゃったのは、多分、主要地方道というのは市内には何本か認定されておりますけれども、まさに一般県道がたくさんございます。そういった意味からすると、ここで主要地方道という表現、今、重点プロジェクトのこの中に、下から2番目ですか、一般国道8号バイパス・主要地方道というと主要地方道に限られてしまうんじゃないかという思いだと思います。これはまさに一般県道も含めておりますので、県道等という表現で訂正したいと思います。済みません。

 

部会長

 オオイシ専門委員さん、これでよろしいですか。「など」を入れるということ。

 

委員

 それで結構でございます。ありがとうございます。

 

部会長

 そうしますと、36ページの下から2番目の一般国道8号バイパス・主要地方道などで。

 

事務局

 主要と入ると限られますので、県道。

 

部会長

 そういうことで修正をこれからさせていただくということであります。

 そのほか、STEP2とか3の項目が、基本構想の中には縮めてさらにいろんなものを交えて入っているところがあるわけでありまして、そういうところが、項目がちょっと違ってくるということになりますね。

 それと、37ページの電子自治体の推進ということがありますが、これにつきましては、項目としてはそれでいいのではないかというふうに思っているところでありますが、特に意見がなければSTEP2と3のほうに移って、さらにこちらのほうに戻ってくるという形にしたいと思います。

 

委員

 電子自治体の推進というのは具体的にどういうことを言っておるんですか。

 

部会長

 電子自治体の内容を説明していただけませんか。

 

事務局

 電子自治体の推進ということでありますが、現在、黒部市のほうで総合行政システムを運用しております。いわゆるコンピューターによる行政システムというものを行っておりますし、それから庁内LANとかいうふうなものも行っております。

 それから、今後目指すものということで、相互型のGISシステム、いわゆる航空写真等を活用したものでの地図情報システムというものの運用を図ってまいりたいというふうなこと。それから、現在も行っておりますが、文書管理システムの運用を今後も図っていくというふうなこと。それから、庁内内部の決裁としては電子決裁、いわゆるコンピューターによる決裁という運用、あるいは市民の皆さんからされた電子申請、いわゆるコンピューターによるいろんな文書の申請関係を行っていただくというふうなことを総合しての電子自治体の推進という意味合いでございます。

 

部会長

 次のところでも出てまいりますから、ひとつそういうことでご理解をお願いいたします。

 それでは、2の前期基本計画審議事項の施策検討用シートSTEP2及びSTEP3の精査について、事務局から説明を受けます。

 

事務局

 それでは、私のほうから座って説明をさせていただきます。

・・・説明省略・・・

 

部会長

 STEP3はさらにそれを、同じような形の議論をするわけですが、一応STEP2のほうで議論していただくと3に入りやすいのかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

 どなたからでもよろしいですが、どうぞ。

 

委員

 この工程は予算の裏づけでほぼ間違いないわけですか。ただ、想定でつくったやつはならないと思いますが、変更がかなりあると思うので。1つは、この58ページの新市庁舎の建設は、施工・管理、25年から、これは間違いないですか。というのは、今、新たに電子自治体の設備をつけられて、それが新庁舎がどこかにできると全部やり直すという、そういうことはないですね。予算的にもう一度その辺を確認して、無駄になることはなされないように。確かに新庁舎というのは、まだはっきりわかりにくい、時間的なそういうものもはっきりしないところもあるし、場所がまずわからないというところもありますので難しいかもしれませんが、そういうことを考えてあるかどうかをちょっとお聞きしたいです。

 

部会長

 どうですか。

 

事務局

 今回の総合振興計画の策定に当たりましては、基本的な考え方、最初のしょっぱなから実効性ある計画づくりということを申し上げてまいりました。その実効性ある計画づくりという面では、しっかりとした財源の裏づけをもとにした計画づくりということを再三申し上げてきたところでございます。

 このSTEP2のほうで、具体的にいつ事業を実施するかということを審議会委員の皆さんに資料提示する段階では、当然その財源の裏づけというものを庁内におきましてしっかりと議論をした上でご提示をしたというふうにご理解いただきたいと思います。以前に財政見通しというような資料もご提示をいたしました。限られた財源の中でどれだけの事業が実施できるかということになるわけですけれども、特にこのハード事業、その中でも重点事業ですとか、それから新規に行う事業については、十分にその財源については精査をしておるというふうにお考えをいただきたいと思います。

 ただ、今の段階で精査をいたしておりますが、個々それぞれの事業費についてはご提示、明らかに明示できないということを前回の部会でも申し上げたところでございます。庁舎のことも触れられましたけれども、当然大きな大事業でございます。今現在、場所も決まっていない、それからどういう機能を持たせたものにするかということも決まっておりません。したがいまして、前々から委員の皆さんからもご指摘があるように、どういう市の庁舎にするかということについては、これから十分議論を重ねた上で、建設は後期へ回すというようなことにいたしておるところでございます。そういう関係で、その計画全体はそういう財源というものを踏まえながらそれぞれの事業の実施期間を想定しておりまして、こういう形で提示をしておるということでご理解をいただきたいと思っています。

 

部会長

 委員さんが言われていた、電子文書管理システムとかを今やると、新庁舎ができたときに無駄にまたやり変えなきゃならないんじゃないかというご指摘もあったんですが、その辺はいかがですか。

 

事務局

 やはり設備的には当然新しいものにならざるを得ないというものは多分にあるというふうに思っております。ただ、その際には極力現在使っているソフトがそのまま活用できるような形で整備を図っていくべきだというふうに思っております。

 

委員

 もう一つ忘れていたんですが、この庁舎はいわゆる耐震設計ではないんですか。それとも、そういうのは外れておるからあえてやらんでもいい、そういうことはないんですか。

 

事務局

 現在この黒部庁舎については、昭和27年ごろにできた庁舎だったかというふうに思います。ですから、当然耐震設計されている施設ではないということでございます。

 

部会長

 今の意見についてなんですが、どこかで見ていただいたとか、今、構造何とか調査とかいろいろありますが、そういうところで一応評価はしていただいているんですか。どこを修正すればそれはもう何十年か使えるよとか、そういう検討はされたんですか。

 

事務局

 実は担当課長が来ていないものですから、正確なお答えになるかどうかはちょっとわかりませんが、まず、国のほうで耐震設計をきっちり明示されたのは、昭和56年以降の施設についてはすべて耐震を網羅するようにというふうになっておりますので、それ以前の施設ということでありますので、まず耐震のものにはなっていないです。それと、非常に施設的にかなり古いものですから、どこを直す、どうこうというところまでの調査もまだきっちりしたものはなっていないのではないかなというふうには思います。

 

部会長

 私が行ってきたわけではありませんが、心配するのは、能登沖があって、そして今度は柏崎という、真ん中なんですね。ひずみなんかというのはこの辺におそらくたまっているんだろうと。起きる可能性はあるわけでして、5年、例えば後期のところに7年間ですか、7年後に皆さん方が我慢できるのかどうか。どこか応急措置をすれば7年間はもつよという確固たるものもまた必要じゃないのかということでちょっと質問させていただいたわけです。調査されていないのであれば早急に調査していただいて、こういう形で補強すれば10年は大丈夫ですよとか、そういうのは市民の皆さんにわかりやすいように工夫されれば一番いいのかなと思いますね。

 

事務局

 今のお話は、公共施設すべてについて言える話だというふうに思います。特に急ぎという部分では消防庁舎もありますので、また担当のほうに伝えて話をしてまいりたいというふうに思っております。

 

部会長

 そのほかに皆さん方。

 

委員

 今のに関連しまして、地震に対する不安感というのは相当市民にたまっていると思うわけですよね。おっしゃるとおり、やはりそういった各公共施設が古いですよね。それを一刻も早く点検しまして、そして、やはりもし何かあった場合には避難場所として使えるかどうかということの検討を早急にやってほしいというふうに考えておりまして、また、もう一つは、もしも地震があった場合には、やはり水とかいろんな確保、そういったものに対する検討というものが大事だと思うわけですよね。あらゆる全部、電灯とか、あるいはガスとか水道がとまるわけですからね。とまった場合の対策というものは緊急を要するんじゃないかと思うわけですわ。

 みんな今おっしゃるとおり、両方に挟まれていつ起きるかという心配は皆さん持っておるわけですよね。だから、これが、すべてのものが古いやつが建っているものですから、危険なところへ避難しておってもしようがないわけですよね。だから、そういう面も含めまして、それとやはり危機感を持って検討してもらいたいなということを実感しておるわけですわ。そういう点でひとつ市側の答えをお願いしたいと思うんですけど、いかがでしょうか。

 

部会長

 今現時点の問題で、こことはちょっと外れているかもしれませんが、何かありましたら。

 

事務局

 地震の特に避難場所については、防災本部のほうですべての避難場所についての誘導並びに施設の点検はされております。ですから、今言われましたライフラインの確保についても、それぞれの防災会議の場できっちり議論されておるというふうに認識いたしております。

 それから、公共施設、特に学校、公民館あたりがやはり避難場所となる要素、あるいは公園というのが避難場所になる要素が非常に高いというふうなことでありますので、そこでも十分検討がされているというふうに思っております。

 

部会長

 また、この問題は、この長期計画の中では新市都市計画マスタープランのこの中に入ってくるんじゃないかなというふうに僕は思うんですね。例えば生地の地区なんかにおきましては、県から危険区域に指定されているところに住宅が乱立していると。それも新しい住宅が次から次に建っているという現実もあるわけですね。そういうところは地盤が軟弱ですから、前回の部会のほうでも出ていましたが、下水道が3倍かかっちゃうという話がありましたね。だから、そういうのはきちっとこの中でおそらくそういうものを決めて、防災体制とかそういうものをきちっとやっていくということをしていかないと、大震災とかそういうものに対応したまちづくりができないということになるんだろうというふうに思いますね。

 それで、お二方、関連で。

 

委員

 関連はないけどね。

 

部会長

 ないですか。じゃ、次のほうへ行きたいと思います。

 

委員

 まず、18ページの下から3行目の駅周辺の土地利用・規制の誘導、これに対して日実施に向けた計画の策定ということになっているんですが、前回、、景観とか美観という問題も出てきたわけでありますが、これに伴ってやはり規制をするというのには、何か規定をつくるというふうなことになろうかと思いますが、そうなれば、22ページの中ほどに景観の美しい街並み形成の推進というので、景観条例制定とか屋外広告物の規制実施ですとか、これがあるわけですね。だから、これとの関連性がどうなるのか。それに伴って、これの実施期間、新駅ができるまでとなれば、18ページのほうに置いていかなければならんのじゃないかなというふうにも思っておるんですが、その辺はどうでしょうか。

 

事務局

 新駅周辺の土地利用の規制の誘導という話だと思います。その中で、土地利用の実施に向けた計画の策定ということですかね。その中で、私ども、新駅の周辺でいろんなゾーンを設定しておりますので、その中で商業・業務ゾーンというゾーンが駅の東側にございます。そこについては、駅から見たときの山の景観とか、あまり高いものが建つと見えにくくなるとか、それと奇抜な色を使うと駅前にそぐわないとかということで、地域の皆さんと地区計画をつくりたいと考えております。

 それにつきまして、今、ここにありますように20から22になっておりますけれども、実際には今年から地区に入って22年までにできないかなと計画しております。

 

部会長

 よろしいですか。

 

委員

 そうすると、22ページのこれはまた別個ですね。

 

事務局

 22ページの件でありますけれども、ここに書いてあるのは新幹線新駅ということではなくて、市全体で例えば景観を守っていかなきゃいけないような場所とか、そういうところの調査とか研究ということでありまして、また、屋外広告物の規制というのは、これも現在行っておりますけれども、市全域で規制を行っているということであります。

 

部会長

 それでは、新幹線のほうでそのほか、ちょっと議論が集中してきたように思いますが、新幹線の関連で何かご意見はありませんでしょうか。

 私から、19ページの並行在来線と富山地鉄線の接続ということで「など」が入りましたが、ライトレールの考え方ということで「など」が入ったわけですが、まちづくり協議会のほうからも橋上駅ということで提案がなされていたというふうに思っているんですが、これは新幹線開業までに実施しなければならないことでないんでしょうか。ここに未定というふうに書いていいんでしょうか。いかがでしょうか。

 

事務局

 それにつきましては内部でもいろいろと協議したわけなんですけれども、並行在来線の主体がどこになるかわからんと。それらと、地鉄の黒部線がありますよね。これにつきましても、地鉄がそのまま並行線でやるのか、その辺もわからないものですから、今のところやる方向で調査はしておるんですけれども、実施はどのようになるか。といいますのは、事業費がどのぐらいかかるとか、そんなことも全然見えませんので、一応未定という形でございます。

 

部会長

 並行在来線の議論は21年度はあるんですね。いかがですか。

 

事務局

 済みません、ちょっと正確な資料がないんですけど、並行在のどこが事業主体になってやるか。会社設立が21か2だったと理解しております。

 

部会長

 私が聞いているところでは、21年度で一応のめどを立てるというふうに聞いてはいて、それでこの下のプレミア付きフリーきっぷの実施ということで、ワンコインということでやっている事業につきまして、この中で出てきた議論の中では21年、ということは20年ぐらいで地鉄線が残せるのかどうかという議論をきちっとしないと21年には残りませんよという言い方をされているんですね。だから、それは地方鉄道の正式なコメントではないとは思いますが、専門委員の方もいらっしゃるわけですけれども、そういう点では、21、少なくともそれが決まりそうなところから議論を本格化させないと、そして、26年までには終わらないとこれはいけないんじゃないかなという気がするんですよね。未定というふうにしていると、最後まで未定で終わられてしまう。いかがですか。

 

委員

 地方鉄道も一番絡んでくるわけです、これは。この地方鉄道がどこまで協力するのかということについては非常に疑問だと私は思うんですよ、今の経営状態でいきますと。ですから、ここへ挙がってくるわけですよ。ところが、これが一番大事なことになったわけですよね。◎◎さんがおっしゃるとおり。ところが、これが未定となっている理由があるわけなんですよね。だから、ここが苦しいところだと私は思うわけですよ。

 

部会長

 20年、21年、例えば議論が22年までずれ込むのかどうか知りませんが、そこまではきちっと議論をしないかん。そこに丸をつけて、その後は未定というんだったらわかる。最初から未定というのは僕はおかしいという。

 

委員

 確かにおっしゃるとおりなんだけど、未定としたのは苦しいところなんですよ。ここが一番苦しいところだと思うよ。

 

事務局

 非常に答えにくいご質問なんですが、まず、並行在来線、先般県のほうで幹事会がございまして、今部会長さんがおっしゃいましたように、21年には設立会社が決まるであろうというお話でございます。ただ、それまでには、今年、収支計画、どういったふうにして果たして会社ができるのかできないのかという収支、これを調査されます。ただ、もう今の時点で事業予測なりいろんな調査を県のほうでやられたわけなんですが、やはり向こう何十年先を考えると、少子化もある、利用者も激減するという、そういったことで、じゃ、どうやってほんとうに運営できるのかというお話も確かにございました。ただ、そういった中で、前回も私は言ったかどうかわかりませんが、ある委員の方、そんな暗い話ばかりするなと。需要が減ってきた何とかじゃない、利用者を増やすことを考えていかなきゃいけないんじゃないか。まさに私はそれに賛同いたしました。

 一応今ここで言えるのは、まず並行在来線、今の時点ではだれがやるかということ、今、地鉄さんもおられますが、本来なら地鉄さんにお願いすれば今の短絡線もお話が順調に進むのかなと。ただ、地鉄じゃなかった場合、ちょっとこれは難色を示すんじゃないかなという思いでおります。それと、今の6月定例市議会の中でまさにこの議論がありました。市長さんのお答えしたのは、何にせよとりあえず調査をさせてほしい、調査をしないと答えは出せないという言い方をされましたので、まさに調査をやります。

 私もほんとうに非常に答えにくいんですが、都市建設部ですか、まさにここにメニューが挙がっていますけれども、私らの部署というのはまさにハード部門なんですね。今回その振興計画の中で、金に換算してというお話もあって金を一応出したわけなんですが、まさにもう五、六百〓〓〓であると。そういった中で、果たしてやっていけるのかというお話もございました。私もつい立てになって一生懸命頑張ったんですが、最終的には未定という表現をさせていただきましたけれども、今後、やはり並行在のあり方によってどうなるのか。地鉄さんがやられれば当然売上も可能であろうし、ただ、ほかの企業だった場合にはそれはちょっと難しいかなという思いもあります。

 ですから、ここで「等」という表現をしたのは、ほかにまだいろんな考えもあるのかなと。検討委員会の中で5つの案が出ていましたけれども、あれは課題として残っていたはずです。5つ以外にももしかして何かあるんじゃないかという結果で終わっていたと思います。ですから、私どもとすればこの夢は捨ててはおりませんので、未定という表現にしていますけれども、今おっしゃるように、できれば開業までには何とかやりたいという思いを持っております。ですから、これからいろんな調査を重ねて、市長と当然お話をして、前向きにちょっと考えていきたいというふうに思っています。

 

部会長

 これにつきましては、ちょっと関連がありますので、19ページの一番の下のほうにプレミア付きフリーきっぷという項目がございますが、プレミア付きというのは非常に今いろんなところで議論を巻き起こしているところなんですね。なぜかといいますと、このプレミアムというのは、この切符を持っているとどこそこへ行くと1割引きになるよとか、2割引きになるよとかというようなことなんですね。初めは、これを考え出した人は最初にやったイベントのときは1回だったんです。だけど、いろんなイベントがつながってきますと年中割り引きになっちゃうんですね。そうすると、商店の皆さんを苦しめていることになってしまいますので、これはひとつプレミア付きという言葉を外していただいて、わかりやすいワンコインフリーきっぷの実施ということで名称をちょっと変えさせていただければいいかなというふうに思います。よろしくご検討を願いたいと思います。

 この部分につきましては、専門委員の皆さん方は何かご意見はありませんでしょうか。

 それと、委員の皆さん方からあまり出ませんので、私のほうからもう一点だけ、19ページのJRの駅前整備ということがございますが、これは新幹線の整備の絡みということでなくて、今非常にガソリンが高騰しているということで、皆さんがやっぱり電車を利用して通勤をしようという、そういう雰囲気はこれからも強くなってくるんじゃないかなと。そういう点では、パーク・アンド・ライドの仕組みというものを、新幹線ができてからじゃなくて、もう既に整備を始めていかないと時代にそぐわなくなってしまう、間に合わなくなってしまうんじゃないかなというふうなことで、ぜひとも、駅前整備というのはあそこのロータリーとか何かの整備を言われるんだろうというふうに思いますが、黒部駅とは限らず、生地駅も含め、あるいは私鉄の主要な駅も含めて、駐車場の整備というのは早急にやっぱりやっていかないといけないんじゃないのかなと。そういう項目がこの中にどこかに入って、全体の中にどこかにあればその指摘をしていただきたいです。

 

事務局

 今回挙げさせていただきましたのは、今、既にJRの駅前整備ということで現在事業を進めております。生地駅のほうもあるわけですけれども、生地駅についてはまだ今後その計画がないということで外させていただいております。そういうことでよろしくお願いします。JR黒部駅前につきましては、平成18年度から21年度で完了ということで、委員さんが言われましたように、既に整備を進めている段階でございます。

 

部会長

 そういう意味では、JRの黒部駅を……。

 

事務局

 ちょっとまた補足になりますけれども、一応関連事業といたしましては20ページの下から3番目、JR黒部駅線の整備というところがございます。これはまさに8号バイパスから駅の裏に道をつくる。当然後ろに道をつくれば前へ行かなきゃならない。そういったときには、当然橋か何かつくるなりは必要だということでございます。

 

部会長

 この中には橋上駅の考え方もあるんですか。

 

事務局

 というか、そこまで、橋上駅についてはこれからの調査です。今、短絡線の中に含めた調査をやっております。

 

部会長

 それをはっきりと打ち出していかないとだめなんじゃないですかね。新幹線のときでは間に合わないし、そして、また今のガソリンが200円に近くなったときに、だれも富山まで自分の車に乗ってマイカー通勤なんかしませんよ。そんなときにはみんな周りに置きますよ。そうなってからじゃ遅いんですね。だから、もう初めからパーク・アンド・ライドを推奨する。そうすると、いろんな地鉄線の生き残りなんかも見えてくるんです。時代が、今までは要らなかったかもしれないけど、これからは大変大切な時代になってくるということも出てくるんですね。

 

事務局

 ごめんなさい、大事なことを忘れておりました。19ページ、上から3番目、既設鉄道駅並びに周辺施設の整備促進、事業メニューにございます。個別事業の中に東西連絡通路・駅舎等の整備ということで黒丸で書いてございますので、よろしくお願いします。

 

部会長

 そういうことでありました。

 そのほか、何かございませんでしょうか。

 

委員

 ちょっと別で質問というかお聞きしたいんですけれども、22ページの民間宅地開発に対する助成ということで、年度が1年置きに丸がついているんですけど、これはどういった形で年度が1年置きになっているのか、お聞かせいただければと思います。

 

事務局

 これにつきましては、過去の実績からこういう基準に該当するような開発等があった場合にということでありまして、もし例えば20年度にあったということであれば、それはそれでまた補正等の対応といった形だと思います。

 

部会長

 これは、内容はどういう助成。

 

事務局

 現状では、都市計画区域が2つございまして、宇奈月都市計画区域、黒部都市計画区域のうち、宇奈月につきましては都市計画区域の中での面積要件があります。黒部都市計画区域のうち用途地域内、黒部についてはその都市計画区域内のうちの用地地域内での面積要件がございまして、それに合致するものに対して助成していくということであります。

 

部会長

 その助成の中身は。

 

事務局

 開発行為がありまして、その中で宅地1区画面積が例えば100坪以上とか、用途地域内については50坪以上というような条件がございまして、その中で開発区域内の道路、側溝等、将来そういうものにつきましては市道認定等をして市に帰属されるというものに対してその費用の2分の1を補助するというようなことです。

 

部会長

 よろしいですか。これは例えばコンパクトなまちづくりといいますか、そういう中の、例えば中心市街地の近くに住宅を設けますよといったときのそこには助成をしますよとか、そういうことも含めてあるということですか。

 

事務局

 先ほど言いました黒部市については用途地域内ということで、中心市街地の現在都市化されていない部分があるかと思いますけれども、そういうところに誘導していきたいなということで、当然コンパクトということで、老人とか弱者に対しての、歩いていろんな各施設に行けるというようなことも考えての助成です。

 

部会長

 というと、田んぼの真ん中にできた団地には行っていないということですね。

 

事務局

 黒部市の都市計画区域については、今後はそういう郊外型から中心市街地型へ移行したいということになっております。宇奈月につきましては、定住促進という意味合いでそういう助成をしております。

 

部会長

 それは当然黒丸になって重点事項になっていますが、新市都市計画マスタープランがつくられてそれに準じていくという形になるわけですね。

 

事務局

 そうですね。

 

部会長

 ちょっと飛びましたが、3―B市街地・住宅の整備のほうにつきまして、そのほか何かございませんでしょうか。

 それでは、新幹線のほうはもう……。どうぞ。

 

委員

 新幹線の話から3―Bへ飛んでしまったから。

 

部会長

 3へ飛んでしまいましたが、2のほうへ戻ろうとしたところであります。

 

委員

 先ほどから部会長の新幹線関連の公共交通のあり方といいますか、公共交通のこれからをどういうふうにしていくかということについての非常に情熱的なお話がありました。私もほとんど同感なんでありますが、しかし、公共交通を使おうじゃないかという、特にガソリンが今上がってきたからというふうなフォローの風といいますか、公共交通にとってはフォローの風。このように年々やっぱり世の中が変わっていきますし、市民、住民の考え方も変わるし、ニーズも変わるしということでありますので、この長期振興計画が10年間を決めるものであるということに、前々から私は申し上げていますが、感想として、あまりこだわり過ぎると、世の中が変わっても、市民のニーズが変わっても新しいことに取り組むことができなくなる。そんなことにみずからの手足を縛るような、そのような総合振興計画であってほしくないというのが基本にある思いであります。

 ですから、冒頭から説明のありました検討もさせていただきましたこの基本構想等々、そこから具体的なところへ行きますと、今検討を進めています個別事業の具体的なことになるわけでありますが、その具体的な事業まで出てくるのは、世の中のニーズが、市民の要望がこういう個別事業をリストアップされておるわけで、それがどんどん変わってくるというのに対応できないようなことにならないことをぜひお願いしておきたいと思います。

 それから、同じような考え方をとるわけですが、市街地整備ということと道路整備ということとの関連があります。この3―Aで道路整備という項目があるものですから、道路、道路、道路と、こう考えてしまうのですが、実は道路は何のためにつくるのだといったら、往来するために、行ったり来たりするためにつくるんですけれども、まちの中の道路は行ったり来たりするだけの道路では決してないのであって、毎回申し上げていますけれども、まちの中の道路というものは建築物と一体的に考えるべきという、これは道路景観とか町並み景観とかいう専門の方々からすれば当然なんでしょうけれども、私ら素人はそこまで考えていませんでしたが、道路をつくるという項目の審査だから道路の議論をしていてはだめなので、まちの中の道路を高速道路のような道路をつくればいいということになってはいけないので、まちの中の道路はあくまで市街地の活性化、あるいはにぎわい空間をつくるという、ぜひにもそういう考えを織り込んだ構想であってほしい。

 だから、先ほど冒頭でもありました、市役所、市庁舎の建設の問題が重点項目に入っていますが、市庁舎の場所をどこにするんだと考えると、やっぱり黒部市のどこか便利な中核中心市街地、あるいはそれに近接した近いところがいいなとだれしもが思うんだと思います。じゃ、黒部市の中心市街地というのはどこかといいますと、私はある時期、新幹線駅の周辺が、黒部の中心街が移動してもいいくらいのいいまちづくりをやってほしいと。ちょうど小学生、中学生が将来の黒部市の夢の絵をかくと、子供たちは新幹線がばっと走っているさまと、その周りに高層ビルがあってつながってという都会的な絵をかきます。それが子供たちの夢ですが、黒部市においては、新黒部周辺に黒部市街、例えば三日市の商店街を見通すような商店街をあの辺に形成するつもりはないということはもう常識になっていると思いますね。やはり古い歴史のある中心のまちはにぎやかなまま今後とも維持をしていきたい、それが大切なことだと、こう合意ができておるように思いますね。

 ですから、そうだとすると、今の黒部市の、新黒部市の中心はやっぱり三日市と考えざるを得ないし、その三日市の中に現在の市役所があるわけでありますから、それをどこに移転なり、あるいはその辺の整備をした新庁舎の構想が固まっていくかはわかりませんが、そういうことをいろいろと考えるわけであります。ですから、総合的にぜひ物事を考えてこのまちづくりを進めていただきたい。道路は道路だけでは決してないと、こういうことを強調して理解をしていただきたいと思います。

 先ほど景観のことがありましたが、新幹線周辺だけが景観の美しい町並み形成が大事だということでは決してないのであって、宇奈月町でもそうだし、黒部の三日市の真ん中でも美しい町並みをつくらないことにはにぎわいはできませんよ、人が集まってこないわけですから。そういうふうなことを考えるとみんな関連していますから、ぜひそういう縦割りの個々の事業、ハード事業だという考えでない考えでやっていただきたいということを強調しておきたいと思います。

 それで、1つはそのように考えていきますと、三日市の、今は、この前の通り、大町というのか私はよく知らないんですが、大町通りなのですかね、街路整備。この三日市新光寺線と言うらしいですけれども、これは道路整備としてやってほしいとは全然思わないんですが、あるいは都市計画道路でも何でもいいんですが、やはり古い歴史の感じられるような黒部市内の場所といえば、やっぱり三日市と言わざるを得ないとすると、その真ん中ですから、そこの道路整備と、それから街路の整備か、あるいは商店、にぎわいのある、商店だけでにぎわうわけでは決してないんですけれども、にぎわいの中心になる商とすると、今のはやりの中心市街地、中心商店街の振興となるんですが、これまでの商店街振興ということでなくて、新しいまちづくりをする、そういう事業を名前を挙げておいていただかないと、10年間何もしないということになるのではいけないと。

 必ず市役所、新庁舎絡みで何か検討しながらやっていかなきゃいかんわけですから、どこに加えるのがいいかわかりませんが、例えば都市計画道路整備の推進のここに三日市新光寺線、三日市大町地内と書けばいいのかわかりませんが、単に道路の整備のことを私は提案しておるつもりはありません。しかし、黒部市の中心のまちのその真ん中のまちづくりという点では、庁舎建設の議論で必ず必要になる議論だと思いますから、加えていただければと思います。

 

部会長

 どうもありがとうございました。

 第1点目の計画を10年間やってしまうと、時代の変化に対応できないんじゃないかということをしていくと、この大町通りの、一言で言えばなぜ270メーターだけが残るのかという、その理由ですね。ご説明願えれば。

 

事務局

 1点目ですか。

 

部会長

 1点目と2点目と2つの点。

 

事務局

 部会長が1点目と申されたことにつきましては、■■委員さんから再三お聞かせをいただいておりますし、再三こちらも申し上げておりますのは、決して今この計画をつくった後、時代の流れ、状況が変化した場合に、この計画に盛り込んだことしかやらないという考えはいたしておりません。当然国の政策なりが変わる場合もありましょうし、時代の流れもいろんな状況の変化が出てまいろうかと思います。そういう場合には柔軟に対応していきたいというふうには考えておりますし、そういうふうに取り組んでいきたいと思っております。

 ただ、1点、そうかといって何でもありだよと。今の段階で、その状況変化とかがわからない段階で何でもありだよという、現時点で総花的なことにもしたくないということが一方であるわけでありまして、したがって、今の段階で想定するものをとらえてこの計画をつくるということだけはご理解をいただきたいというふうに思っております。

 2点目は変わります。

 

事務局

 2点目でございますけれども、三日市新光寺線のこれまでなぜこれだけ残ってしまったのかというのは、ちょっと私、具体的なことは聞いておりませんけれども、ここの整備をするに当たりましては、やはり通常幹線道路というのは黒部市幹線道路整備計画というものがございまして、それにのっとって進めていくわけなんですが、現在のところ、まずは新駅中新線、いわゆる背骨道路、それから一姫通りの続きといいますか、前沢植木線、これは当然市街地から先ほど言った背骨道路へ通じるアクセス道路ということで、非常に重要な道路かと考えております。当面はこちらのほうを進めていきたいというふうに思っております。

 そういうことでありまして、この三日市新光寺線につきましては、これは県道本野三日市とも重用しているという路線でありまして、当面は、先ほど言った2路線、新幹線関連事業といいますか、そちらのほうの進捗ぐあい、あるいは先ほど出ました新市の庁舎問題等も絡めながらになってくるのかと思いますけれども、そういうものの進捗ぐあいを見ながら、早い機会の整備を進めていけるよう県さんとも協議をしながら検討していきたいなと思っております。

 

部会長

 この10年以内に考えておると。

 

事務局

 今課長のほうからありましたけれども、一応まとめとちょっと訂正とをお願いしたいと思います。

 今ほど■■さんが提言されたこの路線につきましては、これは私どもが悪いのでございまして、忘れていたというか、まさに担当課を含めましてほんとうにお恥ずかしい話でございます。先ほどから新幹線、駅周の話も出ております。これから新幹線、当然駅ができればあそこに新たなまちが発生するであろうということで、当時委員長ともお話を市長ともしておりました。ただ、新たなまちをそこに行政が入ってつくるということは、皆さんご存じのように、まちづくり三法という法律が見直されました。このまちづくり三法というのは、要は都市計画法、大店立地法、中心市街地活性化法の3つを総称してそういった法律になるんですが、そこで、ただ行政が入って、また新幹線の駅のそういったものに頼らなくても、新幹線の課長が言いましたように、今、地区計画を立てて第三セクターというか、民間業者の方が結構地元に入っておられるやに聞いております。当然、速やかに規制をかけて、ある程度の、私らが手がけなくても、伝統なり、そういった商業・業務ゾーンにはある程度のまちが形成されるんじゃないかなというふうに思っています。

 それと、じゃ、先ほど言いましたまちづくり三法、郊外大型店舗ができて、やはり既成市街地がもう衰退化していると。それをまさに何とかしようという法律でございまして、先ほど■■さんがおっしゃいましたように、まさにこの路線、先ほど市役所云々というお話もございました。三日市振興会のほうから市のほうに旧三日市小学校跡地を役所にというような要望もなされております。なるかならないかは別といたしましても、当該路線につきましてはまさに重要路線だと認識しております。

 そういった中で、先ほどから■■さんがおっしゃいますように、私もやはり道路整備だけじゃなくて、もし万が一役所がそこへ来れば、やはりある程度のまちづくりも必要じゃないかなという思いではおります。ですから、地元の若い人たちがこの道路に関して勉強会を数年前からやっておられます。そちらの席に私も何度か入らせていただきましたが、彼らが今考えておるのは道路だけのことを考えておられます。それでは私はだめだと思っています。だから、■■さんがおっしゃったように、これから既成市街地を何とかしていかなければならないという思いもあります。そういった中では、確かに今の路線は重要であるという認識をしておりますので、ここに仮称としては挙がっておりませんが、ただ、これから地元の皆さんと慎重に後悔のないまちづくりをつくっていくためにはやはり時間が必要だと私は思っております。

 そういった意味で、箇所づけだけを、これは私のほうから事務局にもお願いしたいんですが、何とか路線名を挙げていただけないかなという思いでおります。ただ、先ほど課長からもお話がありました。一応底地が県道なものですから、沓掛魚津線という県道の名称を持っております。したがいまして、今日は○○所長さんもおられますので、そういった観点をちょっと確認の意味でほんとうは私らも行政としては挙げさせていただきたい思いでおりますが、そこらあたり、ちょっとご意見を聞かせていただければと思います。

 

事務局

 この路線につきましては、本野三日市、あるいは県道にもなっておるわけですが、基本的には、やはり今■■委員が言われたような地元のまちづくりに関連してどう整備するかというのが非常に重要なお話なので、これまでの道路の整備の仕方ではだめですよというようなこともありますから、新庁舎の絡みがございましょうから、現在のところ、道路整備はある程度市の要望を兼ねて、そういったものの優先順位から実現可能性のあるものを、多分これは財政負担の裏づけもあるということで載せておるわけでございまして、今のお話につきましては、これまでそういう具体的なお話はなかったということで検討はされておるということでしょうけれども、ですから、ある程度市庁舎と検討時期を置いて、ある程度新幹線のめどが立ったということで何か事業名にされるのであれば可能かなという感じはしますけれども。具体的にいつから事業年度が始まりますよということを書けと言われても、ちょっと難しいのかなという感じはするんですが。

 

部会長

 そうすると、事業年度は未定ということ大丈夫ですか。■■委員、そういうことでよろしいでしょうか。

 

委員

 実務的にそのようなことでよろしいのではないでしょうか。慌ててまちを、あるいは慌てて道路をつくってもどうせろくなものにならないんですよ。まちづくりを全体としてやらない、伴っていない、あるいは住民、商店の経営者方が立派なものをおれたちの手でもつくろうという、そういう風がそこに蔓延しないでつくった道路は、必ずもう人が通らない道路になってしまうんですよ。だから、この10年間にできなくても、私はその10年間をかけて、一生懸命そういうふうに地元の人たち自身が勉強して勉強して苦しんで苦しんでどう商売の入れ物をつくっていこうかというと、何かにぎやかなものになるような箱物をそこにお願いするかとか、とにかく考えて出さないことには、考えてから考えてからつくらないと、道路をつくりました、その横に配置してくださいと、これでは全然だめなことはもう明らかです。はっきりしている。

 だから、数年前に一緒にドイツのまちを視察しましたが、市が教会の周りの再生をしようというときに、そこにある建屋を市民から募集をして、あなた、この商売をやるならそこに入居しなさい、そのかわり家賃は安くしてあげますということを行政がリードしてやっているぐらいなんですね。そういうふうにしないと、そういう教会の周り、あるいは黒部でいえば市役所の周辺のにぎわいというのは取り戻せない。だから、地権者である店をやっておられる人たち、店をやる気も大してないのに投資もしないでしょう。それで、なおかつおれの地面だといってそこにおられるのではもうだめです。もう衰退しかない。それははっきりしているんです。

 だから、その辺の予算がつくから道路をつくるとかというのではなくて、予算がつこうとつくまいとそういう検討、勉強会を地元の人たちに一生懸命してもらって、それが10年かかるだろうと私は思いますが、ちゃんとした報告を上げてこなければそういう勉強も進まないでしょうと。こういうことで、立派な黒部市の中核の三日市に将来なっていけばいいなと思っております。新しいまち、道にする必要はないので、古いものをつくり変えるような、古いまちの復元というのでもいいのではないかとさえ思っています。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ほかにご意見はございませんでしょうか。

 

委員

 20ページの道路整備のことで、名称変更になりましたね。黒部宇奈月縦貫道路、今この辺を変更されたんですが、これを読んで、最初問題になったようなことが検討されたのかどうか。というのは、この下の都市計画道路に、新駅中新線の整備ということで8号線から8号バイパスまでの区間が載っておるわけですね。これは縦貫道路の中で含まれておるとは思うんですが、これを別にすれば問題がないのかどうか。その辺、名称変更とどうなっているのか、お聞かせ願えればと思いますが。

 

事務局

 名称道路の変更の名前につきましては、一応まだ決まっておりません。それで、一応仮称ということで書かせていただいております。今後につきましては、県さんと研究会等のものを担当者レベルで立ち上げていきまして、いわゆる工事の手法なり、そういったことを研究しながら会なりを立ち上げていきたいなということで考えております。その中には、先ほど言いましたように、新駅中新線の整備ということで縦貫道路の中でも含まれておりますし、そういったもろもろを全体的に見据えまして今後研究を重ねていきたいというふうに考えております。そういうことでよろしいでしょうか。

 

事務局

 この辺の名前につきましては、まだ先ほど言われたようにこれで決まったというわけではございませんで、県の内部でももう少し検討させていただきたいと思います。

 それと、そういったこともございまして、先ほど主要地方道の整備促進を県道等というふうにちょっと直していただきたいなという、「等」をつけたのもその事業主体の関係もございまして、例えば湾岸道路計画の検討というのも未定としておりますけれども、湾岸道路につきましても、非常に海岸沿いを通る道路もございますので、そういった場合は果たして県道そのものでできるのか、そうでない別のもあるのかといったこともございまして、この辺の表現もまたそういったことで少し訂正の余地を残させていただきたいというふうに思います。

 

委員

 そうしますと、この都市計画道路の部分もこれはやっぱり当然中に含まれるわけでしょう。というのは、STEP3のほうでは事業主体というんですか、県と市で、市が主体になっておるわけですね。だから、これの中に含まれるという考え方ではだめなんですか。それまで市がやるというような。

 

事務局

 当然全体の中の現でございますので、県、市というところで行ってまいります。

 

部会長

 よろしいですか。現は全部入っていると。

 

委員

 大変勉強しないとわかりにくいですが、道路がたくさんあって、ここをどういうふうにとるかはわからんと出ておるわけなんですが、できたら黒部市内の適当な地図を中身に入れていただいて、どの道路が話題になっておるか、全体の位置づけとかそういうものを見ながらお話を聞きたいと思うので、できたら地図を入れてください。県道。何かその辺はわからず進むようですが、もしできたら図面を1枚。ついでに新幹線の場所の計画図、前にありましたけど、あれもあれが1枚。それから、どこまでがどのように希望が決まったのかということを確認する意味でも、前回はこういう問題でこういう疑問があって、それがどういうふうに解決されたかということを見ながら了解していくという方法をとらせていただきたいと思います。

 

部会長

 今のご意見について、よろしいですか。各資料配付というよりも、大きくここで何か示していただいて、今はここまで、将来的にはこういう形の道路になるよとか、そういう説明ですね。

 

委員

 そうそう。だから、今の計画と将来の姿。将来はなかなか難しいんだけど。

 

部会長

 いや、それが大事だと思いますね。ヨーロッパのようにアウトバーンをつくり、旧市街地には大きい道を入れない。そして、そこには駐車場を置いて人を歩かせるということで中心市街地の活性化がなされていまして、そういう基本的な考え方もほんとうに長期計画でおそらくなされているはずですから、そういうのも見たいということでありますね。いかがですか。

 

事務局

 できるだけ努力をさせていただきます。

 

部会長

 ありがとうございます。

 しかし、部会はこれでもう一回ありますか。もう一回ある、そのときに。

 そのほか。なければSTEP3のほうに。

 

委員

 意見ではないんですけど、確認しておきたいんですけど、手前みそだものだからちょっと発言するのもはばかられることだったので言いにくかったんですけど、ちょっと確認しておきたいんだけど、20ページの一番最後なんですけど、これに道路の電線類地中化の推進ということで、宇奈月本線電線共同溝整備とあるわけですが、「(宇奈月温泉)」とあるんですけど、これらはどこを指しているのかちょっとお尋ねしたかったんですよ。というのは、なぜかといいますと、今、温泉街、3区と4区が全部整備されたわけですよ、これが。5区はまだ整備されていないわけですよね。そういうものですから、ちょっと自分のところを言うのも申しわけなくて、言おうか言わまいかすごく迷っていたんですけど、これが5区のことを指しているのかどうか、ちょっと確認しておきたかったものですから、まことに申しわけないですけど、ひとつ。

 

事務局

 平成18年度におきまして、いわゆる足湯がございます。そこの区間、約100メーターほどですか、それを施行させていただきました。今年度につきましては、いわゆる延対寺ですか、延対寺からいわゆるニューオータニの付近のところまでの部分を整備したいと。あと残りにつきましては、県道の取りつけまでということで考えております。全体的には市道の宇奈月本線という市道面がございまして、その上をやりたいということでございます。

 

委員

 そうしますと、この20年度って、ここではやってもらえるわけですよね。

 

部会長

 完全に入っていますね。僕が言っているのはわかりますよね。延楽さんの前も入っていますよね。

 そういうことですので、じゃ、STEP3のほうの説明に入らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

事務局

 それでは、STEP3をごらんいただきたいと思います。当第3部会に関係するところは12ページからになります。お開きいただきたいと思います。

・・・説明省略・・・

 以上でございます。

 

部会長

 ありがとうございました。

 数値を中心にということでありますが、それ以外のところでも修正すべきところがあればご意見をお願いしたいと思います。STEP2と完全に重なっているわけでありまして、そして目標値がここに新たに加わってきたということであります。

 それでは、時間もあまりありませんので、3―@の北陸新幹線の整備につきまして、この中からひとつ議論を始めていきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。

 私からやらせていただきますが、施策中分類の新駅周辺整備事業ということで、それぞれ広域観光ネットワーク云々を含めて、これは市長が第1次目の新幹線のワークショップのリーダーをやっておられて、まち協が、濱田さんではありませんが、身内からのことを言うのはちょっと差し控えなければならんのかもしれませんが、まち協もいろいろと新幹線の場合は携わってきて、今もワンコインということで携わってきておるわけでありまして、どこかやっぱり名称を入れていただくとありがたいなというふうに思っているところであります。よろしくお願いしたいと思います。私ごとで申しわけありませんでした。

 いかがでしょうか。それでは、数値目標はわかりやすく1,000人単位ということにもなっておるようでありまして、こういう形で、開通は今のところ27年ですね。その後2年間で、2年後に100%整備ということになるわけですね。

 特段なければ、3―Aの道路整備のほうに移りたいと思います。

 

委員

 26年でしょう。新幹線開通は26年。

 

部会長

 新幹線開業は27。

 

事務局

 26年末です。

 

部会長

 26年末ですね。ひょっとして25にもなるかもしれんというのがありますが。

 

事務局

 26年度末です。

 

部会長

 26年度末ですね。

 

委員

 これはちょっとわかりませんが、これは目標値で距離がありますね、キロメートル。これの最終的な目標値は幾らということになるのかわからんのでしょう。100キロなら100キロあって、これまでにやると、これだけやるというようなことではないんですね。道路整備だって、この道路は何キロあって、これまでにこれだけやるというような、ほかのところはパーセントで出ておるからいいんですけど、実際には幾らあるのかという、距離がある程度になると、幾らでこれだけやらなあかんというのがわからんわけですから、その辺、このあらわし方でいいんですかね。

 

事務局

 委員さんおっしゃるとおりでありまして、今日は5つ目の部会ということになるわけでありますけれども、そんな意見もいただいております。要するにパーセントであらわしたものとキロメートルとか数値であらわしたものがあるわけであります。指標によってはいわゆる100%の数値というものが現時点で想定できるものもあれば、そうでもないものもあるということでありまして、到達点が明確なものはパーセントであらわしたほうがわかりやすいのではないかと。到達点が例えば年々少しずつ増えていくとかいろんなこと、要素があるわけですけれども、今の段階の到達点が限定できないものはこれは数値であらわしていこうという考えで、そういう意味では指標ごとにまちまちになっておるわけですけれども、中身によってそれぞれ判断をしておるというふうにお考えいただきたいと思います。

 

委員

 わかりました。

 

部会長

 ほかにございませんか。

 

委員

 既設の黒部駅、電鉄黒部駅の目標値、これは確かに増える方向で書かれていまして、新幹線の新駅ができれば私鉄と乗り入れということで増える要素というのは十分想定できるんですけれども、開業前の24年でも増えているように設定されていますけど、それの根拠というか、どういった形でこれだけ増やすような施策、どういった施策でこういうふうに平成24年の時点で増えるようなことを想定されたのか、教えていただければと思います。

 

事務局

 それについては、資料をいただきまして、それで見ると16年から17年にかけても日に直して1日十四、五人程度来られます。それと、17年から18年にかけても15人程度。それまでは、16年までは下がっていたんですけれども、16年から上がる傾向にあるものですから、今のパーク・アンド・ライドとか、先ほど部会長が言われましたようにガソリンの高騰とかもあるのかなと。それと、今言われましたように、新幹線の開業で1日2,700名を予定しておりますので、こういうふうに書かせていただきました。

 

部会長

 黒部駅の裏というか、表というか、8号線バイパス、先ほどの8号線バイパスからのアクセスができて、そこに駐車場が、さらに大きな無料駐車場なんかができると、さらに利用者が増えるんじゃないかなと。この数値はちょっと低目過ぎるかなという気はするんですがね。

 それで、道路整備のほうも皆さんよろしいでしょうか。

 それでは、3―B市街地・住宅の整備、これにつきましてお願いしたいと思います。

 私から1つ、指標Aの用途地域内の宅地面積が増えていくよという形に書いてあるんですが、人口減少時代に入って、去年から減少し出して、年間全国で五、六十万人の人口が毎年減っていくよという中で、あるいはコンパクトなまちづくりを推進していかなければならんという中で増やしていくという形は、庭なんかを持ち、それぞれの1戸の面積を余計に見たということなんでしょうか。それとも、どういうことなんでしょうか。

 

事務局

 先ほどの話に出ました民間宅地開発という形の中で、昨年なんですが、電鉄黒部の裏といいますか、あそこのほうで少し大きな開発があったと。それと、牧野のほうでもございました。本来そこの用途につきましては住宅地ということになっておるんですが、旧来どおりの田というような形になっておりますので、望むべき姿に持っていきたいなというふうに思っておるんです。今後も、先ほど言った助成制度を利用して、そういうところへ誘導していきたいというふうに思っております。

 

部会長

 なかなか難しい問題ですが、ほかにご意見はございませんか。

 

委員

 ちょっと戻っていいですか。

 

部会長

 はい、戻っても結構です。

 

委員

 さっき指標で電鉄黒部駅とありましたけど、JR黒部駅の乗降客というのはこの指標にはなくていいのかなと。それはどういう考え方なんでしょうか。これからも新幹線が開通したら、新幹線新駅の利用客数とかJR現黒部駅、あるいは生地駅を含むか、その利用客数とか電鉄黒部駅の利用客数というのは非常に大切な数字だといつも思っているものですから。

 

部会長

 済みません。先ほど私もちょっとJR黒部駅と電鉄黒部駅とごっちゃにしていまして申しわけありません。お答えください。

 

事務局

 私もあれなんですけれども、JRの駅になりますと、例えば新幹線を開業して新幹線のほうへ流れる場合も出てきますし、その辺がなかなかつかみにくいので電鉄の黒部駅ということにさせていただいております。三セクになった場合にどういうふうに人が流れるかと、その辺もちょっと今の段階でつかみかねますので。

 

委員

 そうですね。どうでしょうか。電鉄黒部駅、地鉄さんには悪いですけれども、あまり乗らないんですけどね。電鉄黒部駅、これは先ほどの議論が大分沸騰していました未定という現JR黒部駅とこの電鉄黒部駅をつなぐ非常に大切な黒部短絡線というんですか、これの事業化、これについては先ほど苦しい胸のうちというお話がありましたが、これは未定とあってもぜひにも実現すべき項目であると私も信じておるわけでありますけれども、これらの場合の公共交通機関利用者の数という点では、電鉄黒部駅がいいのか、やっぱりJR黒部駅がいいのか、ちょっと理解できませんね。

 

部会長

 この辺は少し整合性をとってもらうということをしないとだめかもしれませんね。

 

委員

 いや、両方を見ておるなら両方とも必要で。

 

事務局

 済みません。それにつきましてちょっと内部で協議させていただきます。ちょっと即答しかねますので、よろしくお願いします。

 

部会長

 よろしくお願いいたします。

 それでは、ほかの皆さん方から、どうぞ。

 

委員

 ちょっとしつこいようですが、この目標値を入れて設定施策を決められるのかな。その場合に、仮に目標値が順調に伸びればいいんですが、もし伸びなかったら何か対象にされるんですか。目標値は、意味はそれこそ、その辺をあえて道路なんかは全長進めたいという感じなんですが、その今問題になった乗客の人数とか、そういうものは非常に影響があるのか。

 

部会長

 よろしくお願いいたします。

 

事務局

 まず、目標値、当然現在ここに掲げておる目標値を目指して行政はあらゆる手だてを講じていくということであります。ただ、例えば10年後の目標値ということは変わらないかということではありません。これは現在前期基本計画ということでありまして、後期計画はまた再度検討されるということであります。あまりにも目標値と現況数値がものすごくかけ離れる。あるいは、その間いろんな個別事業等施策をもちろん講じていくわけですが、現在やっている施策でいいのかどうなのか。もっとほかの施策が考えられないのかというふうな検討も含めて、目標値の設定というものを今後もやっていきたいというふうに思っております。いわゆる変更も後期あたりではあり得るということであります。

 

部会長

 5年後には見直すということになりますね。そういうことでよろしくお願いします。

 それでは、3―Cの水道施設の整備はいかがでしょうか。あるいは下水道の整備等につきまして。

 下水道については前回の部会で説明をしていただきまして、実にわかりやすい説明をしていただいたわけですが、そういう点では、黒部市、旧黒部の場合は地域全体に下水道の整備をしてしまうという計画でありました。そして、かつ私が住んでいる生地のほうは3倍かかっていると。3倍かかっていて、そのほかの地域を開発することによって安く提供することができたんだということで、非常に生地人間としては頭の下がる思いがいたしたわけですが。

 ただ、まちをつくるという中では、そういう1坪当たりのコストを下げるということが重要なのか。あるいは、そうじゃなくてコンパクトなまちをつくるためには下水道の整備で誘導していく。若干1坪当たりの負担が高くなっても、そういう点ではそういう誘導も必要なのかなというふうには実は終わってから思った次第なわけです。そういうことで、皆さん方。

 

委員

 今の部会長のお話は、非常に基本的なことに立ち戻った、この具体的なここの審議から立ち戻った感じがありますけれども、その辺はやっぱりどうあれ4万3,000の人を預かる市の行政当局としてしっかりと考えて、なかなか明確に方針を打ち出すということは難しいかもしれませんけれども、これまで住んできておられる人たちのすべての住まいをその場所でちゃんと保障してあげますというのか、あるいは経済効率からいっても、もう行政はそこまで面倒は見てあげられませんから山をおりてくださいとか、浜からちょっと平野のほうへ出てくださいとかというふうな誘導というのはこれからの時代はあり得るのではないかなと私は思っております。

 それが、コンパクトシティーということについての考えが、これは中央からも出てきて県も打ち出しているか、富山市内が一番しっかりと打ち出しているように新聞から見る限りは見えるのですけれども、コンパクトシティーというのは行政の、あるいは国、県、市のお金がこれ以上そういうところに、全部に均等にばらまくことができなくなったからだという面があるようにも思いますけれども、しかし、住みやすいまち、村をつくっていこうじゃないかという方向とすれば、お金がなくなったからそういう理屈をつけたというふうに解釈し過ぎるとよくない。やっぱりみんなが住みやすいということの社会づくりということを願っての話だろうと、理屈、考え方だろうと思うんですね。

 ですから、やっぱり黒部市はがけと山が多く、実は一昨年嘉例沢の公園を見に行ったんですね。あそこに文化財のようなもの、大きい地蔵さんの巨大な石がある。あんなすばらしいものがあると初めて見たんですが、ああいうところに集落があって、ずっとそこに上水、下水、電気ということにこれからの時代はなるのかといったら、そうではないだろう、仕方がないなと、こういう思いがしましたね。生地についても、あるいはそういうことも言えるのかもしれません。コンパクトシティーということをこれからの行政の中でどう黒部市として考えていくかというのは大きい1つのテーマじゃないかなと思います。

 

部会長

 どうもありがとうございました。

 

委員

 ちょっと確認ですけど、上水道の現在の現況は56%ですか。これを29年度に70%にすると。これの普及率、この低い理由というのは、原因というのは何になるんですかね。というのは、自分で井戸を持っておられるとか、そういうことで低くなっているのか。これは果たしてそういうふうな普及率を上げられるのかどうか。それを上げるようにしなければならないわけですけど、その辺を言っているんでしょうかね。

 

事務局

 ご質問の件でございますが、お話がありましたように、黒部というのは名水の里ということで非常に水が豊かということで、生地地区を中心にやはり井戸を持っておいでの方もたくさんおられます。それ以外に上水道のエリアの中では、現在では約40地区の簡易水道組合がございます。これらの組合についても、上水道のほうに統合していただけるようにいろいろ啓蒙普及は行っておるわけですが、一番ネックとなっておりますのはやはり料金的な面が多うございます。地区簡易水道におきましては、そういう水が豊か、安価で供給しておられるということが一番ネックになりまして、上水道の料金格差、そういったことが一番今の時点ではネックではなかろうかというふうに思っておりますが、現在市内には約40ぐらいの地区で運営しておられる組合があると。そこについては上水と料金格差が非常に大きいということと、もう一点につきましては、やはり上水道の整備事業相当額の経費もかかるということで、一度に全部それらの整備もできないということがございます。

 上水道については、ここで表に示しておるような数字で計画を組んで努力しておるわけでございますが、余談でございますが、これ以外に、上水道のエリア以外、先ほど委員さんのお話でありましたように、嘉例沢とか、田籾地区であるとか、東布施地区であるとか、そういったところを中心に上水道エリア外でも地区のそういう水道の経営がなされておるところもあります。幾つか要件はございますが、一番大きなのはやはり料金格差がネックではなかろうかというふうに思っております。

 

部会長

 当初から下がった経緯は、これはどういうところに、そういう今言われた理由が、90%から70%というのは下がっていますが、そういう理由でいいんでしょうか。

 

事務局

 普及率の数字の訂正といいますか、これについてでございますが、昨年度に合併によりまして数字のとらまえ方といいますか、これのシステムが変更になりました。これまでにつきましては、市内の人口と世帯数によりまして、1世帯当たり平均何人ということで世帯数からカウントして普及率を出しておったわけでございますが、これが少子化というか核家族化といいますか、そういうことでシステムで正確に把握、精査いたしましたところ、こういう数字に変更になったということでご理解をお願いしたいと思います。

 

部会長

 ありがとうございました。

 それでは、時間も迫ってきておりますが、3―Eと3―Fについて皆さんにご意見を求めたいと思います。いかがでしょうか。

 私のほうからまずさせていただきますが、3―Fの施策中分類、個別事業の中の地域ICT基盤の利活用の研究ということで、これについては市も取り組むということでよろしいんでしょうか。一応まち協で一回取り組もうとして市のほうに提出をしたわけですが、それを却下された経緯がございますので、これにつきましては今後とも市が中心になって立ち上げようとしているのか。その他というふうに書いてありますので、その辺を少しお聞かせ願えればと思います。

 

事務局

 市が主体になるという意味合いではございません。いろんな団体とか、いろんなところで市も交えて研究あるいは検討を進めてまいりたいという考え方でございます。

 

部会長

 ということは、まち協が主体ということですか。

 

事務局

 必ずしもまち協さんだけということではなしと。

 

部会長

 なかなか経費がかかる、あるいは管理費がかかるということで、この黒部市ではちょっと無理なのかなということのお話もあったわけでありまして、そういう点では、2番目の超高速ブロードバンドサービスのその中でそういうものを構築すると言ったほうが逆に言うとわかりやすいのかなというような気もいたしますが、これは時代とともにすぐ変わっていきますので、もしやった場合は検討していただきたいと思います。

 特になければ、時間が迫っておりますので、ここで総括で先ほどのもとに戻って、基本構想の私どもの関連するところ、先ほどページ数を言われましたが、今までの議論を踏まえて基本構想中間報告の中の修正すべきところがあるかどうか、皆さんのご意見を賜りたいというふうに思います。済みませんが、ページ数をちょっと提示してください。

 

事務局

 35、36であります。37にも1本だけございます。

 

部会長

 35ページは公共下水道事業の推進、これについてはよろしいと思いますが、36につきまして都市基盤の整備ということでここに入っておりますが、これは先ほどの県の主要地方道というところを県道などということで、その修正だけでよろしいでしょうか。

 あとは、37ページの下のほうの電子自治体の推進ということでございます。

 特に意見がなければ、それぞれ最後に総括として、皆さんそれぞれ一言ずつ何か意見をいただければありがたいかなというふうに思っておりますので、まず、濱田委員さんからいかがでしょうか。何か総合的に全体としてで結構でございます。

 

委員

 全体としまして、今、健康といいますか、医療関係といいますか、そういった面で医師の不足というのが騒がれておるんですけど、そういう面で市民病院さんにおかれましては、そういった医師の確保というのは万全を期しておると思うんですけど、特に小児科と産婦人科の医師が不足していると聞いているんですけど、その点につきまして何か具体的な対策を講じておられるのかどうか、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。

 

部会長

 まるっきりこの部会とは違いますが、いいですか。医師対策、ないですね。済みません、それは後日ということで。

 ▽▽さん、簡単にひとつ。▽▽さんからは初回からすばらしいご意見をいただいておるわけですが、ぜひともよろしくお願いします。

 

委員

 ここに直接関係あるかどうかということでちょっとあれなんですけど、例えば安全・安心のまちづくりというところで保健事業の充実だとか福祉環境の整備というのはわかるんですけれども、先ほど地震というような問題とか災害とかということに対する安心・安全ということの対策が基盤ということからどういうふうな位置づけになっているかということがずっと見ていて出てこなかったので、そこら辺はどういうふうになっているか。安心・安全は必ずしも体のことだけではなくて、災害から守るということもありますし、災害が一たび起きたときにどういう情報でもって誘導なり、それから危険から回避するというような形をどういうふうにつくり出していくかというようなことがちょっと気になっております。

 

部会長

 それは項目のどこに当てはまりますか。

 

事務局

 今のお話で、特に防災という観点だったかと思います。それについては39ページのほうのところで、消防施設とかあるいは自主防災とかいうところで協議がされております。

 

部会長

 一番最後のところですね。ここで言葉は少ないですけれども、ほんとうはきちっとしていかなければならないところですね。ありがとうございます。

 

委員

 もうちょっと体的になったらいいなと思いますね、最近。

 

部会長

 そうですね。

 じゃ、△△委員さん。

 

委員

 この第3部会では、新幹線のこと、新庁舎、古いし、早くアピールして決めてやって、投資がかからないようにコストダウンに向けて皆さんが一生懸命、そういうところはちょっと難しいんですが、黒部市が発展するための基盤を早く明確にしていただきたいと思います。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ■○専門委員さん、よろしくお願いします。

 

委員

 今日、■○が急用で、かわりに私が参りました。先ほどから新幹線整備に伴う公共交通のあり方のところで、黒部の新駅ですとか、実際どうするかという具体的なことはまだ進められていません。今日も話し合う予定でおります。

 

部会長

 ○○専門委員さん、お願いします。

 

委員

 今ほど▽▽委員さんのほうの防災関係につきましては、STEP2のほうを見ましたら、消防・防災体制の充実という中に防災対策事業、災害に対する意識啓発活動の推進というふうなところで、指定避難場所標識の整備とか、あるいは洪水ハザードマップの改訂とか、こういったことが書いてございますので、これに関連するのかなというふうに、この中で河川等のそういう洪水ハザードマップ、あるいは砂防関係の土砂災害の危険区域といったことも含まれるんじゃないかと読みました。

 それから、私のほうはどちらかというと道路整備の関係が多かったわけですけれども、やはり一番核となるのはこの縦貫道路、名称がまだ正式には市さんのほうと協議して決めていきたいと思います。これもやはり核になるんじゃないかと思います。

 それから、三日市新光寺線、■■委員のほうからも相談がございましたことにつきましても、非常に地域の人たちがどういうふうにまちづくりを考えていくのか。あるいは、古いものをどう生かしていくのかと。そうではなくて全く新しいものに変えていくのかどうか。あるいは、市の庁舎、そういったものとの関連というふうにやっていくのかということを研究されていくということなので、そういったことについてはいいのではないかというふうに思いました。大体、まだありますが、以上で。

 

部会長

 ありがとうございました。

 ■■委員さん。

 

委員

 まず、膨大なこれだけの資料をよくやられたものだなとびっくり驚いておるわけです。まずはやっぱり事務局というか、市役所内の皆さんが大変な努力をされておられることにまず敬意を表したいと、ほんとうに心からそう思いました。

 それと、2番目が、この間から地震があったものですから、急に防災の意識を私自身も持ち始めましたが、やっぱり海岸線にかなり住民が黒部市の場合はおられるわけですから、津波のことを考えるともっと、意識を啓蒙すると書いてありますけど、啓蒙しながら行政のほうで体制をとられるということ、あるいは住民を含めて訓練を日ごろからするというふうなことがほんとうに身近なこと、必要なこととして最近感じられると、こういうことですね。

 それから、私はむしろ産業の振興のほうの部会をやりたかったので意見はいっぱいあるのですが、意にたがわず新幹線、もともとちょっとさわっていました新幹線、道路のほうになってしまいましたが、どちらにしても、産業の振興にしても、こういう道路等々の整備にしても、すべては黒部のまちづくりをどうしていくかというところにすべてが集約されてくるように思いますので、どの部会でもみんな同じだなというふうな実感を持っておりますので、ぜひ単発的なハードをどうするというだけの考えの予算を使うことはやめていただきたいと。ハードとソフトを常に連携してすべての事業を進めていただく、そんなことを基本にしていただけたらいいなと。大体それだけでございます。

 

部会長

 ◇○委員さん。

 

委員

 簡単に申し上げますが、先ほど言えばよかったんですが、黒部宇奈月の縦貫道路、これは新駅から下のほうはちょっと時間がかかるとすれば、新駅から宇奈月へ向けてひとつ整備していただきたいということをお願いしておきたいと思います。

 それと、いろいろ今の地震の関係も出ておりますが、耐震等につきましては、旧の宇奈月小学校のほうは災害時の避難場所になっておりますので、前から言っておるんですが、これは耐震設備などしておりません。それで、避難場所がそういう危ないところにあるのはおかしいので、ひとつ早急にまた対策をしていただきたいと、かように要望しておきます。

 

部会長

 ありがとうございました。

 

委員

 前回からほんとうに膨大な資料をまとめられていて、大分わかりやすくというか、イメージできやすくなったのではないかなというふうに思います。この目標値ということで5年スパンで立てられているところ、10年後きちっと目標を立てられることはなかなか難しいとは思います。先ほども途中で見直しとか、5年後に再度設定とかという話もございました。いろんな情勢がどんどん変わっていきますので、あくまでも目標は達成できない可能性はあると思いますけれども、やはり立てたからには最低限5年という、この平成24年の目標値がまず達成できるように、特にこの審議会の委員というよりは行政の皆さんにぜひとも期待したいと。その時点でも、いろんな行政状態で、社会環境のほうで達成できていないところもあるとは思いますけど、それはまた次の5年間でどういうふうに持っていくかというようなことも、またその辺を検討いただくような体制もぜひともお願いしたい。全体的にはほんとうにまとまりが、この部会の分、入るべきものは入っているというような格好になっているんじゃないかというふうに思います。

 

部会長

 どうも皆さんありがとうございました。

 最後に私が言わせていただきますが、ほんとうにすばらしい計画案でありまして、ほんとうに心から敬意と感謝を申し上げたいというふうに思います。

 そして、私ども一昨年ですか、NHKが入る前に実際に現場を見てきまして、地震、津波のすごさというか、そういうものを体験させていただいたわけでありまして、帰ってきてから市会議員の先生方なんかにも、海岸線にはタスカルタワー、大体10メーターぐらいで全国に何カ所かもうできつつあるんですが、そういうタワーをぜひともつくるべきだということでお願いした経緯があるんです。ほんとうに地震は、ヤシの木に登って助かった方々の話なんかも聞けたり、実は非常に大きなまちが崩壊したままでありまして、そういうことで防災という意味では大変そういうところは重要なんじゃないかなというふうに思います。

 それと、本来最後に私ごとを言っていいのかどうかちょっと迷っているところでございますが、実はSTEP2のところの14ページにまちづくり協議会の活動支援、これは全部赤線を引いてあるわけでありまして、これは商業の団体じゃないよということで赤線を引かれたということでありますが、まちづくり協議会というのは、僕はどっちかというと商業の活性化をするそういう団体であろうかなと。違った切り口のそういう意味では切り込み方をしている。まちのにぎわいを創出することによってそこに商が成り立つ。そのために、まちのにぎわいをするにはどういうことをすべきかということでいろんな議論もし、いろんな実験もし、ワンコインにつきましても新幹線との絡みがあるにしろ、その基幹鉄道を使いながら、皆さん歩いて三日市のまちに買い物に来られる形なんかがそこにあるわけですね。結果として、まちはいろんな商業が潤っていく。そういうことの全国的にも珍しい協議会であろうかなというふうに思っているわけですね。

 その実例といたしましては、都市観光、何でもないまちが観光のまちになるということで、観光協会の中で中長期ビジョンをつくられまして、その場で生地のまち歩きが始まり、そして、その中で生地の魚の駅ができ上がって、実際に3億以上の売り上げをつくり出すまでになったわけですね。それは、商店をそこにつくれば、最初にそういう理念がなくて、例えば魚の駅をそこにつくればもうかったか、人が来たかというと、僕は失敗したと思っているんですね。それは、そういう都市観光とか、いろんなまちおこしの中から魚の駅が出てきたから、今も皆さんに愛していただいているというふうに理解をしているわけでありまして、ぜひとも商工会の皆さん方にも今からそういう点では理解していただいていなかったのかなというふうに思っているわけですが、ただ単なる商店への助成がすべて商店を守ることにならないということもぜひとも訴えていきたいというふうに思っているところであります。

 そして、この場所に、もしこれはどうしてもここに入らないよということであれば、6部会のほうのいずれかに、ただ、担当は商工観光課にしていただきたい、そういう思いでありますので、ぜひともよろしくお願いしたいということであります。21世紀の商店街は単に商店だけを持ってもそこにはだれも来ない。まちづくりそのものを仕立て上げてこそ、そこににぎわいが創出し、人々が集まり商業が成り立つということでありますので、そういう目標でまち協が動いているということをぜひともご理解をいただいてご検討願いたいというふうに思います。

 最後に申しわけありませんでした。私ごとを申し上げました。

 

委員

 ちょっと応援演説もしておきたいと思うんですね。全く今、◎◎部会長はまち協の会長としての立場だからちょっと言いにくいのだがと前置きされましたけれども、非常に100%ポイントを突いていると私は信じておるわけですよ。というのは、まちづくり協議会というこの組織が商業団体でないからカットをしたというのには、いたく私は感情的にも反論したくなる、そういう考えなんです。決してそうじゃないんです。今、◎◎さんが言われたからもうそれ以上言いませんが、商業のためであるならばまちをつくらなければだめなんですよ。

 だから、今日もまちづくりという言葉を何回か使いましたが、商業の組織でないからここからカットしてよろしいという提案をされるような考え方ではもうだめです。それは時代おくれです。それは、過去30年、40年の商業振興ということで国やら県やら市がどれだけ支援をしてきて、成功の部分もあるかもしれないけれども、今日の中心市街地、商の衰退がある結果としてあるわけでありまして、やっぱりまちづくりを考えない商業団体、あるいは商業政策ではだめだと思います。

 まちづくりというのは、さっき私は言いましたが、工業もそう、観光もそう、防災だってまちづくりなんですよ。みんなまちづくりなんですよ。そういうことで、要らんことを、余分なことを言いましたが、◎◎さんは自分のことだから遠慮ぎみに言ったけれども、これは真髄を突いていることなんですよ。絶対に、まちづくり協議会という団体が商業の団体でないから、商業の団体でないことは間違いない。市民がボランティアでこの黒部をどうしていくかと。よくしていこうじゃないか、活力のあるものにしていこうじゃないかということのボランティア団体で、だからNPOなわけですよ。商業団体というのはNPOじゃないわけですよ。そのことをとくと考えて対応をこれからもしていただきたいと思いますね。

 

部会長

 ご支援ありがとうございました。

 それでは、事務局にマイクをお返しします。どうもありがとうございました。これで終わらせていただきます。

 

事務局

 それでは、大変時間が経過しておりますが、もうしばらくお願いいたします。

 協議事項につきましては、大変熱心にご議論いただきましてほんとうにありがとうございました。基本構想でも1カ所、その他個別事業等でも修正が幾つかございます。これからさらに検討すべきこともあったわけでありますけれども、いずれにしても事務局のほうで整理をさせていただきたいというふうに思います。

 その他として2点お願いしたいと思います。

 まず、1点目が次回の会議予定でございます。次回の会議は審議会の全体会を予定いたしております。各部会ではございません。期日等は8月28日火曜日になります。午後1時30分から黒部市民会館で予定をしております。日程調整の上、ご出席くださるようよろしくお願いいたします。

 今度の全体会で何をするかということを若干申し上げておきたいと思いますが、まず1つは基本構想、本日の部会で部会としての議論は終了させていただきたいということを申し上げておったわけですけれども、今度の全体会で基本構想の最終答申案について審議会の全体会でまとめていただきたいという予定にしております。その後、長井会長より市に対しまして最終答申をいただき、基本構想については9月の市議会定例会に上程をし、議決を受けたいと、この予定にいたしております。

 一方、前期基本計画につきましては、前回、今回とSTEP2、STEP3、基礎資料について議論をいただきました。今度の全体会では、基礎資料をもとにした最終的に本形になります全体の素案、そういったものを提示させていただきたいというふうに思います。前期基本計画については、さらに部会、委員会、あるいは全体会1回を経まして、11月中には固めていただいた上で12月の市議会に説明をする、こんな予定にいたしております。会議の関係については以上でございます。

 もう一点、いつものとおり意見・提言書を同封させていただいております。また何なりとご意見等がありましたら事務局へ提示いただきたいわけですけれども、特に本日議論したことについての意見等については、大変恐縮ですけれども、8月10日までというふうに日を切らせていただいております。そういうことでどうかよろしくお願いしたいと思います。

 その他は以上でございます。

 

事務局

 どうもご苦労さまでした。

 これをもちまして、黒部市総合振興計画審議会第4回第3部会を閉会とさせていただきます。

 どうもありがとうございました。

 

―― 了 ――