スドウェスト・フリースラン市のご紹介
姉妹都市提携
◎提携日(スネーク市)
1970年(昭和45年)9月10日
スネーク市からラスタホフ市長が来市し調印式が行われました。(当時の黒部市長は、寺田初夫氏)
黒部市に拠点を置く国際企業YKK鰍フ現地工場がスネーク市に進出したことを縁に、以後、市民相互の友好と親善、教育、産業などの交流促進が続けられ、2010年に姉妹都市提携40周年を迎えました。
スドウェスト・フリースラン市について
◎市の設置
2011年1月1日姉妹都市スネーク市は隣市4市と合併し、新たにスドウェスト・フリースラン市として誕生しました。
スネーク市が都市圏を取得したのは、1456年で500年以上の歴史があります。(黒部市市政施行:昭和29年4月1日)
◎市旗 |
◎地勢
オランダ王国北部のフリースラント州南西部に位置し、総面積は813kuでオランダ最大の都市です。69の地区から成り立ち、旧スネーク市がその最大を占めます。
オランダは水の王国とも言われ、市内でもヨットを楽しむ人々が集まる水辺観光中心のまちです。街中のいたるところに運河が行き交い、その中にたたずむ水門や風車は街の象徴となっています。
◎人口
人口約82,000人
◎気候
海洋性気候のため比較的温暖。夏は涼しく、冬の積雪は少ないですが、寒さはやや厳しいです。
黒部スネーク会
姉妹都市提携以来30年以上が経過し、両市民の交流は様々な形で重ねられ、確実に進展しています。その証として、1997年(平成9年)には、スネーク市では、「黒部委員会」が発足。 さらに黒部市では、平成11年6月15日には、過去にスネーク市への訪問経験者がある市民を中心に「黒部スネーク会」が発足し、市民レベルでの交流が始まっています。 |
2000年スネーク訪問市民ツアー (スネーク市長ご夫妻を囲んで) |
スネーク広場
2000年8月20日、姉妹都市提携30周年を記念し、黒部市総合公園内にあるオランダ風車周辺を「スネーク広場」と命名しました。 広場の入り口には、スネークを紹介するパネルを設置し、シーボルト・ハートカンプ スネーク市長ご夫妻により除幕式が行われました。 |
スネーク市長ご夫妻による 除幕式 |
モザイクタイル
モザイクタイルは、茶わんやお皿、タイルなどの破片を利用し、セメントなどで貼り付けられた絵です。 これらのモザイクタイルは、スネーク市民からプレゼントされたもので、特別養護老人ホーム「越之湖」やYKK(株)黒部寮などに設置されています。 また、コラーレのエントランスホールにも展示されています。 |
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風車 | 灯台 |
黒部とのゆかり
◎水との戦い・共存
オランダは国土のほとんどが海面より低く、海水の進入を防ぐための戦いが続けられてきました。
一方で、風車や水の取水や供給、運河を利用した輸送など、水との共存に努めており、黒部市における黒部川の洪水との戦い、豊かな水資源との共存など共通の歴史があるといえます。
◎ムルデル(オランダ人土木技師)の功績
明治12年、明治政府は治水に関して優れた土木技術をもつオランダから多くの技師を招聘しました。
明治16年には、富山県内のあばれ川を調査するためにオランダ人技師ムルデルが訪れ、黒部川の愛本新用水の調査を行いました。
ムルデルの提案と治水技術は、黒部川の河川管理に大きな影響を与え治水対策の進展に貢献しました。
オランダ豆知識
◎人口 1,653万人 (日本1億2,745万人) ◎面積 41,864ku (九州とほぼ同じ) |
◎首都 アムステルダム ◎通貨 ユーロ ◎産業 石油精製、化学、電気、食品加工 |
◎国土の4分の1が海面下
オランダは、国土の1/4が海面の高さより下にあり、一番高い丘陵で標高351mしかなく、全体的に平坦な国土となっています。
オランダの正式名称「ネーデルランド」は、「低い土地」という意味です。
◎日本との交流
今から約400年前、西暦1600年4月19日にオランダの帆船「デ・リーフデ号」が九州の臼杵湾に漂着したことから始まりました。
以来、オランダは日本の鎖国時代も含め、ヨーロッパの文化、医学、科学上の新知識を知る上で唯一のパイプ役となり、日本に近代文明をもたらしました。
◎オランダ語
身近なオランダ語 | 簡単なあいさつ |
私たちが普段使っている言葉の中には、オランダ語がたくさんあります。 ( )内はオランダ語表記 |
みなさんも日常生活で使ってみませんか? ( )内はオランダ語表記 |
コーヒー(koffie) 江戸初期にオランダ人により伝えられ、当時は長寿に効くのみ薬として宣伝されていました。 ブリキ(blik) オランダでは、ブリキ板のほか、食品を保存するための缶の意味です。 ビール(bier) 伝来時期は不明ですが、江戸中期(1724)の書物ではすでに「ビール」が登場し、「食べ物を消化し、元気が出る」と記されています。 チョコレート(chocolade) 18世紀末に長崎のオランダ人により伝えられ当時は飲み物とされていました。 ミルク(melk) 発音は「メルキ」。江戸時代は「メリキ」「メルク」と言われ、明治維新後に英語の「ミルク(milk)」に置き換えられました。 オルゴール(orgel) オランダでは、オルガンを意味し、オルゴールはミュージックドースといいます。ドースは「箱」、すなわち「音楽箱」という意味です。 セメント(cement) 文字通り土木工事に用いるセメントの意味ですが、オランダでは「強い絆」「結合力」の意味があります。 |
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