黒部市総合振興計画審議会 第4回 第2部会(産業経済)会議録
平成19年7月30日(月)9:30〜
黒部庁舎301会議室
事務局
どうもご苦労さまです。定刻となりましたので、ただいまから、黒部市総合振興計画審議会第4回第2部会を開会させていただきます。
それでは、初めに、◇○部会長よりごあいさつをお願い申し上げます。
部会長
どなたの委員も、どうもご苦労さまでございます。
今日、審議も大分いたしまして、前期基本計画の基礎となる資料も提示を受けております。そして、事業メニューに基づく具体的な個別事業、あるいはその期間、そして、役割分担と申しますか、共同体制、あるいは成果指標などについても大きなポイントになるかと思われます。いろいろと厳しい面、あるいはいろんな縛られる部分等もあると思うんですが、全体の計画の中でしっかりと議論していければと思います。
今日の協議事項といたしましては、基本構想の継続審議事項でありました重点プロジェクト、それについて確認していただきたいということと、施策検討用のシートSTEP2及び3につきまして、今日は、前回協議していただきましたことに引き続いて、再協議していただく予定でおります。特にSTEP2、STEP3につきましては、前回の審議以降、各部内で再検討されまして大分修正されております。特にその辺を中心に議論願えれば幸いかと思います。今日もどうかひとつよろしくお願いします。
事務局
どうもありがとうございます。
それでは、早速議事に入りたいというふうに思います。
審議会条例の定めによりまして、本日の会議の運営を部会長にお願いしたいというふうに思います。今後の進行を◇○部会長、よろしくお願いいたします。
部会長
それでは、早速ですが、お手元の次第に基づきまして報告事項から入っていきたいと思います。
事務局、どうかよろしくお願いします。
事務局
それでは、資料1をごらんください。
・・・説明省略・・・
報告事項の前回審議会以降の経過については以上です。
部会長
今の件につきましては、何かご質問があれば伺いたいんですが。
もしないようでしたら、次に進めさせていただきたいと思います。
次第のほうの協議事項1番、基本構想継続審議事項、重点プロジェクトについて、事務局、説明をお願いします。
事務局
それでは、私のほうから、恐縮ですが、座って説明をさせていただきます。
・・・説明省略・・・
以上であります。
部会長
どうもありがとうございました。
それでは、委員の皆さん、今の基本構想の重点プロジェクトについて、この前からいろいろ議論していただいた中で、結果としてこの表現はよくないんじゃないかとかそういうことがあれば、今日で決めたいと思いますので、いかがでしょうか。
どうぞ、◇○委員。
委員
今の下の個別事業メニューについて、今まで、ぱっと出てきて、この重点項目についてはあまり具体的なものがよくわからなくてイメージしていた部分ですから、今日初めてそう言われて、ああ、そうだなと思ったんですよ。ほんとうにまことにありがたいプログラムだと思います。
それで、事業メニューの中に、ちょっとバックしますけれども、土づくりなど品質向上対策の推進というのがあるんですよ。これは、当初、単に土づくりの推進という項目で掲載されていて、そのときに安心で安全な農産物づくりと持続可能な循環型社会づくりの視点で、もう少し具体的な視点でということで、土づくりなど品質向上対策の推進ということで修正いただいてきておることがあります、ご記憶があるかと思うんですけれども。
それで、事業メニューの中で、前回、有機農業推進法が施行されたことだとか、黒部らしい名水の里、推進法を活用した黒部らしい農産物について、個別事業に何か加えてほしいということを言ったのであります。そうしましたら、このたび、有機農業の普及拡大ということで、まことにいい言葉をいただいておるわけです。ですから、こういうことは、もしここの重点項目の中で反映されるということであればまことにありがたいということですね。
それにもう一つ、この有機農業普及拡大という言葉、書きあらわし方ですけど、もう一つ細かく、もっと具体的にと言いましたら、有機農産物づくりの推進事業というようなことにしてもらったらもっとわかりやすいかなと私個人では思っておるのでございますけど、有機農業の普及拡大ということにも、個人的には有機農産物づくり推進事業としていただければいいと思うんですね。
これは、いろんなところにかかわってくるのですよね。バイオマスのこととかごみの減量化のこととかということに、要するに、生ごみとか有機廃棄物を堆肥にしたり、メタンを発酵させて農地に循環する社会ということであれば、先ほどのバイオマスのこととかいろいろなことにかかわってくるんですね。そういうことを考えると、この重点科目の中に何かこういったことについて、ここでは安心・安全な米づくりの基盤の促進とか産地ブランド化の推進とかという言葉が入っておるわけですけれども、もっと適切な言葉で有機農産物づくりのことについて、黒部らしいものに含まれた内容があればいいかなと思っているんですけれどもね。
以上です。
部会長
◇○委員さんから今提示があったんですが、確認します。これは別項目でということですか、この重点プロジェクトの。
委員
この中にですね。今のはちょっとまとめて言ったんですけれども、こちらにかかわることとこちらにかかわること、事業メニューの形で……。
委員
そのほうが適切かなと思います。
ただ、基本構想だから、非常に漠然とした中で推進、促進という話だから、これは実施計画になってくるといろんな細かい分野に入るだろうと。表現的には米づくりというよりも、そのほうが適切かなといったような気分なんですけど、どうですかね。
部会長
済みません、事務局の担当課はいかがでしょうか。
事務局
今ほどの有機農業の普及拡大という表現についてのご質問だったと思います。
ご指摘のように、昨年12月、有機農業推進法というものを公布、また施行されてきたわけでございますけれども、この有機農業の普及拡大というのは、もちろん農産物の生産というもろもろの意味も含んでおります。そして、また、米以外のものも含んでいるということでございまして、そういう1つの大きな見方で農業の普及拡大という表現にさせていただいておりますし、また、この表現につきましては、委員さんがご指摘のように大変悩むところでございまして、県の農業振興計画の中でも、表現的にはこの有機農業の普及拡大という表現をしておるわけでございまして、その辺も、こういう表現がふさわしいのかなということでさせていただいたということでございます。
部会長
それでは、ほかの委員さん、この重点プロジェクトの3行目の安全・安心な米づくりというところについて、農産物というご意見でどうですか。
◇◇さん。
委員
今は黒部としては米が主力だろうと思いますので、これでいいんじゃないですか。
部会長
米のままでということですか。
委員
それこそ市場に出すような、野菜にしろ、リンゴにしろ、ほとんどありませんので、農産物としては米がほとんど主力でございます。90%以上だと思います。
部会長
◇●委員さん。
委員
安全・安心な米づくり、すぐ基盤制度というのは、ここの何か1字、米づくり等か何かを入れないと、何かつながりがないような気がするんですけど。
部会長
ここは米だけにしておいて、今の……。
委員
これでいいと思いますけれども、その文句を。安心な米づくり等か何か入れないと、基盤整備と安全・安心と続いていかんのじゃないかなと。
部会長
それは、この言葉の問題もそうですが、「等」ということで有機農産物も含むという意味合いですかね。
◇○さん、あれですか、その辺。
委員
あんまり好きじゃない。米が主力には主力なんでしょうけれども、だけれども、米だけではないと思うんですよね。いろんなものを有機栽培していけば農産物ができて、それを今度は地域特産としての加工が始まるわけですから、米だと加工といったって、そんなにないんですけど、例えば地域ブランドということになると、地域の特産物を例えば家庭のお母さんたちが一生懸命味つけして、これはいいものができたということから発展して、いろいろ情報交換しながら地域の特産物ができるわけでしょう。米だったらそういった特産物の発展というのはそんなに大きくはないと思うんですよね。だから、やはり広い意味での農産物から果実までを含めての意味で私はそういうことを言っておるわけです。
だから、今、米が主力だからということじゃなくて、これからのことを考えたら、そういったふうに変えていかなきゃならないというのが私のイメージで、以前から言っていることは土づくりなんですよね。だから、そういうことですね。米・何とかというのじゃなくて、特産物、農産物ということで何か適したものがあればいいなという気がします。それが産地ブランド化にもつながるわけですね。
委員
産地ブランド化と言われましても、つくる人がおらんがね、はっきり言いますと。名水の里、黒部米とか、それをいかにPRするかが大事だと思っておりますので、もし入れられるならその後に、その他野菜、果実と入れていただければ結構だろうと思います。
部会長
特に重点プロジェクトということなもんやから、とにかく事業メニューの中では重点の中には入っていないんですよね、後で追加はされたんですが。事業メニューの中でもいわゆる重点事業にはなっておらんし、この重点プロジェクトの表現としては、今言われたような「等」という言葉を入れさせていただくということでいかがですかね、◇○委員さん。
委員
いや、あんまり好きじゃないですけど。
ただ、何か1つやらなきゃいけないわけですよね。こんなものだれもやっていないから、こんなの入れたって無駄だとかいう議論なら議論にならないので、何かから始めていかなきゃならないということなんですよね。
委員
米づくりにこだわらんなんなら、農産物のところは。
委員
何か広がり過ぎている。
委員
ほかはあと、農業と漁業と書いて工業のことを何も書いていないもんだから。そうかといって一番大事なものは、要するに水を利用した企業を誘致していくとか、そういう調査を徹底して進めて、この地域に有効に生かしてしていくということをきちんとうたっておかにゃならないが、大半のは工業関係から言っておるんですよ。ここは全然けたを外れたようなことばっかり言っておるような気がしてならんのだけれどもね。
部会長
◇◇さん、重点プロジェクトの中で企業誘致というのはちゃんと入っておりますので。
委員
ここの中にきちんと、要するに水に関するあれを徹底的に追求するとか云々といって、恵まれた黒部のあれを、要するに英知を集めて追求するとか云々というものが、それがほんとうの夢ある実現のあれじゃないかな。
部会長
事務局、少し助け船をお願いします。
委員
もうちょっと全体を見て、要するに子供たちを育てていくことやら、きちんとした図書館を建てるとか、産業面に役立つような図書館を建てるとか、要するに子供、担い手を育てる、また工業に取り組んでおる人が勉強できるような場所をつくるとか、それはほかの部会になるものだから、載っておることは載っておるわね。それでも、そこら辺のことを強調してある程度明記しておくべきですよ。
だから、ここの恵まれた自然で、いかに工業化が進められるか、自然化されるか云々ということを、きちんと黒部に住んでおる以上、もう担い手もいないのに云々といったって、だれがやってくれるの。漁業だって、みんな船が遊んでおる。ちょっと厳しい意見かもしれんけど。
事務局
部会長さん、よろしいでしょうか。少し事務局で考え方を申し上げたいと思います。
この基本構想については、中間報告の時点で、それこそ審議会として一定の取りまとめをいただいたわけでございまして、根本的なことにさかのぼって議論いただきたいということではございません。
今議論になっておるところを少し整理して申し上げますと、この重点プロジェクトは継続審議というふうに申し上げておりますので、その中でも特にこの重点と位置づけた事業メニューが果たしてこのとおりでいいのか、あるいは一部修正するところがあればご意見を聞かせていただきたいということを本日お願いしておるわけであります。
先ほどから意見が出ておるわけでありますけれども、安全・安心な米づくり基盤整備の促進というこの部分は何を指しておるのかと言いますと、後ほどSTEP2の資料に出てまいりますけれども、公害防除特別土地改良事業、個別事業で申し上げますと、この事業のことを指しておるわけであります。前々からの議論の中で、公害防除特別土地改良事業という、いわゆる公害という生々しい字句を表に出すよりも、安全・安心な米づくり基盤の推進という名称にしようと、審議会委員のご意見を踏まえてそういうふうに修正をしたという経緯がございます。
◇○委員さんのお話しになっておられますことについては、先ほども申されたとおり、土づくりなど品質向上対策の推進という事業メニューの中でのお話を今議論しておられるわけであります。現状からいいますと、土づくりなど品質向上対策の推進という事業メニューについては、実は重点事業メニューとして位置づけがなっていないというところであります。
もう一つ上の枠へ行きますと、農業生産体制支援事業という施策中分類がありまして、そこに今ほどの土づくりなどというこの部分が入っておるわけですけれども、施策中分類、農業生産体制支援事業の中で何が重点となっておるかといいますと、担い手育成の推進という事業メニュー、それから、農業施設、機械整備の促進という事業メニュー、これが現在位置づけられておるわけであります。
計画全体のバランスからいいますと、これも、あれも、どれも、全部重点事業というわけにはなかなかいきにくいという面もありまして、3つの事業メニューのうち2つ重点になっておるわけですから、数的にはあまり重点というものを増やすのもいかがかなというふうに思っております。
いわゆる有機農業に関する部分を重点事業として位置づけるということを◇○委員さんは主張されておられるのか、あるいは36ページの部分で、産業の振興のところに文章で表現してある部分がありますが、この文章表現の中に、例えば、有機農業云々というような文言整理をするという方法もないではないわけでありまして、そういうことを検討すべきということであれば、検討も可能ということであります。ちょっとその辺、もう一度整理をしていただきながら、ご意見を聞かせていただければというふうに思います。
委員
ただ、今まで個別事業抜きでこれをやってきたものだから、フィードバックする機会が今出たなということで申し上げておるわけですね、ある程度。確かに公害防除を優先するために、この安心・安全な米づくりという議論の流れがありました。それとこれが一緒に出されたことは間違いないです。
だけど、それだけじゃなくて、この中にこういったものも含まれて、もう少し骨太の中身にしておく、包括したような、ここに打ったほうがいいのか、それとも文章の中でやるかということは、これはまた1つの考え方だと思うんですけれどもね。
委員
◇○さんの言っておることは、私はわからないわけでもないんですよ。構想の中の事業プランというのはあるがですよね。それとマッチしているけど、構想というのは総体的なものを包んでいる話ですよね。その中に「等」とか野菜も含めたほうがいいじゃないかと、こういうふうに単純なことなんですよ。だから、こういう裏づけの事業だから、こういうふうに米づくりとなっておるんじゃなしに、構想の中ではもう少しそういったふうに包括した表現があってもいいじゃないかなということだろうと私は思う。
委員
そういうことですよ。この根本的なことはその公害防除のことだったり。だけれども、こういったところにはもっと包括的な言葉で載せていただければ後が動きやすいんじゃないかなということなんです。
委員
構想というのは絞ったものじゃないでのう。漠然と進んだ部分だから入ってもいいわね。
事務局
そういうことであれば、先ほど申し上げましたように、この箱枠の中じゃなくて、その上の文章表現の部分に、少しそんなような意味合いもつけ加えるという整理をもう一度検討させていただけるかなというふうに思うわけですけれども。
だから、「等」と入れても、それでそういうことになるだろうし。
事務局
そういうことでよろしければそういたしますし。
委員
むしろ、僕だったら、安心・安全な米や農産物づくりというような書き方のほうが一番わかりやすい気もしますけれどもね。
委員
そういうことで進めましょう。
部会長
ちょっとまとめてみますと、今の基本構想としての重点プロジェクトなものですから、今、赤字で書いてあります3行目の、安全・安心な米や農産物づくりというふうに変更するということでいかがですかね、できれば今回で最終ということになっておりますので。
事務局、どうですかね、今の。
事務局
今の安全・安心な米づくり基盤整備の促進ということでございます。ご承知のように、カドミに関する影響というのは米に影響があって、原則野菜には影響ないと言われている中で、米づくりという表現になってきたと思うんですけれども、今ほどご指摘のように、1つの米を含んだ他のものということでございまして、「等の」という、「など」という文字を入れさせていただいて委員様のご了解を得られれば、そのようにさせていただきたいと思いますけれども。
あるいは、もう少し市民にわかりやすい表現ということで、米や農産物という表現。あくまでもこれは市民の皆様にわかりやすい表現ということでございますので。
部会長
よろしいでしょうか。
じゃ、そういうことでお願いします。
あと、ほかのやつで、この重点プロジェクトに関しましては何かご意見があれば。
もしないようでしたら、次の協議事項に入らせていただきたいんですが、よろしいでしょうか。
それでは、協議事項2の施策検討用のシート、STEP2及びSTEP3の精査ということで、事務局、お願いいたします。
事務局
それでは、STEP2とSTEP3、2種類あるわけでありますけれども、少し区切らせていただきまして、STEP2のほうからご説明を申し上げます。
・・・説明省略・・・
部会長
どうもありがとうございました。
いろいろ追加、修正等について、前回議論したもの、あるいは庁内で議論されたものが修正かかって、今説明を聞いたところですが、いかがなものでしょうか。いいですか。
委員
先ほど、私、ちょっと言いましたから、有機農業の普及拡大というところを有機農産物づくりの推進事業というふうな形にしていただければありがたいかなということを言いましたけれども、それはどうですかね。
事務局
有機農業の普及拡大につきましては、先ほども申し上げさせていただいたところでございますけれども、もちろん農産物の生産ということも含んでいるわけでございますけれども、もう少し大きな単位で有機農業の普及拡大というふうにさせていただいておりますし、また、これにつきましては、また県の農業振興計画のほうの表記等も参考にさせていただいて表現しておるわけでございます。
委員
よくわからないですけれども、ここの言葉で、みんな個別事業という言葉で、事業、事業というふうに結んできて、ここだけ有機農業の普及拡大とぷつんと切れておるわけですよね。拡大事業とかというふうにならないんですか。
委員
ちゃんと予算別なら別に教えてあげにゃ。県の予算、国の予算に合わせて動いているわけで、ここだけとかでできるわけないじゃない。
事務局
普及拡大まで取り込んだわけでございますけれども、普及拡大事業という事業までということであれば、ちょっと特定する事業というふうに限定できなかったものですから、事業という表現を入れていなかったわけでございまして。
部会長
どうですか、◇○さん。
委員
個別事業で小さな項目になってくるんですから、わかりやすく、例えば有機農産物とか、そういうようなふうにしたほうがいいと思うんだけど。有機農業といったらものすごい大きなイメージになっちゃうという感じですよね。個別メニューの中でそんな大きなことでいいのかどうかということなんですけどね。
部会長
それは、個別事業としてはもうちょっと絞った表現にという意味合いですか。
委員
ええ。
部会長
今の事務局からも話がありましたが、将来的、今後の方向性として、◇○委員さんからの以前から意見があったように盛り込まれたんですが、どうも今の説明では、例えば実施に向けた具体的なメニューがないという意味合いでこうなったのかなと思うんですが。
事務局、ここは事業というふうに言葉を追加していいんですかね。
事務局
それは構わないと思います、入れていただいて。
部会長
◇○さん、ここは事業というふうに追加しておいて、今後も要望はしていかれるといいと思うんですがね。
委員
特にこだわりませんけど、有機農業ということがね。
事務局
部会長さん、申しわけありません、専門委員さんのご意見を聞かせていただければ大変ありがたいんですが。
部会長
わかりました。
○○専門委員さん。
委員
これまでの経緯がちょっとよくわからないのであれなんですけど、私、その前に気になったのは、さっきの安全・安心な米づくりの話の中で、その安全・安心なものをつくるということとここの基盤整備を促進するというこちらの事務局の意図と2つ1組の議論になってしまっているように聞こえたので、もしこの事業をまさに公害防除に特定して、その名前をもろにカドミというふうに出したくない、出せないからこういう名前にしたんだということであれば、ここはあんまり幅広に安全・安心の物づくりと一緒くたにしないで、ここはさっぱりとにかく公害防除の事業をやるんだと、そういうふうに割り切ってここは整理されたほうがいいんじゃないかなというふうに思って聞いていたんですね。
有機農業と安全・安心な物づくり、この辺で議論されるとすれば、また別のところで議論されたほうがいいんじゃないかなと。ここはこれで割り切って、公害防除の事業を5年間なら5年間にわたって推進するんだという意図だけに限定して、ここはこのまんまというか、そういう意図で、なおかつこの名前のつけ方がおかしいということであれば議論されればいいんだけど、そういう意図と、ほんとうならもう少し、いわゆる安全・安心な物づくりとは分けて考えられたほうがいいんじゃないかなと聞いておって思ったので、後からまた機会を得ようと思っておったのですけど、これはこれでやられたほうがいいんじゃないかと。
それから、有機農業のほうは、ちょっと先ほど意見がありますように、我々は具体的に例えばエコファーマーの数を増やそうとかいうところで、うちの立場は立場でその辺は一生懸命やっているわけですけれども、この辺についてはおっしゃるとおり、世の中の流れというか消費者のニーズというのは、安全・安心な物づくり、つくる側もその辺を十分意識してこれから生産をしていかないと、そういうものは消費者から受け入れられないという流れであることは間違いないので、それをどの程度のところまで高めてやっていくかというところの議論は当然あると思います。
あんまり具体的な目標がない中でこういう議論をするよりも、例えば土づくりのところでは、有機物をどれだけ入れようとか、それができなければ地力増進作物をどんどん作付けてすき込んでいこうとか、遠回りのように見えても、実はそのほうが土づくりについては非常に効果的で早いというような議論もあるし、聞いただけでは非常に幅があり過ぎてちょっとコメントしづらいんですけど、ただ、やはり具体的にこういう物をつくっていく場合にそういう視点は欠かせないということだけは間違いないので、どの程度の目標を掲げて、どういうやり方をしていくかという方法論は当然出てくるかと思っております。それは、米に限らず、先ほどおっしゃったように、黒部市内で生産されるものすべて、畜産物も含めてですけど、そういう観点でこれからの物づくりを進めていくということは絶対に欠かせない視点だというふうに思っています。
それ以外ははっきりわからないので、ちょっと申し上げようがないんですけど。
以上でございます。
部会長
○○専門委員さん、ありがとうございました。
◇○さん、どうですかね、理解して。
委員
例えば、この公害防除のやつはきちんと書いたほうがいいと思うんですね、それはそれで項目であればいいかなと思うんです。せっかく公害を早くなくしたいんだから。
委員
前のときに協議に出たんですよ。そうしたら、イメージが悪いということで取ったんですよ。
委員
それは、だから、重点項目の大きなところで。
委員
イメージが悪くなるというので、取ってしまったはずですよ。
部会長
それでは、ほかの委員の皆さん、いかがでしょうか。
委員
もう一つ、ちょっと具体的に名前は挙げませんけど、今の絡みでいくと、例えば、市全域で農薬の回数を減らそうとか、成分を減らそうとかというものも実際に取り組みが始まっておりますので、黒部も将来そういう方向も当然検討されていくだろうというふうに思っております。
部会長
どうもありがとうございました。
その他、ほかの事業メニュー、あるいは個別事業の追加された部分のところ等について、何かご意見があれば。
◇○専門委員さん、お願いします。
委員
先ほどの有機農業の普及拡大のところ、◇○委員からちょっとなじみが悪いんじゃないかというふうなことですね。有機農業を普及したり地域を拡大したりする事業はたくさん持っていると思うんですね。県の補助事業もあったり、それから普及センターもやっておられたり、それから多分市も独自に持っておられるんですが、その事業を推進していこうと、ずっと推進していくといったら普及拡大の事業に入れてもいいんでしょうし、それから、次のページですけれども、林業のほうには、一番下ですけど、住宅用材の地元産材利用に対する支援というふうにして書いてあります。こっちのほうは、多分市のほうはみずから行うんじゃなくて、そういう活動に対して支援していこうというふうな方向で、これは、ひょっとしたら今の有機農業を拡大するのは市がみずから行っていくのか、農家の方が行われるのを応援していこうとするのかによって、そのどちらかをしっかり書いたほうがほかとのなじみがいいのかなと、整理上だけの問題なんですけれども、そんな気がするので、何か普及拡大の支援とか普及拡大事業というのを書いて、そういう名前の事業はないのかもしれませんけれども、こういうたくさんの事業を推進していくということで、「事業」と書くというのも、そうしたほうがなじみがいいのかなというふうに思います。
部会長
後ほどまたSTEP3のほうでは、事業主体とか共同体制の部分がまた出てきますので、ここは「事業」というふうに言葉を追加させていただいてよろしいんでしょうかね。よろしいでしょうか。
委員の皆さん、よろしいようであれば、ここは事業ということで。支援とか事業とかといろいろあって非常にわかりづらい部分もあるんですが、あまりにも大ざっぱ過ぎるということだったものですから、これは事業ということにさせていただきたいと思います。
そのほかのところではどうでしょうかね。
もしないようでしたら、この後、STEP3のほうに移らせていただいて、先ほど言いましたように、目標値等についても随分いろんな意見があるかと思うので、次に移らせていただきたいと思うんですが、よろしいでしょうか。
それでは、事務局、STEP3について説明をお願いします。
事務局
それでは、STEP3、当第2部会、6ページからになります。ごらんいただきたいと思います。
・・・説明省略・・・
以上です。
部会長
どうもありがとうございました。
本日で、次回の8月28日に向けての取りまとめということになるものですから、ぜひご意見があればお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
委員
今の指標とか目標値に関しては、庁内の方なども結構検討された数字だと思います。
ただ、5年、10年後の数字でございますので、これは5年後の際には、当然修正なり見直し等も出てくるかなと。じゃ、これが1万人がいいのか、1万5,000人がいいのかということではなくして、これらがよほどかけ離れていなければ、これはあんまり論議しておったって意味がないんじゃないかなというような気もしますので、これは長期的な計画でありますので、途中、見直すという条件があれば進めてもらっていくべきかなというふうに個人的な意見としては思います。
部会長
今、◇○義信委員さんから、前回も議論したとおり、いわばアバウト、もちろんそれなりの統計資料に基づいて、あるいは政策に基づいて立てた目標値ではあるんですが、当然ながらそういう一面というのは持っております。皆さん、その辺どうですか。特別飛び出ているんじゃないかとかという数字があれば、ちょっとチェックはしてほしいんですけれども。あるいは、それぞれ従事しておられる関係のところの数字を中心に、これは異常数値だよという数字があればぜひお願いしたいと思います。
そうしたら、特段の意見がないようでしたら、第2部会としまして、今の説明を受けたところのものについてまとめたということでよろしいでしょうか。
それでは、この数字をもって8月28日の全体会へと進めさせていただきたいと思います。
それでは、その他に移りたいと思うんですが、全体についての意見、皆さんありましたら、よろしいでしょうか。
それでは、その他について、事務局、お願いします。
事務局
それでは、先ほどからお話が出ておりますように、また、事前に資料を送らせていただいた際にも、次回の会議の開催についてご連絡を申し上げておったところでございます。次回、審議会の全体会になりますけれども、8月28日火曜日になります。午後1時30分から黒部市民会館で予定をさせていただいております。委員の皆様の日程をご調整の上、出席をお願いしたいというふうに思います。
その際の審議会全体会では、まず、基本構想の部分、基本構想について、一通り本日の部会で議論終了というふうに先ほど申し上げましたが、最終答申案を全体会で取りまとめていただきたいというふうに思っております。最終答申、会長から市長へ答申をいただき、その上で市議会の9月定例会に上程、議決を受けたいという考えでおります。
また、前期基本計画につきましては、これまでSTEP2、STEP3ということで非常に細かい部分、議論をいただいてきてまいりました。この細かい部分の資料については一応取りまとめをいただいたということになるわけでありまして、今度は実際に印刷物になる最終仕上げの中身について、全体の素案を提示させていただきたいというふうに考えております。そういうことで、次回の審議会全体会はご協議をお願いしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
その他、以上でございます。
部会長
どうもありがとうございました。
一応これで議事はすべて終了ということなんですが、何かございましたら、委員さん。
特にないようですので、座長の役をおりさせていただきます。議事の進行、どうもありがとうございました。
事務局
どうもありがとうございました。
これをもちまして、第4回第2部会を閉会というふうにさせていただきます。
どうもありがとうございました。
―― 了 ――